みやにっき
詩人を名乗ることにした。

2003年12月31日(水) 補完6

12月31日
・年賀状を出しに行った。郵便局が大繁盛。がんばれ勤労高校生。
・紅白を眺めたりしていました。なおたろーはどんどん伴奏が少なくなる。
・NHKの痛さというのが僕はずいぶんと好きですよ。
・上兄はテレビ三台とビデオ二台を駆使して例の格闘技全制覇をもくろむ。
・曙はもうそっとしておいてほしい。本人にそう言いたい。
・うちは年越しに,そばではなく水餃子を食べるのが慣例となっております。
・日が変わる頃に電話をつなげておき,だーりんに年始のご挨拶。
・たくさんのしあわせがこの世界に降りますように。ふしあわせはあんまり降りませんように。



2003年12月30日(火) 補完5

12月30日
・ネットにちょこっとつなぎ,自分のサイトのカキコミにレスを付ける。
・年賀状の宛名書きが終わるとこんどは添え書きだ。めんどい。
・自分のゴス服をいくつか持ってきたので,下の子たちに着せて遊ぶ。
・どうして上の弟(19歳大学生)が着れるんだろう。
・つかお前…ウエスト40センチって…。
・末妹に着せたらお人形さんみたいにかあいかったです。らぶ。



2003年12月29日(月) 補完4

12月29日
・年賀状の宛名を書き始める。
・書き始めて,住所録を半分忘れてきたことに気づく。うあああん。
・上の兄の秘蔵のマンガを見せてもらったり,下の兄のねずみと遊んだり。
・上の弟と舞台やら脚本やらの話に白熱。いつか身内で舞台をやるのだ。
・下の弟とはラブ話をしていたりしなかったり?
・パパンママンとはお仕事の話をしました。がんばってますのよ。



2003年12月28日(日) 補完3

12月28日
・さすがに疲れが出てか,ぐったりとしていたように思う。
・のんびりと,父の車にみんなで乗ってドライブする。
・僕の大学は相変わらず寂れていました。

よく思い出せないので,思い出したら補完します。



2003年12月27日(土) 補完2

12月27日
・朝から年賀状作成にいそしむ。
・今年は120枚だって!信じらんない!!
・印刷に思ったより手間取り,荷造りばたばた。
・さーて出発!と思ったら。出立して40分後,ねじばねを家に忘れたことに気が付く。
・凍死するがなー!!
・ねじばねは確保したはいいが,これを忘れた。ガッデム!
・どうかなまものが無事に生き残りますようにー!
・途中の道中は峠でがっちんがっちんに凍結。時速5キロくらいで最徐行。
・死にそうになりながらもなんとか無事に帰省。
・ゴス服着てったらぽかーんと呆れられる。末妹だけ大喜び。
・遅れてサンタプレゼントを配布する。ヒットしたものもあり,外したものもあり。



2003年12月26日(金) 補完1

12月26日
・午前中は相変わらず書類作成。
・お昼は同僚たちと4人で食べに行く。
・「さっさと病院に行きなさい!」と取り囲まれてびびる。
・銀行で新しい通帳をもらう。ひどく混んでいる。
・午後は半ばやけになったように教材を作っていた。
・やけの引き続きとして,何故か掃除用具を大量に買い込む。
・んでもなにやらへとへとで,ろくに荷造りも年賀状印刷もしないでばたんきゅー。



2003年12月25日(木) 25日の分の日記(通報勘弁)

なんか,暇だなー…。
仕事があることにはあるのだが,急ぎのものではないので。
自分の処理速度を無意識に計算し,のんびりしてしまうな。
こう…常に同じくらいのペースで仕事がつまっているといいのかな…。
先を見越して上手に仕事をしよう。
デスクワークで一日が終わると,人生を損したような気分になる…。
体を動かしたいよう!!

というわけで25日の日記。
クリスマス本番です。
とりあえず家でも車の中でもキャロル熱唱しまくりです。
さみしいなんて言いません!

