enpitu



born
2007年12月25日(火)




当初一足3万前後の
靴を予定していたけれど

種類とデザインが豊富なお店を見つけて

1万前後のものを2足
買って貰うことになったんだけど

そのうち1足は海外から輸入してもらうのに
個人輸入という形となったので

送料だけで約1足分プラス

靴は一足増えたわけだけど
金額はなんとか3万以内に

しかし

いざ履いてみると

ソールが硬く
歩いていると痛くなりがち

どうしても腰に負担がかかってしまう

そんなんで

結局はオールソール換えで
お店へと出向く形となった


タクシーでふらり行こうとしたけれど
午前中はビタミンフル点滴を打ちに
連れて行ってもらったので

車で向かう

修理を出そうとする前に
店の住所の記載に間違いがあり

何度か迷い
予定より30分も過ぎた

こうゆう時カーナビより
ナビタイムの方が役に立つ

「オールソール交換」だけではなく

つま先とかかとのソールの差や

素材について

あれやこれやと注文をつけたので

とりあえず「できるかどうかわらない」ということで
まずは見積もりをしてもらうことに

何もかも予想通りに作ってもらうとしても
2ヶ月以上かかるらしい

ってもう冬が終わっちゃうじゃんよ

まぁ靴自体は一年を通して
履けるタイプなのでヨシとするかな

ワケもわからない喧嘩をふっかけて

時間があったのにもかかわらず
行かなかった自分が悪いんだけど・・・・・

今朝もインターホンが鳴って

「車用意したから下まで来てね」といわれた時

「靴2足もあるのに 自分で持っていかなきゃなんないの ?」

なんて

それも嫌な言い方したもんだから
高速に乗るまでの10分間は気まづかったけど

車がスムーズに走り出すと共に
二人の会話も進み弾む

我侭な私に
カレもようやく慣れてきてみたい


元々靴は気に入ったものを
長く履くタイプの割りに

次に履く靴探しに
すごく時間がかかるので

手元に2足なくなってしまうと

履く靴がなくなってしまう

普段からひとつのものに懲りだすと
集める癖があるので

新たにもう2足買ってもらうことに

今回もまた輸入してもらったんだけど
前回時間がかかったので

海外の住所に送ってもらい
転送してもらうことにした

日本に発送してくれないところは
面倒なんだけど

デザインが気に入っているし
自分は靴を選ぶだけだし

って買ってもらった靴だけど

どれも同じようなデザインで


「 あんま区別がつかないよね 」


なんて笑われた

確かに区別はつくものの
素材も色も形もよく似ていて

並べていても
さほど区別はつかないだろうな


思えば靴と下着や服は外国製のものが好き

17の頃から個人輸入にハマり
全て海外から送ってもらっていた

当時日本ではスヴェルトが流行っていて
日本でも買えないわけではなかったけど

パリの有名なデパートから
送ってもらっていた

その頃は円安で送料を入れても
こっちより全然安く買えた

他にもローライズのカーゴ
ルームウェア

インテリア関係まで
ありとあらゆる物を


そういえばこのころから
仕事を始めて収入も

今とさほど
変わらない金額を貰っていて

親に生活費を入れていたり

時計がなくても困らないような

いつでも愛情に満ちた
自由気ままな生活を送っていたけれど

それは今も変わらず


こんな風に私は変わらずに

時だけが過ぎていく

そんな気がする



ソールの修理代がいくらかかるか
わからないけど

新しい靴と修理に出した2足分と
その修理代を入れると

だいたい8万越えるか越えないか

この前買ったソファカバーと同じ金額

と思うと安い気がしないでもない

たった数ヶ月前に買ったソファカバーは

もう数ヶ月経てば
ワンコらによって

毛玉だらけになって

また変えなきゃなんない

そう思うとやっぱり安い


「 今年のクリスマスプレゼントは

  靴にしようかなぁと思ってね 」


そう嬉しそうに提案してくれて

カレが選んでくれた靴ではなく
私が選んだ靴は

本日中に発送され
来週中には届く予定


だけどよくよく思えば

これもまた自分の足形に
ソールを作ってもらうとすると

8万じゃきかなかったり・・・・・

だったらカレの言う通り

自分だけの靴を
オーダーすれば良かったのかも

結局私はいつもこんな調子だ


久々のお出かけで
前々から「行こうね」と約束してた

イタリアンなお店で

昼食をとる

いつものように高いお店ではないけれど

イブということだけあって
若いカップルから老夫婦

それぞれのカップルだと思われる
男女の関係が

実際どんな関係だかわからないけれど

ほのぼのとした雰囲気に

味はそこそこなのに「美味しい」とさえ感じた


そのままデパートへ行って
予約しておいてくれた

クリスマスケーキを取りに行った

といっても並ぶのが嫌いな私は
車で待つことに

なんだかんだで

ひどい喧嘩を繰り返してきたけど
カレとの日々を重ねてきて

今もこうして隣にいる

このままずっと一緒にいられるような

そんな気分になるのは

クリスマスのイルミネーションのせいかな


一旦ケーキを置きに帰り

次は「タルトのお店へ行こう」って
張り切ってたけど

もう夕方なのでやめることにした

ちょうど去年の今頃
私の為にと往復6時間かけて

私の大好きなタルトを
買ってきてくれたことがあった

その時ブルーベリーの在庫が
店になかったんだけど

無理を言って作ってもらった

なんていってた

香ばしいタルトが
とても美味しいお店


仕方がないので

ショートケーキがお気に入りの店に向かった

