ここ数年の夏、特に7月のこの時期の恒例はものもらいと結膜炎。まだ治りません。あーやだやだ。うんざり。 つーことで当分オフラインです。すいません。でもWGは毎試合見てメモ取ってます(笑/もしやこれが治らない原因か?)ので観戦日記は後日・・・。はあ〜。
2004年07月11日(日) |
ワールドグランプリ ロシア戦 |
スタメンはトモさん、テンさん、スギちゃん、メグ、カナ、サオリ。これは・・・勝ちに行っている布陣と見ていいんだろうか。それともトモさんが「見ちゃいらんねー!」と監督に訴えたのだろうか(笑) トモさん効果なのか、今日はレシーブもいいし、ボールへの食いつきがいい。粘っこく繋いでます。サーブも強くなって、連敗しても切り換えができるところが非常にいいと思いました。クイックも止めてるし。 10―11と日本がリードしたところでタイムアウトのカルポリ監督、怒る怒る(笑) いつ見ても面白いなあ。漫画ならきっとこう吹き出しに表記されることだろう。 「×△$#%*+□ッ!! ◇≠♂※≒〆ッ!!」 あの年であんなにキレて血管大丈夫ですか。将来の死因は脳溢血じゃないでしょうか。 1セット終盤は高さ負けしたという印象ですが、あんまり負けてる気はしないですね。 2セットはメグに代わりレオが出ますが、ここではブロックに当ててアウトを取るサオリのセンスの良さが光り、続いてカナの3連続バックアタック炸裂。確実にエースになりつつあります。これでロシアが崩れ、ラストはガモワをブロックして2セットをGET。これはスゴイ。ストレート負けしたOQTからの成長がわかる試合です。 3セット、レシーブの繋ぎが切れ始めたけど、ここでもカナの連続サービスエースなど、配球もカナに集まり始めます。最後は力負けかな? そして4セット、レシーブや攻撃が粗くなり、6点差→1点差に詰め寄るも、2〜3点差に広げられる。こういうのをエースの差というのだろうか。しかし19点目にして同点に追いつくという健闘ぶり。後半は今まで止められていたメグが決まり始め、どうやら高いチームへの対処法を自ら見つけ出したようだ。さすが、この向上心が彼女をプリンセスからエースに押し上げたのだと思う。繋ぎはよくなったけどブロックの差で振り切られたのととにかくガモワ。白い巨塔。ロシアはもう、ここに来たらガモワしかねえだろという感じで全部彼女に集めていたが、それでも決まるんだもんなあ。OQTでウサが隆弘に集めすぎたことに関して、見解は全日本OBの間でも分かれたが、要するに「本来なら苦しいときエースに集めるのは当然だが隆弘の場合はその限りではない」ということなんじゃないの?(笑) あっさり負けたOQTに比べると熱戦で、手応えありの試合だったとは思うけど、ホーム3連敗ってことで新聞の扱いは写真なしにまで下がった(苦笑) こういうとこメディアは正直というか、勝ったらもてはやして勝ち続けなきゃ「なーんだ」。晶ちゃん的には今は結果よりもレベルアップの時期ってことなんだろうが、こんだけ注目されてるとなかなかね・・・。てか、大丈夫なのか晶ちゃん。アテネに間に合うのか? 16日のインドネシアラウンド、ロシアとの再戦は果たしてどうなるか。ハラハラです。
2004年07月10日(土) |
ワールドグランプリ ポーランド戦 |
