目標は「優しく温かく見守る」だったが、結局いつものように喜怒哀楽全部が振り回されたOQT男子大会だった。でもお前らに振り回された9日間、楽しかったぞーってことで、12人それぞれの印象など。背番号順に行きましょう。
1:山村/後半の躍進ぶりには北京を狙える可能性が見えた注目株だが、韓国戦の、ユニフォーム忘れてスタメン落ちなどというポカは大問題である。ま、おねーさんとしてはいつまでも純情青年でいて欲しいが。 2:宇佐美/レシーブにブロックにサーブに大活躍のマルチセッター。たまに見せる悪戯小僧みたいな表情がかわいい。唯一の欠点はムラっ気があること。あとCMにも向いてない。 4:細川/スピーディ&トリッキー。見てて楽しいプレイが多く、笑顔が弾ける人気者。ミスったときの「う゛ーっ!」という仕草がかわいくて怒れない。フランス戦MVP。 6:小林/なんとなく「委員長」っぽい気配りタイプのキャプテンだったと思う。ラスト2戦では渋いプレイが光り、もっと活躍を見たかった選手。 8:津曲/いつも丁寧なレシーブにお人柄がしのばれます。優しいけど当てにされてるパパという感じでした。 9:杉山/パワーと巧さを兼ね備えた好アタッカー。レシーブもいいしムードメーカーでもあるが、結構落ち込むのも早い。その辺が日本人ぽいが、試合中ウサにちゅーをする大胆さは他の連中には真似できない。(されても困るが) 11:加藤/プリンスの名にふさわしい洗練されたプレイヤーだが、今大会は腰痛のため活躍が少ない。本人も色々思うところあるだろうが・・・これで終わりじゃないんだろ? 13:甲斐/打つ止める拾う、すべてピカイチのマルチプレイヤー。プレイと見た目はワイルドだが、イラン戦(たぶん)終了直後、ネット柱に崩折れるように両手をついた姿が忘れられない。彼女をアテネに連れていく約束だったのをアナウンサーにバラされていた。 14:山本/アイフル状態に陥ることもあるが、三枚ブロックと一千万女子のハートをぶち抜く世界トップレベルのアタッカー。チーム思いのエースでもある。願わくばその翼が勝利の光に恵まれ、更に輝きますように。 15:斎藤/いい旦那さんになって下さい(コラ)。 17:阿部/両利きで長身という長所を活かして、狙え!北京と正セッター! 18:越谷/「ジャパニーズスカイハイ」という漠然とした呼び名のごとく、活躍も漠然としていたのが残念。髪は切って下さい。
昨日のVTRを見たら隆弘、そんなに悪くはなかったですね(汗) ブロックしてたし。細川と甲斐が良すぎたんだわ(笑) さて、泣いても笑ってもラスト。正直、長い9日間でした(苦笑) 男子大会は実力差があまりないリーグだったから、確かにしんどかったね・・・。昨日がとても良かったので今日は勝てると踏んでいた韓国戦。1セット最初からスタメンの杉山が大活躍。相手の点はほとんど日本のミスなのが惜しい。これがなければ楽勝だろう。集中力は昨日の方があったが、韓国の調子が悪い上今日は日本に何かがツイている。ラッキーなネットインにチャン・ビョンチョルの退場・・・ファンの呪いだろうか(恐) キャプテン敦は地味ながら点の底上げができる、いいセンター。もっと早く出せや、みたいな(笑) 隆弘は今日もサーブとスパイクが甘いが、ブロックはいい。甲斐は今日も絶好調。ブロックにバックアタックに獅子奮迅だ。選手の能力とミスの差で、まずは1セット先取。 2セット、韓国のレシーブが上がってくるが、打てない代わりにブロックを決めた隆弘が流れを良くした。第3戦までは隆弘が負い目に感じることはないが、それ以降はちょっと問題だと私は思う。