夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。
電車に乗っている人が読んでいる本を探るのが好き。 カバーがかかっていても、文章で判断する。 右隣の人が「人間失格」を読んでいた。 どういうセレクトなんだろう、と考えるのが好き。 いつのまにか目的地に着く。
表現の欲求は痕跡を残したがる。
音の無い音楽にも題名が 絵の無い絵画にも額縁が
spaceの中に欲求だけがしぶとく残る。
はじめジャムの壜にはジャムが入っている。 ジャムを食べきった後、壜を別の用途に使う。
ハサミを入れてみると、重さで不安定になる。 筆立てにすると、浅すぎて見た目のバランスがおかしい。 じゃあといって、フタを有効活用して、小物を入れて蓋してみる。
<ジャム専用>の壜の名残はなかなか消せない。 いつの間にか、ジャムの壜にぴったりの中身を選ぶことに必死になっている。
私は<入れるもの>にぴったりの容器を探すため、わざわざ外へ出かけて行く。そして、それがぜんぜん見つからない。
2005年03月12日(土) |
焦げ茶のドローイング |
*** A本さんが3枚の絵を描いた。 中世の版画みたいな不思議な絵だった。 ***
2005年03月08日(火) |
ぼくの作ったマザーグース(寺山修司) |
この世で一ばん小さな棺桶は 筆箱です そして 死体は一本の赤鉛筆です なかを一本の血管が通っています
赤鉛筆で書いた詩は 血で書いた詩で 消しゴムは 消えていった魂たちのお墓です
さて あなたは 詩の中で何人死なせたかな?
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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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