この日から全員出勤ではなく,個人出勤。
とたんにほとんどの職員が休みをとってしまい,来ない。
12末日で有給がリセットされるので,消化するのだ。
僕はちょーっと休むのが多くて余裕がないので,しょうがなく出勤している。
子どもがいなくて体力に余裕があるうちにせめて稼いでおかなくちゃ。

午前中はぼんやりと書類作成をしていたり。
メッセにはつなげられることがわかったので,友人とこっそり遊んだり。
と,急に飛び込みで教育相談が入り。
決定事項について聞かされて激鬱に陥る。
自分の愛するものに対して,自分の手でできることのあまりの少なさ。
がんばろう。
せめて一日でも一時間でも一瞬でも,しあわせな時間を多く。
一滴でも多く。
新年に向け,かたく決意をかためたわけなのです。
何がなにやらだが,守秘義務というやつだ。

今日は,一緒のクラスの同僚と一緒にごはんを食べた。
近所の店のオムライスがんまいのだ。
仕事の愚痴というか,現在抱える問題点について話し合ったり。
僕は表面上は至極穏やかで落ち着いて柔和な印象だそうなのだが。
本来は熱く燃え滾る魂の持ち主なのだ。
怒りはふつふつと煮え滾っているのだ。
ああ,たぎるって,こんな字を書くんだなあ…。
昼休みを大幅にオーバーしたのはまあ,たぎる魂のなせる業ということで…。

午後も書類作成でした。
文化祭の反省を取りまとめ。
冷静に分析をして反省を出してくる人はいいのだが,感情をそのままに書いてこられると困る。
「仕事仲間への思いやりが足りない」なんてのを平気で書くなよ社会人!
と思ったら,字を見たら同い年の女の子の同僚だった。
自分はそんなことは書かないなあと思ったら。
ちょこっと自分がおねーさんになった気分でしたよ。ふにー。
仕事で衝突があったときに,「やなことされた」と思うのは,幼いなーって。
もちろん個人的な確執がある場合は別なのだけれども。
とりあえずみんな勝手な理屈を平気で反省用紙に書いてくるので,気疲れした。
いい大人が,反省点と不平不満の区別がついてないのを目の当たりにするのはくたびれる。
へとへと。

本屋に寄って帰る。
こんな本を買ってみた。
とってもささやかに野心的でかわいらしいなあ自分。
あと,お風呂用に雑誌を買おうと思い。
(風呂で雑誌を読む習慣)
読んだことのないものにしよう!と,こんなのにしてみた!
いやー…昨今の中学生はこんなえろいの読んでるんですね。
おねーさんあきれちゃったよ。
(読者投稿欄を見るに,対象は中学生であるらしい)
おねーさんの若い頃には!若い頃には…ッ!
どーだったかなー…思い出せないやあー…。
お風呂でどきんこしちゃったわよぅ。

そんな感じ。
クリスマスでしたね。
かみさま,僕は,ちいさなまずしい人間なんだなあって思いました。
世界平和とか社会に貢献とか,正直,よく,わからない。
でも,自分の手の届く範囲の,自分の大好きな人のさいわいのためになら。
ああいっしょうけんめいいっしょうけんめいできることをできる自分だなあって,思いました。
平和のために戦うということは,外部に攻撃をするということと同義ではない。
精一杯,自分自身しあわせでいるっていうことなんじゃないかなあって思った。
自己満足って言ったらそれまでなのかもしれないけれども。
かみさまかみさま,何が本当のさいわいなのか,よくわかりません。
この子のことをどうぞよろしくお願いしますって,偉い人にたくさん頭を下げました。
たくさんたくさん頭を下げました。
それ以上のことができなくて。
しょうがないので,僕は,ぎゅうって抱きしめるのです。
一分一秒のしあわせの降り積もりは,きっと無駄にはならない。
雪は溶けてなくなるのではなく,きっと大地に染みていく慈しみとなりますように。
愛された経験のあるものは,きっと,へこたれない。
どうかほんの少しでも,愛され上手になりますように。
どうか,みんなに,愛されますように。
ああ祈ってやまない。
かみさまかみさま,己と家族と身近なものを置かれないわたしは,ちいさなまずしい人間です。
置いておかれない。
でも,僕は,ああ,この世界を愛しているんです。
誰も悪くないんです。
でも人が傷ついてしまうんです。
僕は,いっしょうけんめい,がんばろうって,思うんです。




ふー。
以上過去の日記でした。書きかけでPCの中にあったのでアップ。
最近某所で,「知人のサイトをこっそりと見る」という関連の文章を読んでいて。
うひー,おいらも見られてたらどうしようーと,どきどきしています。
思い切り特定できるよなー。
うーん。
まあもうじきこの日記自体を消すから,よしとしよう。
「みやにっき」ログは自分だけ保管して,公開はしない予定です。



