フィンランド湾のヨット

2007年06月30日(土)  わたしは夢は見ない

整えることもしないで
踊ることもしないで
自分のことばかり考えていたら
そうとうおめでたいよね

午前中に荷物が四つも届いた
そうですここは
四階ではありません

どうして忘れてしまったのだろう

あまりにも休み過ぎてしまって
もう
踊り方を忘れました


2007年06月29日(金)  どんぐりのワンピース

これはちょっと

丈が
短過ぎる


2007年06月28日(木)  応えたい

考え始めたら真剣に
なっていました
いつのまにか
この気持ちが途切れないように
意志の力で最後まで

愛は意志だって聞きました
こころざしだって聞きました

何ができるだろう
ちゃんとやろうよね


2007年06月27日(水)  サプライズ

叱られるのかと思いました
頭と両手は空けておいてください?
無理をしてはきはきと話したので
自分が別の人のようでした

もったいないですか私
私はこの仕事が好きですでも
そういう問題ではないのですね
高級な仕事って何でしょうか

夕食代にでもしてくださいなんてそんな


2007年06月26日(火)  元気の無い人

悲しくなるから
そんな風に頭を抱えないで

急に方向転換をして
映画を観て
その後
もの凄く贅沢をする
それで私は少し
元気が無くなりました

嘘です


2007年06月25日(月)  一週間の始まりは

ふわんふわんとしてしまう

一緒に帰るなんて
なんて
久しぶり

久しぶり過ぎて
何だか変な感じ

それでもおおむね
適切な感じのする一日

夜はパックをしました


2007年06月24日(日)  一緒にね

梅雨の静かで明るい雨が

サンクトペテルブルグへ行き
ヘルシンキをぐるぐるとさまよって
フランクとともにエイラを目指し

最後にはボートで
漕ぎ出しましょう

海の向こうには古くて
小さな美しい街があります


2007年06月23日(土)  後ろを向くということじゃなくて

汗だくになって
天袋とか
かき回してみたり

細い細い月の写真を眺めたり

暑い日
何かの気配が皮膚の
すぐ近くにある


2007年06月22日(金)  全員

嬉しかったな

なんだかすごく
嬉しかった

私はイタリア人(比喩)だったけれど
ぜんぜん
上手に喋れなかったけれど

みんなで会えたことが嬉しかった


2007年06月21日(木)  アマレット・アマレット・アマレット

お酒はイメージを飲みます。

十年以上もむかし食べ物やデザートを
雰囲気だけで決めていたように。


でも
慣れないことをすると目が回る。


2007年06月20日(水)  イメージと現実のあいだには

工場みたいな
木でできた
ロボットみたいな

埃っぽくぎしぎしとした感じ

そのうちに
合うように
なるのでしょうか



私の手のひらはいったい
お好み焼きの
へらか何かなのかと

あとは首! 首!
意識が無くなっています
(怪我は仕方が無かったにせよ)


2007年06月19日(火)  空は青、百日紅の葉は緑。

もうすぐ一年。
あと、一週間で一年。

もう少ししたら花が咲く。
話をね、たぶん
しなくてもいいの。

痛々しさを差し出す人もいる。

でも、私の気持ちは
ちっとも痛々しくない。

南瓜にね。
マヨネーズをつけて食べよう?


