| 2007年03月18日(日) | 華麗なる一族 |
ちゃんと見ていましたよ。木村君のドラマ。
いきなりで悪いのですが、後味の悪いドラマでしたね。
しかし原作を読んでいないので、来週はどうなるのか？
１週間が待ち遠しい、そんなドラマでした。
初回。
いわゆる「キムラク・ドラマ」を期待していたら、あっさり裏切られ（笑）
なんだか、ものすっごいイヤな感じのドラマだな、という印象。
木村さんのドラマって、今まで何度も言っていますが、
すかっとさわやかコカ・コーラのような印象が強くいのですが、
今回は違うぜべいべーというので、とても面食らいました。
もちろん、セットすごい金かけてんなーというのも、驚きでしたが・・。
うれしいような、それでいて、寂しいような。
木村君なら、こういう本格ドラマも。
そう。
木村君だけがメインの、木村拓哉ありき！のドラマじゃなくて。
そういうのだって、絶対できる！
木村さんには、いつかそういうドラマだって、やってほしい。
そう思っていたのに、実際そうくると、ちょっと寂しかったり。
なぜかといえば、あのキムタクドラマパワーは、やっぱり絶大。
見ていて、すかっとするし、元気もでる。
そういうのがなさそうなのが、一方で寂しかったりもする。
視聴者はワガママです。
いつかは別の魅力も見たいと思っているくせに、
いざ、今までの路線を外れてしまうと、やっぱり寂しい。
まぁ、今までの木村さんのドラマが終わってしまうワケでもないし、
と、自分をなぐさめつつ、それでいて、かなり熱心に視聴（笑）
けっこうね。よかったですよ。このドラマ。
物語のよさは評価の高い原作なので、心配要らずですが、
いいじゃないですか、木村さんの演技！
最初、ネットなどで言われていた、木村さんの独特のセリフまわしが、
時代にあっていないとか、そこは確かに気になりましたが、
回を重ねるにつれ、気にならなくなったのか、
木村さんの雰囲気が変わったのか？
正直そこらへんはわからないのですが、でも、とてもよかったですよ。
木村さん、丁寧だな、というのが第一印象。
で、主人公、鉄平の「強さに裏打ちされた優しさ」というのが、
とても丁寧な演技で、表現されていたように思います。
弟の銀平が知っていたのに言わなかったこと。
「オマエも苦しかっただろ？ ごめんな」
いえない。自分なら言えない。
主人公の強さから生まれる優しさを、木村さんはよく表現していたと思う。
あぁ、木村さんは、こういう演技もできるんだな
見終わった後に、素直にそう思える。
表現しにくいのだが、いつも変わらぬ演技にも思えるのだが、
でも結局、その役をきちんとあらわしているように思う。
不思議な役者さんだと思う。
そして思うのが、一部の「木村拓哉ダイコン役者説」だが、
いったいどこをそう表しているのだろう？
自分には、そうは思えないのだが・・・。
視聴率もよく、注目度の高いドラマで、新たな境地。
木村さんも、きっと緊張しただろうな、と思っている。
新しいことは楽しい反面、結果がよくなければ話にならない。
注目度が高いからこそ、失敗は許されない。
いくらあの木村拓哉でも、絶対、どきどきしていたと思う。
だからこそ、この結果に、さすが木村拓哉！と思う。
よかったですよ。木村さん。
とても面白く、そして、いい演技でした。
追伸
しかし自殺してしまう結末は、いかがなものか？
こちらは原作がそうだから、そうなのでしょうけど、
個人的には、納得いかず。
だって「生まれてきたことが罪」であるなら、
死んでも仕方がないと思うのですよ、わたくしは。
まだ彼が独身なら、話はわかるのですが、妻も子もいる。
もう彼には、新しい家族があるのに、です。
会社をやめることになったから？
彼なら、また新たなことを始めるパワーはあったはず。
それにあの筋書きだと、自分が生まれてきたことに対する精算と思われる。
だったら、やっぱり「自殺」っていうのは、違う気がするのですよ。
いろんなことが重なったからかなぁ〜等思うのですが、
ちょいとばかし、古めかしい筋書きですね。
いや、原作、ちょっと古いのですがね。
追伸２
鈴木京香さん。すごすぎます。
追伸３
それに比べ、副長の出番が少ないね（笑）
期待してたけど、あんま出番ないし、いいとこあんまナシな役。
でも、父と兄の間で揺れて、
それでいて隠し切れない弱さと屈折さ加減は、いい感じでしたよ。
しかし、背、たけーなぁ。
木村さんと並んで歩くシーンでは、背は高いは、足長いは。
笑っちゃうくらい、すごかったよ。
