酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年12月31日(土) |
2005酔陽亭のこの人を(小路幸也さん)読んで |
ここ数年いちばん「いい!」と思っている作家さんは小路幸也さんです。この方の持ち味は《人が人として忘れちゃいけないモノ》をしっかりと伝えてくださることにあると思います。温かくて優しくて切なくて。注目度ナンバー1の作家さんであります。必ずこれから大きく大きくブレイクされること間違いありません。だからまだ読んだことのない方は是非読んでいただきたいですね。心の芯から温かくなる感覚を味わって欲しいなぁ。こういう世の中だからこそ、こういう物語が必要なんだ!と私は思うのです。
| 2005年12月30日(金) |
2005酔陽亭のこれ読んどけ本 |
今年は本当にたくさんの本を読めました。おそらく今までの人生で一番たくさん読めた年なのではないかしら。面倒臭いので数えないですケレドモx さて今年の酔陽亭の《これ読んどけ》は、ふたつだけご紹介させていただこうと思います。 ひとつは現代の語り部・宮部みゆきさんの『孤宿の人』です。これは唸るほどに素晴らしい物語でした。また読み返したい本でもあります。日本人ならこれを読め、と言う気持ちです。 もひとつは金城一紀さんの《ゾンビーズ・シリーズ》の三冊を続けて是非v ひさびさにコノ手の物語に素晴らしいものが出て来たって小踊りして喜んだくらい大好きです。まだまだシリーズとして続きそうなので今後も期待ですv 正直なところ様々なベストものの本などを見るにつけ、人の好みや温度差に驚かされてしまった年でもありました。好きだと思った本を同じように好きだと感じる感性、それが近くないと話しにならないのかもしれませんね。だから酩酊本処を読んでくださって感性が近い方には「これ読んどけ」と言いたいです。狭い範囲だろうなぁ。 個人的には、闘いを挑むかのように栗本薫さんの『グイン・サーガ』シリーズに手を出しました。これもまた好き嫌いの世界なのでしょうが、私的にはドップリはまっています。長い休みだからこそ出来るチャレンジを楽しめた年だったと言えましょう。来るべき2006年の読書シーンも本当に楽しみですv 私の基本はやはり本を読むことだから。それをつくづく思い知った一年なのでありました。
| 2005年12月29日(木) |
『グイン・サーガ』35〜39+外伝9 |
ナリスと結婚をしたリンダは幸せに満たされていた。ナリスはリンダを学生街アムブラへ連れて行き、若き才能あふるる仲間たちを紹介する。その中にはあのヨナもいた・・・。 マリウスはイリスことオクタヴィアが妊娠したため、トーラスの煙とパイプ亭に身を寄せる。そこでイシュトヴァーンがモンゴールの王の座を狙っていると知り、ケイロニアのグインに相談へ出向く事になる。 ケイロニアに向うマリウスはイシュトヴァーンと遠目から再会を果すのだが、イシュトヴァーンの様子は以前とは全く異なっていた。欲しいものを手に入れつつあるイシュトヴァーンだったが、心は何故か満たされないのであった・・・
なんともはやイシュトヴァーンには可哀想な展開となって参りました。若々しく飄々とした美青年が、物憂げな大人の男に変貌しつつありますね。しかし、参謀のアリの存在はどうにも危うい。イシュトヴァーンへの偏愛は背筋が寒くなるほど。イシュトヴァーンはどうなってしまうのかしら。方やリンダはナリス様にことのほか愛され、幸福の絶頂にいます。このまま幸せかどうかはちょっと疑問。そしてあのナリス様の異母弟マリウスが再登場です。イシュトヴァーンとグインの狭間でどう動く?マリウス・・・
『グイン・サーガ外伝9 マグノリアの海賊』 『グイン・サーガ35 神の手』 『グイン・サーガ36 剣の誓い』 『グイン・サーガ37 クリスタルの婚礼』 『グイン・サーガ38 虹の道』 『グイン・サーガ39 黒い炎』
夜色の外套を着た魔人・神野陰之という存在が狂言回しとなり、いくつかの奇妙で不思議な話が動き出す・・・
ん〜、ホラーではないですね。不思議な静かなトーンの奇妙な物語と言いますか。乙一さんの世界に近い感じが気にかかりましたケレドモ、なかなかに良かったと思います。この神野陰之でまだ物語りは続きそうです。これを漫画とか映像にした方がわかりやすいかもしれません。小説と言うよりは脚本のように思えたのでありました。これからに期待ですね。岡山の方ですしv
「ならば ー “物語”を始めよう」
『夜魔』 2005.11.30. 甲田学人 角川書店
| 2005年12月26日(月) |
『金春屋ゴメス』 西條奈加 |
辰次郎は、病床の父から頼まれ難関300倍の江戸入国を果した。江戸で辰次郎は《金春屋ゴメス》と異名を持つ長崎奉行のもとへ行くこととなる。実は辰次郎は幼い頃に江戸で暮らしていたらしいのだが、その記憶が無い。失われた辰次郎の記憶を求め、江戸で大騒動が起こるのだが・・・!?
