2006年05月21日(日) |
エリザベート@日生劇場(武田トート) |
<本日マチネのキャスト> トート→武田くん フランツ→鈴木さん ルドルフ→パク・トンハさん
さてさて、色々と新鮮らしいと噂の武田トートを見てきました。 第一印象。 「よく動くなあ〜」(笑) 手とかほとんどじっとしてなくて、とにかくよく動く。 宝塚でもやれそうなヴィジュアル系のルックスで、どうしても身長は小さめに見えてしまいますが、意外と悪くなかったです。 つか、結構好きです(笑) 歌も、たまに音程が不安定だったり芝居と融合していなかったりですが、概ねいいんじゃないでしょうか。初演でこれなら。声も個人的には好きな声でした。無造作なのに繊細さもある、磨りガラスのようなイメージかな。 それに、エリザベートに一目惚れして「好かれたい!」って感じがなんだか可愛い。悔しそうだったり悪戯っぽくニヤリとしてみたり、とても感情的な閣下なのですが、かといって人間くさいというのともちょっと違う・・・不思議なキャラクタになっていると思います。 何故かミッチーを思い出しました(笑) 武田トートは本当に衣装替えが多くて、「悪夢」での久し振りの白い衣装が美しかったです。それにしてもなんで彼だけ服が違うの? 最後は珍しくほろっとしました。「よかったね閣下!」と。エリザベートが受け入れてくれたとき、ちょっと俯いたシャイな演技がまた良かった。あれだけ追っかけてたくせに、いざかなうと照れちゃうのね!みたいな(笑) ご本人は「ワル」をテーマに演じているようですが、観客として見ると「一生懸命」という印象の方が強いのはご本人のお人柄かもしれません。 カーテンコールでシシィと出てくるとまるで姉と弟。・・・いえ、だから好きって訳ではないですよ(笑) やんちゃな少年で、いじめっ子に見えてシャイな一面もあって、自己中心さが逆にチャーミングで、ふっと観客が感情移入してしまうようなトートではないかな、と思います。褒めすぎ?(笑) 鈴木さん、今日は割と熱かったです。「♪僕は君の味方だ」でシシィを抱きしめてました。 パクルドはとにかく声量が圧倒的で上手いので、「闇が広がる」ではほとんどルドルフの声しか聞こえない(笑) このルドルフは、とても真面目な箱入り優等生ルドルフって感じでしょうか。体格がしっかりしているので、トートが「操る」という感じにはあんまりならないですねえ。振り付けもちょっと変わってたし。 でも「マイヤーリンク」の最後では、トートが腕を上げていくのに合わせて銃も上がっていくのが良かったです。 「嫌だ」という前評判の多かった、「ペッ」のシーンはなかったですね。(カト茶ではない) さすがにやめたんでしょうか。 エリザベートは前回ルドルフの葬式で「死なせて」と山口トートに迫ってましたが、今回は前と同じ。「疲れた」という感じでした。 トートとの相性で言えば、武田トートとは悪くなさそうな印象。「まだ好きじゃないけど、いつか好きになりそうだな」という関係でしょうか。 「皇后の勝利」で大司教が何故か椅子にされたり(笑)、1幕、お見合いに行く直前でグリュンネ伯爵とフランツが内緒話をしていたり、A席でしたが2階の最前列だったので全体がよく見えました。 なかなか満足でした。
■朝のアップアンドダウン 夢の中でヒデと付き合っていたのである。 ケータイに電話が来て、「今(私の)家の近くに来たから会おうよ」とのことであり、ワタクシは「うん、待ってる!(はあと)」と少女漫画のヒロインのごとく可愛らしい返事をして(夢の中でしか出せない声である)着替えを始める。 ところが、着る服がぜんぜん決まらない。 迷いに迷ってる間にケータイで「もう来たよ」。 慌てて「ちょっと待ってて!」と返事をし、ようやくのことで服を着替え終え、さあ、ヒデに会えるぞ〜!!と意気込んだところで
