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深夜1時1分 隣で微かなる いびき音に目が覚め 「じわじわ」と 徐々に体も覚め出す なんでこんなダルいんだ ? と思ったら 愛しのメゴりんと 向かい合い キスしながら寝てた この気だるさは 「幸せ」という重さ 晩御飯を作らず 爆睡していても 怒られる事も無く 他に目を向けられる事も無く 一途に愛され「十二年目」 よく考えなくとも この自由過ぎる程の身である 自分に 多少の波がある事は 勿論の事だけれど 他人と比較せずに 感じる事の出来る「幸」 ココにも記録していたけど 不安定な時期は とにかく「記録して置く事」や 「発散する事は大事な事」だ と 月単位で細かく記憶を残していたけど カレとは「三年目」を迎えた 相変わらず 一方的な喧嘩が原因で 涙や鼻水や唾液 といった 体液で顔中を腫らしても その全てを 舐め 吸い取ってくれる 神経質だった筈のカレ 鼻全体をすっぽり包まれて バキュームカーのように吸われる 時間を掛け 機嫌を取り戻した私は それを 「エコ」 ? と からかうけど 「汚い」と言う事も 思う事も 自然と無くなった その後のキスは さすがに出来ないけど(笑 それでも喧嘩のペースは 落ち着いていて ここ一月 喧嘩は勿論 下らない愚痴を 言う事すら無く 「三年」を跨いだというのに 仲良し過ぎて 「空気のような存在」と言うより 「空気という壁」すらも感じさせず 一緒に居れば 過ごす時間だけ 深まってゆく感じがする 二人の奥底にある「何か」が ある時こう言った 「 にゃんこが俺の傍から離れたら 俺の生きる意味なんてないよ 俺には何も無くて 俺からにゃんこが居なくなってしまったら 俺はここにいる意味が無い 」 それだからと カレは遺言状を 両親へ送った 「 俺が居なくなっても にゃんこが困りませんように 」 と |
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