Juliet's Diary HOMEDiary INDEXpastwillsellection


2006年02月24日(金) 機動戦士Zガンダム

好評だったんですよ!前回の「機動戦士ガンダム」な日記は。
だってこの件で、はじめてメールを下さった方もいたくらいですから!
そうなんですよ。好評だったんですよ(多分)

そういうワケで「おもしろいからっ!」と、たっくんが大絶賛で
かしてくれた「機動戦士Z(ゼータ)ガンダム」
もうれつに期待して、鼻息荒く鑑賞いたしました。



して、今回もあらすじの説明です。

主人公はカミーユ・ビダンという少年です。
前回の「1年戦争」から7年が経過しています。

地球連邦軍(アムロが所属していた)は、ジオン(シャア所属)の
残党狩りを目的に「ティターンズ」という組織を結成していました。
しかしこのティターンズというのがクセモノでして、
宇宙居住者に対し、非常に残忍な行為に及んでいます。
地球に対して反抗的な兆候があると、虐殺に及んだりしています。
つまり「ジオンのような組織の発生」を恐れているのです。

しかしジオンが生まれたのは、
宇宙居住者に対する差別から脱出するため、です。
つまり圧制や差別がなくならない限り、第二のジオンは発生するのです。
それを虐殺や更なる抑圧をしても、事態はよくなりません。

そうです。第二のジオンが生まれるのです。
地球連邦軍のティターンズに対抗する勢力。「エゥーゴ」です。

ただちょっとわかりにくいのが、この「エゥーゴ」も、
宇宙居住者を主とした、地球連邦軍のひとつな感じなのです。
そして「ティターンズ」も地球連邦軍のひとつです。
つまり、地球連邦軍の中の「ティターンズ」という組織がチカラを持ち、
地球連邦軍を牛耳りだした、それに対して、という感じだと思います。
ちなみに「ティターンズ」は生粋の地球居住者が中心と思われます。

旧日本軍の中でも、海軍・空軍・陸軍とありましたが、
陸軍の暴走があったと思います。
そんな感じでイメージしてください。詳しくは自分もわからないのですが、
同じ地球連邦軍の中で、派閥争いな感じだと思ってください。


宇宙居住区サイド7の高校生カミーユ・ビダンは、些細なことで、
ティーターンズの兵士ジェリド・メサとケンカになります。
すごい下らないケンカなのですが、ここから彼らのいさかいは続きます。

カミーユはティターンズに恨みを持ち、誘われるままエゥーゴへ参入。
誘ったのはクワトロ・バジーナという男性。
実はこの人、以前は「シャア・アズナブル」という名前。
そうです。シャアが身分を隠し(いやシャアも本名ではありませんが)
エゥーゴに参加していたのです。
とはいえ、周囲には「シャア」であるとバレバレなんですが、
本人はバレていることに気がついていないようです(笑)

そして、地球連邦軍に危険分子として軟禁されていたアムロ。
既にエゥーゴの一員として加わっていた、ハヤト・コバヤシ。
ホワイトベース元艦長として輝かしい職についててもよさそうですが、
ティターンズのせいで閑職にまわされていたブライト・ノア。
ティターンズの悪政を暴こうとジャーナリストになっていたカイ・シデン。

旧メンバーもエゥーゴに参加なZですが、いかんせん殺伐としています。


前回のガンダムでは「アムロの成長」というのが物語の軸です。
だが今回の主人公カミーユは、まったく成長しません。
もともとゲリラ的要素の強いエゥーゴは、一応地球連邦軍のひとつである
ホワイトベースのような規律がどうも薄いようです。

おまけに「ハヤトもシャアも、若いのにガンダムをまかせて」
と、相変わらずふてくされるアムロの言葉の通り、
やたらコドモがガンダムに搭乗します。
ちなみにアムロが乗っていたガンダムは既に旧式になり、
カミーユが乗るのが「Zガンダム」です。ガンダム2って感じです。

他のパイロットも子供が多く、どーにもワガママ放題。
クソ生意気だわ、作戦は無視するわ、まったく成長しません。
「いつか成長するに違いない!」
そう思い、ガマンしながら次々とDVDをセットするじゅりちゃんを、
彼らはあっさり裏切ってくれます。


しかし新要因も登場です。それがティターンズの「強化人間」
彼らは「ニュータイプ」が自然進化なのに対し、
強制的に「ニュータイプ」の要素を加工された人々です。
自分の意思を押さえつけられ、まるで洗脳されたような強化人間は、
ものすごい能力を持ち、カミーユ達を苦しめます。

繰り返される殺し合い。だがカミーユもアムロとララァのように、
強化人間とは心で会話が出来るニュータイプです。
けれども強化人間がニュータイプと違うのが、それが人工的につくられ、
自らの意思を抑圧されているところにポイントがあります。

心を通わせながらも、狂ったように攻撃してくる強化人間達との戦い。
本編のほぼ全てを、そんな戦いが占めるのです。


アムロは兵士として成長しました。
それは、コドモから大人への成長でもあります。
けれどもカミーユは成長しませんでした。
子供の心のまま、彼は戦いの中に身をおき続けたのです。

その結果がどうなるか?

アムロは1年戦争のヒーローとしてその名を歴史に残しますが、
ティターンズの親玉を殺すことに成功したカミーユ・ビダンは、
アムロの次の栄光者にはなれませんでした。

カミーユには悲しい結末が待っていました。
それこそが、このZガンダムの真髄。
前作とは違い、ただただ、むなしい戦いだけが続くZガンダム。

カミーユ・ビダンはコドモの心のまま戦い続け、
戦争に対する怒りを克服できず、精神異常を起こし、物語は終わります。



あまりな結末に、じゅりちゃん呆然!