「もう起きる時間だぞ」
九郎@遙か3である。 目覚ましとしてケータイをセットしておいたのである。 このとき、私は頼朝の気持ちがわかったような気がした。 小梅大夫ばりに「チクショー!」と叫びたかった。
■季節のアップアンドダウン 天が私の願いを聞き入れたのか、いきなり夏が来た。 春はどこへ行ったんだ。春は。 でもこれでまた梅雨に入ると寒くなるんだろうな。 ところで、ウィダーインの「リカバリー」(レモン味)が疲れに効くので買いだめしたいのだが、1箇所のコンビニでしか見かけない。がっかり。
■トヨエツのアップアンドダウン 役所降板(?)で立ち消えになったとばかり思っていた「愛ルケ」映画、主演トヨエツ&寺島しのぶで進行中らしい。 トヨエツ若すぎるだろ。 夜中にトイレに何回も起きたり、××を確かめたりするような年齢じゃねえだろう。 それより何より、九頭に何をさせるか! やはりいい役者だと再認識したところに、これだ。がっくりだ。 しかも、日テレでドラマ化も決定しているとA新聞に出ていた。 世の中間違ってる。 まあどこまで原作殺しができるか、という問題か。 それにしてもトヨエツ・・・(泣)
明日は武田トートです。
ヒデがとにかくかわゆい。こういう間抜けな正義漢の役はホント似合うなあ。 それはともかくとしても、なかなかに面白いノリの作品です。 特に今回は脚本がよく出来てた感じ。 しかし。 回を追うごとに九頭と武田の関係が、っていうか九頭の武田に対する態度がおかしくなってませんかね(笑) イヤ、最初は九頭×武田っぽいかなと思ってたんですが、今回見たら私的には武田×九頭に見えましたが(笑) 受の方がむちゃくちゃ好き、っていう例のパターンですね(笑) また相手ヒデかよ!っていう(笑) まあ九頭×武田もありそうだし、どっちにしろ夏に本が出てそうですね。 しかも沢村一樹のらぶらぶなゲイぶりが素敵すぎでした。 最近のお気に入りはノーマルCPが多目(景神子とか布引×美和子とか)でしたが、やはり腐女子魂は死んでいなかったようですな・・・。
それにしても最近寒いです。 正直、20℃以下だと早瀬体感は「冬」です。23か4くらいまで来て「春」、28を超えてやっと「夏」です。 早く夏にならないかな〜。
2006年05月12日(金) |
富豪刑事デラックス #4 |
先週の回を録画した人に貸してもらって確認したところ、「悪い恋人」役の布引さんはちゃんと「オイ美和子!」って言ってましたね。放送時には聴き取れませんでした(泣)が、前作に続きまたしても呼び捨てが聞けて嬉しい限りです。 某テレビ誌の記事で、寺島さんご自身が「美和子」と言っていたのも萌えました(笑) もうかなりにアレな感じですが、ネットの動向を見ているとどうやら同志が多いようです。 そして、そんな人々にサービスするかのように今回もいろいろ絡みが! まあ、「一匹狼」と「浮いてる存在」ということでやむなくコンビになっているという面もあるんでしょうが(笑)一緒に食事するシーン(片山はこの際無視)があったり、何より崖から落ちそうになった美和子ちゃんを、手を掴んで助ける布さんがいいですよね。触った回数は西島に勝ってるよ布さん!(たぶん) そんで、その後先輩らしくお説教。 と思いきや、それとまったく同じことを美和子ちゃんが言うと、素直に「すいません」と謝るのもいいです。真面目で可愛い人(なんせ乙女座)なのに、見た目がヤクザなんだよね(笑) ところで、美和子ちゃんは何故同じ説教をしたんでしょう? もしかしてちょっと怒ってたんでしょうか(笑) でも本人は無自覚そうですね。 公式サイトの「鎌倉組現場検証」では、布引さんと美和子ちゃんが並んで座ってるシーン(放送ではカット)がオイシかったです。