2003年12月24日(水) おなまえ,はい。おへんじ,はい。

クリスチャンだというのに,教会にも行かずに過ごしてしまったのである。
んでもって社会一般にならって恋人と過ごしたりもしなかったのである。
何をしていたって仕事をしていたのである!
嗚呼!
一応,何をしていたかを記録しておこうと思う。
いつになったらエンピツ撤退するのだ…。
だらだらしてますよ。だらだら。
HTMLで日記書いてもいいんだけど,こうして出先で更新できるってやっぱ便利。
(現在(26日),仕事中である)
はてなだいありーも便利そうだよな…。
とりあえず,人様のリンク集でみやにっきを直接リンクしているのを外してもらいたくてたまらん。
せめてびんくろTOPにはってほしいなあ…。
リンクフリーのスタンスではいるのですけど,ね。心情として複雑。

というわけで日記。
24日の分。いぶいぶいーぶー。

朝起きて,腹痛は深刻ではなかったので,しかたなく出勤する。
昨日から飲んでいる薬が,ちゃんと効いてくれているみたい。うれしい。
なんとなく下半身に力が入らずしみしみとしているが,まあそのくらいは。
出勤し,午前中は10時まで自分の所属する会議はなく,暇。
と思ったら月曜日に提出した書類に不備が見つかり焦ったり。
10時から,各種外部研修の伝達講習会があり,眠い。
よその養護学校に行っての感想は,なんだかみんなして,
「うちの子たちよりも高い…」なのだった。
なんだろう…自分らの指導がまずいからなのかなあ…と,不安になる。

せめて言葉をください。
この子たちに言葉をください。
時間が経つにつれ,言葉のある子とない子の発達に大きな開きが出始めている。
やっぱり,概念発達の度合いが違う。
どうしたらいいんだろう,悩む。
言葉が欲しい。

実のない学問のことをちょっと考えていた。
学者さんたちの言うことはみな,僕らは学問ではなく実感として知っている。
だから,正直,腹が立つのだ。
何を今更,賢しげに大雑把な理論を振りかざしているのだ。
そんなことはとっくの昔に僕たちは体で知っているのだ。
だからなんだ,だからなんだ,ほんと,だからなんなんだ。
僕たちはほんとに,ほんとに日々困っているんだ。
あなたたちは偉いんでしょう?専門の学問をなさっているんでしょう?
そのために国はたくさんの研究費用を出しているのでしょう?
だったらその大雑把な学問の,その先を教えてくれ。
日々の僕らを助けてくれ。
この子たちを助けてくれよう。
大雑把だ。
あまりに大雑把だ。
これが,「実のない学問」だ。
現場を馬鹿にするなよ。
踊る大捜査線は大好きだよ!

ああ黙って,黙って,黙って,己のなすべきをなそう。
現場には現場でできること,現場でしかできないことがあるのだ。
「It’s not my business」
てマザーも言ったよ。
僕は僕の手の届く範囲の人のさいわいのために,精一杯働く。

みんなは外に食べに行ったけど,体調のことを考えて,僕は外出せず。
人のいない職員室で,ぼーっとコンビニおにぎりを食べた。
なんだか今年くらいになってようやく,僕の社交性のなさに周囲が慣れてくれた。
別に苦痛というほどじゃないんだけどね。
どっちかというと気楽に一人でご飯を食べる方が,僕の場合,消化に良い気がする。
あ,大好きな人と食べるのは別。

午後は研修,精神科のお医者さんを呼んでの講習会でした。
ストレスとの上手な付き合い方,みたいな。
僕はこの手の精神科のお医者とか心理学の人とかカウンセラーの人が激烈に苦手なので。
緊張の方が強くて話があまり印象に残っていないのだけれど。
なんだか,ストレスの身体化と上手に付き合うことが重要らしい。
眠くなったり反対に眠れなかったり。
食べられなくなったり食べたくなったり。
買い物したくなったり外出したくなったりその逆とか。
自傷,他傷,チック,その他いろいろな,表面に現れるサイン。
それを気に病むのではなく,おしらせと受け止めて落ち着いて対処すること。
しごく当たり前のことだけれどもちょっと納得したのでした。
自分にやさしくできる人って,すてきかもしれない。

思い出して,昨日の「女の子」の話補足。
女の子は守られるだけの存在ではないのだ。
自分を愛してくれる,自分にやさしい全てのいとおしいものたちのために。
全力で身を守るべきものなのだ。
案外と必死。
それが女の子。
ああやさしくたくましく,しなやかに生きていきましょう。

あーえーと?
あとはクリスマス戦線(意訳:家族へのプレゼント準備)に奔走したり。
まだほんの少しパンチが足りない。
いっそ最後,100円ショップでも漁ろうかという勢い。

