早瀬の呟き日記

2004年04月24日(土) 冥王ハーデス十二宮編7

TVオリジナルのアスガルド編がとてもよかったから大丈夫だろうと思っていた「天界編」がああだったので(笑)今更ながら車田正美の力を思い知ったハーデス編でした。「冥土の土産に教えてやろう」なんて誰も訊いてないのに語り出す自信過剰の敵とか、「うろたえるな小僧ども!」なんつーありえない口調とか、ああいう「濃さ」が「聖闘士星矢」には不可欠ですね。シュラやカミュの声が若すぎて(どう聴いても青銅より若い)ちょっとなあ、とか、なんでミロが関俊彦なんですカ?!池田秀一さんカティス様に使えるんだからミロも続投してくれ〜!とか、これで岩田光央と結城比呂がいたら守護聖全部揃っちゃうなあ、とか(笑)まあそんなのはどうでもいいんですけど、とにかく新しいキャストはムウ様とサガ以外はダメだな、と思っていたのですが、それを補って余りあるハーデス編の面白さにしみじみ、あの頃のジャンプは面白すぎたんだなあ、と思いました。当時はハーデス編がそんなに面白いと思わなかったんですよね。他のマンガが絶頂期だったので。でも今見ると全然そんなことはない。
要するに、面白さというのは、話の辻褄とも物理法則とも全く関係ないのですね(笑) ギャグになるほどのシリアスさ、突っ込まずにはいられない芝居がかった演出、だけどウッカリほろりとしてしまうような、そんな物語はもうこれからは出てこないような気がします。「金色の衝突」でアテナエクスクラメーション×2を青銅4人がかりで止める(あれって力学的にベクトルは上に向かうんですかね。あんなの宇宙に行ったら星一つぐらい消してそう。まあいいですけど)シーンはウッカリ泣きそうでしたよ。ええ。
さて、個人的にハーデス十二宮編は黄金聖闘士の魅力再発見でした。当時から周囲の友人達は黄金びいきでしたけども、私は子供らしく(笑)青銅中心に見ていたので、あんまり「ミロ様v」とか「カミュ先生v」とかではなかった(笑) しかしハーデス編はアイオリアってこんなにかっこよかったっけ?シャカってやっぱり美人だわ〜ムウ様ってば素敵すぎです、とか完全にお兄様軍団の魅力にやられましたね。まあ、青銅活躍の場があんまなかったし・・・。一輝兄ちゃんに至っては後姿しか出ませんでした。まあ、沙羅双樹の下でシャカの遺灰(笑)をぶん投げるという織田信長みたいなシーンは印象的でしたが。一輝×シャカの人にはオイシイよな実際。個人的にはアイオリア×シャカに若い男(一輝)が横槍入れるみたいなの好きですけど(笑) ところでムウ様は青銅達にとっては「お母さん」的存在ですね。
ああ、実に気になるところで終わっている・・・冥界編もがっつり作って欲しいです。双子座の聖衣をちゃっかり着たカノンとか(笑)見たいよ〜。天界編もきっちり本編作ってくれ。ただし、星矢×沙織は抑え気味で。アイドルと親衛隊は恋愛できないのですから。



2004年04月23日(金) ホームドラマ!

今期のドラマで見てるのはこれくらいかな。アニメは「MONSTER」と「攻殻機動隊」。
血の繋がらない家族を作る話というのは、「皆で仲良く」パターンなので好きです。結構あっさり集まっちゃったのが話的に勿体無いかなという気もしますが、これから色々トラブルが起きるでしょう。その乗り越え方が楽しみです。しかしユースケにあんな二枚目キャラやらすのはいかがなものか(笑)



2004年04月20日(火) 今日はずっと寝てた

何しろ昨夜のことである。借りてきたビデオを途中で切り上げ、そろそろ寝るかなと思った一時過ぎになって、弟に呼び止められた。保険会社の面接でプレゼンをしなくてはならなくてそのレジュメを作るのだがどう書けばいいか、という話。アイデアはあるがまとめ方とかディテールに詰まっていたようだ。
しかしだ。質問されたってこっちは保険論なんて全然知らない。「天候デリバティブ」ってなんじゃい、という具合。「リスク計算はどうなんだろう」とか言われたってわからんわそんなん。
よくわかんないからその辺に転がってた日経新聞の関連記事を読んでみた。なるほど、弟のアイデアはなかなか良さそうだ。で、リスク計算ね・・・弟が差し出した保険論のテキストをしょうがないから読む。・・・あんまりよくわからんが(専門用語が)保険つーのがどーゆーものか定義は出ていたので、それに沿って企画書っぽいのを作ればいいんだろ? 弟とディスカッションし日経を読み(普段は読まない)、あとは本人がレジュメにするだけ、ってとこまで付き合ったら四時過ぎてしまった。いや、途中で「聖闘士星矢ハーデス編」の4巻を見ながらやったのがイカンのだが。
その上体調も悪くて(恒例のアレだ)午後一時まで寝てて、ご飯食べてから布団の上でクラフト・エヴィング商會の文庫を読み、それから夕飯まで寝た。天気のいい平日、ずっと寝てるのもたまにはいいもんだと思う。静かで。
昼間弟からメールが来て、「昨日はありがとう。レジュメが褒められた」とのこと。よかったよかった。無為徒食のおねいちゃんだが、かーいい弟の役に立ててシアワセだよ。