W杯のとき、試合中に捻挫したために阿部がトスを上げないでいたら、「いいから俺に持ってこい!」とバンバン打ちまくった隆弘はどこへ行ったのでしょう。 甲斐を中心に皆が頑張り、王手の3セットへ。クイックで食いついてくる韓国を振りきれるか? 山本に代わった加藤がうまくリバウンドさせ、ウサがサービスエース。決めた後の不思議そ〜な顔がかわいい。集中力が切れそうな後半、ここで踏ん張れ! お前ら、やれるんだから! 23点目はコータのブロック、24点目は杉山、1点差だがラスト!杉山! うおー!! よかったね。勝ちで終われて本当によかったね。最後に皆で笑えたね。堪えきれずに泣いたよあたしゃ。 ん〜1人1人の能力は高いのに、フルに活かすことができなかった、というのが今大会の全日本かな。次の監督は、彼らをいつでも絶好調に導ける人であって欲しいと祈ります。 それにしても今回はっきりしたのは、「川合俊一は凄かった」ということでしょうか(笑) 技術や勝負どころの的確な指摘と、チームの盛り上げ方も知っている。ただチャラいアイドル選手ではなかったのだ。オリンピック出たし。見直した。あと、ア○ノバリューみたいなクソ不味い公式ドリンクもよくなかったぞ、絶対(笑)
インタビューで隆弘やウサが言ってたように、ホント、一緒に戦えてよかったって、皆で言い合って終われたらいいよね、という残り2戦。本日は強豪フランス。失セットゼロ、中国との一戦で38点という、バレーとは思えんデュースをものにしたあたり、本当に強いです。 どう考えても勝てない相手だけにふっ切れたのか、全員記憶喪失になったのか(笑)1セット最初から繋ぎがいい。表情も明るいし、まさか最初のテクニカルタイムアウトをリードして迎えるとは思ってなかったよ。細川スタメン起用が当たったのと、昨日悔しそうな顔してたので見込みがあると思ってたコータがやっぱりいい。悔しいってことはやる気があるってことだから。彼は北京狙えると思う。甲斐もかなりいいし、隆弘がダメだがうまく回ってる。それにしてもグランボルカのサーブはトスアップが妙だ。 2セットは細川が大活躍、あれが決まるんか?!ってトスでもスパーンと打ち抜くもんなあ。はっきり言って隆弘以外ベストパフォーマンスかもしれん。せめてフランスから1セットもぎ取れ!と祈りを込めた20点以降。やった!! もう涙もんですよ! 3セットは8点からの放送だったんで、なんでリードされたかわからないんだが、それでも頑張って食いついてる姿に泣きそうだ。中盤からレシーブ負けし始めるが、まだ表情がいいのが救い。最後のラリー、隆弘は思い切り打っちゃえばよかったんだがなあああ。この辺がアイフルなんだよな〜。 4セットはキャプテン敦がブロックで底上げし、コータと細川のコンビがイイ! やはり中盤からが強いフランスに細川中心で喰らいつく。いや、今日はすごいよ彼。アンティガがブロックできたときはもう泣いたよ! いちいちTVの前で奇怪な喜びの動作をしていたんで、誰もいなくてよかった。そして、なんと予想もしなかったフルセットへ。すげえ・・・。 5セット、いい試合してるんだけどところどころのミスが痛い。エースがブロックをぶち抜けるかどうかの差も出た。本当に皆頑張ってたから勝てればいいのに〜と思っていたけど・・・残念! でも今日はいいところ沢山あったね。いいチームだったね。明日は勝てるよ! ところで女子! オリンピック前の7月にワールドグランプリで彼女らが見られるとなっ?! うあー楽しみすぎるぜチクショー!
