夢袋。
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白いちいさな正方形の部屋にて
「絵を描くときには、
こころの左の方にあるものだけを
描くようにしなさい」
と天の声が聞こえた。
わたしはちいさな子どもで
病気になっているらしく入院することに。
親も見あたらないけれど
ひとりで大きな病院へゆくと
入口の自動ドアから
長い長い広い廊下がつづき
右手には壁に頭をつける位置で
ベッドが8つならんでいます。
ベッドの中には一匹ずつぬいぐるみが寝ていて
ぬいぐるみのナイトキャップもパジャマも
シーツも枕もベッドカバーも
それぞれ1色ずつのコーディネートで
まとめられ、8色ならんだ光景は虹のよう。
ベッドを横目にどんどん歩いていくと
つきあたりは教会になっていて
神父さんが「入院の前に、亡くなった子どもたちのために
賛美歌を歌いましょう」と言って
指揮をすると、ベッドのなかのぬいぐるみたちが
各々受け持ちの音符のところで声を出し、歌いはじめる。
この8つのベッドは亡くなった子どもたちのためのものなのか
と深い納得をしてわたしも歌った。
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