空いた隣部屋に次の住人さんが越してきた
こないだ休みの日に外から帰ってきたら、お隣はちょうど荷物を受け取っているところで
新しい住人さんとお話することができた
この日に荷物を運び入れたとのこと
いい感じのおねえさんで、年頃はあたしと近いのかな、といったあたり
おねえさんはノリがよくて、ここの建物は各部屋が違う広さと間取りなので
お互いに他の部屋はどんななのかもちろん興味があるし
この建物についてのおねえさんの調査結果を聞いたりして
今会ったばかりなのに妙に意気投合してしまったので
お互いに部屋の中を見学させてもらったのだった
あたしの部屋は台形で、曇りガラスの玄関から先がL字で部屋の奥までが見えないから
お隣の四角い部屋と違って広く感じるみたいだ
実際に面積はちょっと広いんだけど
お隣の部屋は玄関あけたらトイレ風呂以外全部見えるっていう1Rで
何なら玄関ドアが透明ガラスだから開けなくても全部見えてるんだけど
玄関以外に開く窓が1こしかないから風通しが良くなさそう、って心配してた
おねえさん的には、ペット可物件で探して適当な部屋がここしかなかったらしく
あたしと違って、どっちかというと仕方なくこの部屋にしたから
この変わった部屋のあちこちに不満しかないんですけどねー、っていう感じで
でもDIY的なことは好きだから棚とか作ろうと思って、とのこと
だったらすごくやりがいがある部屋じゃないですか
下水臭は生活始まったら消えるから大丈夫だし
すぐそこのお墓にしても、お彼岸の時はお花いっぱいになってたし
近くにクリーニング屋がないですけど
・・・とかとか、結構な時間ずっと話しているうちにすっかり日が暮れて
玄関外の共用部は空が広くて風がとても気持ちよくて
おねえさんが「ここだけリゾートみたいだ」と言ってた
暗くなったので室内照明の威力検証もできて、やっぱり案外明るいことがわかった
そんな感じでお隣のおねえさんは45歳だそうだ
来年50です半世紀です、って言ったら「え! すごくフレッシュですね!」という
初めて聞く表現で感想を述べられた
彼女も喫煙者 そういうとこも何だか親近感(あたしは最近はたばこ休んでいるんだけどね)
離婚は経験していて、パートナー欲しいですよねーなんていう話もしたのだった
なんかそういう、自然に話ができちゃう人
年も近いし、変な人じゃないと思うし、よかったなーと思う
そういえばどっちも名乗ってないけどまあいいか
ここの住人さんたちで、まだ見かけたことないのは1Fの片方の部屋の人
隣の下は男の人、うちの下は女の人、1F道路側は女の人、地下はたぶん男の人
見たことない人はたぶん男の人じゃないのかなと予想している
昨日ぐらいに何となく考えていたことがあったんだけど
すぐ書いておかなかったからやっぱり忘れた
でもたぶん『バンドのボーカルの人はあんまり好きにならないよな』
っていうことだったような気がする
過去に好きだったバンドの代表として米米CLUBがあり
そのボーカルはてっぺいちゃんで
てっぺいちゃんは好きとか嫌いではなく『苦手・怖い』と思っていた
米米はメンバーの誰が好きというよりも『米米CLUBが好き』だったなーと思う
バンドじゃなかったらどうなのかと考えると
及川みっちーは好きだけど、ツアーのバンドメンバー含めて全体で考えたら
みっちーよりも、例のようにりえさんばかり見ているわけだ
歌う人の声とか歌い方とか曲は好きなんだけど
その人ばっかりをずっと見ている「好き」とは違うんだろう
と、いうようなことを考えていたんだと思うの
だからなによ、っていう、またどうでもよさそうなことなんだけどさ
なんでそんなことを考えていたのかっていうと
上席見習い中の、松崎しげるみたいに日焼けしてる彼(たぶん50代なかばくらい)が
バンドをやっててボーカルらしくて
コロナ落ち着いたらライブ見に来てくださいよ、と言ってた、という話を
他の先輩が言ってたので
「あの人の声は好きじゃないけど歌ったらどうなんだろな」
「かっこいいおっさんバンドでウッドベースとか弾いちゃうのかな」
「なんかどうもあんまり好きになれないな、まだ」
とか考えていたからだと思う
見に来てくださいよ、とか、そういうこと言い出しちゃうあたりが苦手なんだと思う
昔の、嫌いだった同僚を彷彿とさせる感じなんだな、きっと
やだなー
てっぺいちゃんは還暦になっててわりとびっくりしてしまった
初めて見た時は25だか27だか、そのくらいだったのにな
でも自分もその時は14だったわけだから、そりゃ還暦にもなってるわい
すごいなぁ バンドで売れるってすごいことなんだなって
自分が25の時は姉お嬢が1歳くらいで絶賛子育て中だったけど
その年齢の時のてっぺいちゃんはステージで歌っていた
願い事が何でもひとつだけ叶うなら
あの頃の米米のライブに、親友ちゃんたちと4人でまた行きたい