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やっと入稿も終わり、と思っていたが、まだペーパーが…。久しぶりにペーパーを作ってやろうと思いたち、仕事先のパソでダカダカやってみました。飛虎聞のコピー本も作るつもりでいたが…出来るんだろうか。
今回の炎多留本はA5/52P/¥500という感じで設定。「オフに憧れ余部に泣く、小手より小さいピコ手」の身としては、一体どれだけ売れるのか、大いに疑問である。どなたか本気で炎多留本一緒に作ってくれる、奇特な方はおられぬものか。いつか、炎多留本のアンソロジーを作ってみたい。いや、マジな話。 地道に、少しでもこの同人界でホタラーを増殖させようと考え中である。草の根運動の一環…余計なお世話かな。しかし、コミックで炎多留読んだり描いたりしたい人は絶対いると思うんだけど。この間も、とあるサイトにたどり着き、勇のイラストを見せて頂いた。ほら〜〜〜、お仲間!
さて、私が勇のシナリオが好きなのは、勇が若い男の子だったからではなく…きっと、幼馴染だったからだと思うな。幼馴染ネタなら、中年リーマンの幼馴染同士の物語にだって、萌えるんである。いや、極端な話、男女ネタだって、幼馴染物にはものすごく弱い自分、少女漫画育ちだから。たとえばドラクエ5(古い話で申し訳ない)で、花嫁の相手を選ぶイベントがあるが、どうしたって、あそこは主人公は幼馴染のほうのビアンカ(な、懐かし)を選ばねば!と思うのだ。幼馴染ってのはマジに自分にはツボなんであるよ。 実際、昔読んだゲイ小説の短編集の中に、ゲイ同士の幼馴染なのだが片っ方が片っ方にずっと片思いしてて…というのがあって、クライマックスがあなた、もうもう…そらそら、ハードだったわ…クラっとくるような。自分としちゃハッピーエンドではなかったんでアレだけれども、思いをずっと隠していた、押さえていた方の側にしてみると。…こりゃ、やっぱツボですよ。
ずっと一緒に育ってきた友達の関係が、微妙に変わっていく…そこらへんがツボなんじゃないかな、男同士の場合、こちらでも短絡に即Hに結びつけちゃうので、余計セクシーな(エロな、とハッキリ言え)想像をしてしまって…
ところで、私の友人が、自分の友人たちに「今度から友だちの炎多留サークルの売子をやる」と言って回って?くれているそうである。また、いろんな人に「炎多留って知ってる〜?」と聞いて回っているのだが、結構みんな知っているという。嬉しいじゃないか。しかし、「炎多留って、どうよ?」と聞くと、その後に続くコメントが、なぜか一様に 「う〜〜〜〜〜〜ん……」 なのだそうだ……何だよ、その「う〜〜〜〜〜〜ん」てのはっ!好きなら好きと、正直に言いなさい、正直にッ!(違うだろ、自分)
しかしまあ、好みってのは十人十色。私だって、アニメ画のボーイズ系は好みではないからな…その逆の嗜好の人だっていて当たり前だ。うん。しゃーないな。
いやーもう、28日はイベントだったと言うのに、うっちゃらかして、最後の修羅場でもがいておりました。その本、一応、以下のようなタイトルをつけました:
炎多留fanbook 『勇。攻略。』 〜勇の長〜い恋の物語〜
・勇だけが、主人公をずっと昔から見つめ続けてきた。 ・主人公は勇の告白で、勇に対して押さえていた自分の感情に気づく。 ・主人公に安らぎを与えてくれるのは勇だけ。
一応、エラソウにも、以上のコンセプトでもって取り組んだことになっております、そして主人公の「寺崎陽介」が当然主人公として出て来るです。勇本なんだけど、漫画ってのは視点は一点に絞らねばならぬもの、主人公の視点、に焦点をあわせました。だから、主人公のモノローグはあっても勇のモノローグはありません。まあ、今後、エピソードごとに、勇の心情にも触れてみたいと思います。
さて、以下のような小さなタイトルがつけてあって、イベント毎に構成しました:
・主人公はくぱじゅるさん ・勇とスイカと昔の約束 ・ストリートライブの夜 ・熱い恋人