今日は特番がありました。なんつーか空気が痛々しいんですけども(苦笑) そしてVTR見ると泣きそうになる私も痛々しい。ふっ。改めて見るとまったく「勝負弱い」っていう抽象表現しか思いつかんな。 さて、TMNのライブ行けなかった悲しみを癒す試合をしてくれ〜という本日はカナダ戦。 実は男子大会始まってからずっと風邪で、気持ち悪さをこらえつつ試合を見てはくどくどと携帯から日記を書いていた訳です。バカです。今日もお粥しか食ってません。わはは。 カナダは日本と似たようなチームでブロックが上かな、という印象だったので、集中力勝負になりそうだな〜(不安)コータ頑張れ〜(もう片方よりは)と思っていたら、やっぱり立ち上がりから全員浮き足立ってる(溜め息)。あの湿っぽい千羽鶴もいかがなものかと思うが(そりゃ気持ちはわかるが、あれではご冥福をお祈りだろうよ)それにしてもお前ら・・・。ベンチがもーちょっとふっ切れるようなこと言ってやりゃいいのに。「いいか、お前ら全員記憶喪失だ! 覚えてるのはバレーのルールだけだ!」とかさ(笑) 気が強い割にキレやすいウサに代わり阿部、アイフル状態の隆弘に代わり最近ユースケ・サンタマリアに似てきた加藤出場。甲斐や杉山の調子で少しずつメンバーの表情が良くなってくる。1セットはもうそれだけでいい。加藤や細川の巧さでどうにかこうにかついていく2セットだが、追いつけないのはブロックの差かなあ・・・。山本の連続サービスエースとかいいとこも出るんだけど、何しろベストパフォーマンスとは程遠い。3セット、隆弘が復活したおかげで初めてリード。決めた本人も泣きそうだったが私もだ。負けるのはエースだけのせいじゃないが、チームが蘇るにはエースが必要なんだな、と思わされた。かなり冷静かつ集中しているカナダに、隆弘が、杉山が頑張る。全員バレーでセットポイントまで行ったのにね・・・。まあ、放送の時間配分からしてフルセット行かないなってのは薄々感じたけど。 さすがに今日は言葉がないわ、と笑金がいつもの2倍面白かったけど、もうね、あとは、派手に散ろうぜ!っていうか「世界最終予選珍プレー好プレー大賞は俺達で総ナメだ!」っていうか、とにかくシリアスな目標や気構えはもういらないから、やりたいようにやればいいと思う。 それはさて置き、山本は日本バレー史上に残る「悲劇のエースアタッカー」になりそうだ(泣) 加藤みたく海外行け。自分のために。
2004年05月27日(木) |
遂に特番なしか・・・ |
今までは休養日でも夕方の特番があったんだが・・・。 こんなふうに日に日に扱いが小さくなってゆく男子バレーの記事を見ていたW杯の頃、「日本の男子バレーが強くならないのは、たとえ勝てなくても、バレーのことなんかわからん女子高生にキャーキャー言われるからだ」と書いた評論家がいた。一見もっともらしいが、じゃあ阪神が今まで優勝できなかったのは阪神ファンが熱狂的だからか? 巨人ファンは本当に野球をわかってるんか?と考えると、これは疑わしい言いがかりである。「勝てない」という事実と「若い女性ファンが多い」という事実を強引にひっつけただけだ。大体ファンの存在がマイナスに働くようじゃ、キャーキャー言われんでも勝てんだろう。 まあ阪神ファンみたいに、応援は熱いけどヤジも飛ばす(しかも結構ひどいのを)ぐらいの勢いがバレーファンにあってもいいかなという気はするが、それで火がつくならともかく本気でヘコまれると困る(苦笑) その辺虎ファンの人どうなの?(笑) もっとも、東京体育館で「ボケー!」と叫ぶのも勇気がいるだろうけど(笑) さて、明日から3連戦、勝敗もあるけどそれより暗い顔したメンバーを見る方がつらいなあ。いい意味で開き直っちゃえばいいんだけど。 ところでバレーって、観客数に比してレプリカユニフォーム着ての応援が少ないよね。売ってるのに。(買おうかどうしようか悩んだが会場に着て行かないと意味ないのでやめた) サッカーとかスタンド真っ青だもんな〜。