友人に恋人ができたらしい。
話を聞いているとなんだかくすぐったくって,うれしい。
(のろけやがってこんちくしょーという感情は僕は感じることはあまりないです)
自分がだーりんにらぶらぶなので,追体験をしているような感触。
ああもう。
恋をしている女の子はとてもかわいい。
恋をしている男の子はとんでもなくかわいい。
僕もかわいいかな。
いずれにせよ,僕に追体験されちゃってる身としては,末永くシアワセでいてほしいものだ。
なむなむ(合掌

むかーし,不登校で保健室に入り浸ってた中学生のころ。
保健室の先生に,「小説家になりたい」って言った。
したら「恋もまだな人には無理よ,人生を語ることはできないよ」と言われた。
せんせい,僕はいまあなたの言うような恋愛をしているのではないのだろうと思うけど。
きっと人の生のことを,少しは話せると思うよ。

というわけでイブは過ぎ行くのでした。
愛まみれ。



2003年12月23日(火) 少女とイチゴと消毒薬

ふみー。
腹が痛いもじゃー。


せっかくの休日,しかも仕事はほとんど終わっているので。
今日ばかりは寝ようと,昼まで頑張って寝ていた。
ちょっと起きて,ケーキを作った。
今年もクリスマスは仕事なので,一人で迎える,の,だが。
せめてと思って買ったスポンジケーキにイチゴで飾り付けをしたら。
イチゴをのっけすぎてパイナップルのようになってしまった。
もぐもぐ食べた。
むなしいが,まあ,こういう過ごし方もよいだろう。
って今日まだクリスマスじゃないじゃん!!
むなしいじゃん!

ちょっと早いけど,だーりんからクリスマスプレゼントが届きました。
(気分によって「相方」だったり「だーりん」だったり)
誕生日はリボンと,毛布と,絵本だったの。
クリスマスには絵本と,なんと指輪をいただいてしまいましたよ。
華奢な銀の指輪です。
ああ,この人にとっては僕はちゃんと「女の子」なんだなあ。
そのことがどうしようもなく嬉しい。

「『オンナノコ』てなあに?」て,聞いてみた。
「守りたいもの」て,返ってきた。

ジェンダーとかどうでもいいのです。
女性=守られるべき存在とかどうでもいいのです。
この人が守りたいと思った,ということが,意味があるわけなので。
殿方って,理不尽に力が強いこと,僕は知っている。
女の子に「弱いのが悪いんだよ」と平然と言えるの,知っている。
僕の手首が細いのは,僕の罪だったんだろうか。
殿方が本気になればそんなの,ひとつかみにできちゃうんだ。
この人はそうしない。
たぶん,それだけで十分じゃないかなあって思うの。
僕が選ぶ理由にはそれで十分だったの。

お昼寝からさめてみたら,妙な感じにおなかがいたい。
ママンに症状を相談すると,膀胱炎に間違いないとのこと。
過労から体を壊してしまったようだ。
血尿が出てびびった。
這う這うの態で薬局に行き,ウロナミンを買う。
効くといいな。
お医者いくのはいやだな。

かみさまあ,確かに,こうなると「休もう」て気になりますけど。
もう少し他の方法をお願いしますかみさまあー…。
いたたたたた。
でも明日も,激務ではないものの仕事はあるのである。
長期休みは子供だけで,教員は普通に勤務がありますよ。
いたたー。

クリスマスカードが届いたり。
大事な人のことではらわた煮えくり返ったり。
銃を撃ち合ったり。
相方の新しい名前のことを考えたり。
スナヲのマフラーを完成させたり(遅)。
のろけ話の攻防戦を繰り広げたり。
おなかが痛いのをのぞけば,ひさびさにゆったりできた休日でした。
明日が仕事でなけりゃもっといいのにな。



少女,て。
ぽつねんとしたものだと思っていたよ。
でも僕は女の子なんだって彼が言ってくれたから。
抱きしめられて眠ろうと思う。



2003年12月19日(金) おはよう,僕の世界たち。

夜更かし。
今日はこのまま徹夜の予定です。
てかこの5日で5時間くらいしか寝てないなあ。
しかも布団で寝てないしなあ。
人間は案外ともつ。
ああ!こういう忙しさ自慢ってとても馬鹿になったようで嫌いだ。
事故自慢とか病気自慢も嫌い。
有名人と仲良し自慢なんてのは恥ずかしさの極みだ。
(だから,他人の日記読んで憤るのは時間の無駄だってば自分)
でも自分がいまちょっと頑張っているのはぎゅってする。