2007年06月18日(月)  つぎの日

何度こんな風にして
夢から醒めたことでしょう

砂がこぼれるみたいに
消えてゆくんだなあ
ゆっくりとでも確実に
消えてゆくんだなあ
最後に残っているものは
何だろう

石みたいなものだろうか



今日の事件。
間違えた。日付を。一週間。


2007年06月17日(日)  発表会の日

嬉しいような寂しいような
長かったような短かったような

私は楽屋で
慌しくてでも少し
音が遠ざかるような

胸の中を風がただ
通り抜けていくような
気持ちがしました



−−−−−

ありがとうございました


2007年06月16日(土)  明日のために

暑くて熱くて篤くて
気持ちが高ぶるよね

笑ってしまって
たぶん嬉しいから
どうしようもなく
笑ってしまう

ありがとう
一緒に求めていけること
感謝しています

明日もこれからも
がんばりましょう
がんばっていきましょうね


2007年06月15日(金)  間に合わない

ほんの 10分 の
列車の遅れが
もったいない
もったいなかった

でも仕方ない
それでも行って
踊るんだ
例えほんの少しの時間でも
踊るんだ

うれしいことを
うれしいと思って
大切にして


2007年06月14日(木)  何をもって空白とするか

私は私の生活を
生きなければならないのであって
今日という日は今日という日を
生きなければならないのであって

この時間を
大切にできるかどうかということが
本当に大切なものを
大切にできるかどうかということに
関わっているのだって
そういう風に思います

やるべきことをやろう


2007年06月13日(水)  久しぶりにいつものところで

すごく早い
そして安い

どうしてこのルートに
いままで
気付かなかったのかしら

本番の音
録音させていただきながら
すごい汗
すごい汗だ

メイクはちょっと
京劇みたい
懐かしい
関わったことも無いのに


2007年06月12日(火)  笑うな

どこまで求めて良いのか
わかりませんでもやっぱり
言語道断だと思う

私も同じ間違いをするかもしれないとか
そういう問題じゃない


2007年06月11日(月)  夜には歌を

お稽古のない夜

小さなスピーカー

歌声で部屋が
満たされる

何度も調節して
そなえる
明日からの日々に


2007年06月10日(日)  私たちは鳥のように

両手に細い
長い羽を持って

雨が降って
あがって
また音も無く雨が降る

離れてゆくねと
雨が降る


2007年06月09日(土)  行き過ぎる

走ってしまうのは慣れたから?
とても
あやうい
バランス

その一点に降りられる?
技巧でなく降りられる?

例えばカウントであるとか
いくらでもやりようがあると思うのに

そのやり方を選ぶしかないの?



−−−−−

30歳のお誕生日おめでとう。
永遠に言い続けます。

呪いみたいに。


2007年06月08日(金)  音を聴いて

考えごとをしていたら
間違えてひとつ
先の駅まで行ってしまいました
快速が停まらない駅だから

くらい道をバスが
走って
私は少し
不安になる

私の身体を水がつたって
流れ落ちていくみたいに


2007年06月07日(木)  6 / スポーツカフェ

ここだったんですねって
こんなに近くだったんですねって

普段あまり食べないから
お魚にしました

私たちは友達になれるでしょうか
誰も知らない話をしましょう


2007年06月06日(水)  五色の花

今日は五人揃っているし
気持ちさえ負けなければ

夢のような服
夢のような靴

たばねると巨大な
レタスみたいなのです

タクシーで帰る


2007年06月05日(火)  疲れていません。

満ち溢れています
気力も
体力も

本当です


2007年06月04日(月)  ざくざく

今日はやる
料理をやる

ひとつでも良いので


2007年06月03日(日)  ポシェット

お天気が良くて
良過ぎて
少しだけ泣きたくなる

頭とか
顔とか
腕とか
脚とか

どうしてこんなに痛いのだろ

洗濯物が干してある
もう乾いているみたい

ものすごい時間をかけて
たたんで
しまって
セーターとか
手間のかかるものを洗って
雑巾がけをして

窓の掃除は
梅雨が明けたらでいいことにする
(いまやる人なんて居ないよね)

着替えたら適当な
ワンピースを着て
素足で
かばんを斜めに提げて出かける

何だって
できるんだから


あとはね
布団が干せていたら
最高でした


2007年06月02日(土)  あるいは踊り場みたいな

緑と校庭が見える
三階の窓から
風が渡ってゆく

放課後のような気持ち

ずっと変わらないんじゃないかって
何でも出来るんじゃないかって

そんな風に
思うことすらしなかった

放課後のような気持ちが
少しだけしました


2007年06月01日(金)  知らない街

暗くてよくわからなかったけれど
反対側に行くと海があるらしい

私はなぜか
ウーロン茶とバナナをいただいて
合宿みたいだなあなんて
思ったりしている

だって二階は畳の部屋だし
玄関は普通のおうちみたいだし

不安なことをひとつひとつ
無くしていきましょう


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