昨日、つい腹立ちの日記を書いた後で「すぽると!」を見たら、山本が「不甲斐ないです」とでっかい眼を赤くして泣いておりまして、なんか胸をつかれるとゆーか、マジでぼろぼろっときてしまいました。泣くなよ隆弘〜(泣) そっか〜エースは孤独なんだよね。クイック全然止めてねえだろ、とか言えないもんな〜。「僕の責任です」としか言えないその立場が悲しいよ・・・。2mの長身の背後にアイフルの音楽が聞こえるのは私だけだろうか。 さて、堪忍袋の緒を締め直してイラン戦。立ち上がり心配でしたが徐々に調子が上がり、何しろ宇佐美のサーブが今日はイイ! クイックが相変わらず止められないが、攻めの姿勢で頑張ってるから良しとしよう。女子大会のとき「健気に頑張る姿が可愛い」と書いた男性ファンがいたが、どちらかというと男子の方にふさわしいな(笑)健気。 今日は山本のクロスがダメだが、その分他の皆が頑張ってて嬉しいよ(泣) チーム愛! 円陣のとき女子みたくちゃんと手を重ねてたしね。こういう姿見れたら純粋に(別に今までが不純という訳じゃないが)応援したくなるよな〜。 2セット、ギリギリの勝利が波を呼び3セットは旦那に最適(川合談/笑)ノブコフ&コータのセンター陣と杉山の巧さが活躍。フル回転の全員バレーでGETしたものの、4セットはまた相手のクイックとスパイクが止まらなくなった。そして5セット、追いついたのに魔の13点ジンクスを破れなかった・・・。ホントに皆よく頑張ったのにね。勝って欲しかった。ファンとかのためでなく、彼ら自身のために。 今日はいいチームだったと思う。・・・お疲れ様。
宇佐美&山本の「キッカケは〜♪フジテレビ!」に気絶しかけたのは私だけでしょうか。恥ずかしい・・・めったやたらと恥ずかしい。別バージョンでは山本が照れをふっ切ったのか真面目にやっていたが、何故か余計に恥ずかしい。これが細川&斎藤とかせいぜい杉山なら微笑ましいんだが、その場合絵的に笑えすぎるのが欠点か。まあC/W的にはタカウサ好きだけど(何を言ってるのかわからない人はお気になさらず)。それにしても、お前ら引き受けんなよ・・・。 さて、どう温かく見てもアテネに行く気があるのなら勝たなければならない一戦。オーストラリアは高いけどプレイが雑なので、日本は精度を初戦並にしないとなー。あれはマグレかこの野郎、みたいな(笑) 1セット後半で加藤投入。え、ここ?って感じでしたが、さすがに流れが変わり先取。しかしどうも、戦力的には勝ってるが戦術負けしてるような感じ。とは言っても田中監督は何を指示してんのか聞こえないんだが(笑) タイムアウトはコーチの方がよく喋っている。 3セットにして止められている山本に代わりプランス(仏語)再登場でしたが・・・こんな点差で負けるような相手かっ?! って、イカンイカン。優しく温かく見守るのであった(汗) つかもうハラハラですがな。ただでさえ今胃の調子悪いってのに、あたしを胃潰瘍にする気かい! 4セットはコンビ、精度がうまく回り、運命の5セット。 ・・・半泣きです。なんであれで負けるかな〜普通負けないだろ〜! おねーさんの堪忍袋はスペア1個しかないよ〜? 試合終わってガイチは「エースの決定力の差でしょうね」と言ってましたが、違うだろ〜こんだけ手数あって活かせないのが問題なんじゃないのか〜?
日本の真価が問われる一戦でした。こういう試合で勝てるのが、本当に強いということだと思います。 日本はレシーブがむちゃくちゃ良くなりました。ただ、今日は甲斐のサーブと杉山の調子がイマイチだったのが痛かった・・・。手数が減りましたから。それでも大きく崩れないチームになったのは大したもんだと思います。大成長です。特に4セット目の集中力は素晴らしかったので、もしかしたら勝てるかも、いや、勝たせてやりたい、と念じながら見ていて、5セットではマジで涙出ました。みんな本当に頑張ってた。山本の三枚抜きには思わずガッツポーズをしてしまいました(汗) いや、甲斐のブロックにもですが。W杯のときみたいに諦めることなく、最後の最後まで食いついていただけに、残念です。本当に悔しい。ちくしょーっ! 見てるだけでこんだけ悔しいんですから、メンバーはもっとずっと悔しいんだろーな・・・。まだあと5戦あるし、どこで番狂わせがあるかわからないから(できれば彼らに演じて欲しいが)諦めず頑張って欲しいです。ホントに。 しかし、あれだけ競った場面でも加藤を投入しなかったというのは、かなり腰悪いんでしょうか。わからないのでアレですが、使うとしたら今日しかなかったんじゃないかと思います。
2004年05月22日(土) |
アルジェリア戦&内野閣下 |
