カンラン
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4月9日の入学式から2日。ぴのきは楽しんで小学校に通っている。
朝は同じマンションに住む上級生のお兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒に登校し、帰りは近所まで集団下校(今月いっぱい)。 そして、2日目にして、明日からは私の迎えはいらぬと言う。ぴのきが自分からこのようなことを言い出したのははじめてのことで、思わず「え?」と聞き返してしまった。解散場所からひとりで帰って来られる気がするのだとか。 なんだか、とても、たくましい。
などと思ったら、夕方、お風呂で私がひと足先に出てるよと言ったら、突如大泣き。
まだまだわからん、1年生。 明後日、7歳になるよ。 ぴかぴか、だね。
つちのこ氏が職場の夜桜の集いにぴのきを連れて行く。 夕方からぽつと生まれたひとり時間。何をして過ごそうかと思いを巡らし、古本屋へ出かける。 ついでに、部屋の片付けで出てきた要らない本やDVDを持って行き、60円で買い取ってもらう。数も少なかったし、ぴのきが小さい頃使っていたものにはほとんど値がつかなかった。 査定を待っていたり、店内で本を物色しているうちに外がだんだんと暗くなり、不安をおぼえる。運転に自信のない人が夜運転するなんて、危険この上ない。 そんなことを思って、本を一冊買ってそそくさと退散する。
黒インクを入れて使っている万年筆の太さが前々からしっくりこず、長いこと放置していた。(その間は、ブルーブラックの別の万年筆を使っていた) でもやっぱり黒も使いたいなあと常々思っていて、とうとう購入を決断。決断というほど値のはるものではないし、安くなっていた上に貯めてたポイントもあって、随分な追い風。本来1本買うお金で、インクカートリッジと送料までまかなえた。 これは、時期、だったのだな。
セーラーのクリアーキャンディー。これで2本目。復刻版で、見た目はおもちゃっぽい。でも、ペン先の細さも良くて、書きやすい。日本語を書くには、やっぱり国内メーカーのものがいいのかも知れない。 手紙を書くとき、いい仕事してくれます。
東京のふみともさんから、今年も桜の写真の葉書が届く。背の高い立派な桜は、花の美しさだけではなく、力強い生命力を感じさせる。
丁度のタイミングで、昨日はぴのきとふたりで眉山に花見に出かけたので、夜になって撮れたてほやほやの写真を葉書にして近況を少しばかり書く。 東京と北海道まで、雨に濡れずに舞ってゆけ。
誰かが見上げた桜をほんのちょっと分けてもらうのも、この時期の私の楽しみ。
降るぞ降るぞという重たい空。 部屋干し洗剤を使って洗って、室内にずらーっと干してはみたが、結局まとまった雨が降り出したのは夕方が近づいてからのこと。 ぱりっとしない洗濯物を抱えて、なんかちょっと損した気分だ。
夕方や夜、焼酎のトマトジュース割りを飲んでいる。 つちのこ氏が輸入食料品店で見つけてきたピンク色のお塩と粗挽胡椒を振って、ちびちびと飲む。 トマトジュースは、あんまり安いものを買ってしまうと残念な結果になったりもするので、注意が必要。(スーパーで、ついつい安めの商品に手を出してしまう習性あり)
どぶろくだった去年とはまたちょっと違った趣き。
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