ということで、表紙仕様はフルカラーで真っ赤。勇(とおぼしき少年)が、男性(主人公)にしがみついている。表紙込み・全部で52ページ。「犬飼先生と彬さんに捧げる」、と献辞を表紙をめくって最初にページに入れました。 炎多留の最初のフレーズ「今年の蛍は一人で見た…云々」の詩も使いました。主人公の背中が何か、自分でも寂しい…なんて、寂しい男の背中が描けるんかい、自分、とツッコンでみる。
今回は…勇、ご奉仕シーンで終わることに…しかし、主人公、その後、さよオナニー、部屋で1人でしっかりシコるのである…勇をオカズに。勇、後ろからヤラれてまーす。
今回は、とにかくトーンが大変だった、いや、毎回トーンは大変だけど、今回、夜が多くて…いや、正直、夜ばっかりじゃないか勇とのイベント、とか思ってやってました。夜空にグラデのトーンが縮小率の関係で余り使えなかったのが残念、これに木々のデザイントーンがキレイに被れば、いい感じで夜の森みたいな雰囲気になるのに。 勇に告白されたあとにするHは、神社の裏手であるから、次回の本は何が何でもこの雰囲気を出したいものです。いや、努力精進はあらゆるところに必要ですが…。
家の近所の神社へ行ってちょこっと取材、こんなことになってるのか、とか、新たな発見。まあ、鳥居と石灯篭を描いとけば、神社には見えるってことなんだけど、境内は難しい。それにしても、神社には何て木が多いんだろうか。 東京の友人が新宿のマップをくれた。裏が白地図になっていて、舞台の取材のため、新宿駅前、周辺の公園や遊園地をいろいろあたり、炎多留マップを作ろうと言う事になった。友人は字書きさんで、表現一つに妥協を許さぬ人なので、取材にあたってはしっかり全部文章書き起こして場所の情報を集めねば、と気負っている。 で、鈴山、なんてところは無くて、新宿から見える観覧車というのは後楽園だろう、ということに…まあ、なんでもいいのだが、漫画には資料が必要だ。
というわけで、炎多留マップツアー(私と友人の二人で)を敢行することになりました…成果は次の勇本(今回の本の続き)で、この夏ムリヤリ披露です!
昨日、友人にこのたびの勇本のタイトルを相談していたら、ハッキリしたのがいいよと返事が。そうなんだよね。でも、候補のうちの 「俺のフェイバリット!」 は、やっぱやめたほうがいいな。クサすぎる。ヘタレの少年漫画みたいだ。
〜兄ちゃんと勇の長〜い恋の物語〜という、どーでもいいようなないようなサブタイトルをつけた。しかしこれには私なりの思い入れはかなりあるんだ。 舞台が現代だし、やっぱり英語ですかねえ、タイトルは。そこで:
炎多留fanbook MY FAVORITE SWEET HEART 〜兄ちゃんと勇の長〜い恋の物語〜 (これはサブね)
いずれにせよ、怖気か虫酸が走ることには変わらん…はっ。いっそ失笑が飛び出すくらいクサイタイトルつけたろかっ。コメディだしねぇ。
あああ、とにかく、いいのが浮かばないー!…毎回タイトルには四苦八苦であ る。
そして。あと5枚。今、兄ちゃんが熱射病でグッタリ来てるとこを勇がストリップ…のシーンを描いてます。勇んむん、脱ぐ脱ぐ。プリケツさらします。
やっと見れることが出来た…。 ぽろぽろポロポロ泣けてきた。それはね…勇の心情を思ったからだった。
「永久就職するか?」と兄ちゃんに言われる。 「いいの?勇、兄ちゃんのそばに居ても…」 私ねーこの台詞、大好きなんだー。自分のオリジナルJUNE漫画でもよく少年キャラのほうに言わせたものでした… 勇…良かったね…本当に、よかったね。
マジに涙出た、このシナリオには…。本当に。ハッピーエンドだから、泣けてくるのだ。哀しいからではない。お涙頂戴ストーリーで泣く程自分はもう青くない…のかも。何か、ほっと出来る…登場人物たちが紆余曲折の末に幸せになる…そういうのもお決まりなのかもしれないが、ハッピーエンドをやはり求めてしまう…良かったね、って、主人公たちに言ってあげられるようなエンディング。
それにしても、ゲイの恋人同士のプロポーズには、本当に泣かされてしまう。 「トーチソング・トリロジー」の時も、泣いたよ。マシュー・ブロデリックが言うのだ:
Marry me!