いや〜勝って嬉しいというより、心底ほっとしました。二重の意味で(笑) いつ中継ぶっちぎられるかとヒヤヒヤしてましたから、最後まで見られて本当に本当によかった! で、いよいよ男子開幕です。弱くてもいい、だって私はバレーが見たいんだから!というキモチで、いつもの2倍くらい優しく温かく見守ろうと決意しておりましたが(笑)1.2倍くらいで済みました。 まずスタメン。斎藤がセンターで帰ってきたのは驚きです。この人の真剣な顔につい笑ってしまうのは私だけでしょうか。いやでも、元スーパーエースの大型センターって、うまい使い方だと思います。W杯のときセンター陣ぼろぼろでしたからね・・・。甲斐は以前グラチャンだったかで見たことがあり、割といい選手だった記憶があるので今回も期待できそうだと思っていました。やっぱりでした。あんまりバレー選手っぽくないですよね、雰囲気が。サッカーとか、屋外スポーツ系。んで、今回目玉の杉山(こちらはスギちゃんとは呼びませんよあたしゃ)。当たり前っちゃ当たり前なんですけど、打点高いよなあ〜(嘆息) それだけじゃなく、チームの雰囲気がW杯より全然いいのは彼のおかげだと思います。感情を身体で表現するから、スキンシップも多いしね。それにつられて他の選手も声を掛け合ったり、ミスしたとき背中ぽんと叩いたり、すごくチームの空気がいい。これが何より嬉しいです。個人的に。あと、攻撃の手数が増えたので、宇佐美がテンパって単調なトス回しになるということがなさそうで、安心して見ていられます。山本しか決め手がないっていう状態じゃなくなったのが、本当に良かった。格下とはいえ、加藤なしで勝ったのはスゴイことだと思います。ミスの数もかなり減ったし。 良くなった。 素直にそう思います。「強くなった」とは、まだ、私には判断つきませんが、もう少し実力の競った相手でも崩れなければいいなあと思います。 って、あ、そういえば、山本(←わざとらしいよ)。・・・はいそーですよ、今日は言うことないですよ! スパイクも良かったしサーブも良かったしブロックにも飛んでたし、表情も明るくてもう、野次の飛ばしようがなくてつまんないよあたしは!(笑) 良い選手になっちゃったね、隆弘(名前で呼ぶな)。 でも本日のインパクト大賞は、3セット目でアナウンサーに「このセットで気をつけなければいけないことは何でしょう?」と振られてガイチが答えた、 「身も心も冷めてしまうことですね」。 ・・・・・・ニュアンスおかしくないか?(笑) 「身も心も」ってこういうときに使う台詞じゃないような気がするんですが。この人、ときどきさらっと真顔で変なこというので面白いです。 ところで、応援に来ていた女子の皆様が綺麗に化粧していたのがなんか、嬉しいような寂しいような(笑)トモさんおらんかったのだけが残念です。
さて、本日マチネにて、「エリザベート」内野トートバージョンを初めて見て参りました。「エースをねらえ!」のコーチ役が笑えたので(キグナス氷河と同じ意味で)楽しみにしておりました。今までは断然山口閣下派だったのですが、内野閣下も結構よかったです。この方は、冷たい顔(剣でルドルフを狙うときの表情とか)と嬉しそうな顔のギャップがいいですよね。なんかドキドキします。乙女心に訴えるとゆーか(私も多少持っています)。そんでもって、ちょっとえっちな感じですよね(笑) 山口閣下よりも更に自己陶酔型というか、手つきがいやらしい(笑) むっつりスケベなんだろーなーという雰囲気。「エリザベート泣かないで」のときとか、どこまで脱がす気なのこの人?!と思った(笑) 良く言えば「色っぽい」ってことですね。でも体操室で「それがいい、エリザベート、待っていた」っていうときは山口閣下の方がスゴイ勢いでした。コート脱ぐ動作がもう「がばあっ」って感じで(笑) ルパン三世かアンタ、みたいな。心配していた歌の方は、スタジオ版CDより遥かに良くて、安心しました(苦笑) つか、かなりエフェクトかかってましたけど(笑) 歌い方が氷室京介なんですよね。ミュージカルっつー歌い方じゃないんだけど、差別化する意味でそういうアプローチもアリかな、と思いました。内野閣下、あと5センチ背があればなあ〜と惜しいです。だって一路さんとあんま変わんないんだもん(笑) 山口さんはやっぱりでかいですね。ま、ダンスは内野閣下の勝ちですが。細いから(笑) 動いたとき、ふわっと裾が広がる感じが素敵でした。や、私結構内野さん好きかも。口許に黒子のある人は色っぽくて好きですしね(笑) 今日はJCBの貸切だったのですが、「キッチュ」のときルキーニが「ボンジョルノ!JCB!」って言ったもんで、場内盛り上がりました。しかも拍手止めまでやりました。わはは。 カーテンコール2回の後、灯りがついて場内アナウンスが流れても客は聞いちゃいねえ(笑) 拍手が止まず、その後更に2回幕が上がって、総立ちでした。最後は内野さんと一路さんが出てきて、内野さんは両手で「もういいからいいから」みたいなジェスチャーをしました(笑) 何でかと思ったら、今日は内野閣下の前楽なんですね。明日のソワレが最後。なるほど、いいときに来たわ。 4月にも書きましたが、演出とか振付とかは初演の方がいいです。「私が踊るとき」(2回目に聴いた方がいい曲だった)では強気なことを言っていたシシィが、次の「精神病院」では一転して気弱になってて、繋がりがよくわからない。皇太后のソロを入れるくらいなら「夢とうつつの狭間に」を戻して欲しいです。