夜更かしついでに,ちょっと部屋を片付けてみた。
衣類と食器が残っているから,夜が明けたらかたそうっと。
個別の指導計画を書いてます。
かりかりさくさく。

ついでに,エンピツのmy登録やらリストへの表示やらをやめてみました。
どうしても,アクセス元から,見たくないモノを見に行ってしまうから。
余計な情報を自分に入れないことを,ちょっとやってみようと思う。
これでいろんな人の日記を読まずに済むようになるんだな。
とてもよいことだ。
読みたい日記はお気に入りに入れたからなんら不都合はなし。

(中略)

こんな時間に日記など書くものではないね。
だらだらと書いた中間の文章は,こぴぺして,相方にだけ見せて消去。
(いつも担がせてごめんねだーりん)
さーて,もう一仕事頑張るかな。
うりゃっ元気!



2003年12月15日(月) 毎日だって「ああ神様」と言う。

スナヲの誕生日だ。
うれしいこと。
そんな風にして僕のしあわせは作られる。

クリスマスに向けた授業は着々と進んでいる。
みんなでぺたくた作った紙遊びがツリーになっていく。
それはとんでもなく美しいのよ。
みっともない手数の集積に過ぎないのだがね。
それは「見せる」ものではないのかもしれない。
でも僕はこれをいろんな人に,ほら,て見せてあげたいと思った。
だってとんでもなく美しいんだ。
うそでなくて作為でなくて,ほんとにこの子らがぺたくた作ったんだ。
なんて美しい。
行為の美しさしか評価してないだろう,と,批判する?
でもきれいなんだよ。ほんとに。
みんなの「これ楽しい!」が,ぎゅうっと詰まっている。
ああほんとに,これ作るのすんごく楽しかったんだろうなあ,て。
見て直感的に感じ取れること。
それは「美しさ」の要素に数えていいものだ。
「こうすると褒めてもらえるだろう」とか。
「こうすると受けるだろう」とか。
「こうすると自分の意図を効果的に組み込めるだろう」とかなくて。
ああほんとに,楽しくてしかたがなかったんだろうなあ,て。
それは勝手に僕のたましいを打つ。
勝手に顔が笑ってしまうんだ。
これって「美しさ」だあ。



期末の諸表簿整理がめんどい。
一度帰宅して,イーエスブックスの伝票を持って再度外出。
近所のセブンイレブンに,注文していた本が届いたようなのだ。
初心者用の,メイクの基礎の本なんて買ってみてたのだ。
もうじき普通の学校に出なくてはいけないことを,少しずつ考えてたり。
いつまでもすっぴんではいられない。

クリスマスが近いので,車を運転しながらキャロルを歌いまくる。
ラテン語で「アデステ」を調子よく歌っていて。
猫またいだ。
カーブのところで道のど真ん中で,危うく踏むところだった。
瞬間の視力で,シャムであること,もう事切れていたことがわかる。
普段なら「あーぁ」でそのまま見過ごしたのだろうけれども。
なにしろ僕は,その瞬間,降誕を高らかに歌っていたのだ。

セブンイレブンに行き,所用を済ませ。
晩御飯に焼きそばとジンジャーエールを買い。
普通の顔で買い。

帰りに,ちゃんと同じ道を通った。
ぎりぎりで止めて,観察する。
首輪の青い飼い猫だった。
野良なら埋めてやろうとも思ったが,飼われなら,飼い主に見つけてもらった方がいい。
しかしこのままでは,車どおりが激しいということもあるので,いずれ亡骸はよりひどい状態になってしまう。
帰ってきたときのためにあらかじめ,ウエットティッシュを出しておく。
車を降りる。
近くで見ると,鼻というか顔面の先が,ただの赤黒さになっているのがわかる。
幸い,はねられたその一回以来,踏まれてはいないようだった。
冷たい。硬い。
持ち上げると,一瞬の抵抗があり,やがてだらんと下半身がぶらさがった。
そのまま静かに運び,歩道のすぐ脇,路側帯の中に運ぶ。
道路と平行にしたので,まず,踏まれることはないだろうと思う。
それだけをして,車に戻る。
用意しておいたウエットティッシュで手を丹念に拭き。
帰宅した。

母と相方に,神様の話をした。
あの時,キャロルを歌っていなければ,きっと,振り返りもしなかったのだ。
添えられた手のことを思う。
あとは,だーりんにあげるクリスマスプレゼントのことを考えていました。