プロポーズされたほうの気持ちを思うと泣けてくるね。ずっとずっと…ずっと待ってた…その健気さに。 つりをするシーンの二人の台詞が増えていた…そこも発見…勇の台詞が健気で愛しい:
「好きだって言っていいと思ったから…勇は告白したんだよ」
何かそんな感じだったな。 今度はセーブしていたので、もっとゆっくり味わいたい…カワイイ勇…大好きな勇…。 自分、もう気分は兄ちゃん状態だ。ちょいヤバいかもー。
今回はどうも、勇本はお風呂Hまでで終わりそうな気配である。
夏コミには「炎多留」で申し込んだので、8月にも新刊を出す予定。だから、続きは夏ってことになる…ああ、誰のためでもないな、もはや。自分のため、自己満足のために描いてるから…炎多留のコミック化が夢、なんておこがましい事は言わない。部数もピコ手らしく、慎ましい数しか刷りませんがな。
ただただ、兄ちゃんと勇の恋愛物語が読みたい…それもコミックで。ゲームにしろ、アニメにしろ、やはり漫画本とは違うから。私が今描き専なのは、結局読みたかったら自分で描け!的発想だからだと思う。本当は、一番、大好きな犬飼隷ニ先生の絵で「炎多留」のコミックが読みたいのだけど(夢だろうかー?)。
漫画は、コマ割ってあって見開きページの見せ場は左ページ上段で、左ページは引きのためにも重要で…ページが変わったら、あるいはシーンが変わったら必ず1コマめにキャラクターの居場所・背景・位置関係などを置く…など、そういう決まりを踏んで描いていくものだ。小説とかゲームとかアニメの作品を漫画にする場合も、そういう漫画を描くルール(読者に読んでもらうための、描き手側の最低限のルール)が当然必要。しかし難しい。私が漫画という媒体にこだわるのは、このルールを何とかして会得したいなどと思うからであるが…。
えらそうな事を書いたのですが、兄ちゃんと勇との濡れ場、その名のとおり、お風呂で燃え上がりそうだなあ。 結局私の本はオリジナルであれ封神であれ、男同士の激Hですからねえ。「炎多留」もまたしかり、ってか、もともと「炎多留」はゲイのポルノグラフィなのだった。ポルノという言葉には何か郷愁を感じる…もはや、1つの文学の領域ですからね。 そのゲイポルノ作家修行の旅に出て、もうかれこれ3年目か…。 そして「炎多留」にたどり着いたというわけ。 確か、たるもにゃHPでは2が5月に発売とか言う話でしたが、私は「炎多留」はやっぱり夏のゲームだと思うので、発売は夏にして欲しいなーとか思いました。夏コミと炎多留、この夏は燃える!(この夏も、である)
2002年04月11日(木) |
またまた締め切りを延ばしてもらう。 |
というか、ギリギリ29日まで待ってもらえる所に予約をしなおした。おいおい。大丈夫か、自分。
夕べもまた台詞チェックで明けた…本日は主人公と勇のお風呂H。 いやー、こういうHシーンの参考は、やっぱ小説に限る。 面白いなあ、やっぱり。主人公の動き、勇の動きなどは主人公の語りの部分からしっかり読み取らねばならない:
(6日目、夜/神社へ行くと、勇と風呂に入ることになる…必ず入る事になるのは何故?)
二人、向き合っている。 股間見つめあい。 主人公、股間に勇の竿に手を添える。 勇、驚いて主人公の肩に爪を立てる。 (この次にCGイラスト場面に変わる) 勇、座り込んでいる。 主人公、勇の竿を愛撫しながら舌で勇の乳首を責める。 勇、身体をくねらせる。 主人公、なおも舌で乳首攻める。 勇、ビクビクと全身を引きつらせる。 ここで勇、一鳴き。 主人公、勇の股間を更にマッサージ・愛撫。 続いて陰嚢を揉みながら蟻の戸渡に触れる。 ―以下、略―
蟻の戸渡り―!