うーん、残念でした。 絶対に勝てないってこともないだろうと思っていたんですが、高さと調子のよさを崩しきれませんでしたね〜。 全勝できなかったのは本当に残念ですが、ま、アテネで勝てばいいんですから(笑) 高いチームに対応する課題とか残ったぶん、収穫のある試合だったんじゃないでしょうか。柳本監督は、負けてもいいと思ってたのかなあという気がするんですが・・・カナの投入が3セット目中盤と遅かったので。勝ちに行くなら2セットでもう出してるんじゃないかなあ。 全体的に、メンバーの動きが昨日と同じようにちょっと思い切れない感じだったかな。特に序盤。私は、途中で木村選手を入れるかもと思っていたんですが(レシーブ力を補充してシンを攻撃に使うとか)、「木村はまだまだ伸びる選手だからおいしいところで使ってやりたい」と夕方の特番で監督が言っていたので、こういう試合では出さないのかーとも思ったり。 しかし、ガモワの204て、女の身長ではありませんや(笑) 隆弘よりでかいんですよ!!(笑) ありえねー。あ、タイムアウト時のカルポリ監督面白かったですね。ロシア語は全然わかりませんが、とにかく怒ってる怒ってる(笑) 葛和前監督以上です。 さて、これで女子はアテネへ。「女子は4枠あるけど男子は2枠しかないから」なんて言わせない、トップ通過です。8月の彼女達を見るのがとても楽しみです。 そしていよいよ男子。・・・頑張れ(優しく)。
2004年05月15日(土) |
チャイニーズタイペイ戦 |
「勝てる相手に確実に勝つ」というのが、結構難しくてそれだけに大事なんだなあ、という一戦でした。 昨日が山場だっただけに無理もないとは思いますし、相性もあるし・・・。でも日本の実力を考えると勿体無い1セットだったな、という感じです。決め手の数では勝ってる訳だから。 2セット目はアタッカーのレオ、カナを中心に、思い切りがよかった。それと、レシーブやフォローがイマイチなときはやっぱり上手くいってないですね。日本は総合力からするとブロックがちょっと強化の余地あり、という感じでしょうか。 ま、勝ったんでいいんですけど(笑)今日の勝ちは、ミスの数の差かな、という気もします。それだけでもスゴイことですけどね。見てる方も欲張りになるんで(笑) 今日アナウンサーが「アンタッチャブルな大友のブロード」って言ってたのがなんかおかしかったです。 そういや、弟は「バレーは可愛い子がいないからなあ」と大変失礼なことを言っていたので、「大山とか高橋とか杉山とか可愛いじゃん!」と言ったのですが、「どこが?」という返事。トップアスリートは真剣勝負の表情の輝きがあるぶん、普通の意味で可愛いとか可愛くないとかのレベルではないと思うんですが、所詮男はそんなもんなんだろうな、と思いました(笑)
おめでとおおおおお!!! いやもうね、泣きました泣きました。森アナウンサーもどうにか職務をまっとうできてよかったですね(笑) 立ち上がり硬くなってたみたいでヒヤヒヤしましたが、やはりこの人、レオです! 彼女のスパイクはまさに「粉砕」という感じ。ホントに女か、と思わず言ってしまおう(笑) ぶつけられたら骨折れそうです。 攻撃の手数は日本が勝ってるので、集中力さえ切れなければ確実に勝つぜ、と思いながらテレビに気を送っておりました(笑) レオが入ってから全員がすごく動きが良くなって、レシーブ、スパイク、ブロード、ブロック、トスワークと総合力が実に高いのが改めて示されたような感じです。メンタル面も含めて今の全日本女子はホントに強いですね。テレビ画面だと横から見れるのでフェイントやこぼれ球の軌道がある程度わかりますが、たまにカメラが縦のアングル(コートの後ろから)に切り替わるとボールがめちゃくちゃ早くて遠近が掴みにくいのにびっくりします。トッププレイヤーは違いますヨ。 そうそう、トモさんの一人時間差には驚きました。W杯でスギちゃんがよく見せてた技ですが、ベテランでいてなお新しい技を自分のものにするする意欲がスゴイ。