タイトルと装丁に惹かれ、読んでみました。これがトッテモ面白かったのです。なんと言っても日本の中に独立国として江戸が存在し、入るには300倍の難関が待ち受けていると言う・・・。なんともこの訳ありの設定がそそります。残念ながらもう少しプラスαがあるといいのにと思ったのは、なにが足りなかったのかしら。うーん。でもオススメです。こういう物語はことのほかスキスキ。
「結果の良し悪しは、それはやってみなければわからない。そこから先は神仏が決めることで、ほかの誰にもわからない。だがな、何かの行いを為す前に、ちょうどいまのように人のために心の底から真剣に考えることは、これがいちばん大事なことだ」
『金春屋ゴメス』 2005.11.20. 西條奈加 新潮社
| 2005年12月25日(日) |
『グイン・サーガ』31〜34+外伝8 |
イシュトヴァーンはアムネリスを救い出し、モンゴール復活に力を貸す。リンダを忘れらないイシュトヴァーンとナリス様を憎みつつ未練たらたらのアムネリスだったが、若い魅力あるふたりは互いに惹きあうものを感じ、恋に落ちる。一方、パロではナリス様のひねくれ度合いに磨きがかかり(笑)なにかとリンダをいじめていた。輝くばかりに美しくなったリンダは、約束の恋人イシュトヴァーンの消息を思い、その美しさに憂いを加え、ますます若い男たちの心を惑わす。リンダに恋するアウレリアス(婚約者あり)とナリス様が決闘することとなり、リンダは予知者として蘇る。予知夢に従い、リンダはナリス様と結婚を決意するのだった・・・
『グイン・サーガ』を読むようになり、妖しい恋の鞘当に心騒ぐのであります。今回まで読んだところで、二組のカップルの相手が入れ替わってしまうという、真に物語ならではの入り組んだ複雑な妖しく危ない感じがたまりませんでしたー。ナリス様ファンとしては、このたびの5冊はたまらなく素晴らしいものでありました。ああ、満足。うっとりv
『グイン・サーガ31 ヤーンの日』 『グイン・サーガ32 ヤヌスの戦い』 『グイン・サーガ33 モンゴールの復活』 『グイン・サーガ34 愛の嵐』 『グイン・サーガ外伝8 星の船、風の翼』
| 2005年12月24日(土) |
『グイン・サーガ』26〜30 |
グインはケイロニアで頭角を現している時に、またもや<闇の司祭>ことグラチウスに狙われる。グインの秘められたパワーを我が物にしようと企むグラチウスだったが、グインの「アウラ」という叫びで撃破されてしまう。 イシュトヴァーンは軍師アリの提言をもとにクムに囚われているアムネリスを奪還し、モンゴールの王になろうとする・・・
いやぁ、26巻から30巻は久々に厳しかったです。戦闘の場面と言うものは個人的にはチットモ好物じゃなくって(苦笑)x グインもイシュトヴァーンも問題を抱えながら、どうにかこうにか自分の進むべき道を模索している模様。問題はグインにとってのシルヴィアちゃん、イシュトヴァーンにとってもアリってとこですね。私の大好物のナリス様は従兄のレムス王との軋轢に苦しんでいらっしゃって、艶かしくってこれまたステキ。こういう場面はことのほか熱心に読んでしまうわ。壮大な物語全てが私のスキスキ路線ばかりと言うのは物語にならないってことなのね。トホホ。
『グイン・サーガ26 白虹』 『グイン・サーガ27 光の公女』 『グイン・サーガ28 アルセイスの秘密』 『グイン・サーガ29 闇の司祭』 『グイン・サーガ30 サイロンの豹頭将軍』
| 2005年12月23日(金) |
『SPEED』 金城一紀 |
佳奈子の大好きな家庭教師の彩子さんが自殺した。彩子の自殺に不信感を感じた佳奈子は彩子の大学の友人中川に会い、彩子が自殺ではない<証拠>を持っていると伝える。その帰り道、佳奈子は男たちに襲われた! それを救い出してくれたのは、ゾンビーズだった。佳奈子は彩子の死の原因を突き止めるためにゾンビーズたちと行動するのだが・・・!?
うー、本当にゾンビーズ・シリーズ三冊一気読みは幸福の時間でありました。こういう若い男の子や女の子たちが若さゆえに《疾走》している感ってトッテモステキで懐かしい気がします。ゾンビーズを愛してしまったのは、清潔な若さを持つ彼らに憧憬を抱いたからなんだろうなぁ。 今回は前作のオジサマ(鈴木一)とチェンジして可愛い女子高生がメインです。この娘が性根が入ってていいんだー。ゾンビーズと関わった事で、女子高ならではの嫉妬にあっちゃうのだケレドモ、負けないでしゃんっと背筋を伸ばして頑張っちゃう。ああ、こういう娘ならばきっとものすごくステキに成長できるわー。 このシリーズがこの持ち味を壊さないまま(かつてスキだったシリーズが壊れたので作家さん自体から手を引いちゃった経験あり)疾走して欲しい。映像化もバンバン続けて欲しいなぁ。
「当分のあいだは頭で納得できても心が納得しなかったら、とりあえず闘ってみろよ。こんなもんか、なんて思って闘いから降りちまうのは、ババアになってからでいいじゃねぇか」
『SPEED』 2005.7.1. 金城一紀 角川書店
| 2005年12月22日(木) |
『フライ,ダディ,フライ』 金城一紀 |
俺たちゾンビーズは人違いで襲ってきたオジサン(鈴木一)の‘ある闘い’に手を貸すことにする。まずオジサンは舜臣(スンシン)に鍛え上げてもらうこととして、調査は残ったゾンビーズ担当。「これは面白いことになるかもな」・・・
映画にまでなっちゃってたオチコボレ高校生ゾンビーズ。彼らひとりひとりのキャラクターが本当にトッテモトッテモ魅力的で、読んでいてわくわくさせられた。これは今年読んだ中の間違いなくマイナンバー1です。ものすごくオススメv
「どんな人間だって、闘う時は孤独なんだ。だから、孤独であることさえ想像するんだ。それに、不安や悩みを抱えてない人間は、努力してない人間だよ。本当に強くなりたかったら、孤独や不安や悩みをねじ伏せる方法を想像して、学んでいくんだ。自分でな。『高いところへは他人によって運ばれてはならない。ひとの背中や頭に乗ってはならない』」 「・・・・・・ヨーダ?」 「ニーチェだよ」 「・・・・・・・・・・・」
『フライ,ダディ,フライ』 2005.5.31. 金城一紀 角川書店
| 2005年12月21日(水) |
『レヴォリューションNo.3』 金城一紀 |
新宿区にあるオチコボレ高校の僕たちのことを近所の有名進学校の奴らは『ゾンビ』と呼んでいるらしい。そのココロは、僕たちの偏差値が脳死状態の血圧くらい→「生ける屍」って説と、「殺しても死にそうにない」って説のふたつがある。僕は後の方が気に入っている。僕たちゾンビーズはドクター・モロー(生物の先生)から「君たち、世界を変えてみたくはないか?」と言われ、そこから大騒動を引き起こすこととなる。ターゲットはお嬢様高校の女性をGETしてお付き合いして、優秀な遺伝子を・・・!?