柳本ジャパンのフルセット連勝記録が止まってしまいました。この試合、勝てなかったのは非常に残念です。悔しい! 何をやろうとしての負けなのか多少なりともわかるところが男子との違いですけれども、なんとなく今日の試合は男子の試合を見ているようでした。まあ、男子なら決めらんねーだろうなってとこで決めてはいましたが(笑)サーブレシーブは崩れる、足が動いていない、ミスが出る。OQTで大活躍のユウがワイドミスったのは意外。レオもあのときの方が安定した感じで、トモさんがいないだけでこんなに崩れるもんでしょうかね〜。昨日に続いてメグが止められている一方、カナは好調。エースになりつつはあるけれど、「ここはコイツしかいない!」というまでには至らない。まだ20だから当たり前なんだけど、「女の子だから190センチにはなりたくない」なんて言わずに大型エースになって下さいよ。お願い。ポーランドもエース、グリンカがいなかったのだがWSが好調で、スパイクが決まったときハッスル(1回だけど)をしていたのが印象的だった。 イクさんはOQTでも尻上がりに調子を上げていった人なので、これからのラウンドの方が活躍しそう。 しかし今日は勝っておきたかった! オーソドックスなチームだったし。
2004年07月09日(金) |
ワールドグランプリ イタリア戦 |
遂に女神達に会える日が来ました! 大会規模はWLとほぼ同じなのにこの扱いの差(笑) さてさて、アテネの前ではあるし、手の内を見せずに選手の成長を促すというのはなかなか難しいだろうな、きっと勝ちは二の次だろうと思いつつも、欧州遠征でどれくらいチームが強くなったか、期待してのイタリア戦。スタメンには久し振りのスギちゃんこと杉山の、いきなりの連続ブロックに大興奮しました。すげー! サイコーっす! 素敵。虚をつかれたかイタリアはレシーブが乱れ、カナのバズーカスパイクも爆発。チエさんのトスは初めてちゃんと見たけど、テンさんのようにスピードがある訳ではないのだけど丁寧な、ちょっと掴み所のないトスワークですな。 そして、最初は甘く見ていたらしいイタリアの本気度が徐々に上がってきた(笑) WSがブロックにかかり始めたところでトモさんのクイック。やっぱり苦しいときはこの人だよなー。 1セットは途中で諦めたらしいイタリアに先制するも、2セットは逆の展開に。サーブレシーブが崩れ、攻撃が単調になって止められる。しかし今日はカナが絶好調。女子は1人のエースを作らない(祭り上げない)ことでチームの総合力を上げているんだなーと思った。誰かさんの「エースらしい」台詞がどっか背伸びして聞こえるのは、自分の立場はわかってるんだろうけど、負け試合にでもならないと切羽詰ったものが感じられないからだろうな(笑) 4セットは中盤まで喰らいついていたのだが、結局3セット連取されて負け。男子と違ってどこが悪いのかがそれほどはっきりわからないのだが、サイドのリニエーリやピッチニーニを止められなかったためにセンター陣にも振り回され、ミスと崩れが目立ったというところだろうか。今日はメグがブロックにかかることが多かった(イタリアの監督が「マークしている」と言ったとおり)が、最後まで外さなかったのは何故だろう。やっぱり試練だからだろうか。 それにしてもイタリアの女はうるせえな(笑) テレビでさえぎゃーぎゃー喚いてるのが聞こえる。リニエーリなんかスパイク打つときに「ほあたぁ!」って、アンタはケンシロウか。 とりあえず、本日のエースは間違いなくカナでしょう! 高いチームにはスピードとコンビが有効、というのがセオリーだとは思いますが、なかなかそう理屈のとおりにはいかんよな。ネットに近い速いトスをスパンスパン打ち抜いていく細川みたいな選手が女子にいれば、楽なんだろうけど。手数を控えた日本に対し、イタリアはカードをかなり切ったような気がします。これも作戦ですか晶ちゃん(笑)
