夢袋。
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2006年08月28日(月) 「狐の尾」

マンションのような建物なのに断面が見えていて

その中を「狐の尾」という機械を手に持って

それに導かれるままに歩く。

狐の尾は、キッチンペーパーのような大きさで

ロールになっており、先端の長いけん玉みたいな持ち手にささっている。

横に針金のようなものでペン先のようなものがついており、

心拍数を測る機械のようにこまかな上下を記録している。

記録するほど、紙がだらだらと、時代劇の手紙のように

長くたれさがって、ちょっと歩きにくい。


2006年08月25日(金) 坂下さん。

ふつうの町の道沿いにある木のベンチに

わたしを真ん中に両親(架空のひとたち)が座っていて

わたしの頭の上でふたりは夫婦喧嘩をはじめたのでしたが

道のむこう側にのびている細い坂道の下に住んでいる坂下さんが

家族でひらひら歩いてきて

しかも坂下さんたちは全身が花になっていたので

大爆笑して喧嘩もどこかへいきました。

全身が花だらけ、ではなくて

全身でひとつの花だったので坂下さんのお父さんは

特におおきな赤い花でした。


2006年08月24日(木) また明日。

駅員として働いていると

ゴゴーン ゴゴーンと音がして

おおきな怪獣が街にきている様子。

テレビニュースでも伝えており、

車掌のひとたちもメガホンでそれを伝えている。

きづくとロッカールームのある駅のはじっこの方からも

ゴガンゴガンと聞こえてきて、

2匹目はすごく近くにいる!とわかる。

ウルトラマン的なものがふたりやってきて、

外の1匹を頭としっぽで分担して持ち、

宇宙に連れ帰ってくれた。

本当にウルトラマン的で3分しか動けず、

しかも一日一回しか力がでないそうなので

ロッカールームへも行けずまんじりともせず一夜を明かした。

次の日、律儀にまた運びにきてくれて助かった。


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