だがわかる!この作者の言いたいことはわかる。
「書ききれてないって、作者の人は言ってたよ」と、たっくんは言うが、
なんの! じゅりちゃんだって、小説を書く。

「書きたいことを100%出せることなんて、ありえない!」

なにをどーしたって、物足りない、伝えたりない。
ただただ、最後の結末のためだけに続いた、あの長い戦い。

だが言いたいことはわかる!! ものすっごい、わかる!
最終回を除いたほぼ全てが「前フリ」だと思われるこのZガンダム。
ものすっごいつまんないと思うけど、我慢して見る価値アリです。


だが難点もたくさんあります。

1:脚本に統一性がない。

前作が大好評で続編を望む声が大きかったのでしょう。
そのため、大急ぎで作られたと思いますが、とにかくザツ。
一番わかりやすいのが、アムロのシャアに対する二人称。
「キミ」と言ったり「アナタ」と言ったりしています。

日常生活でもそうですが、日本語の二人称は大事です。
「キミ」と「アナタ」では、相手をどう捕らえているかが全く違います。
尚、アムロはクワトロがシャアであることを知っています。
ファーストの最終話では生身の戦いをしていますし、
なにせ「にっくき赤い彗星」です。顔を忘れるワケがありません。

最初はアムロの中で、まだわだかまりがあるのかと思っていましたが、
どーも違うようです。話の流れに関係なく、二人称がばらばらです。

これは単なる製作上の不一致です。
複数のライターが関わっているのでしょうが、一本化されていない。
つまり推敲の段階で、あまり時間がとられていないように思うのです。

一人の人間が書いていたなら、まずありえない。どんなに時間がなくても、
日本人なら二人称をおろそかにすることはありません。
つまり、完全なキャラクター設定が出来上がっていないまま、
共通の定義を持たないまま、脚本が完成してしまったと思われます。

ってかさ。アムロがシャアに対して「キミ」は、ないだろっ!



2:ホワイトベースの元クルーのシャアに対する態度に疑問

あれほど仲間を殺された彼らです(シャアもそうですが)
なぜハヤトがシャアを受け入れたのかが、わからない。
ブライトも落ち着きすぎ。
唯一わかるのは、面会を拒否したカイと、敵意むき出しだったアムロ。
他の二人は、どーしてそーなったのかが、すっぽり抜けています。
小説版などで説明があるのでしょうか?



3:女性パイロットが多すぎ

やたら多いです。半数が若い女性です。
いや、メインキャラの半数以上が女性です。
人口が半減するほどの大戦争の後、若い女性が兵士というのは、
どーにも違和感、ありありです。

女性差別ではありませんが、戦争で女性パイロットというのは、
やはり異常です。なんでも男女平等ではありません。
おそらくニュータイプ能力のあるものがパイロットに、
ということなのでしょうが、これじゃ人口が増えないよ。



4:敵キャラがつまらない。

前作では「シャア・アズナブル」という、主人公のアムロ以上に、
絶大なる人気を誇り、いや、ガンダム史上、彼以上の人気者はありえない!
そんな、素晴らしい敵キャラがいましたが、今回はゼロ(泣)
前作ではランバ・ラル、クワラン曹長等、人間味あふれる人々でしたが、
今回はホント、記憶に残らない敵キャラばかりです。

おまけにずっとカミーユに付きまとう、最初のいさかいの相手ジェリドは、
本当にヘタレな男で、もうどーしようもなく、どーでもいいキャラです。
なんでこんなキャラ設定にしちゃったんだ、というくらい、つまらない。
多分、成長しないカミーユに対抗し、これまたジェリドも
成長しないコドモなキャラになったのでしょうが・・。つまらない。



5:シャアが殴られる

「そんな大人、修正してやるっ!!」

よくわかんないけどブチ切れたカミーユに、シャアが殴られます。
確か、2回くらい殴られます。
でもシャアは大人ですから(設定年齢がこのとき27歳)
コドモ相手に殴り返すことはありません。

ぐだぐだ言うつもりはありません。
ここは龍兄の言葉で、締めさせていただきましょう。

「シャア殴っちゃいかんですよね。殴っちゃ」

まさに。まさに。猛烈に同感です。



6:シャアのセリフがつまらない

「認めたくないものだな。自分自身の若さゆえの過ちというものを」
「坊やだからさ」
「これで勝てぬなら貴様は無能だ」
「いい女になるんだ、アルテイシア」

とにもかくにも、ファーストのシャアのセリフはすばらしい。
これは企画段階で相当練りに練られたものだと思われる。
時間の限られた中で、いかにその人物に的確、かつ印象的なセリフを
言わせるか? これこそが製作する側の最も難題とするところです。

前作のファーストでは、シャアはすばらしいセリフが随所にあった。
勿論、他の人物も、印象的なセリフが多く、ムダがひとつもなかった。

だが今回、どーしても納得できないセリフがある。

シャアに好意を持つ女性が、シャアの煮え切らない態度に腹を立て、
シャアに対して八つ当たりをします。その時のシャアのセリフ

「わたしに、どうしろというのだ」

あーりーえーねーっ!!! シャアのクセに! シャアのクセに!!
あんだけ自分の周りの女性を利用してきた男が、
今更「わからない」だなんて、言わせないぞ、ごらっぁ!!!

もう、がっかり。ありえなさすぎ。
おまけにシャアの戦闘能力を発揮するよなシーンもなかったしな。
っていうか、全ての登場人物が、モビルスーツの性能のよさで
勝っているような感じなんですよ。アムロの成長とは大違い。



以上が大体のじゅりちゃんの感想です。

ファーストの勢いで見ると、かなりがっかりしますが、
作品単体で見るなら、すじがきの荒さをがまんしつつ、
大局的に見ることにより、そのよさを感じることが出来るでしょう。



2006年02月23日(木) 機動戦士ガンダム

はっきりと宣言するが、今、ガンダムにはまっている。
そう。吾郎様の大好きなガンダムである。
いや、正確には「龍兄とたっくんが好きな」ガンダムである。
少なくともじゅりちゃんにはそうなのだが、すまFANである以上、
ここでは「吾郎様の好きなガンダム」と言っておこう。

数年前にめずらしく龍兄と電車帰りが一緒になった際、説明を受けた。
「勧善懲悪じゃないんです。ジオンは独立戦争をしかけているんです」
よくわかんないけど、普通のロボットものではなさそうだった。

その後「稲垣吾郎の呪い(日付もうわからん)」でも書いた祖母の葬儀。
通夜の席で親戚中がガンダムFANだったことを知る。
そこへノコノコたっくんが来ちゃったから、喪服で大盛り上がり。
で49日の時、いとこのダンナがテレビ放送シリーズの録画をくれた。
全部で50話くらいあるものだが、「オレが先に見る〜」と叔父にとられ、
先日やっと、我家に戻ってきたのだ。

して、今年の正月休み。見ましたよ。全部。
そしてじゅりちゃんは、ガンダムにはまったのだ。
はまったからには、言わなきゃ気がすまないじゅりちゃん。
僭越ではありますが、

吾郎様FANに告ぐ! じゅりちゃんのガンダム講座!