いやぁ、大笑いさせていただきましたv 『GO!』を読んだときの爽快感に加え、キャラクターの素敵さにめろめろですよぅ。いやー、今更だケレドモ、ほんと読んで良かった。未読の方は是非にオススメいたしますわ。楽しいこと間違いなし。うまい作家さんだと感服つかまつったのでありました。最高v
「遠くに行っちゃった人間はズルイね。残ったほうの人間に自分が悪いみたいに思わせる。でもね、踏みとどまってファイトする人間が本当のヒーローになれるのよ。人間、生きててナンボよ」
『レヴォリューションNo.3』 2001.10.1. 金城一紀 講談社
| 2005年12月20日(火) |
『グイン・サーガ』24〜25+外伝6〜7 |
アルゴスの黒太子スカールは、ノスフェラスの秘密を目にし、たったひとり生還した人間。しかし、彼は病に蝕まれ、アルゴスを目指す道中<赤い街道>で盗賊に襲われる。スカールを身をていして庇ったリー・ファはモンゴール王になるべく盗賊の首領となったイシュトヴァーンに殺されてしまう。スカールは、パロの国境警備隊に救われ、パロで療養することになるのだが、そこではナリスから執拗にノスフェラスの秘密を教えるよう迫られるのだった・・・スカール受難。
ナリス様の正反対の気質の男、スカール様。実はかねてよりスカール様の事を気に入っていたのですケレドモ、どこへいくにも愛妾リー・ファが側にはべっているので「ちょっとなぁ・・・」と。リー・ファはあまり好物じゃない。でもパロでナリスの乳兄弟リギアとねんごろになっちゃって、ステキー! リギア大好きv スカール様はノスフェラスでの体験ゆえに今後のグインの世界で大きな鍵を握られたと言えましょう。しかし、イシュトヴァーンもやっちゃったなぁ。スカール様の愛妾リー・ファを殺しちゃうなんてー。これから大変だわ・・・。ナリス様は相変わらず妖しくてトッテモ素敵。うふ。悪霊に取り付かれちゃったレムス王子が哀れ。まだまだ子供なのにね。そばにグインがいれば違ったろうにねぇ。 愛する友人より手に入らなかった17巻を送っていただき、繋がらなかった点と点がしっかり繋がりました〜。ありがとう、友よ。読破した暁に私が偏った(笑)グイン・サーガを語ってさしあげますからねー(ラブ)。
『グイン・サーガ24 赤い街道の盗賊』 『グイン・サーガ25 パロのワルツ』 『グイン・サーガ外伝6 ヴァラキアの少年』 『グイン・サーガ外伝7 十六歳の肖像』
| 2005年12月19日(月) |
DVD『Xファイル』シーズン�機銑� |
アメリカ連邦捜査局=FBIの特別捜査官フォックス・モルダーは、優秀な頭脳と分析力を持ち最高の人材と言われながら、真実を追い求め、<変人>と敬遠されていた。モルダーは不思議な常識では判断できない未解決事件=Xファイルに熱中し、FBIのお荷物となっている。 モルダーが超常現象に異常な興味を示すのは、彼の過去に原因があった。彼の幼い妹サマンサがUFOに攫われてしまうところを見てしまったのだ。Xファイルの真相を追い求めていくうちに、いつか妹と再会できることを信じているのだった。 医者の資格を持ちながら、FBIへ入局したダナ・スカリーは科学的視点で冷静に判断できる人材としてモルダーの元へ送り込まれる。科学で解明できないことはないと信じていたスカリーだったが、モルダーと行動を共にし、不思議な事件に遭遇していくうちに自分の信じていいものがなにかわからなくなっていく。 しかも、スカリーはモルダーと関わったために癌細胞を埋め込まれ、発ガンしてしまう。それを知り絶望するモルダー。モルダーが信じてきたものは、全て政府のでっちあげだったと知らされ、モルダーは自殺してしまう・・・
Xファイルもついに半分観終りました。あまり期待しないで観始めたのですが、なかなかに出来がよく引き込まれてしまいました。一話完結形式で、不思議な出来事も興味深いし、その一話はピースに過ぎず、シリーズ�爾泙覗瓦討鯆未靴涜腓�ななにかが浮かび上がってくるようです。どんな結末が待っているのか、今では期待しちゃってるんですよねv この物語の中で魅力的な人物はモルダーとスカリーの上司のスキナー副長官であります。コノヒトが温かくってね、素敵なオジサマなんですわ。ふたりの力強い味方って感じです。それに対する悪役・肺癌男。ヘビィスモーカーっぷりを肺癌男と揶揄される謎の存在。こういう世の中の動きの裏で暗躍した男って本当に存在しそうだもんなぁ。そしてモルダーとスカリー。ふたりの信頼は固く強くなっていっているのだケレドモ、それが男と女の愛になるのか否か、それまたトテモ気になるところ。まだまだ見続けるのでありまする。