また布引さんのコメントが泣かせるっつーか(笑)←笑ってるじゃん 彼は美和子ちゃんを刑事として認めてるんだなーと微笑ましかったです。 もうオフィシャルカプでいいだろ! 公式サイトの人物相関図でも「布引→美和子」が「?」となっていて、「この微妙さが好きなんだよなあ〜」と萌えてしまいましたよ。 どうでもいいけど、「現場検証」の布引さんの口調(文章)がJさんによく似てておかしかった。「〜だろ?」とか。 深夜にやってる短い派生番組(「鎌倉警部の食いしん坊BAN万歳」とか)もDVDには完全収録して欲しいなー。 ・・・って、内容に触れてませんな。 今回は京極夏彦路線とゆーことで(笑)金があれば何でもできちゃうのねーという話でした(違うって)。 おっと、鶴岡さんの英語ネタも微かに出ましたか。
2006年05月09日(火) |
エリザベート@日生劇場(山口トート) |
<本日のキャスト> トート→山口さん フランツ→鈴木さん ルドルフ→浦井くん
ゾフィー皇太后は、予定では初風さんでしたが寿さんになっていました。ちびルドが誰かうっかり見逃してしまったのですが、すごく上手でした。「♪目が覚めると 怖いんだ〜」の歌い方が切なくてよかったです。
さてさて、ついうっかり帝劇の方に行ってしまい、「休演」の表示を見て衝撃を受け、窓口のお姉さんに「あの〜」と訊いたところ、「チケットにも書いてありますが日生劇場の方です」と冷静に言われ「あっそうじゃん!」と気づきました(汗) そして大慌てで日生へ。 バカです。 以前にもあったなあ、こういうの。 でもお姉さんの反応からすると、うっかりさんは私だけではなかったような気配(笑)
今回はA席で2階のかなり後方でした。オペラグラスが欠かせません。 久し振りの山口トートは・・・ま、劇的には痩せてませんでしたが(笑)心配していたほどでもなく、ひとまず安心。やはり少しはお痩せになられたのでしょうか。 金髪の後頭部が美しいのと、山口ボイスにうっとりでした。目を閉じたらもう、私を黄泉へ連れてって〜気分です。 そして、二幕では結構ちゃんと踊ってましたよ!(特筆) なんか久し振りに踊ってる山口さんを見た(笑) シシィの一路さんは、何故か側転ナシ、というのは置いといて、今回はとてもいい感じでした。 自由奔放とか気が強い、というのではなくて、あまりに若い頃に縛られる環境に入ってしまったため、自分というものを自分で飼い慣らすモラトリアムが与えられなかった悲しさみたいなものを感じました。 自分でもどうしようもない自分、というか、抑えきれないものを持て余しているような。 フランツ鈴木さんも声はすごくいいのですが、あまりあれこれお芝居する方ではないので、割とあっさりした感じ。その分最後の「悪夢」での取り乱した様子が印象的だったかも。 山口+鈴木は「歌で聞かせる」コンビですね。 山口さんは相変わらず楽しそうな閣下で(笑)「待っていた〜」と外套を脱ぐときにぶわっと天高く放り投げたのがちょっと笑えた(笑) 山口さんも、あまりねちねち絡まない(内野さん比)けど、割と手が面白い動きをしています。ときどき意味わかんないですけど(笑) 浦井くんは、神経質そうなルドルフかな? 日生劇場は天井が帝劇よりも低いみたいですが、逆に今の装置だとこれくらいがいいんじゃないでしょうか。まあ、使い回し感はどーしても拭えないのですが。 帝劇と違って舞台が回らないので、馬車どーすんのかなと思っていたらトートダンサーズが手で押して回してました(笑) あと、アキレスの像がなかった。 カテコでは、一路さんと繋いだ手をぶんぶん上下に振る閣下がかわいかったです。 まだ始まって1週間足らずなのに、客席のテンションは高かったですねえ。「キッチュ」の手拍子はもう定番?