を、お楽しみください。吾郎様FANなら常識でございます(いばりっ!)
ネタばればれですので、ご注意を!(読んでも平気だと思うけど)



人口が増えすぎたため、宇宙に人が住めるコロニーをつくり、
人類が宇宙に移民をしていた時代のお話です。

移民をしたはいいけど、やはり政治は地球中心に考えられてしまい、
宇宙に住む人々には、なにかと不利な状態。
それに怒ったサイド3(コロニーの名前)の人々は、独立を宣言!
今後は地球中心の政治から離れ、自分達だけでやっていくんだ!
それが「ジオン」です。

いくらガンダムを知らない人でも「アムロ」と「シャア」
の名前くらいは、知っていると思います。
アムロは地球連邦軍の軍人で、シャアはジオン皇国の軍人です。
つまり、シャアは独立を求める「ジオン」所属で、
アムロはその独立を阻止する「地球連邦軍」の兵士なのです。


物語は15歳の少年、アムロを中心に始まります。
普通の少年アムロが住んでいたサイド7に、
ジオンが攻撃を仕掛けてきます。
それは後に「1年戦争」と言われる戦争が始まって半年。
全人口の半数が死滅したという、とても大きな戦争です。

ジオンがサイド7に攻撃をしかけたのは、地球連邦軍の大きな作戦が、
サイド7で行われていたのをかぎつけたからです。
それは地球連邦軍の秘密兵器「ガンダムとホワイトベース」の開発です。
その開発が、サイド7で行われていたのです。
ちなみにガンダムの開発者は、アムロのお父さんです。

ジオン、シャア率いる部隊の攻撃で、民間人が次々と死んでいく。
アムロの幼なじみ、フラウ・ボウの家族も死んでしまいます。
多くの人が死んでしまう中で、アムロは怒りを感じます。
そして偶然手にしたガンダム取扱説明書片手に、彼はガンダムに乗ります。

なぜ、正規のガンダム・パイロットがいないのか?
それはガンダムは開発されたばかりで、軍の中でもトップクラスの
秘密事項で、まだ敵に察知されるワケにはいかなかったのです。
だがそんなことを知らないアムロは、勝手に動かしてしまいます。
ちなみにガンダムには、最新鋭のコンピューターが搭載されていて、
素人のアムロでも、なんとか動かせるようです。


「連邦軍のモビルスーツは、マシンガンをうけつけないぞ!!」

モビルスーツの開発能力はジオンの方が上だったのですが、
連邦軍の最新兵器ガンダムは装甲が厚く、マシンガンでは歯が立ちません。
その上、ガンダムのあの「ずきゅーん!」というビーム銃。
ピンク色のビームがでる、あの銃です。龍兄の言葉を借りれば、
「あの時点でビーム銃を持っている、というのは、すごいことなんです」
ということで
「火力が違いすぎる!連邦軍のモビルスーツは化物か!(シャア)」
とのこと。
そういうわけで、アムロはなんとか、サイド7からジオンを追っ払います。


だが、うかうかしていられません。ジオンは、シャアは、
再度、サイド7を襲ってくるに違いありません。
そこで、サイド7の住民は、最新鋭の戦艦、ホワイトベースで脱出し、
連邦軍の基地、ルナツーへ逃げようとします。がっ!!!

正規のクルーが攻撃でほとんど死んでしまいました。
「クルーザー(あくまで宇宙船の)の免許を持っています」
という理由で、ミライ・ヤシマが、ホワイトベースの操縦を。
とりあえず動かせるという理由で、アムロがそのままガンダムで、
ホワイトベースの出航を護衛。
重機免許を持っているという理由で、カイ・シデンがカンタンクの操縦。

そうです。素人ばかり、それも少年達が、戦争に巻き込まれていくのです。

「銃を撃てるものはダレでもいい!」

これもまだ軍に入って半年、若干19歳の士官候補生、
ブライト・ノアの指揮で、出航前のホワイトベースの偵察に来たシャアを、
老人も少年も銃を持ち攻撃します。

なんとかシャアを追っ払い、ホワイトベースはサイド7を脱出。
そのホワイトベースをシャアが追ってきます。
「逃げきるか? それとも攻撃するか?」
なんとそんなことを、民間人の多数決で決めているのです。


これが初回から第3回までの大まかなストーリーです。
この時点で、こりゃなんか違う、と、じゅりちゃんは思いました。
15・16で平和に暮らしていた普通の少年達が、戦争に巻き込まれ、
自分達で戦わざる得ない状況に追い込まれていくのです。

他のロボットアニメでは、主人公には頼れる大人がいます。
だがガンダムの世界では、そういう大人はみんな死んでしまったのです。
唯一まともそうなのは、士官候補生のブライト・ノア。
だが彼にしたって、軍に入って半年の19歳です(おっさん顔ですが)

その後、ルナツーに逃げ切ったアムロたちは、
軍の最高機密を知った、という理由で、軍に拘束されます。
だが人員不足から、結局、本人達の意思確認もなく、軍人に。
それを拒否すれば、秘密を知った罪から終身刑とのこと。
ってか、正規クルーがほとんど死んでしまった今となっては、
とりあず動かせる彼らに、半ば押し付けた、と言った感じです。


その後彼らは、連邦軍の軍隊として、作戦に参加することを強制されます。
生き延びるためには、やるしかない。だがそこはコドモの集まりです。
いろいろと問題が発生します。最初の問題は、ブライトVSアムロです。

