【独言】
キョウキノウアシタ


2008年03月05日(水) 身も世もないほど

あれは確かに恋だった。
身も世もないほどに。
あなたが何よりも大切で、それが私の微かな誇りであったほどに。
恋が恋でなくなったのは、人か、タイミングか、仕事か、生活か、時間か。
一体何が原因だったかな。

恋とは苦い。
想わなければ、出会わなければ、などとは微塵も思わないけれど。

苦い飴玉、暗闇の胸の内、一つ。
ころり。

口に放れるほど甘くなる日は来るのかな。
舌の上で溶けて身に染む日は来るのかな。


カナデ |MAIL

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