| 2005年12月18日(日) |
「水曜どうでしょう」の魅力 |
去年の5月(だったらしい)に「うたばん」に妙な男がスタレビさんと共に登場しました。髪はもじゃもじゃだし、顔はお世辞にもハンサムじゃないし、なんだなんだまたお笑いかー?と思ったらば、あの石橋貴明とSMAPの中居くんの子供のようなイジメにも負けないじゃありませんか(笑)v や、こいつってばおもろいやっちゃなぁ、北海道のタレントさんなのか〜と興味を持ち、歌声を聞いてみたならば・・・「うまい!」(驚愕←失礼な) おおらかで優しくて歌詞がまた妙で(後日その意味を知るのだが)なんとも惹きつけられました。それが北海道のキラ星★大泉洋こと洋ちゃんとの出会いだったのでありました。 その後、顔が好みでないこともあり(ひどい)、そのまま疎遠になっていたのですケレドモ、年が明けて北に在住している大切な友人からどっちゃりと洋ちゃん関係のDVDを送っていただいたのです。この北の友人がまた大きなポイントとなってくださるわけですねv 彼女が送ってくれたDVDは洋ちゃん属するTEAM−NACSという劇団のお芝居や映画や『水曜どうでしょう』などなどでありました。今でこそ知るひとぞ知る(当たり前だ)爆発的な人気を誇る北海道の化け物番組「水曜どうでしょう」でありますが、まだまだ知らない人は知らない(や、これまた当たり前だ)でしょうね。この『水曜どうでしょう』の面白さを最初は洋ちゃんのコミカルさだと思っていました。その後、お気に入りの企画はミスターの人柄ゆえの面白さだわーと思うようになりました。そして今、好きな企画を繰り返し見るにあたり、私にとっての「どうでしょう」の魅力はディレクターふたりにある・・・あ、違うな、あのテンデバラバラな4人の魅力がしっかりミックスしたから、と言えましょう。 だってですね、あのヒゲ(ディレクターの藤村さん)ったら、やたらめったらうるさいんですね(大笑)。普通、撮影していたらタレントさんが主役でDたちは影の人・・・のはずなのに、ヒゲは表に出る、出る。声はバカバカ入っているし、たまにはチラリンと画像に写っててご満悦(たぶんね)。タレントさんたちに罵詈暴言の吐きまくり。これを子供な洋ちゃんは絶対に負けずとやり返す。子供の喧嘩って奴ですな(笑)v それをミスターは黙々と企画をこなす姿で流し、カメラマンDの嬉野さんは風景を撮る事で(特に川)流すという対照的に大人な対応。でも結局は4人が4人で番組企画という仕事を仕事でありながら、遊びの様に本気で馬鹿楽しみしているんですよねぇ。そこだ、と思う次第であります。 この世知辛い世の中で、あんなオバカなことを本気でやってる大人な4人が愛しくて羨ましくて。そういう大きな夢や希望みたいなものが残ってしまったんですよね。あら、ビックリ。だから、まだ見ていない人はちょこっとアンテナを張り巡らして「水曜どうでしょう」を笑って欲しいなぁナンテ思いました。実はこれって昨日名古屋から神戸に来た友人ふたりと岡山から会いに行った私の3人でどうでしょう話しに花が咲いたから書いておこうと思ったのでありました。この3人は違う角度から友人となっていて、何故だか3人が3人とも「どうでしょう」馬鹿になりあがっていた(笑)不思議。熱意は3人3様ですけどね。 梅は咲いたかぁ〜♪ 桜はまだか〜♪ ←これがすぐおわかりの方はどう馬鹿エリートさんでありましょう。アハハ。笑いは世界を救います、きっと。
| 2005年12月17日(土) |
『夢のカルテ』 高野和明+坂上仁志 |
麻生健介は仕事で悪夢のような事故に遭遇した。それ以来、悪夢に悩まされ、眠れぬ日々を過ごしていた。健介は自宅近くの『REMカウンセリングルーム』にカウンセリングに出向く。そこのカウンセラー来生夢衣は夢で治療を施す。その治療法には夢衣の不思議な力が大きく作用して・・・
夢というものは本当に不思議なものですよね。忘れていたことをひょこっと見たり、予知夢のようなものがあったり、後悔していることが繰り返し出てきたり・・・。夢ってその人の心奥深くに仕舞いこまれた潜在意識であることに違いないのでしょう。 この物語は、不思議な力を持つ夢衣が健介と出会い、相手も自分も癒していく素敵な温かいストーリィ。夢衣がキチンと悩み苦しむこと姿には好感を持てました。こんなカウンセラーが存在するのであるならば、カウンセリングに通いたい。ふと本気でそう思ってしまいました。
人を思いやるやさしい心には、どうしていつも哀しみがつきまとうのだろう?