実は何度か二人で来てはいるんだけど

いつも閉店間際になってしまい
カレと入れたのはこの日初めて

既に用意されている
ホールのケーキは買うことなく

キャラメルのティーバッグと
スイートポテトに焼き菓子を

籠へと詰めた


「クリスマスなのにこれっぽっち?」

といわんばかりの店員の顔

本当はティールームでの
ダージリンティーにとショートケーキを
楽しむことがお目当てだったから

いいのいいの


タルトのお店まで
一緒に行きたかったけど

これからずっと傍にいれば
いつでも行けるよね

といいつつ

「来月に行こうね」と

また新しい約束をしたけれど

来月ってもう新しい年になるんだな


新たな年になるにあたって

自分のある部分も生まれ変われるといい

今年ギリギリに良い靴に出会え

来年はきっと上手く履きこなせるように

そうなれるように



無臭
2007年12月12日(水)




ワインを二箱分貰った

住所のラベルシールをはがしてもらう為に
贈り物の全てはまずカレの家へ送ってもらい

そのあと
こちらへと届けてもらっている

そのワインも明日で残り1本

ちょうど昨日

通勤途中のカレからの画像メールは

そのワインの広告ポスターで


「帰ってから早速ワインを注文しとくよ」と

いつもの鳩画像も添付されていた


平和の象徴のはと

ピカソが「官能的だ」といった鳩


最近の贈り物といったら

ワインの他に

超音波治療器と靴と猫

超音波はイマイチ効果があるのか
ないのかわからないし

靴はまだ届いてないから
履き心地がどうかなんて知らないし

猫は良縁だったけれど
家族として過ごすのは来年になるので

イマイチ貰った気がしないでもない


ある時

洗剤がなくなってしまい
朝イチにカレに持ってきて貰った

その洗剤の香りって
ソノモノの匂いはポマードのような
鼻につく嫌な匂いなんだけど

残り香はちょっといい感じで

普通に売られていて
どこの家庭でも使用されてるんだけど


私にとってはカレの匂い


女の人がこの匂いだと
ちょっとキツイのかもしれない

だけど

カレに抱きつかれたり
カレが寝て帰ったあとは

ベッドへ

そして私のネグリジェへと
わずかに残り染み付かせる


カレと愛し合った
その日の夜はいつもよく眠れた

セックスで体力消耗してるのかもしれないけど


洗剤が残り少なくなってきたので
新しいのを持ってきて貰った

今回のは少し匂いがキツイし

いい臭いというカンジ

洗濯用洗剤というより
何か他の業務用の洗剤のように

大きくてスペースくうから
これもまた必要な時に持ってきて貰う


あの時はカレの匂いだったはずなのに

今では私の匂いでもある


それでも何かカレが玄関へ足を踏み入れると

特別な匂いに感じてしまう

同じ匂いなはずなのに


今日は午前中から背中が痛くて
マッサージに来てもらった

いつものように朝ごはんを買ってきて貰ったけど
今日は二人で食べられた

私はワンコにあげてるから
ひとつだけ食べて残りは袋の中に
いれたままにしておいた


マッサージをしてもらったあと

そのまま愛撫されて

愛し合った

なかなかキスをしたまま
離れられないまま

午後から出勤する前に

またパンを買って来て貰って
またひとつだけ食べた

カレはふたつ食べた

ドリンクはアイスティーと

ホットハーブティーのふたつが用意されていて

交互に飲んだ



一緒にいると
自然に愛し合ってる

不思議と背中の痛みが収まる

カレの匂いは無臭で

私の匂いも「無臭」だといった

だけど「にゃんこの匂いはなんかいい匂いだ」ともいった

「意味がわからない」といったけど

私もカレの匂いは「なんかいい匂いがして好き」といった


あまりうるさくないカレが

「 何が駄目って聞かれたら 匂いかも 」

きっとこれは

臭覚ではなく

本能的に嗅ぎ分ける匂いのことなのだと



「マッサージよりセックスの方が効くらしいよ笑」


そんなメールをしたら


「 また夜もマッサージするね(はぁと 」って


今日はなんだか

セックス遅刻のようなもんだった


カレが帰ったあと

昨日買ってもらっておいた
アイスを再度取りにいってもらい

食べてから

ベッドへと入った


特別な香りのするカレが

もういないのは
いつものことだけど

あの時までカレの匂いだと思っていた

ダウニーの匂いが

特別だと感じなくなってしまったのは

自分からも同じ匂いがするせい ?


だけど

同じものを使っていても

人それぞれ特有の
「匂い」というものを持っていて

同じ洗剤を使っていても

漂う香りはひとつひとつの家庭によって

微妙に違ったりする



それにしても「別れ話」をぶつけてしまう

私はどうしたいの ?

カレと一緒にいたいの ?

いたくないの ?


たまにわからなくなる



「大好き」と愛し合ったあとに


「みんな自分が可愛いんであって 自分が一番大切で

 それ以上に大切なんてない

 意味はわかるけど 大切だと思う人もいるかもしれないけど

 今生きてるのは自分で 自分以上の誰かを

 自分より大切だなんていうのはただの偽善」


どうしてかこんな話になったのは

カレが

「 自分と同じくらい大切 」 なんていったから


それにしても

どうしてこんなにイラつくんだろ


いつからかはわからないけど

あのカレの残り香を
嗅ぎ分けられなくなってしまった

腐った私の鼻が原因なのか



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