泡のように消えていく
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なんにも満足できないけれど いつでもお腹はいっぱいで もういらないと言えばいいのに 出されたものを拒めない
もういらないと思うのに なんにも満足できなくて 駄々をこねることもできない、 毎日かなしいだけのじぶん
何も変わらなかったね あたしがわがままを覚えて 少しあなたを困らせただけだったね
あたしがいろいろ覚えたように あなたもいろいろ覚えたようで 慣れたふうに手を引いたりするから まるで知らない人みたい、とおもったりした
もう言うことなんてないよ 好きという言葉は 一度言ってしまったら もう何度言ってもおなじだね
何考えてるのってずっと聞きたかった 一番近くにいると思ってたけど 全然何もわからないから
きれいごとなんかじゃないよ ぜんぶほんとだよ
まだ夢をみてる
あたしも、泣かない子供だった
あたしたちが見たけしきは 2人じゃなければ見れないけしきだったね ふしぎなことがたくさんあった たのしいことしか目に入らなかったね
今はもう、まわりには違うけしき だけどあたしたちはちゃんと 小さな輪の中で その日を待っている 別々の輪の中で 互いの輪が引き合う引力を 強く感じながら 時々、わざと逆走したりしながら
変わらないと思ってたものが変わってたんだ
出来ないと思ってたことが出来たんだ
言えないと思ってたことが言えたんだ
会いたいと思ってたのに会わなかったんだ
忘れたくないと思ってたのにとっくに忘れてたんだ
ぜんぶ、そんなもんなんだ
いつも偶然っぽく隣にきたのはあなたの方だったのに いつも一緒にいることを望んだのはあなたが先だったのに
かわりなんてみつからないとあたしが気付いたそのあとも ずっとつかまらないあなたは 遠くはなれすぎて いつかどこにも見えなくなった
それで今おもいだしたんだよ
あのときあなたは あたしをすきだといわなかった
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