さすが、チームを引っ張ってきたキャプテンです。彼女の言葉で印象的だったのは「五輪の切符を手にいれることを目標にしていれば、五輪に行けなくて当然」という目標設定の高さの必要性。世界最終予選は全勝優勝してアテネでメダルを取る、なんて普通設定できないと思いますが、それでここまで強くなった訳で、本当にスゴイなあ、と思います。私は大会アタマのチームごとの国家斉唱が嫌いで見ないのですが、死語と化した「大和魂」や「友情パワー」(笑)に近いものが彼女達にはあるような気がします(もっと純粋な形で)。・・・男子にはないかもしれない(笑) とにかく、ホントによかったね!
ナイジェリアもそうでしたが、一人一人の能力は高いけど組織力というか活かし方において日本が勝っていたという感じですね。(ナイジェリアはレシーブ技術もアレだったが) バレー環境の差でもあるのかもしれません。チーム競技というのは足し算じゃなく掛け算になるのが理想なのでしょう。もし環境や戦略が整ったらブラジルが3つか4つになるようなものかも(笑) とは言え、4連勝おめでとう!! 身体能力の高いチーム相手に攻撃型布陣でいいのかなあ、などと思いつつちょっとヒヤヒヤする場面もありましたが、レオ&カナがいいとこで決めてくれましたね。 試合後のインタビューで選手達がちゃんと反省点を口にしていて(しかも的確)、手放しで喜んでなかったとこがさすがだと思いました。気合いを入れて韓国戦へGOです(握拳)
大砲大山加奈復活! コートに彼女が入ったときは思わず涙ぐみましたヨ。VTRの監督の喝は見てる方でさえビビりましたし、そらボール見るのも嫌になるわってもんです。 しかし、相変わらずカナのスパイクは「ズゴーン!」と音がします。まさにバズーカ。メグと二人で「力の1号」「技の2号」という感じでしょうか(ちょっと古いか)。 スギちゃんは今日も出ました。活躍が多くて嬉しかったです。でも絶好調ではない・・・かな? 久々に見た杉山スペシャルが決まってればもっと嬉しかったんですが(汗) 韓国がロシアに勝ったってことで、ますます大事な試合になりますね。ファイトォ! 「アタックNo1」の他にもバレー漫画はいくつかありますが、今の全日本女子の方がずっとドラマチックだと思います。キャラも立ってるし(笑)
2004年05月09日(日) |
タイ戦とキャンディード |
勝ってカブトの緒を締めよとは言え、まあほぼ勝てるだろうと思ってたので途中から「新選組!」にチラチラ変えながら見てました。(私の睨んだとおり襲い受カツ×トシです。前回の「もうあいつにあんな思いはさせない」ものけぞりましたし、自分は黙って祗園に行くくせにちょっとカッちゃんが女を気にしただけであの勘繰り。好きなんだねえ) ストレート勝ち&連勝万歳。スギちゃんこと杉山選手も出たし。と言いたいところですが、集中力が切れるとレシーブが乱れるのが昨日よりも気になりました。そしてカナこと大山選手の出番はいつ?! ところでテンさん、私より年下でした・・・(爆) 全然見えんかった。あの貫禄(笑)
中川晃教が割と好きなので「キャンディード」を見てきましたが、面白くなかったので語ることは特にありません(爆) 要するに「人間の幸せはマイホームでガーデニング」ってことかこの野郎、みたいな。宮本亜門の演出はどうも気が利いてる割に「・・・だから?」ってのが多い気がする。
遂に始まりました世界最終予選。日本の初日はなんとイタリアってことで、キツイなあと思っていたんですが・・・勝っちゃったよ!! いやもう、すごいよ! 泣きそうでした。 W杯のとき、今までの全日本より確実に「強い」ということが素人ファン(私だ)にさえ感じられた訳ですが、今回は更に強くなってますね。ぞくぞくしました。相変わらずトモさん(吉原姐さん)の気迫はすごい。個人的に大好きな、きれいな顔をしてました。(雑誌とかでは「怖い顔」「夜叉のよう」と書かれていたが・・・画面越しだからかな) W杯では大山が大砲でしたが、栗原の持ち技がエライ増えててびっくり。大友のすげー早い攻撃もあるし、木村は巧いし、テンさん(竹下)のトスも縦横無尽って感じ。リベロに成田って大丈夫かな、なんて余計なお世話でしたな。 精神論だけじゃ勝てないけど、精神力なしじゃとーてーダメなんだって、彼女達を見てると思います。しっかりしろ男ども(笑) ちなみに杉山選手も「スギちゃん」と呼ばれてるようです(笑) 絶対アテネに行けるよ! 頑張ってー!