終演後、玄関を出たら何故か人がいっぱい道路に臨んで待っていて、出待ちかなとは思うものの誰を待っているのかはわからず、「村井国夫だったらどうする?(笑)」とか叔母と言っていたのですが、まあでもとりあえず見てみるか、と待っていると、車で山口さんがさーっと通り過ぎてゆきました。 写真撮る人やら手を振る人やら。 や、私も振ってしまったような気がしますが(汗)ダークグリーンの車で、ご自分で運転していましたね。手を振ってくれてました。 次は武田トートです。ポスター見たらすんげービジュアル系で(笑)結構楽しみだったりします。
またパソコンの引越しをすることになりました。 あれこれ移動したりインストールしたりしないといけませんが、6月はおそらく忙殺されると思われますので、次回更新は早くても7月以降になりそうです。 今だって大して更新してねーじゃん、とか言わないで(泣)
昨日「ニッポン人が好きな100人の偉人」とゆー番組をやってました。 土方ファンの男性はどうしてあんなに熱いのでしょう(笑) 他の人物のときは、好きな者同士手を取り合って「わかるわかる!」とかやらないのにね。やっぱりトシはアイドルですねえ。 義経は21位でした。 再現VTRによると、後白河上皇から賜った馬を売って佐藤継信の葬式を出そうとした義経を諌める家臣に対し、「馬はまた買えるけど、継信はもう戻らないんだぞ!」と一喝。 この台詞に家臣一同「この人のためなら死んでも本望」と思ったらしいですが、よく考えたら、立派な葬式を出したからって継信が戻るわけでもないよな(笑) ま、いいんですけど。そんなところが好きだからさ。 1位は織田信長。 私も昔は好きでしたが、比叡山焼き討ちとか、ちょっと残虐すぎだなあと後に思うようになりました。 偉人と言っても人間ですから、いろんな面がありますよね。
2006年05月05日(金) |
富豪刑事デラックス #3 |
思いきって二時間サスペンス路線にしたシナリオが成功してた印象です。 「富豪刑事らしさ」と本格ミステリとをきっちり融合させるのは難しいと見え、原作者の瀬崎様でさえ少々反則気味の叙述技を使っている部分がありますので、あまり謎解きメインでない方がいいのかもしれないです。 そして今回も布引×美和子萌えありましたね! 「悪い恋人」!(笑) 美和子ちゃんのピンチを救ったのはまたしても西島(舌打)でしたが、芝居について真面目に反省する布引さんはかわいいです。年齢からいったら恋人役は猿渡でもよさそうなもんですが、まああの配役なら布引さんか(笑) なんでアラブの石油王のラクダを日本人が引いてんだよ、とは突っ込まない石原。よほど面食らったのか。 それにしてもトントン拍子に偽装交際進みすぎでは?(笑) 美和子ちゃんのことだから何もさせてないはずなのに(笑) まあいいですけど。 鶴岡さんの「逃げろ石原!」がちょっとカッコよかったです。また例のヤバい英語を披露してもらいたいものです。
最近の歴史の本によれば、梶原景時の政権内地位は世間一般のイメージよりも高かったようで、3の景時(以下、平三)は割とその辺に目配りして作られたキャラのようです。 その地位がもっぱら鎌倉殿個人の重用に依拠していたために、幕府内孤立状態で追討された感じです。 ゲーム内では千葉広常(実際は上総広常、らしい)が平三に殺されたことが噂されてましたが、あの話ぶりと彼自身の告白からすると「暗殺」なんですかね。『愚管抄』では、差し向かいで双六をやりながらいきなり広常を刺し、首を掻き切って頼朝に捧げたことになってるとか。 ・・・そんな大胆なこと平三にできません(笑) つか、これだと「暗殺」ってより「見せしめ」的誅殺ですね。 「弁舌の徒」と他の御家人に皮肉られてたあたりも彼らしい(苦笑) 頼朝が陰陽師を抱えていたのも本当らしいです。
なんかこんなこと書くとかなりの平三ラブだと思われそうだ・・・てか、今更?(笑) ん〜でも正直、ときどきウンザリするんですよ(汗) 彼の欠点というかダメダメなところの大半が我が身に覚えあるんで(笑)自分がヘコんでるときには「今はお前のことを考えたくないんだー!」っていう気分になる(笑) そういうときはイサトくんのボイスを聞いて心慰めるのです。 痛いオタクです。ええ。
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