…最初、何の事かと思ったが、主人公の一連の動きで…成るほど、そういう表現があるのか。今度どっかで使ってみよう…
しかし、ここは絶対イイシーンだ…勇が初めて主人公に犯されるシーン。勇め、この夜はきっと眠れなかったに違いない…何しろ、大好きな兄ちゃんに犯して貰えたんだから…。布団の中で、思い出してはキャー!とか言ってるに違いないよ。
面白いと思ったのは、勇がどうも主人公の裸を見たがっていると思われる事。勇は実はスゴクHな子なんじゃないか。 「勇は健康的な青少年なの!」
…ウソつけ。
このまま行ったら、ひょっとしたら大学合格シーンに至るのではなかろうか…それがこわいよ…とか思って自宅に戻ると、美少年・将人が部屋の前で待っていたのよー!ああ、やっぱり主人公、この子も捨てがたい…やっぱり二人の間で揺れてるなあ、Y.T。どっち取るのかなあ…
しかしもうあまり時間が無い、どうやったら勇不合格のシナリオを進められるのだろうか。あんまり主人公が勇に熱を入れ過ぎると、今度、合格シナリオのほうが来そうでコワイ。 なんとしても、不合格シナリオがもう一度見たい…たったの1回しか見たことない、しかも、そのシナリオが一番好きー。あのやおいなシナリオがあったから、自分、コミック描こう、なんておこがましい事考え出したわけだからさー!
というわけで。もう半分修羅場…しかし、締め切り29日はやはり酷か…。前日28日はインテ大阪でイベントに出ねばならない。封神スペースで原稿の台詞貼りしてるやつ居たら、それアタシね。
2002年04月08日(月) |
さあエライことになって来た! |
只今、今一度のチェックのために炎多留プレイ中。 一日目から始めて、台詞を全部抜き出し。ここからネームをもう一度詰める。勇絡みの箇所だけなので楽はラクだが、結構台詞の量が多い。今日は一日目でダウン。このまま、勇の大学不合格シナリオに行ってくれればよいのだが。
漫画はいかに省略するか、いかに絵で、構図で見せるか、なので、ゲームやシナリオ小説よりも、ぐっと頁の詰まるものになるだろう…つーことは、またペラ本、ってことかいなー! まあ、それも大事な事だが、実は表紙にまだ悩んでいる。やはりカラー、描きたいなあ…青い空で見開き。主人公と勇がいる。一見すると、炎多留のパロ本だとはわからないかもしれないような。でも、外に気合入れても中身が…というのも困りますがー。表紙は先行締め切りなので、これにも気を配らねばならない。
明日にでも画材屋へ、新宿駅前周辺と神社用のトーンと背景集を買いに行こう。主人公のマンションにはあのトーンでいいかな…いつか、あのハッテン場の公園にも友人とこっそり取材に行こうと思う、昼間の内に。背景用の資料写真を取ってこよう。今回、とにかく背景(特に神社)と勇の袴には頭を抱えてしまった。まったく〜、全部勇絡みであるー。物知らん自分と画力の無さにも頭が痛い。背景資料は持ってる封神用のじゃ、中国になってしまうのだった…
これから先、炎多留のパロをもっと描いていきたいと思っている、だから資料集めは当然。不平言うな、自分ーー。うっきゅゅゅゅーーーっ。 いえいえ、漫画描きにはこれもまた楽し、資料集め(資料集めの段階に入ってるということは、もう殆ど頭の中で出来上がってる状態なわけだし)。
しばらく封神のHPを代理人に託す(友よ…すまない)。
炎多留のことばかり考えている。 勇のことばかり考えている…
2002年04月05日(金) |
いよいよ入稿日も本決まり… |
スーパーコミックシティ、である。 5/3の東京ビッグサイト。 スパコミ一日目。ゲームジャンルに返り咲き。 新刊は炎多留の『勇、攻略。』である! (いや、仮題ですけど)
締め切り4/23日。詳しく言うと、表紙入稿は18日、本文入稿は23日が締め切りである。うわー忙しい。 印刷屋は地元大阪は京橋のH●P○21!なんとエロ原稿を持ち込んで、目の前でおじさんに全頁チェックされる。今回もそれは承知の上。何しろここの持ち込み入稿が一番確実だし一番締め切りが遅かったのだ。エロ原稿なんぞ、見慣れ切っているらしい。もう三回ほど世話になっている。
ところで、下描き状態の原稿をアップ。以下がそのブツである:
描きたいのはやはり主人公との絡み。大体40Pくらいの本になるでしょう…A5で表紙は二色刷りの予定。やっぱりフルカラーは勇気が要る。
時間が有れば将人本をコピー本にする予定。飛虎聞のコピー本もあるし、まだまだ忙しい春。
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