アムロは「怖いのもうヤダ」と、ブライトの出撃命令を拒否。
この時点で、もう普通の主人公じゃありません。
その後もブライトの命令をきちんと聞かなかったり、ワガママ放題。

「ガンダムの性能に頼りすぎる! 戦いは有効に行うべきだ」
ブライトもブライトで、アムロに厳しい。
ブライトとすれば、ガンダムのパイロットという超重要人物のアムロを、
自分に従わせなければ、全クルーの上には立てません。
また素人ばかりですから、とにかく全員にきちんと仕事を
してもらわなければ、生き延びれません。
その結果、ブライトはアムロをガンダムから降ろす決意をします。

「ボクが一番、ガンダムを上手に操縦できるんだ!!」

アムロは脱走し、戻った後は独房に入れられブライトに殴られ(すごっ!)
とにかく、アムロが兵士の一人として、指揮官ブライトに従うまで、
ブライトとアムロの熾烈な戦いが繰り広げられます。

アムロがブライトに従うようになったのは、意外にもジオン兵士の言葉。
「オマエの腕がいいからじゃない。ガンダムの性能がいいからだ」
その言葉をきっかけに、アムロの天狗の鼻はへしおられます。
そして、本当に強い男になりたい、という気持ちから、彼は変わるのです。


その後、ホワイトベースは数々の作戦を乗り越えます。
ブライトも指揮官としての才能を発揮するようになり、
ジオンの攻撃に上手く対応できるようになります。
アムロもモビルスーツの有効な戦い方を習得し始め、
優秀なパイロットへと成長し始めます。

ここらへん、けっこうはっきりと描かれているので、
素人のじゅりちゃんでも、アムロの戦闘能力があがってきているのが、
よくわかるようなお話になっています。
決して、ガンダムの性能のよさだではなく、アムロの腕が上がっている。
またジオンもガンダムに対抗すべく、いいモビルスーツを開発し始めます。
最初の頃に出てきていた「ザクとは違うのだよ、ザクとは」です。



そしてその頃、シャアは左遷されていました(笑)
ではアムロに次いで重要人物、シャアについて説明します。

「キャスパル兄さん」という言葉はご存知でしょうか?
ホワイトベースのクルー。セーラ・マスの言葉です。
そうです。セーラとシャアは、兄妹なのです。

シャアとセーラは、ジオンの創設者ジオン・ダイクンの子供で、
本名を「キャスパル」「アルテイシア」と言いますが、
ジオン・ダイクンが、デギン・ザビに暗殺されたため、
身分を隠して、ジオンから逃れていたのです。
そして成長したキャスパルは、シャアと名を変えてジオンにもぐりこみ、
「打倒ザビ家」の復讐を心に誓っていたのです。

ホワイトベースの戦いで、うまくザビ家の末弟、ガルマ・ザビを
死に追いやったはいいが、ガルマを守りきれなかったという理由で左遷。
だがその間、シャアは復活の時を待っていました。
そして、とうとう、赤い彗星のシャアが、
ニュータイプ、ララアを引きつれ、戦線に戻ってきました。


して「ニュータイプ」とは、なんぞや?です。簡単に言うと、

1:先読みのできる能力(勘のよさみたいなもの)
2:人の心が読める

この能力を持つ人間のことです。
宇宙で暮らすようになった人々が、その環境に対応するため進化した。
その進化の結果が「ニュータイプ」ということだそうです。
そしてニュータイプ、ララアとの出会いにより、アムロの中にあった、
ニュータイプの才能が、爆発するように開花します。

するとどうなるか? 
そうです。アムロとララアは心と心で会話が出来るということです。
するとアムロは気がついてしまいます。
「僕たちに戦う必要なんてないんだ」ということに。

アムロにとっては、運命の人となったララア。
だがララアは、シャアを守るためアムロの攻撃で死んでしまいます。
ニュータイプの能力を発揮しだしたアムロは、
シャアの戦闘能力を上回るようになっていたため、
シャアが窮地に陥ったからです。

「どうして彼女を戦争に巻き込んだんだ!」
シャアに憎しみを持つアムロ。そしてまた、
シャアにとっても運命の人であったララアを殺されたことにより、
アムロとシャアの、戦争とは違う戦いが始まります。


その戦いは、ジオンと地球連邦軍の最後の戦いとなる、
宇宙要塞ア・バオア・クーの戦闘でクライマックスを迎えます。
ジオンはここを突破されたら、もう後がありません。
連邦軍も総攻撃をかけ、ジオンも全軍動員に近い形での大戦闘です。

その中で、アムロを追うシャア。
ガンダムも左手を失い、最後には頭部(メインカメラ)も失います。
ア・バオア・クーの中に誘い込む、シャア。
戦闘能力ではもうアムロには勝てないシャアには奇策があります。
それは、生身での戦いです。

アムロもシャアの狙いに気がつきます。
ガンダムを自動操縦にし、ガンダムを降りるアムロ。
アムロの前を進んでいくガンダム。
そしてガンダムは頭上の敵、シャアのモビルスーツと相打ちになり、大破。

このお話は、ガンダムすら、大破なのです。
自動操縦で歩くガンダムが敵を察知。
頭上に向けて撃つと同時に敵のビーム。
くずれるガンダム。その横をアムロがすり抜け、シャアの下へ。
そうです。シャアはまだ生きているのです。


「カラダを使う生身の戦いでは、訓練している方が有利だ」

ニュータイプであるアムロに勝つには、それしかない。
だがなぜ、シャアがそこまでアムロにこだわるのか?
シャアの目的は、ザビ家なのに。
(ここらへんが少々まだ自分もわからないのですが、憶測で)

アムロはニュータイプです。地球連邦軍のニュータイプです。
そしてシャアも「私もニュータイプのハズだ」と思っています。
(言い切れない悲しさがあります)

「ニュータイプは人類全体のためにあるもので、戦争の道具じゃない」
という妹、アルテイシア(セーラ)の言葉。
そしてこの戦争の後(カンダムZ)、ニュータイプであると言う理由で、
7年間も地球連邦軍から軟禁状態にされてしまうアムロ。