全日本女子の海外遠征記録をJVAのHPで追いかけながら、怪訝に思っていた。戦績が実力に見合ってないんじゃないか。いくらアウェイでも、イタリアにストレート負けするようなチームじゃないだろうと思った。ただ、監督が策士だから、アテネに向けてチーム力を上げるための負けだろうとは想像していた。それが何かはよくわからなかったが、昨日の「ZONE」で多少謎が解けた。 柳本監督は策士だけれども、別にトリッキーな戦術を仕掛ける訳ではない。戦略と戦術を使い分ける有能な監督であり、言ってみれば勝つために当たり前のことをしているだけなのだが、その「当たり前」を見つけ出し実行するのがどれほど難しいかは、男子を見ているとわかる気がする。ついでに、奴らを見てると世の中って「うまくいく人」と「うまくいかない人」でできているんだなあということも痛感する(苦笑) 余談だが、私の周囲では山本と宇佐美の評判は悪い。「大事なところでサーブミスが多すぎるから」だそうで、ごもっともである。ブルガリア戦のとき解説の竹内がウサを「サービスエースが出始めると手がつけられない。そして、ミスし出すと手がつけられない」と評していて、「ダメじゃん!」と思わず突っ込んだものだが、私の場合、隆弘は初めて見たときが最悪だったため、それ以上評価がマイナスにならない(笑)のと、宇佐美もそうだが能力的に悪い選手ではないし、チームの雰囲気が悪い訳でもないので、頑張って欲しいなあと思うわけ。腹は立つけど(笑)嫌いにはならない。まあ、ファンかと訊かれるとちょっと困るっつーかだってあいつらさあ(以下略) そーいや、小林とか篠田とか今井とか、日本は背の低いセンターの方がいい選手多くないですか。 もうすぐワールドグランプリ。そしてアテネ。「いい大人がでかい運動会やってはしゃいでんじゃねえよ」などとかわいくないことを思う若者だった私が、今回は熱心に見てしまいそうだ。
2004年07月04日(日) |
ワールドリーグ フランス戦 |
さて試練のWLもいよいよホーム最終戦、昨日はストレート負けだったが果たして今日は? フランスはバルカシジク(巨大な爬虫類の名前みたいだ)はいるものの、アンティガ、グランボルカ、エノにダカンを外したメンバーで、持ち前の緻密さがイマイチ。1セット立ち上がりの柴田のジャンプサーブが冴え、経験値で上回るフランスを崩していく。角田晃広似のリベロ酒井が良くなったため(と思う)と安定した甲斐を軸にコンビで点を稼ぐことに成功。ようやく「形」ができた感じで、浅いチーム歴から来るコンビの乱れが気になるが、元気な柴田やウサの足でのスライディングレシーブなど見所も出しつつ先取。思わず愛してるよーと叫びそうになる。2セットに入り、サーブでリズムを作らないとイカンちゅーのにしょっぱなからウサが外す・・・アンタ・・・。篠田のBなどが決まるが、サーブとサーブレシーブの差でこのセットを落とし、フランスが取った3セット目は放映カット。4セットは川合の解説もどこかぼやきが入ってくる中、今日好調の柴田とブロックが当たり始めじりじり食いつく。甲斐の力がチームを引っ張り上げている感じで、それって山本に期待していた役割なんですが(笑)今何してんでしょうねあの人。ところでフランスのセッターはオレンジ頭といいレゲエのロン毛といい、何なの一体(笑) 目立つから返球しやすいのか?(笑) さて終盤に強いフランスと終盤に弱い日本の差が出てリードを詰められ、もうハラハラ。山本がいてくれれば、とこれほど思ったことはない(苦笑) まあいたからって役に立つとは限らないんだが(笑) サイドアウトの応酬の末全員バレーの粘り勝ちで、運命の5セットへ。序盤からリードされていたが、後半になり、松下電器が誇るもう一人のイケメン今井が連続ブロックで同点に! これはすごい。マジすごい。ワンΓテイントブロックが成功したの自体初めて見たし(笑) しかし、さあこれから反撃とゆーとこで甲斐のサーブがアウト。あーもう!こーゆーとこなんだよ!! その後は自滅のミスばかり。・・・怒るよ? 5セットってのは自分達の弱点がどっと出るものなんだと思う。コンビミスにサーブレシーブの乱れ、そして精神力。これを取らなきゃ負けるって顔じゃなく、これを取ったら勝つんだ、って顔でやって欲しかったなあ。惜しかった。温情と怒りのあいだでおねーさんは揺れるが、今日勝てなかったのは大問題じゃなかろーか。
|