千羽鶴
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小さな鳥籠に逃げ込む小さな俺 籠の中で小さく小さく蹲り 全て消えてしまう事を願った そして黒いモノだけが どんどん大きくなって行った
小さな鳥籠の中の小さな俺 籠の中からいつも羨ましそうに外を見つめ 何かを手に入れたいと願った そして外に出たいという願が どんどん増えて行った
ある日外に出ようと思い立ち 顔を上げると そこには黒いモノが 籠一杯に膨らんでいた
小さな出口
大きな闇
いつの間にか闇が膨れ上がり いつの間にか俺はこんなに大きくなっていた 黒に侵された俺
でも黒は少しずつだが 減らすことが出来た 時間はかかるが 少しずつ 少しずつ
いつかこの鳥籠から抜け出す為に いつかここから走りだす為に 少しずつ 少しずつ いつか何かを掴む為に
俺が吐きたかったと嘆く言葉が沢山俺の周りにあって んー何だろうな。 俺の場所は無いって感じかな。 でも続けていたい…かな。
あざ笑われても、馬鹿にされても、それが俺だから 誉められても、凄いと言われても、こんな俺だから
でも、貴方のその一言で俺を見つけて貰ったようで その一言があるから生きていける その一言があるから俺はここに居る
沢山の気持ちと 少しの涙を込めて
小さく、そして大きな星を見つける旅を続ける貴方へ 煌く星を目指し旅を続ける貴方へ
ありがとう
まだ道すら見つけていない俺だけど いつか俺も歩き始める いつか俺も星を目指す
嬉しい事 苦しい事 楽しい事 悲しい事 沢山ある旅の中で いつかどこかでまた会ったら その時はお互い笑顔で会おう
じゃ またな
俺は結局動けて無い。 羽ばたく翼も持って無い。 俺は何時からここに居て 何時までここに居るのだろう。
いつも目指すモノは遥か遠くで輝いてて 俺はここからいつも眺めているだけ。 ある人は自分の目指す輝くモノを目指して 立ち止まりながらでも 振り返りながらでも いつも「それ」を目指している 動いてる
世界に溢れている言葉達 気持ちを乗せて放たれた言葉達 貴方達の言葉は俺の元まで届いてます。 そしてその言葉は俺の中に溶け込んで 俺の一部になって共に生きてます。
俺の言葉はまだ引き出しの中で眠りながら 誰の元にも届くことなく腐りゆく 俺の言葉よ いつかあの空へと放とう そして俺が与えられたように 誰かの元へと飛んでゆけ 受け入れられなくてもいい 俺が、お前が存在していることを知ってほしい 「ここ」に居るのだと知ってほしい ただそれだけ
でも もし誰かに受け入れられたら もし誰かの心に留まれたら 俺もお前もそこで生き続ける 小さな俺の分身よ いつかあの空へ放つから 願わくは誰かの心で生き続けてくれ
いつも誰かに何かを伝えたくて 思い立ってに手紙を書く。 でもその手紙たちはいつも相手の元に届く事は無く、 机の中で眠ることになる。(又はゴミ箱行き いつも積もり積もって筆を持ち、相手へ伝えたい気持を書き綴って、 相手に伝えることなく終わらせてきた。 何か自分に手紙を書いてるようなモノなのかな。 書いて読んでそれでもう納得させてしまってる感じ。 そうやって手紙に綴って言葉たちは 今も静かに眠り続ける。又は消えて行く。 相手に伝わらないと分かりながらも俺は言葉を綴り続ける。 いつか伝えることを夢見ながら。
幼い頃の冒険や恋、友情を乗せた歌がそこらじゅうに溢れていて 幼い頃の自分を思い出し、本当に何も無かったのだと思い知らさせる。 俺もそんな素敵な唄を紡ぎたかったな。 もっと早く貴方達に出会いたかったな。
でも今は今。 歩きだそう。 小さな何かを見落とさぬように。 突っ走ろう。 先の何かを掴む為に。 そして時には立ち止まり、 月や花を愛でながら 共に唄でも口ずさもう。
これからでいいかな? 今からでいいかな? 何が正しいかなんて分からない俺だけど 何が間違いなのかなんて決めれない俺だけど 少しずつ 少しずつ カラカラの鉢植えを水で潤すように。
小さな俺の閃き 先を目指すよ 少しずつ少しずつ
キラキラしてて眩しいくらい あれを目指して少しずつ歩く 寄り道しながら 道草しながら あれが何なのか知らない でも俺は目指すよ
いつか側へ行くから 待ってろよ
mocco
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