おそらくニュータイプは非常に利用されやすい。
特殊な能力があり、通常の人間では太刀打ちできないニュータイプ。
その危険性もまだわからず、だが相当な能力を発揮するアムロを、
シャアが危険人物と考えたようです。
ニュータイプのために、このニュータイプ(アムロ)は危険だと。


しかし結局、互いに致命傷ではない相打ちに。そして爆風によって、
ふたりは離れ離れになってしまい、決着はつきませんでした。
そしてシャアは思い出します。ザビ家の最後の生き残りを。
打倒ザビ家の志を思い出し、ア・バオア・クーを脱出する
キシリア・ザビを撃ち殺し、シャアの復讐は終わりを告げます。


その頃、ホワイトベースは大ピンチに陥っています。
もともとジオンは宇宙コロニーのひとつが戦争を仕掛けたもので、
モビルスーツの開発に先んじていなければ、
地球連邦軍の相手ではありません。
だからこそ、この戦いも地球連邦軍有利だったのですが、
先陣を務めていたホワイトベースはエンジン部分をやられ、
ア・バオア・クーに不時着し、敵の猛攻撃を受けています。

尚、肝心のガンダムは別の場所で大破し、援護は望めません。
頼みのガンタンクやガンキャノンも多勢に無勢。
なにせ敵の要塞の真っ只中ですから。絶体絶命です。

クルーたちは手にマシンガンを持ち、敵兵と戦いますが、
そりゃもう、もう全滅間近って感じです。

その時、彼らはアムロの声を聞きます。
動けないホワイトベースを放棄して、その場を脱出しろと。
ニュータイプであるアムロは、連邦軍勝利を予感し、
全滅間近の仲間を救おうと、彼らの心に声を届けたのです。

アムロの声に従い、脱出を図るホワイトベースの仲間達。
その脱出直後、ホワイトベースは大爆発を起こし宇宙に沈みます。

だが肝心のアムロが戻ってきません。
アムロは要塞の奥深くまで入り込んでいたので、自力で脱出ができません。
だがアムロは大破したガンダムをみつけます。
ガンダムは3つのパーツに分かれることが出来、
腹部の操縦席が、脱出用のコアファイターという戦闘機になるのです。

手動でガンダムからコアファイターを切り離すアムロ。
そして彼は仲間の元に戻ることができ、そして戦争も終わりました。




以上が、超大まかなストーリーです。

最初のアムロがなぜガンダムに乗ることになったのか?
なぜ少年兵たちばかりなのか?
ブライトとアムロの戦い。そしてアムロの成長。
最大の敵、シャアの復讐。そしてニュータイプ。


「すごい緻密な計算がされているんですよ」と、たっくん。

わかる。すごいわかる。かなり大勢のスタッフの知恵が入っている。
そしてストーリーの狙いを的確に表現する逸話がたくさん入っている。
また主人公の成長だけではなく、まわりの人物も成長している。

非常によく考えられたストーリーです。
吾郎様が好きな理由が、よーくわかります。


人物もおもしろいです。
敵兵士も非常に魅力的で、シャアは勿論ですが、
アムロに「ガンダムの性能のお陰だ」と言った、ランバ・ラルや、
ニュータイプのシャリア・ブルなども、
かなりいい味出してるおっさんです。

ちなみにアムロは、気の多い男です(笑)
ボーイ・ミーツ・ガールな要素もあり、
件のララアの他、年上のマチルダ大佐(だったかな?)にも恋をします。
カイ・シデンも敵スパイであるミハルに恋をしますし、
ハヤト・コバヤシもフラウ・ボウが好きになります(後に結婚)

また後半、ミライ・ヤシマを巡り、婚約者のカムランと、
スレッガー中尉、ブライト・ノアの三つ巴の戦いがあります(笑)
これがまた、けっこうおもしろいんだよな。
「いいのか!ブライト!待っているなんて言ってる間に取られちゃうぞ!」
と、こっちはやきもきです。
まぁこの戦争の後、ブライトとミライは結婚するのですが、
微妙にやきもちな常に冷静沈着なブライトが、おもしろかったりします。



さてさて、にわかFANのじゅりちゃんの解説です。
ここまで読みきった方が、いらっしゃるのでしょうか?
すまFANの中にも、ガンダムFANの方は、いらっしゃると思いますし、
検索で来た、真性ガンダム・チルドレンな方もいらっしゃるでしょう。
「そーじゃねーだろー!」と思う方もいらっしゃるでしょうが、
まぁご勘弁を。
とりあえず、おもしろかったよ、みんなも見てみたら?というお誘いです。

って言いますか、既に3回目の鑑賞を終わりました(笑)
けっこうな長さですが、今年に入って、既に3回ですよ、3回。
そりゃもう、すま番組鑑賞時間も迫害するほどです。

でも、おもしろいです。
というワケで、yokoさん。ご覧になりたければ、ご連絡くださいませ。


2006年02月21日(火) 小宮君の真価とバレンタイン

「あいのり、好きなんですよー」と、広島小宮君の熱心なオススメで、
すますま後の「あいのり」を見だして、早1ヶ月。
もともと、すますまの時間変更を危惧し、
常に11:30まで予約してあるから、見逃すことは絶対にないのだ。

「ボクも、ラブワゴンに乗りたい」という小宮君。
しかし最近のメンバーは超個性派ぞろいなので、
単なるサラリーマンなだけじゃ、選考にもれてしまいそうな気がする。
しかしそんなワケで、小宮君とは電話でちょこちょこ、
共通の話題が出来て、楽しんでいるのだ。

して問題の「スーザン」男性である。
彼には「ミーちゃん」という仲のよい女性がいるが、
彼女はスーザンがずっと好きだった。
スーザンはミーちゃんの気持ちに気がついているが、
長いこと好意以上の気持ちはなかったようだ。

ところがここへきて、スーザンの気持ちがミーちゃんに動き出した。
ミーちゃんもうれしくてしょうがない。
そして、ミーちゃんは先走り、スーザンは戸惑った。


「アレはねー。ダメですよ〜。男は絶対、ひきますよ」

小宮君は力説する。

「そうかなぁ。そりゃひくとは思うけど、決定打だとは思えないよ」
「ダメ、絶対、ダメ。もうダメ」
「じゃ、スーザンはミーちゃんのこと、もうダメなの?」
「うん、絶対ダメだと思う」

そりゃ先走ったのは、ミーちゃんだけど、その1回だけで、ダメなの?