土屋賢二氏のエッセイにハマっていると前に書いた。読みながら爆笑できる本というのはあまりないので、お笑い番組と弟だけを心のオアシスにしている私には大変貴重な品である。 余談だが、東野圭吾氏の「超・殺人事件」(新潮文庫)も爆笑ものなので、ミステリを愛する全ての方にオススメする。更に余談だが、弟に「他人から本をすすめられるとそれだけで面白さの何割かが失われる」という森博嗣理論を示したところ「そんなことはない」と言われた。つまり森博嗣理論に賛同する者は天邪鬼らしい。 さて、土屋賢二氏である。読んで面白いだけでも十分なのに、本日私は予想外の副作用、ではない、波及効果を発見した。その確認は以下の手順を要する。 1.土屋賢二氏のエッセイを読む。「赤い月」の中村獅童がまったく「暗い眼の美青年」に見えなくても気にせず読み続ける。 2.少々飽きてきたところで、「続きはまた明日」にする。 3.ニーチェの「アンチクリスト」の序言を読む。(日本語が望ましい) するとあら不思議。哲学の巨人、明晰すぎて危ない人、悩めるニーチェの難解で峻厳な文章が爆笑ものに変わるではないか。数年前に買い、読破できずに本棚の飾りになっていたニーチェの本(同様の運命にフーコー、ボードリヤール、ヴィトゲンシュタインなど)がなんと、笑えるのだ。冒頭はこんなふうに始まる。 「この本は、ごく少数者むきの書物である。ひょっとするとこの少数者のうち、唯の一人さえ、まだ生まれていないかもしれない」 あろうことかニーチェ先生は、「僕の本は売れない。ひょっとすると唯の一冊も売れないかもしれない」と弱気になっているのだ。この後もくよくよとニーチェ先生は弱気である。「僕は真面目に書いているのだが、読者が理解するには山籠もりをして頂きたい」などと回りくどい言い方をして自分の弱気を逆手に自虐ギャグ(略して自ギャグ)に仕立てている。これは笑わなければ失礼であろう。この笑いの作り方は土屋賢二氏と一緒なのだ。私は今まで勘違いをしていた。ニーチェは眉間にシワ寄せて読むべきではなかったのだ。ありがとう土屋先生。
2004年05月01日(土) |
誰もいないところで、愛を叫ぶ |
近況。 1.また結膜炎になりました。しばらくネットは自粛です。 2.土屋賢二のエッセイにハマりました。爆笑です。「われ笑う、ゆえに我あり」(文春文庫)から順に読んでます。 3.西川のライブに行きました。久々に燃えました。西川はコケました。びたん、とたおれました。 4.弟が「世界の中心で、愛をさけぶ」を買い、その上読み終り、あろうことか私に貸してくれやがりました。嫌だけど読もうかな。でも嫌だな。葛藤。 5.映画「過去のない男」はとても良かったです。 6.大江健三郎の文庫が一冊もない書店がありました。ノーベル賞にも賞味期限があるようです。 7.バレーボールのアテネ最終予選(最終なら本選ではないのか)が楽しみです。
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