そういや、夏にNHKでΓテアロシリーズがアニメ化だとか。「原作にはない驚きの設定」があるらしいが、「ヘイスティングズが女性キャラに!」とかはやめて欲しい。あの二人はちょっと晴明と博雅に似ているから好きなのだ。



2004年04月19日(月) 朝日新聞夕刊の高橋源一郎

イラクで人質になっていた三人が無事に解放されてからのゴタゴタした言説について、私が思っていたことのほとんどを、本日付の朝日新聞夕刊で高橋源一郎が言っていた。
まったく同感である。酷い目に遭った本人が謝らなくてはいけない社会って、どうなのよ? 大体かっさらわれる羽目になったのは、自衛隊派遣のせいではないのか。とすればそれこそ「迷惑」こうむったんじゃないの?
「迷惑」って言葉を簡単に使うオトナを私は信じない。そういう奴が語る「自己責任」も胡散臭い。そもそも「責任」なんて便宜的なものだ。存在が先んじる訳じゃない。
政府が国民を守ろうとするのは当たり前の仕事で、大変は大変だろうが別に威張るようなことではない。何のための公務員だ。金と人脈さえありゃそれでいいと政治や外交ナメてたオッサン達が、いざ直面した「国際社会」の現実にあたふたしたのを「迷惑」だなんておこがましい。それが「国際社会で名誉ある地位を占めたいと思ふ」国の政治家か。
それくらいに思っていてちょうどいいのが「政府」とかの「権力」なのだ。
人間のやることはおしなべて良い結果悪い結果両方をもたらすので、「しないよりした方が絶対良い」という判断は極めて難しいけど、もしできるとしたらそれは、とても小さな規模で(規模が大きくなるとそれだけ関係要素が増えるので)誰かの命や生活を直接守れるときでしかないと思う。

「テロリスト」と「レジスタンス」はどう違うのか。そして「利権」は力でしか得られないものなのか。オッサン達にはその辺の説明をこそして欲しい。



2004年04月17日(土) ミュージックフェア21

ホント久しぶりにRYUをTVで見ました。・・・彼、髪薄くなってませんか。大丈夫ですか。そうですか。
「SPOON」には思わず涙目になりました。「僕ら」ですよ「僕ら」! ああ、早くコンプリートアルバムBOXが聴きたい・・・。「LUNA SEA」と「LUNACY」以外はカセットなのでもう聴けないのです。機器がない(笑)
さてTM NETWORKの方はいつもどおりと言うか、ウツが可愛かったです(笑) もういい加減オッサンなのは見りゃわかるんですが・・・不思議だなこの人は(汗) なんか今日のてっちゃんのコメントを聞いて「SCREEN OF LIFE」は悪い意味でオッサンな曲かもと思った(笑) オッサンてのは「知った風な口をきく」メンタルのことですけども。個人的にトランスってあんまり好きじゃないし。でもなんとなく昔よりライブ向けのバンド(というかユニット)になったような気がします。うーん、ツアーファイナルは東京のでかいハコでやらんのかなあ。



2004年04月13日(火) 「エリザベート」

4/13のソワレ、性懲りもなくまた風邪をひき、げほげほしながら行ってきました。何しろE列なのです。逃す訳には参りません。
今回、振付や舞台装置、曲目まで変わっていることを事前に知り、ちょっと不安でした。「エリザベート」は初演でもう完成されていたようなもので、初演のインパクトが圧藤テ的だったのでいじって欲しくないなあと思っていたのです。
結論から言うと、「初めて見る人にはこれでいいだろうが、私は前の方が好きだ」です。
まず、舞台装置。金かけるとこと手間かけるとこを間違ってます。歴史ロマンに電光掲示はいりませんし、リアルにすればいいというものでもありません。抽象性がなくなって、幻想的だった場面がことごとく普通になってしまいました。閣下(今回は山口閣下)が余裕ぶっこいてチェス盤と共に登場するシーンがなかったし、「最後のダンス」で見栄を切る階段がスケールダウンしてんのはいかがなものか。振付も大島氏の妖艶さや迫力に及ばず、トートダンサーズのインパクトが低下(衣装がシンプルになったせいもある)。「闇が広がる」の絡みの色っぽさも減ったし、ルドルフの自殺を手ずから導くシーンがなくて物足りない。全体に耽美色が薄くなりました。
ナンバーは予想どおり「夢とうつつの狭間で」が削除。まあ削っても支障はないんですが、初めて聴いたとき泣いた曲だったのでかなり残念です。新曲の「私が踊る時」は、あってもいいかなって感じですか。あ、ゾフィー皇太后のソロはいらない(笑) ちびルドルフの出番が増えたのは良かったですね。しかしあんな難しい曲、よく子供に歌わせるなあ。
ラストをこじんまり終わらせたのは、もったいないと思います。ロマンスでいーじゃんか(笑) まああれだと冒頭との繋がりがないですけども。エリザベートが手を差し出して閣下がキスするとこ好きだったのに・・・閣下の衣装も最後は白がよかったなあああ(溜め息)
なんて文句ばっかり言ってますが、キャスト陣はとても良かったです。パパの歌唱力がアップしました(笑)し、一路さんのエリザベートはおてんば度上昇で、存在感ありました。ルドルフは浦井健治君で、声質が井上君より好みです。フランツ鈴木氏もいつものように真面目というか気の毒というか(笑)イヤ実際フランツの方が大変ですよ。小説にするならフランツですね。
私も含めリピーターが多いせいか客席にミョーに一体感がありました。
そして5月は内野閣下です。