『夢のカルテ』 2005.11.30. 高野和明+坂上仁志 角川書店
| 2005年12月16日(金) |
『グイン・サーガ』17〜23+外伝5 |
グインは、ケイロニアで傭兵として過ごすことにする。イシュトヴァーンとはモノワカレしてしまい、マリウスはグインから離れない。グインはそこにいるだけで存在感を示し、人を惹きつけ、どんどんとのし上がっていく。マリウスはケイロニア宮廷の陰謀にうごく謎の美少年イリスと恋に落ちてしまうのだが・・・!?
結局、17巻が手に入らず(涙)すっ飛ばしてケイロニア陰謀篇を読了いたしました。どうも17巻は大きな鍵となっているようで、なんとしても読みたいと思っています。待ってろよー、17巻っ(に出てらっしゃるナリスさまぁ〜)!! 凸凹トリオのグインとイシュトヴァーンとマリウスが、このケイロニア陰謀篇で道が分かれてしまいます。イシュトヴァーンは早いうちに消えちゃう。マリウスはケイロニア陰謀篇の終了とともに恋を成就させ(笑)グインと離れることになっちゃった。でもまたいつか会う定めなのでしょうケレドモねv ただ今回オドロイタことにはグインの女性の好みが判明したこと。しかも、こういうのが好きだったの?グインって感じ(笑)で。その女性とはケイロニアの王女シルヴィアちゃんなのでありますが、彼女はなんとも哀れなお嬢ちゃんでして。イタイって言いますか。リンダやアムリネスのような絶対的な美を持たないお姫様もなかなか哀れなものでございます。あい。 すっかりはまってしまったにはイラストの素晴らしさがあります。実は途中から天野喜孝さんに交替。この天野喜孝の描くグイン・サーガが素晴らしく美しい。こういう相性のよさってのはあるものですねぇ。
『グイン・サーガ17 三人の放浪者』 『グイン・サーガ18 サイロンの悪霊』 『グイン・サーガ19 ノスフェラスの嵐』 『グイン・サーガ20 サリアの娘』 『グイン・サーガ21 黒曜宮の陰謀』 『グイン・サーガ22 運命の一日』 『グイン・サーガ23 風のゆくえ』 『グイン・サーガ外伝5 時の封土』
| 2005年12月15日(木) |
テレビドラマ『逃亡者・木島丈一郎』 |
子供を人質に立てこもった事件をガラの悪いチンピラのような風情(笑)の木島丈一郎が突入し、ぶじ解決。助けた子供は何かに怯え、木島から離れたくない様子。木島の同期の稲垣管理官から頭ごなしに「子供を連れて来い」と言われ、木島はなにやら納得できなくなる。そして「自分の目で確かめるしかない」と子供を連れて逃げ、誰が敵なのかわからないままに北へ向う列車の中で子供がある事件の目撃者であることを知り・・・
いやぁ、ものすごく面白かったですv 熱心な<踊る>ファンと言うわけではないのですケレドモ、このシリーズのテンポのよさやノリのユニークさはトッテモ好みなのであります。今回は気になる役者・寺島さんが主人公と言うことで録画しておきました。この寺島さん扮する木島丈一郎と言う異色なキャラクターは最高にブットビだー! ガラが悪くて口が悪いが心優しき木島丈一郎。彼主演の連続ドラマを作って欲しいくらいだわ。らぶv どうもユースケの映画とかなりリンクしているらしいので、交渉人を観たいー。ユースケってどうも魅力を感じないのだけど、いい役になるよねぇ。不思議だ。しかし、織田裕二はこの流れをどんなふうに見ているのか気になるところ。長さん亡き今、本家の<踊る>はどうなってしまうのかしら。
| 2005年12月14日(水) |
『ハートブレイク・レストラン』 松尾由美 |
寺坂真以はフリーライター。たまに気分転換に行くファミリーレストランはなんとなく妙な感じだ。しかし、長居できるので真以はお気に入り。ひょんなことから常連のおばぁちゃんと知り合いになるが、このばぁ様なかなかの推理力を持っていて・・・
いいですねー。さすがは松尾由美さんv 彼女ならではの世界ですぅ〜。心にぽっと灯がともるような温かさと、ほんの少し悲しい感じがトッテモいい。真以が知り合った不思議なばぁ様(ハル様)の名探偵ぶりもグー。考えてみれば、妙なモノ(椅子だった事もある)を探偵に仕立てますよねぇ。アハハ。寒い夜にオススメの一冊v
そもそも『今どう思われているだろう』などとくよくよ考えるのではなく、『今より少しでも好きになってもらうにはどうしたらいいか』、それを考えるべきなのですね。
『ハートブレイク・レストラン』 2005.11.25. 松尾由美 光文社
| 2005年12月13日(火) |
『グイン・サーガ』16+外伝3と4 |
いきなりパロと言う麗しいらしい(笑)国からトンデモナイ魔境へワープさせられた真珠と呼ばれる双子の王子レムスと王女リンダが、ついについに16巻にして(大笑)クリスタルパレスに戻る事ができましたっ。アハハハハ。これがたぶん主人公らしい(だって16巻でいない)豹頭のグインの物語のプロローグとなるらしいです。ここまで長いことやられると作者を信じられません〜。まぁ、なんにしても弱弱しい(リンダはかなり気だけは強いケレドモ)双子が、妙な15巻に渡る闘いで変化を遂げたらしいです。ふたりを迎えた麗しのナリス様の腹黒さだけは変わりなく健在。そしてナリス様一筋のリギア姐さんVSナリスを胡散臭いと感じているヴァレリウス! これが個人的には見どころであります。こういう長い長い物語となると自分のお気に入りをGETできるか否かが読み続けることができるか否かの大きな分かれ道となる気がいたします。はい。
『グイン・サーガ16 パロへの帰還』
『グイン・サーガ外伝3 幽霊船』 イシュトヴァーンの若い頃のやんちゃ物語。カメロン船長の魅力に気づかされました。うふふ。
『グイン・サーガ外伝4 氷雪の女王』 グインとイシュトヴァーンとマリウスの珍道中(?)。16巻まで読んだところで、マリウスを女々しいとは感じていたケレドモ、ここまでとはねぇ。イシュトヴァーンは女大好きでもいい加減でも許せちゃう、お得キャラなのですねぇ。グインはグインらしくて笑える。女だらけの奇妙な村、素敵過ぎます。ウフフフフフv
| 2005年12月12日(月) |
『螺旋宮』 安東能明 |
和彦と年恵には欲しくてたまらないものがあった。それはふたりの子ども。不妊治療を続けても授からず、諦めかけていたところへ不思議な申し出が舞い込んだ。藁をもつかむ思いで挑戦する事にしたふたり。それは地下奥深い一室で外界を遮断し一ヶ月生活すると言うものだった。最初はとまどいながらも、ふたりだけの生活に馴染んでいき、一ヶ月を過ごし終えた後、年恵は妊娠したのだった!?