逃げるスーザンを探し出し「一緒にいさせて」と懇願するミーちゃん。
スーザンはそんなミーちゃんの気持ちを受け入れることが出来ない自分に、
とうとう「男泣き」をしてしまい、ミーちゃんも泣き出してしまう。

泣きながらレストランで向かい合う二人。
「ピザ・・。食べよう・・・」
スーザンが涙をこらえて切り分ける。


ドラマである! ソン所そこらの演出では出来ない、ドラマであるっ!

そして次週。ミーちゃんはスーザンの気持ちを確認するため、
日本行きのチケットをスーザンに渡す(らしい)

「ダメですよ、ダメ。スーザン、絶対帰らない」

小宮君は確信を持って言う。
うーん。そうかなぁ?
あんなことでイヤになるスーザンじゃないと思うけど。
ミーが帰っちゃう!って思ったら、焦ると思うけどなぁ。



そしてじゅりちゃんは考える。
小宮君はどちらかと言うと、あいのりメンバーの中ではアレックな男だ。

「小宮君はねぇ、隣に座った女の子を、すぐ好きになるんですよー」
とは、小宮君のお仲間、広島営業のシノブちゃん(男)の言葉。
「勘違いも、すごいんですよー。
今、彼氏のいる子が好きらしいんですけど、もういいように解釈すんです。
アレは照れているんだ、とか! そのクセ、ぜーんぜん、奥手なんです」

そういう情報から、自分からは言えないタイプだと思っていたのだが、
どうやら「自分から行きたい男」なのだろうか?
だから、女性から寄ってこられるを、ヨシとしないのだろうか?


「そうですねぇ・・。最後は仕方ないですから、ちゃんと言いますけど」


えぇえええええ〜???? その言葉、他の広島の人が聞いても、
そうだよねー、って、言ってもらえるのかな?

いや、いい男なんですよ、彼も。
見た目は中村勘太郎似で、まぁかわいい感じの、先日で30歳。
とにかく礼儀正しいし、あまり悪乗りもしない人だ。
また電話の声が非常に大人っぽくて、年上感ばっちり!
じゅりちゃんも年下だとはわかっていたけど、ずーっと敬語だった。
ただし、あった瞬間、言葉遣い変えたけど、
電話になると、また敬語に戻るくらい、落ち着いた口調なのだ。
決して、非モテではないのだが、どーも押しが弱い印象だったのだ。


最近、あいのり熱上昇中。
次週どうなるかも楽しみだが、小宮君の男としての真価にも興味津々です。



追伸

バレンタインには、小宮君にも贈りました。
今年は、グアムで世話になった広島たっちーにも贈ったのですが、
小宮君も一緒に、夜のドライブに行ったしね。
(無論、江川君もフランケンも贈った。ついでに林田さんにも・うふっ)

「もう、いいのにー。いいのにー。気を使わなくていいのにー!!」

とは、広島事務員のコニーちゃん。
ものすっごい笑いながら、大興奮で、その口調は
「オマエはヤツらの母親か?カミさんか?」である。
(いや心情的には、多分そうなのだろう。かなり若い女性だが)

「小宮君、よろこぶよー。いっつももらえない男だから」
「アレ?広島は事務所内であげないの?」
「あげませんよ」
「でもプライベートでもらっているんじゃん?」
「もらっているワケないですよ!」
「そんなこと言ったら、失礼よ!」

そしたら、コニーちゃん!!
「ねぇ! 小宮君、いつもバレンタイン、いくつもらってるの!!」
って、大声で言わなくても、いいじゃん、ちょーすげー。

で、結局、コニーちゃんは、

「数えたことないって。そりゃ、ないもんは、数えられんわな」

って、そりゃーあんた、あんまりだ!(泣)



追伸2

今年のバレンタインは、ちょっとヘンなオマケがついていた。
数ヶ月前の合同会議の際、九州支店長からクレームが来た。

「去年のバレンタイン、じゅりちゃん、くれなかったじゃん!」

もともとこの九州支店長は、本社営業部課長だった方。
九州に転属になったのだが、本社からダレも贈ってこないじゃ、
さぞ、かっこう悪かろうと、じゅりちゃんが贈っていた。

ちなにみ本社営業部の同僚、曰く
「本社の営業マンは人数が多いから、他まで手が回らない」だそうだ。
かわいそうに。だから転属直後より、まぁじゅりちゃんも管理部門。
ご縁は深くなったと言うこともアリ、送っていたのだ。
静岡に行った課長様にも、ね。

で、去年。確かにじゅりちゃんは、贈らなかった。
理由はある。おととしのお返しが、なかったからだ。

お返しがないから贈らない、というと、お返し狙いに思えるかもしれんが、
所詮義理チョコである。迷惑なのかもしれない。
もらったものをつき返すワケにもいかんじゃろーから、返さない。
そういうことなのかな?と、遠慮したのだ。

もともと支店長宛に送っているとはいえ、そこは支店長。
こちらもその点は考慮し、大き目のものを贈っている。
「じゅりさんからだよ。みんなで食べて」
そう支店長が事務員に配るように、見栄を張れるように、贈っているので、
支店長が食べられるのは、たった1個だけ。
でもお返しは、同額近いものをおくらねば、こちらも見栄がある。
けっこう面倒なことかもしれないと、反省していたのだ。


「だって、おととしお返しがなかったら、迷惑なのかなって」
「そんなこと、オレはしない! 返したよ」
「だってこなかったよ。じゅりちゃんもお礼の電話していないでしょ」
「そういえば、電話なかったねぇ・・」
「でしょ? 届いたらお礼の電話くらい、いつもしてるでしょ?」
「でも送った! オレは、送った!」

言い張る支店長。

「ソレだけ送ったの?」
「いや、他の書類と一緒に」
「じゃ、じゅりちゃん宛って、張り紙しておいた??」

そしたら、支店長!「うーん・・・・」と、うなってしまった(笑)

