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2013年10月23日(水) ピアノを弾くのに必要な事

ラ・パレット導入指導研究会でいろいろなお話をしてきて、
ピアノを弾くのに必要な事について、一般的に認識されていることと
本当に必要とされていることが違うのではないかと思っていました。

言葉で説明するとなかなかうまくいかないので
以下のように図解してみました。

こちらの画像は印刷には不向きですが
ラ・パレット導入指導研究会にご参加くださった方には
この図を印刷したものを差し上げます♪




2013年10月06日(日) 10月6日のlesson de ラ・パレット

12年目を迎えた〜lesson de ラ・パレット〜、これからは指導されるお子さんだけでなく、
大学を卒業してからの勉強にどう取り組んでいくかも課題としよう…ということで
(以前にも、そういう意図の回はありましたが)、
今回、福岡から来て弾いてくださる方がありました。
なのに、今年は台風の当たり年らしく、1週間前の予報では当日は台風直撃、
どうなることかと、毎日、天気予報で台風の行方を気にしていました。
幸い、台風は当初の予報をだいぶそれて、予定通り、公開レッスンの日を迎えることができました。

プログラムは下記の通りです。

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11:00〜
 チェルニー:40番練習曲より、28番 30番
 J.S.バッハ:平均律集第1巻 9番
 ベートーヴェン:ピアノソナタ Op.22 第1楽章
 ショパン:エチュードOp.25-1
 
12:00〜
 J.S.バッハ:平均律集第1巻 4番 cis-moll
 ショパン:エチュードOp.10-5 Op.25-12
 ショパン:スケルツォ2番 b-moll Op.31

13:00〜
 J.S.バッハ:平均律集第1巻 13番 Fis dur
 ショパン:エチュード Op.25-1 Op.25-3
 ドビュッシー:ベルガマスク組曲 

 休憩 14:00〜14:40

14:40〜
 ショパン:エチュード Op.10-1
 ベートーヴェン:ソナタ 18番

16:10〜
 ショパン:24の前奏曲 Op.28
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この日のレッスンで特に印象に残ったお話は、二つありました。


一つは、良い演奏におけるリズムのお話。

「人前で弾く時に、用心して指をしっかりさせないと間違えると思いやすい。
 しかし、用心すると、身体に音楽のリズムがなくなって下手になってしまう」

「歌おうとして拍をこわさない。拍の中で歌う」

「一人で勉強していると、歌は歌えるけれど、リズムができない。
 リズムを身体の中に作ることを意識すること。
 リズムに乗れない時は、リズムを正確にゆっくりさらうのが一番の近道」

つまり、リズムの良し悪しが演奏の良し悪しに直結する…ということなのですね。

6月に行われた第3回ラ・パレットピアノ導入指導研究会でもリズムについて取り上げられましたが、
導入期のリズム指導は、演奏の良し悪しに直結するものとしては貧弱なのが現状だと感じましたので、
もっともっと考えなくてはいけないと思いました。


もう一つ、印象に残ったのはタッチのお話でした。

「鳴っていない音があると、響きが不満でもっと強く弾いてしまう」
「大事な音、人に聴かせたい音はおさえておく」
「鍵盤から離れた所からたたいた時と、指を乗せておいて押した時で音が違う」
「ちゃんと弾くというのは長く押さえるということ」

これらは、基本的なタッチのお話ですが、一つ一つの例を伺ってなるほどと思いました。

「暗譜とタッチを一緒に覚える」
「初見の時にタッチのこともやる」

という、勉強の仕方は、良いタッチを学んだ先に何をするべきか分かりやすく納得できるものでした。


その他、人前で安心して演奏するには…というお話や、テンポルバートについてなど
興味深く、ためになるお話が沢山ありました。

次回は12月1日。
お申込みをお待ちしています。


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