2001年05月21日(月) 世にも奇妙なアルバイト

土曜・日曜とテレ朝のバイトに行って参りました。
番組名は今となっては言えませんが、内容は
毎回、視聴者から送られてきた疑問に答えるべく番組が独自調査を行うというものです。

そして、今回のお題はズバリ「デブってどこから?」です。
身長158cmの依頼者に合わせて、身長158±2cmで体重40〜70kgの女性15人を集めて、体重の順に並べて、街行く人に声をかけて、デブのボーダーラインに棒(通称:デブポール)を立ててもらうという企画です。15人はそろいのレオタードを身にまとい、仮面舞踏会風の仮面をつけて、トレーラー(ひろみゴーがゲリラライブをやったアレです)の上の舞台に並びます。そして、街のあちこちに出没するのです。

そう、私はその15人のひとりだったのです。

私はまんまとボーダーラインでした。
だから結構写っちゃうかも、嫌だな。ほかの企画なら嬉しいんだがね。
出演者には絶対フらないって言われてたのに「おっ、嬉しそうだねぇ」
とか軽くイジられたりしつつ。

よみうりランドで収録をした時は、司会がNN村真でした。
その他の場所ではK内さんというかっこいいけど、ひどくつまらない男性が司会を努めました。
生で見るNN村真はわりと格好良かった。そして、なかなか頑張っていた。カメラが回っている間、デブ軍団にヒンシュクを買いそうなほどデブを連発していたのに、OKが出た途端、「あー、俺自分で何言ってんのかサッパリわかんなかった…」とその緊張っぷりをディレクターに告白していたのを私は聞き逃さなかった!
「気を張っていたのだね、いろいろと大変だね、まこっちゃん…」と母にも似た感情を私は覚えました。だのに、帰りのロケバス内で出演者にまで「あの言い方はないよねー、NN村さんて本当はあんな人だったんだ、なんかガッカリー、これから見る目が変わりそう」なんて言われてかわいそう。
「おいおい、ちょっと待て、彼は面白可笑しいことを言うのが仕事なんだよ、彼はただの道化師(ピエロ)なのに。さっきの彼のつぶやきを聞かなかったの?あれが彼なんだよ、カメラが回ってないところでは、バカで気弱な”まこっちゃん”なんだよ。」
と勝手に心のなかでかばっていました。

秋葉では宗教色の強い変な女が出現。
女:「同じ女として抗議しま〜す。女を見せ物にして許せないッ!」
デ:「変なの来た。うるせー。」
女:「だいたいあなた達もよくニヤニヤして出てられるわねッ!」
デ:「金貰ってんだからなんでもやるさ、散れ、散れっ!」

って、それじゃ私達本当のろくでなしみたいじゃあないか。実際そうなんだけど。まあ、女を違う意味で売り物にしたってことかね。
でも、待ち時間は長かったけど、弁当わりと美味いし、飲み物いっぱいくれるし、実働5時間程度で2万円はおいし〜。

出演者もイタリア人のように明るい人だったなあ。まあ、うるさいうるさい。左隣の劇団員は四六時中うたってばかりだし、右隣のギャルはパラパラのおさらいをしているし、デブ軍団はアイーン体操に興じてる始末。でもひとりだけ、本ばっか読んで一言も口利かない野沢さんキャラのひともいたぞ。

ああ、おもろかったぁ。
この業界もかなり奇妙。またなんかやろうかな。


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れんこん [MAIL]

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