こりゃー、ダレか食べちゃったよ。おととし(笑)
じゅりちゃんと同じ苗字の部長さん(おっさん)がいるけど、
まさかその人じゃないよね(笑)

「じゃ、今年は贈っていいの?」と聞くと、
「うん! 贈って」とのこと。

ごめんよ。去年はきっと「あーあ。とうとう東京からこなくなった」と、
事務員さんたちのカゲグチが(笑)見にしみたのだろう。
ちょいと今年は奮発しておいたので、胸張ってね。

しかし・・・。静岡の所長からも、おととしは来なかったのだ。

「ねぇ・・。おととしさ」と、尋ねてみる。
「そんな失礼なことしないよ。贈ってるハズだよ」だって。

だーれだよ。食っちゃったの(笑)



追伸3

先日のじゅり家でぱーちー。応募は2名様で、計4名での集い(笑)
じゅりちゃん人気ねーなーですが、こじんまりとした会合でした。
してその席で、kon-chan氏がチョコレートをくださいました。
デパートのセールの熱に吸い寄せられてしまったそうです(笑)
当然、話題は、バレンタインのこと。

「ウチのダンナは、今からいくつもらえるか楽しみにしている」
「ウチのダンナは、今年ももらえないのかな、と憂鬱になっている」

そうかー。結婚していても、欲しいんだ。
世の中のアンケートでは「バレンタインはやめたほうがいい」という結果。
そりゃそうだろう。ある意味、残酷な結果をもたらすのだから、
男にとっては、わくわくであり、辛い日でもあるのだろう。


「ねぇ・・。じゅりさんもウチの部署に、あげてよ」

木村は言う。木村はじゅりちゃんの業務課とは兄弟部署の資材課だ。
資材に女性がいなかったときは、仕方がないから、
じゅりちゃんがあげていたが、木村が入社してからは、
きっぱり! あげるのをやめていた。

「みんな喜ぶと思うよ」と木村は言うが、資材課は男が4人もいる。
木村は龍兄・たっくんにもあげている。
だがじゅりちゃんは、そこまで金がない。
そう。じゅりちゃんは「単に好意があるから」というチョコは配らない。
完全義理チョコ主義を、徹底しているのだ。

龍兄、たっくん、本部長。
そして席が隣の部長さん。部長といっても出向社員だから、
部下がいるわけでもないので、じゅりちゃん管轄と判断したからだ。
それと九州支店長と静岡所長。これは旧本社の人だから。

そうはいっても、今年は「グアムで世話になった人」に、今年だけ(笑)
九州は江川君とフランケンに送ったから、
ついでであるが(ホントか?)林田さんにも、送っておいた。
けっこうな出費だったが、今年だけである。

っつーか、この中で独身は、たっくんとフランケンだけで。
つくづく、効率の悪い女、じゅりちゃんです。



追伸4

そんなじゅりちゃんも、例外がある。
そう。何年か前のバレンタイ日記に書いたが、例の営業マン。
じゅりちゃんが入社以来担当をしていた、あの営業マン。
彼には「イヤガラセ」で、毎年チョコレートをあげていたが、
今年はヤメタ。理由は「浮気」だ。

彼は他部署の新入社員の女性が、好きになったようだ。
とはいえ、36のクセして21歳を狙うのはムリがある。
当然、社内からは、失笑をかっていたが、このたびめでたく、
彼女が結婚退職をするので、失恋と言う結果に終わった。

「今年はあげなかったんですってねぇ〜」

そりゃもう、10年連続あげているのだから、社内中が知っている、
この「じゅりちゃんのその営業マンの、いやがらせリレー」
毎年「今年ももらったのか?」と、まわりが確認しているらしい。


「そうなのよ。でも、今年は、じゃないのよ。来年もよ」
と言うと、その営業と仲のいい人は、びっくりする。
「どうしてですか? 寂しがっていましたよ」

だから言うのだ。ここはじゅりちゃん、はっきり言うのだ。

「わたしはね、浮気する男は許さないのよ!」


じゅりちゃん、例えイヤガラセの恋愛?でも、浮気は許さない女らしい。
自分でもびっくりするくらい、嫉妬深い女のようです。


2006年02月20日(月) すますま(中居さんの勘違い)

個人的に中居さんのあの「最後は勘違いだよ」のお決まりコントが好きだ。
何が好きかって、とにかく「最初は絶対かっこういいっ!」中居さんだ。
白いシャツの胸元が開いているのが、ぐふふ、なのである。

ただ今回残延なのが、最後に壁に激突したとき、穴があかなかったこと。
どーんとあいていれば、飛んでく中居さんが見れたのに。

ちょぴっと残念だけど、また期待しています。
結末がわかってはいるけど、かなり好きです。



お歌の時間:翼をください

「子供心にも、これはいい歌なんだ、と思った最初の曲だと思う」

木村さん、ナイスコメントです。
確かにそう。絶対そう。
たぶん、小学3・4年生くらいだと思うが、自分もそう思った。

合唱コンクールとかでも、歌ったよね。
ホント、木村さんの言うとおりです。
木村さんは物事を的確にあらわすことが、できるのですね。
とってもいいコメントでした。小さいころの感動再びです。



追伸

個人的なことで申し訳ないが、デ部長の兄の、兄部長。
「あの角度の高橋克己さん」に、そっくりだった。

「ねぇねぇ。兄部長にそっくりだと思わない?」
木村に確認してみたが、木村はまだ録画したままで見ていなかった。
翌日
「見た見た!ちょーそっくりっ!!!」

そりゃ兄部長のほうが若いし、かっこうもいいとは、
言っておかなきゃいけないけど。
でも、あの角度で、あの髪型で、でもってあの場所のハゲは、
びっくりするほど似ていて、木村と大笑いだったのでした。
あぁ、絶対、言えないわ。


2006年02月07日(火) ぷっすま(ペア当て眼力バトル)

かなりおもしろいと思ったこの新企画。
欲を言えば、見ているほうも予想しやすい編集なら、尚可。
若干、つよしくんが苦しそうだが、それを除けば、かなり楽しい回だ。

恋人同士はまだいい。だが問題は若手芸人コンビの時。

「ボケ役がひとりでボケていると、ツッコミの人は、うずうずする」

たくさんの人の中から、相手を選ぶワケで。
やっぱり相手あっての、間柄なワケです。
そんな相手が、別の人とコンビを組んで!!
自分より上手くやっていたら、かなりヘコむよな(笑)

でも「えっ?コンビじゃないの??」っていうくらい、
上手くいっていた初対面の人々もいた。
これって、相性がいいってことなのかしら?
見ているこっちも、ビミョーに落ち着かない気持ちになってしまう。

でもさすがだなぁ!と思うのは、いつもの相手との、即興のやり取り!