ううーむ(悩)、最初はすごく面白くて引き込まれたのですケレドモ、終盤に近づくうちに私には難解というか、違和感がありました。題材が面白いだけに個人的に惜しい気分でいっぱいです。 子どもが欲しいという本能のようなものへの執念というか、妄執というか、すさまじい・・・。こんなものなのかしら。私はあまり子どもを欲しいと思ったことがなくて、今ひとつ理解できないのですね。子どもが欲しいという気持ちの強い人にはもっと理解できるのかもしれませんねー。
『螺旋宮』 2005.11.30. 安東能明 徳間書店
| 2005年12月10日(土) |
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 リリー・フランキー |
ただいま大人気の『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を読みました。作者のリリー・フランキーさんの芸名(でいいのかしら)の由来が気になって調べてみたのですが、わからなくって。気になるー。何故にどうしてあなたはリリー・フランキーなの? 知っていらっしゃる方は是非にお教えくださいませ。 この物語は、リリーさんがお母さんの病床の横で書き始めたそうです。苦労をかけた母親への息子からのラブ・レターなのでしょうね。波瀾万丈な少年時代を愛情いっぱいに育ててくださった母親への愛がしっかりと伝わってきます。年を取って上京して息子と暮らす母親の可愛らしさや幸福感が手に取るように感じられました。リリーさんの彼女たちもお母さんを慕うって素敵なことだわ。羨ましい。 母から息子へ、息子から母へ。ふたつの方向からの無条件な愛の深さが多くの人の心を打っているのでしょうね。読めてよかったと思います。装丁の東京タワーの文字‘京’の中に東京タワーのシルエットが組み込まれていてトッテモ素敵です。リリーさんが心をこめて手がけたことがしみじみと伝わります。素敵。素敵。パチパチパチv
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 2005.6.30. リリー・フランキー 扶桑社
| 2005年12月09日(金) |
『狂桜記 大正浪漫伝説』 栗本薫 |
大正時代、柏木幹彦は桜屋敷と呼ばれる大きな屋敷の息子だった。この家は大きな屋敷だけでなく、入り組んだ人間模様そのままに、多くの人間が住んでいた。美しい母や出戻りの叔母、多くのいとこたち。中学生の幹彦には自分との血縁関係すらわからない男も離れに住んでいた。そして土蔵から聞こえる不思議な声。少年から大人へ成長しかけた幹彦の周辺で起こる不可思議な連続の死・・・
栗本薫さんの『グイン・サーガ』シリーズを読み始め、少し中休みを取りながら、栗本薫さんの他の世界を読んでいました(笑)。私が栗本薫さんと出会ったのは『天狼星』で伊集院大介ものでした。あの妖しい昔懐かしい世界に魅了され、ついつい読んでしまうのですよね。なんとなしにどれもこれも似たトーンであるにもかかわらず。おそらく栗本薫さんの愛した世界に似たなにかを私は愛しているのでしょう。だから切っても切っても金太郎飴な物語を飽きることなく読み続けてしまう。栗本薫さん流に表現するならば、栗本薫の妖しい世界に淫しているのです。きっとこれから先も変わることなく。
『狂桜記 大正浪漫伝説』 2005.10.25. 栗本薫 角川書店
| 2005年12月07日(水) |
『夜市』 恒川光太郎 |
いずみは微妙に気になる存在の裕司に誘われ不思議な夜市に足を踏み入れる。ここでは不思議なものが何でも手に入るらしい。だんだんと怖くなってくるいずみに裕司はオソロシイ過去を語る。その昔、自分が手に入れたかったものの代金と引き換えに弟を置き去りにしたことがあると言うのだ・・・
とても評判の良い第12回日本ホラー小説大賞受賞作です。読んでいる時に懐かしいトーンに包まれて、怖いと言うより幼い頃の夕暮れにひとりぼっちな気分になりましたねぇ。心許ない感じとでも言いましょうか。今市子さんの漫画『百鬼夜行抄』で描かれそうな世界でした。これが受けると言うことはホラーがただひたすらに怖かったりエグかったりするブームが去ったと言えるのかもしれません。ポイントは余韻ねv
「じゃあ、何に見える?」 「泣きそうな人」
『夜市』 2005.10.30. 恒川光太郎 角川書店
| 2005年12月06日(火) |
『グイン・サーガ』11〜15 栗本薫 |
モンゴールに侵略された麗しパロ王国は、草原の風雲児スカールの奇抜な戦略やレムスの率いる奪還軍によってではなく、死んだはずのナリスの策略でクリスタル・パレスを奪還に成功。ナリスに恋をし骨抜きにされたアムネリスは、ナリスの陰謀を知り、復讐の女神として立ち上がるのだが・・・!?
