泡のように消えていく
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早くしなきゃ あと9分で今日が終わるから その前に あなたに 17歳おめでとうって ずっと好きでしたって 言わなくちゃ 早くしなきゃ
ああ でも 手が震えてどうしようもない
早くしなきゃ
後悔しないように いろんなことに注意して 慎重に慎重に 生きてきたのに
たった今 後悔してるあたしは なんなの
せめて 好きって言えたらよかった あの日 最後に 好きって言えたらよかった
きっとすごく簡単なことなのに 前に踏み出せないでいるのは ここにあなたがいないから
無心でやればどうにかできると思っていたけど それにはやっぱり限界があって
あたしにはやっぱりあの人が必要で あの人は全部知らないフリをして
日常が憎くてたまらない あの人がいないのが切なくてたまらない
もしかしたらあたしたち、 最初は一つだったのかも知れないね
それで、今は別々の人間だけど 最後は一つになるのかも知れないね
君を見ていると悲しくなるのはどうして
あなたが優しすぎて困る どうしても 我が儘になってしまって困る あなたが素敵すぎて困る どうしても 照れてしまって困る あなたが愛しすぎて困る どうしても 思い出してしまって困る あなたが素敵すぎて困る あたしをいっぱいにしすぎて困る
幸せすぎて困る 幸せすぎて怖い
君はあたしのためにいるんじゃないなんてこと 最初から わかってたのにな
どうして今さら 突き放したりするの
絡み合って 二人 もう2度とほどけないならば どこまでも 二人 墜ちて逝っても安心なのにね
いっそ別れてしまえばいい このまま2度と出会わなければ 君の中であたしは これ以上嫌われずにすむのに
いっそキライになればいい このまま君をキライになれば あたしはもう君を 思い出して泣いたりしないのに
きっと無理だと思うけど 離れようと試みる きっと無理だと思うけど 忘れようと試みる きっと無理だと思うけど。
あなたに近付きたいと思うほど 自分が解らなくなっていく
今だってホラ 目の前が霞んで ここから離れることができない
消えてなくなったらどうなるの?
君の中からも あたしは消えてなくなるの?
思い出は今も 絶えず美化されているというのに
今になって気付いたって遅いということに 今さら気がついたあたしが これからどうしようとも 何もかも、もう間に合うはずはない 季節も君も もう逝ってしまったね
イチゴシロップみたいな あかいあかい赤 青空みたいな あおいあおい青 ひよこみたいな きいろいきいろい黄色 君ってそんな感じじゃない?
あたしの世界は暗すぎて 原色ばかりがよく目立つ
君ばっかりがやけに目につく
すきって言ったら君はどうする? ねぇ 野球なんか捨てて あたしだけ見てほしいよ
嘘
君ががんばってるのを知ってるよ
流されるのは楽だけど わざと逆らって見せるのは ただ 君に近付きたくて
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