相手がどうするか? 
知り尽くしていて、かつ予想外の時でも、いい返しが出来る。

そういうのって、いいなって、思いました。
ペア当てとは若干主旨ズレですが、またやってほしいです。



追伸

動物博士だったのね。

やはりナレーションをやったのは、大きかったのか?
はたまたその後も興味を持ち続け、見続けちゃったのか?

かなり的確な質問に、じゅりちゃんはびっくりです。
人って、意外な才能や知識が、あったりするのね・・・。


2006年02月06日(月) すますま(チャン・ドンゴン)

ビストロ。ゲストはチャン・ドンゴン氏
しかし、せっかくの韓国人ゲストなのに、ちょなんかんはお休み。
インフルエンザって、まったく。
予防接種したのが最近だ、と聞いているが、
まさか抗体作らないで、培養しちゃったの??
なんてことだ。ほんと、肝心な時に、という感じでございます。
まぁかわいそうだが、仕方がない。自分が悪いのだ。


「映画のイメージから、もっと鋭い人かと・・・」

そうなの? 役者の吾郎様でも、そう思うの?
いやいや、びっくりした。だって吾郎様だって、
「演じている自分と、普通の自分は違う」
というのは、当然のごとく経験済みなハズなのに、どーして?

やっぱり本業の人でもそう錯覚するのだから、
素人の我々がそう思うのは、当たり前なんだな。
また、それくらい錯覚してくれないと、役者もプロとは言えないんだな。


いつも思うが、韓国人ゲストはとても礼儀正しいし、
男性でも言葉がやさしく聞こえる。
チャン・ドンゴン氏は尊敬語は使っていなかったが、
ずーっと丁寧語で話していたし、言葉遣いに好感が持てた。

だから余計に思う。なんなんだ、あの国は。
ひとりひとりはいい人が多そうだし、自分もイヤな気になったことはない。
だが集団になると、途端に話の通じない塊になる。
向こうもそう思っているのかもしれないが、ちょっと信じられない。

ドンゴン氏もそうなのだろうか?

丁寧に笑顔で話し、快い会話をしてくれる彼と、すまメンバー。

今の日韓関係では、ありえないよな、と、少々苦笑い。
おまけに今日(2/11)、トリノの入場行進を見ていたら「Corea」だってさ。
単に「Japan」より後なのが気に入らないからって、
アンタそんなこと、ホントにやっちゃったんだ。

あーあー。どうしてそうなんだろう。
歪んだ民族感情は、あまりにみっともない。


だがそれでも、思う。

丁寧なドンゴン氏。料理をふるまう、すまさんたち。

これが、正常な姿なんだと。
尊重し、気を配り、理解しようと務め、楽しい時間を共有する。

また韓国人ゲストのご来場を、楽しみにしております。



追伸

クサナギーニョは、つまらない。


追伸2

インフルエンザって、そんなに感染力が強いのでしょうか?
会社に入って10年。昔より今のほうが感染している人が多い気がします。
っていうか、感染している人、いっつも同じ気がします。

そう考えると、結局は「抵抗力」もうそうですが
「生活習慣」じゃないかと思うのです。
例えば、手洗いうがいの習慣がある人は、比較的かかりにくい。
ない人は、冬だからっていきなりやるとも思えないので、かかりやすい。
また毎晩遅くまで飲み歩いている人は、人ごみにも長時間いるでしょう。

そういうワケで、今年もたっくん、インフルエンザでお休みです。
原因は「毎晩の飲み歩き」と、自分はにらんでいます。
そりゃ本人も苦しいでしょうが、こっちも怖いです。
なんせ昨日まで「保菌者」と接触していたのですから。
龍兄とふたりで「我々も発病するかも?」という恐怖に包まれています。

すまさんもインフルエンザ。毎年のようにどなた様かが、です。
彼らの原因は簡単です。
「疲れていないと思っていても、やっぱり疲れているのよ」
って感じです。年もとってきたしね。
なんだかんだ言っても、忙しいんだな、という感じです。


追伸3

1日目:撮影中に病院へ行き「インフルエンザ」と診断される
2日目:入院
3日目:ホテルで静養

この男は、本当に「彼女」いないんだな、と。
いや、いるかもしれんが、少なくとも「同棲」はしていないようだ。

入院はわかる。医師の判断かどうかは知らんが、まぁいい。
でもなんで翌日が「ホテルで静養」なんだ?

要は自宅で寝ていても、面倒見てくれる人が、おらんのじゃろ。
ホテルなら事務所の人が、身の回りを世話できるものね。
家に人がいるなら、ホテルや事務所の人よりも、
身近な人に世話をしてもらった方が、気もラクだと思う。
もし身近な人に移したくない、というなら、もそっと入院しててもいいが、
1日の静養で、自宅に戻っちゃっているしなぁ〜。

独断ではあるが、勝手に想像で、大笑い。
慎吾ちゃんがインフルエンザの時は、入院してなかったよな(笑)

かわいそうではあるが、笑ってしまう。
「家帰っても、アンタ食事もしないでいるんでしょ!」
事務所の人に言われるがまま、ホテルへ連行。

もうかからないと思うけど、手洗いとうがいはこまめにね。
ただでさえ疲れているんだし、かかれば苦しいのだから。
がんばって、実行してね。
自分も怖いよ。あと一週間くらいたたないと、安心できないよ。あーん。


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