* * * 
憐凪



 not doubted


アタシは 育った土地を捨て 今 此処に居る
夢を描き その全てが ジブンの手に入ると 信じて疑わなかった
小さな不安が無かった と言ったら 嘘に為る

それでも“TOKYO”という街で 夢を掴むと思っていた
浅はかな思惑だと 笑いたければ笑うがいい
今笑われても可笑しくない立場に居るのだから・・・

それでも アタシ達は「ジブンを中心に世界が回っている」と 信じていた
これっぽっちも 疑いなどしなかった

アタシが 輝いて要られたのは もう 遠い昔
それでも笑って過ごしていた 生きていた
疑いが 首を擡げても そんなの何処かに置き去りにしてきた

それが アタシの【当たり前】だったから
嫌なコトなんて遭っても 眠れば 忘れた

そんな錯覚を それでも信じて 笑って夢見てた

そう アタシ達は あの頃信じて 生きてきた
微塵の疑いも持たず 上だけ見て 走っていた


 夢を見失った今 アタシは何処を向いて歩めばいい?
 これからは どんな笑顔を作ればいい?


――それでもやっぱり [捨てられない夢]引き摺りながら
アタシは アタシで 生きているのだろう

I have lived anything without feeling the doubt laughingly...










2005年11月27日(日)



 ――― Existence ―――


変則的な眠り方しちゃったの
ソレは 分かっているの

いつもは止められない煙を 燻らせた後
「さぁっ!」 って 動き出すの


 何故なのかな
 今朝は ソレも 出来ない・・・

 やけに顔が 熱い お熱なのかな
 起きたての体温は 平熱を 指し示す・・・


目のFocusが 合わないの
壁に 身体を靠れかかせて やっとこさ支えているトコ
焦点を失った目が 何かを 捉えた



確か その辺りを ふわふわと飛んでいた シャボンの泡
一つだけ この手に そっと 乗せてみたの

でも アタシの手に触れた途端に 消滅してしまったの



そう 確かに この手に 掴んだ雪
握り締めた その手を 開いてみても

其処には 何も 存在していないの



若しかして 今存在しているこのアタシも 雪か泡なのかな

Do I exist? Do I exist here? Do really?










2005年11月21日(月)



 No obedient


アタシの瞳に映る 2人の将来
きっと一通りアソビ終わったら オレ達 一緒になるんだろうなぁ

でも 現実は違ってた

アタシは 別の男性(ヒト)と 一緒になっちゃった
それでも アタシを想ってくれていたのね

嬉しいけど…
もう どうにもならない現実

泡沫は その字の如く 泡と成り
2人 別々の道を 歩んでいる

chanceは 幾つか有った
唯 アタシが素直になれなかっただけ

天邪鬼だから、ね。。。








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2005年11月14日(月)



 Evening glow


夕陽が沈んでしまった 虹色に染まる西の空
こんな綺麗なViewを見つめている ボクの瞳

キミの瞳に抱きしめたトキ
ボクのfaceが瞳いっぱいに 映っていたね

未だ水色した空に半月が見える
半月に映し出された模様は 兎なのかなんなのか判別が附かない

2人で繋ぐ“絆”というnameの手
今日という日が こうして夕焼けが 2人を
包んでいく・・・・・







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2005年11月11日(金)



 Conversation with Sky


今日もまた恨めしげに天を仰ぐ
溜息っていう名のモノをつきながら

空は都会の汚れで真っ青じゃない
空に呟いた
「ねぇ、なんでそんな曇ったような色してるの?」
空が云う
「キミは何故そんな曇った顔をしているのかい?」

「・・・・・・・・・。」

「アナタは人間のせいでそんな風に曇ってしまっているのよね・・・。」
「そうかも知れないねぇ」
「人間を恨めしく思ったりしないの?」
「思わないねぇ」
「何故?」
「ボクのところからはいろんな素敵モノや景色が見えるんだ
 だから恨み言なんて云おうと思わないよ」
「ねぇ、何が見えるの?」
「鳥の囀りが聴こえたり 季節の草花が見えたり香ったり 海も見えるしね」
「海も見えるの?」

「そうよね 海とアナタは一体化しているかのように見えるもの、ね・・」
「ワタシね 海の遥か彼方に アナタが海と一緒になって 水平線っていう形を作って見せてくれる景色が 大好きなんだぁ〜」

「いつだってボクも此処に居るし 海もいつでもキミを歓迎してくれるよ」
「見に行ってご覧」

「もう 長いコト海見てないんだぁ・・・ 見たいなぁー・・」
「キミの表情が曇っているのは そのせいなのかな?」
「―――どうだろう?」
「周囲の人達に 無理して ジブンの身の丈よりも 高くみせてしまったせいかな?」
「キミはキミだよ 他の誰でもないキミ自身だよ 無理しないで 笑ってご覧」

「――笑い方? そんなモノもう忘れてしまったよ・・・・」

「海を見たトキの キミの顔になればいいんだよ」

「そっかぁー」
「うん そうだね そうしてみる 難しいけど・・・(苦笑)」
「秋の空って やっぱり高いねぇー」
「高いところからだけれども 見守っているからね」
「喩え雲で隠れていても いつも傍にいるコト忘れないでね」

「うん ありがとう」
「またアナタを見上げに来るね」
「(多分ニッコリと)うん いつでもおいで」
「またね」
「うん また」

小さく切り取られてしまったかのような空しか見えない家路に着く
どうして とてつもなく大きいモノに こうも心惹かれるのだろう。。。。








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2005年11月08日(火)
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