えーっと戦乱篇の5巻をつらつらっと読みました。どうも贔屓のキャラガ出ていない時には流して読んでしまうのよねぇ。パロに対してどう出るかという他国の会議がやたらめったら長くって、まぁ実際には当然なのだケレドモ、ただひたすらになげーよと挫けそうになりました(笑)。しかも、主役であるはずのグインがどっかに行っちゃって全く顔を見せなくなりました。いや、出てきてもタイガーマスクなので顔は見えないんだけどね。ヒャハハ。 今のところ気に入っているのは女ったらしのナリス様とアチラへコチラへと極端な性格のアムリネスですね。ナリス様は一般受けしていないらしいし、アムネリスは嫌われているらしい。うーん、どうも一般感覚とはずれているみたいだなぁ。あとがきで栗本さんがオジサンと言っているスカールなんてこれからいい味を出してくれそうで楽しみなんだけど。正統派ハンサムや正統派いい娘ちゃんなんてのは全く興味わかなくってよー。
『グイン・サーガ11 草原の風雲児』 『グイン・サーガ12 紅の密使』 『グイン・サーガ13 クリスタルの反乱』 『グイン・サーガ14 復讐の女神』 『グイン・サーガ15 トーラスの戦い』
| 2005年12月05日(月) |
『左手の記憶』 新津きよみ |
「無視する女」 近所の美人主婦が私を無視するソノ驚くべき理由とは・・・!?
新津きよみさんの短篇集『左手の記憶』を読みました。デビューから17年半の間に書かれた短篇から選ばれたそうです。新津きよみさんは大好きなので自分では読み込んでいるつもりだったのですケレドモ、読んでいない方が多くって驚いてしまいました。嬉しい誤算でありました〜v 個人的な好みから言えば、主人公が女性である方が断然面白いと思っています。中でも一番ゾゾゾとしたのは「結ぶ女」という作品。ラストは完璧ホラーでした。文句なくオモシロイと思ったのが上記ピックアップの「無視する女」であります。近所の美人主婦が無視をする理由、それがまた女ならワカルわかるという性的欲求不満だったので、うわぁーいと二重に喜んでしまいました〜。セックスって満足できるかできないかって大きなことだと思うのですよね。でもなかなか女性がそれを詳細に声だかに言えないもののようで。悶々としている人も多いことだろうなぁ。
『左手の記憶』 2005.11.20. 新津きよみ 出版芸術社
| 2005年12月04日(日) |
『グイン・サーガ』6〜10+外伝2 栗本薫 |
パロでは、真珠の従兄アルド・ナリスが囚われ、モンゴールの王女アムネリスとの政略結婚話が進められていた。なにか考えのあるらしい麗しの貴公子ナリスはアムネリスとの結婚を承諾する。男まさりのアムネリスがナリスの手練手管にコロリといかれ(笑)、生まれてはじめての恋に落ち、なにも見えなくなってしまった裏で、アムネリスの弟ミアイルが暗殺される。ナリスの真意はいったいどこに・・・
アハハ。5巻でやっとパロの真珠たちがパロに向って帰りはじめたケレドモ、一向に帰れません(大笑)。ふたりの真珠がグインとイシュトヴァーンとスニに守られながら悪戦苦闘している間に、パロ王国では真珠の従兄のナリス様のやりたい放題! 笑った。笑った。今回の6巻から10巻までの陰謀篇では、宿敵ふたりの美少女アムネリスVSリンダが揃いも揃っていとも簡単に恋に落ちます。初心な少女の恋というものは確かにあんなふうだったかもしれません(遠い目)。そのふたりの美女の激しい恋の裏でアムネリスの弟ミアイルは殺され、リンダの弟レムスは不思議な変化を見せ始める・・・。ミアイルは可哀想だったなぁ。またナリス様の異母弟マリウス様がミアイルと関わる様が美しくてボブボブな感じでむふふ、と思っていたのに、マリウス様もかわいそうに・・・。 さて相変わらず遅遅としてすすまぬ物語はどんな方向へ転がり始めるのでしょうか。楽しみです・・・。
グイン・サーガ 6 『アルゴスの黒太子』 グイン・サーガ 7 『望郷の聖双生児』 グイン・サーガ 8 『クリスタルの陰謀』 グイン・サーガ 9 『紅蓮の島』 グイン・サーガ10 『死の婚礼』 グイン・サーガ外伝2『イリスの石』 今回の外伝は、グインがマリウス様と旅を共にすることになります。なんとなくこの外伝のニュアンスがつかめてきましたv 栗本薫さんが本編で叶わぬ妄想を書いてらっしゃるのでしょうね。それをパラレル・ワールドと言い切ってるところがスゴイ。小さなところを気にしないでソレはソレとして楽しんじゃえって感じが好きです。外伝では前回に続いて魔女タニアが登場。この毒々しい悪女はいいですねー。悪女とか悪役あってこそ主人公達が引き立つってもんですネ。
| 2005年12月03日(土) |
『グイン・サーガ』1〜5+外伝1 栗本薫 |