あの子はもう眠れたでしょうか。
もう,眠れたでしょうか。



とりあえず。
世界を楽しめない人間は,黙って滅んでいけばいい。
挙句の果てに「まあ,人と人とは分かり合えないものだから」なんて,くだらない言い訳。
あるいは「つまんねーよ」とか?
幼い。
世界は別に,楽しめない人間に優しくできているわけではないから。
幼い人間は勝手に滅んでいくのがいいと思う。
世界はあなたに優しくはない。
つまらない世界は永遠に,楽しくなったりしない。
あなたのために楽しくなってくれたりは,しない。
世界を美しく見ない人間に,世界は美しく見えたり,しない。

というわけで,なにやら機能も充実してきたことですし。
エンピツを撤退したいと思います。
そのうちビルダの8を購入し,それにweb日記機能がついていてるとのことなので。
そっちを導入して使ってみて調子がよいようなら,エンピツやめます。
あるいは他のレンタル日記にするかもですが。
長文が体裁よく見られるとこがいいなー。



かみさまかみさま,あの子眠れたでしょうか。



2003年12月12日(金) 恋文の公開(ネジ生還記録含む)

日が変わったので,僕の大切な人の誕生日です。
なので今日は始めから終わりまで,ピンク色でいよう。
女の子みたいにぴんとしてつるんとしてくしゃくしゃとしたはにかんだキモチで。
ねえ,尊いこと。
好きとか恋愛とかじゃあ,ないんだ。
ねえ,尊いこと。

押入れの中からだって,きっと。
車運転しながらとか。
鉛筆の芯の先。
靴紐。
スキップ。スキップ。ちょっとスロー。スキップ。
よく休む。
あの黄色い毛布はきっときっと今までつながっている。
そこから。
そこから。
きっとあなたを見ていた。
きっと見ていた。
5歳の時も8歳の時も,13歳の時も,25歳の時も,30の時も。
きっとつながって一緒になって。

ねえねえ,続いていくものって永遠とかどうでもいいんだ。
続いていくものがああ体,「在る」ことなんだって。
あなたが言葉にしてくれたから。
ねえねえ。
POPとか主張とか表現とかどうでもいいんだ。
生ってそんなに簡単に言えるほど薄っぺらくないんだ。
日記に収まらないものをたくさん,たくさん,在るままに。
ねえねえ,あなたの手のひらがあるから,いいんだ。

たくさん,夜と朝と昼間とうとうととぱっちりと。
生きていくことは,満ちていくねえ。
毎日,毎日,満ちていくねえ。
ああ僕たちってば生きていかれる。
走らないけど突飛にもいられないけどちっとも派手にならないけれど。
「地味だね」
「受動的な生き方だね」
ゆるそうね。
ああゆるそうね。
ただただ,己の生を全きに歩いていくこと。
それが本当はいちばん尊いのだって,言ってくれる人。
大切な人の誕生日です。

僕は,しあわせ。





と。書き足し。
昨日の分の日記。

指導主事訪問用の提出書類が前日になっても出来上がっておらず,徹夜。
週末と月火曜日に病欠したのが痛かった。
5人の担任なのだが,諸事情により,4人分の諸表簿を担当している。
3人の担任のうち,一人がパソコンを使えないのだ。
んでもってもう一人は教諭ではなく講師なので仕事を任せられない。
結果的に僕に全部仕事が回ってくる計算。
きー。
同僚にパソコンを教えた方が早いのか,思案中。

ともあれ,僕は評価表を作成するのは苦にならないので,楽しかった。
子供の行動評価を行い,それを発達領域で分析する作業。
面白いなあ。
基本的に,仕事は楽しい。

と。
夜が明ける前にはちゃんと仕事が終わったので。
ちょっとだけでも仮眠をしようかと思った。
んで気分転換に,ネジバネと遊ぼうとかごを覗き込む。
ん?ネジの,昨日あげた餌が減っていない。
巣箱を覗くと,おや,体を縮こまらせている。
ちょんと触ってみる。反応がない。体が硬い。
死んじゃったの…?
持ち上げてみるとほんのちょぴっともぞもぞする。
ああよかった,生きている。
でも体温がものすごく下がっている。目が開かない。
擬似冬眠だ!
やばいやばいこれはやばいぞ。
日中に僕が部屋に居ない時に,エアコンを付け忘れていってしまったのだ。
(冬場は電気代がかさむ…)
(ペットヒーターを買おう…)
とりあえず,ストーブのある部屋につれていく。
ハム用のビタミンシロップがあったので,口に流し込んでやると,舐めた?
手のひらでしばらく温めていたら,ひげが動くようになった。
ううー。
心配でたまらないが,何しろ指導主事訪問なので休むわけにいかない。
うう,「それでも仕事に行くおとーさん」ってこんな感じだろうか…。
エアコンを最強にし,出勤する。
ねじねじごめんよぅ!

指導主事訪問自体は,まあ,そんなたいしたことでもなく。
自分が内部で一年以上主張し続けてきたことしか指導助言されず。
とてもとてもとても,泣くくらいくやしくてなあ。
自分の考えは,専門から見てもおかしいことではないのだとはわかった。
(実際に仕事すんだから,それが標準なのが当然と思うのは僕だけかい)
うきー。
つかほんと,ああもう,うきー!

休み時間に,職場から携帯で動物病院に電話する。
「えー,ハムスター?苦手だから診たくないんだよね…
 まあいいや,とりあえずつれてきてみて」
あんまりな対応だが,僕の住んでいる市内には,動物病院は一件しかないのだ。
教頭から,指導主事訪問が終わったので早く帰っていいとのお許しが出た。
なので大急ぎで帰る。
かなり緊張して帰宅するが,よかった,ネジはまだ生きていた。
外出用のかごにいれ,病院に行く。
前にげんげを連れて行った病院である。
(そのときも「どうせ死ぬんだよ」と言われ泣いた覚えがある)
今回はちょっとまじめに対応してくれたので,よかった。
とにかく体温と栄養,らしい。
ゆたんぽで温め,ビタミンを与えよとのこと。
診察料も無料だった。

大急ぎで帰り,ペットボトルにお湯を入れてタオルで巻き,入れてやる。
うまく体が当たらない。
もう駄目元という気分で,ペットボトルの上に,ネジをタオルでくるんで乗せてみる。
およ?動いた。
あ,あったまってきたみたい。
ちょこっと目を開けたので,すかさずビタミンを投与する。
あとはぐーぐー寝ているみたいだった。体力回復体力回復。
ゆたんぽが冷めてきたら温める。
これを,途中で僕が仮眠をとりながら,6時間ほど繰り返す。
だんだんと目が開き,シロップも流し込まずにも舐められるようになった。
歩き方はものすごくよたよたというか,がくがくと痙攣しているような状態。
でも日が変わる頃には,ひまわりを食べられるまで回復しました。
よかった。
もう大丈夫と判断し,僕も1時過ぎごろ寝ました。

んでオチ。
今朝(12月13日),起きたらネジはまた脱走してました。
床を走り回り,捕まえたら噛みました。
コンチクショウ,愛してるぜ。

よかったよかった。

だーりんの誕生日プレゼントのマフラー(三年連続だな)は,まだ編みあがってないのでーしーた。
がんばろうー。



2003年12月09日(火) クリスマスにはあれだ,赤いお菓子の靴が欲しいじゃないか。

ふみみ。
昨日,今日と仕事を休んでしまいましたよ。
子供がいる時間におやすみをしたのは,今年はこれで3回目…か。
去年までから考えたらとても頑張っているのだけれど。
でも休んで穴が空いたものの多さ。
明日から気合を入れなおして頑張ろう。頑張ろう。
よいしょって起きて,頑張ろう。
さぼったわけでないが,とても罪悪感がありますね…。
ふみみみみ。

なものでぼんやりと,うとうとしたり,ネットを見たりしていました。
なんで休日の時間はぼんやりとすぐに過ぎてしまうのでしょうね。
もったいない。
ちゃんと休んだ感じがしないのは,ちゃんと食事をしていないためでしょうか。
だって食べるものがないんですもの…
冷凍庫にあったたこやきとか,だーりんがくれた林檎とか食べてました。

なんかいろいろ。
頑張ろうと思う。
今週末は指導主事訪問です。
そして次の週は,諸帳簿整理に明け暮れます。
怒涛の書類地獄!
がんばんべよ。
処理能力の違い見せ付けてやっぺよ。
明日から,頑張るから。
今日まではちょこっと休憩させてね。

とりあえず,僕は,自分のできることを頑張る人間でありたいです。
「自分にはやりたいことがあるから」
と,人に夢を語るのは好きじゃないの。
これをやるんだ,て,淡々としていたいです。
私のやりたいことなのにどうして理解してくれないの,て,
人に強く言うのは,相手を尊重してない感じで好きじゃないのだ。