パロ王国の真珠と呼ばれる双子の姉弟リンダとレスムは、魑魅魍魎が跋扈する森に忽然と現れた。ふたりはゴーラ軍に襲われ、<ある機械>でワープして逃げてきたのだ。幼い絶体絶命のふたりを救ったのは豹の頭を持つグインと言う男だった。その三人に要領よく絡んでくる傭兵イシュトヴァーンとリンダを恩人と崇めるセム族(猿人)のスニ。運命に導かれた5人の戦いの日々・・・
えーっと、こんな説明ではアノ壮大で遅遅として進まない物語を全く説明できていないとわかっておりますが・・・だって物語が進まないんだもん(笑)。 思い立って今まで手にすることなく来てしまったシリーズものにチャレンジをしてみようと思い、挑戦したのがグイン・サーガでありました。栗本薫さんは伊集院大介シリーズが好きで、読んでいるつもりでいましたが、グイン未読をして読んだとは言えないことだけはしっかとわかりました。あれこれ言われてしまう作家さんの代表選手の栗本薫さんではありますが、やはりすごいと思います。あの頭の中っていったいどうなっているのだろう。これが20数年前から始まった、なんてスケールが大きいことに驚かされます。正直なところ追いかける先が長すぎて、途中で断念もありえるのですが、今のところは読み進める気満々でおります。はてさてグインの正体がわかるのは果たしていつの日か。
グイン・サーガ1『豹頭の仮面』 グイン・サーガ2『荒野の戦士』 グイン・サーガ3『ノスフェラスの戦い』 グイン・サーガ4『ラゴンの虜囚』 グイン・サーガ5『辺境の王者』 やっと妙な戦いが終りました。異形のものは嫌いではないケレドモ、今回の導入は本当にキツカッタ。5巻まではシリーズ第1部で辺境篇というらしいです。救いは、真珠たちの天敵となったゴーラ軍の美少女戦士アムネリスの存在でした。生意気で根性の悪く美しいアムネリスは、魅力的v このテのシリーズものに欠かせない悪役キャラですよね〜。 グイン・サーガ外伝1『七人の魔道師』 グイン初心者の私には、いきなりパラレル・ワールドに連れて行かれてとまどってしまった。グインはケイロニア王国の悩める王となっております。あと、本筋の物語が進むうちに、気になる素敵な魔道師が登場するのですが、この中の人物とリンクしているのかしら?(謎)
| 2005年12月02日(金) |
『悪魔の種子』 内田康夫 |
浅見光彦は、浅見家住み込みの御手伝いさん・須美子から、彼女の故郷で発生した殺人事件について相談を受けた。それを調べていると、新しい事件に遭遇し、光彦特有の事件へのアンテナが働く。不思議な扮装で踊る秋田の西馬音内盆踊りから遺伝子組み替えによる花粉症緩和米まで様々な日本の姿を浮き彫りにさせ・・・
いつも書いていることなのですが、‘軽井沢のせんせ’こと内田康夫さんは私にとっては小説界の久米宏さんなのです。知らなかったことをわかりやすい言葉で教えてくださるんですねv 最近では、日本各地の盆踊りの形態を知ることが出来て嬉しい限り。いつかはそれを見に周りたいくらいです。そして今回知らなかったブットビネタは花粉症緩和米の存在でした。遺伝子組み替えについての賛否両論はなんとなく知っている気がしますケレドモ、その中に花粉症緩和米なんてシロモノは生まれていたとは全く存じ上げませんでした。うーん、進化しているのだなぁ。人類は。大きなビジネスとなりうる存在の背景では必ず大きな力が動いている。それって人間の利益に対する本能なのでしょうけど・・・殺しまで発生してしまうこともまた裏にある事実と言う気がします。怖いなぁ。
『悪魔の種子』 2005.11.20. 内田康夫 幻冬舎
| 2005年12月01日(木) |
『新撰組捕物帖 源さんの事件簿』 秋山香乃 |
新撰組の副長助勤の井上源三郎は35歳。故郷・日野の剣術道場試衛館の仲間たちと将軍家を守っていた。江戸の町はお祭り騒ぎで毎日ちょっとした事件に事欠かない。人のいい源三郎は、事件に関わっては土方歳三に怒られている・・・
花火のようにパッと華やかにはじけて散ったかのような新撰組。彼らのことはNHKの大河ドラマで知った気分になっています。不思議なもので、多少の解釈の違いはあれども、登場人物たちの横顔はなんとなしに定められているようです。中でも地味だケレドモ、心優しく面倒見の良い源さんはヤッパリ小説の中でも面倒見がよくトッテモ優しかったです(笑)。彼らがあの時代になにを思い、なにを目指して生きたのか、本当のところは彼らにしかわからない・・・彼らにすらわからなくなっていたのかもしれませんねぇ。そんな流れの中で源さんが身近に起こる事件を源さんらしく解決していく物語でした。ほのぼのと心に温かな良い物語にございましたよ。源さんの淡い恋模様が素敵だったv
「なんもえらいことあらしまへんえ。人は誰だって生きていかなあかん思うたら、なんとかしていくもんどす」
『新撰組捕物帖 源さんの事件簿』 2005.10.30. 秋山香乃 河出書房新社
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