許すって,諦めるって,ことだ。
いっぱい色んな人を諦めてきたの。
「いいよ,私はあなたのこと大好きだよ」て,笑ってみせた。
和解することや改善を求めることを放棄して。
その人との関係をよりよいものにすること,その人そのものを,諦める。
にっこり笑って「いいよ,私はあなたのこと大好きだよ」と言う。
そういう許しを振りまいて。
それは一時的には僕が一方的に踏まれて痛い思いをかみしめ。
最終的には本当の気持ちを話すことで相手に「裏切られた!」と思わせる,という。
とてもよくないことなわけなのだけれど。
僕はまだひどく幼い部分があるので,「最初に絶望させたのはどっち?」などと言いたくなるわけです。
恥ずかしいことですが。
いろんな人を,あたたかく笑って見せて,「諦めた」。
いいよ,私はあなたのこと許すよ。
あなたのこと認めるよ。
あなたのこと大好きだよ。
ああ,なんて,浅ましいんだろう。
僕自身も,そしてその「許し」を愛だと思って僕に求めた人々も,みんな。
なんて浅ましいんだろう。
ああ,かみさま。
それでも,それでも。
先に踏んだのはどっちよ,て,ああ,思ってしまうんです。

いつか赦せましょうか。
いつか赦せましょうか。
いつかあたたかな,いたみのないばしょで,わらえましょうか。

とまあ,たまに日記を書くとすぐこれだーなのです。
自覚しているのでいいか…。
唇をきゅ,として。
だいじょうぶ,きっと,まだがんばれる。




最近おもしろかった。



2003年12月03日(水) ねんこもーふ

いきております。
いきております。
いーきーてーおーりーまーす。

お誕生日を祝ってくださった方々にありがとうとらぶちゅー。
女の子相手でもらぶでぎゅーでちゅー。

いきております。
いきておーりーまーす。
これが終わったらこれ,これが終わったら次,というように。
小学校の持久走のような感じですが,いきております。
持久走苦手だったの。
息がひゅーひゅーすんの。
次の電信柱までは頑張って走ろうね自分。
電信柱までたどり着いたからにはもうちょっと走ろうね自分。
ゴールはどこだー。

日記を書こうとすると。
「あああもう早く死ねばいいのになあコンチクショウ!」
ばかり書こうとしてしまうの。
徳が!低いよ!!
何があったというわけでもなく。

だから,ねえ。
お風呂にお湯をためて入る自分を許そう。
コンビニでご飯を買う自分を許そう。
こっそりとだけ苦笑いした自分を許そう。
猫背になってるよって言われた自分を許そう。
肉まん食べたい自分を許そう。
今日はカップラーメンでいいやの自分を許そう。
宿題あるのに編み物しちゃう自分を許そう。
トイレの中でだけちょっとだけ泣いた自分を許そう。
手紙の同封されていない郵便物なんて開けたくない自分を許そう。
出せやしないのにレターセットばっかり買った自分を許そう。
書かないだろう日記帳や家計簿を集める自分を許そう。
明日のことなんてどうでもいいんだ。
でも明日にもきっと生き残っていくだろう僕のために。
聞こえないようにため息ついた自分を許そう。
夜中に起きた自分を許そう。
もう5分だけお願いって目覚まし時計に泣きつく自分を許そう。
朝ごはん食べるのに頑張った自分を許そう。
ロザリオのお祈りを忘れてしまった自分を許そう。
全身の鏡の前では裸が一番好きな自分を許そう。
薬を塗ろう。
やさしくあろう,やさしくあろう。
明日も僕はきっと生き残ってしまうから。
ああ僕はぜんたい,おおまかにはよい人間だったよって。
それだけ思って生きていよう。
ねえ。
ねえ。
きっとよい人間。
やさしい。
がまんできるがんばれる,から。
きっとそのうちごほうびをもらう。
ちょこっとだけ休憩してもいいよって,きっと,もらえるんだ。
ごほうびだ。
きっとだ。
いつか。

と。
こんな感じにひゅーひゅーしながらいきております。
いーきーております。
明るい日記が書けないものかと四苦八苦しておりましたが。
結局いつになっても書けそうにないのでこのあたりで見切り発車。
まあいいや痛くても。

友人がくれた音楽を聴いて。
お湯を自分のお茶のためにわかして。
恋人のくれた毛布にくるまれて眠ろう。
あした,も,もし目が覚めてしまったら。
もうすこしだけいきよう。



誕生日に毛布をくれる恋人というのはすてきだと思った。


 <なんだっけ?  まとめて  そんでどう?>


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