2004年04月09日(金) 「戦争なんかするやつはどっちもバカなんじゃないですか」

題名は「ためらいの倫理学」内田樹(角川文庫)P26の引用である。
この本の内容はまあ、徹底したどっちつかずとでも言おうか、極めて常識的だが(あるいはそれ故に)「じゃあどーしろってのさ!」という悲痛で生真面目な問いには答えてくれない。とりわけ、今のような事態には。
同時多発テロから2年半、イラク戦争が始まって1年以上経つ。当初私は自分の情報や認識の不足を痛感し、それなりに「立場」の確立をしようとしてきた。
「自衛隊は行った方がいいの? 行かない方がいいの?」
「テロリストは何を求めているの?」
「どこの国かに関わらず人が死ぬということに対してどのくらい怒るべきなの?」
情報が増えればきっと「答え」が出せると思っていた。しかし現実には、知れば知るほど、考えれば考えるほどわからなくなっていった。
正義なんかない。
善も悪もない。
原因と結果の関係すら、明瞭ではない。
それで一体、何を決められるというのだろう。
だから、発言を控えた。私には何もわからないから。「ためらいの倫理学」に共感しつつ、「でもなあ」と思ってしまうのは、私がまだ「決然とした立場を取る」ことのイデオロギー性から抜けられないからだろう。
「人道支援をしているのだから撤退する理由はない」とか「筋違いな要求だ」とか、その程度の単純化した理屈で物事を決められたら楽だろう。けれど私は、そういう発言者が「国」をどう捉えているのか質問したい。
「日本」とは、あなたたちのことではないのだ。



2004年04月08日(木) 先輩、なんで老けてるんスか?!

「絢爛舞踏祭」のキャラクターリストに「クリサリス・ミルヒ」を見つけたときは仰け反ったが、今回出てきた先輩の姿にもまた仰け反った。
なんでオッサンなんスか。
ワールドクロスを利用して移動しているのなら姿は変わらない筈だが・・・ああ、「GPM事件」の時の移動はWTGを使っていたのか? いやそれにしたって・・・一旦情報分解されてんの? いやもうとにかく何で老けてるんだーっ! そして、オッサンなのになんで半ズボンなんだーっ!(むしろこっちの方が謎かも) それにしても口数随分増えましたね、昔より。やはり第5世界での役目は気が重かったのか。海賊楽しそうだなあ(笑) 公園デートで青い光を見ながら泣いたのが遠い昔のようですヨ先輩・・・。
ニーギ・ゴージャスブルーと再会するのはいつなんでしょうか。正直あまり会って欲しくないんですが(笑) まあね、彼女はかなり青かったですけどね。人間あれでいいのかという気がね、凡人はしてしまう訳で・・・ま、いいんですけど別に。
グラムの首にあるのはルン・オーマの印でしょうね。誰にもらったんだ。またAか?(笑) そういや、アリアンと同じ世界に先輩がいていいんだろうか。あれはAになる前だから大丈夫なの?
また「世界の謎BBS」に通ってしまいそうな自分が憎い。



2004年04月05日(月) ラタトゥイユとコドモ

昨日は花見の予定でしたが、雨の予報に基づき中止。作って持っていくつもりだったラタトゥイユは家族に食わせました。野菜好きの弟がわりとよく食べてくれたんで、まあ成功かな。気が向いたらまた作るかも。
ところで、「残り物の野菜でパパッと作るおかず」とレシピにはあったが、赤ピーマンやセロリが残り物になる率はかなり低いような気が。実際、スーパーで買ってきたし。

そんな訳で花見を変更して友人宅に遊びに行き、久しぶりにコドモ三人衆に会いました。なんと長女は今年小学生。大きくなるの早いなあ、と痛感しました。・・・こうして人は年寄りだと自覚するのです(笑) しかし、同じ親から生まれたのに3人とも性格違うんですよね。長女はしっかり者、長男はおとなしめで少々芸人気質(?)、次男は1歳児なのにクールで意思表示がはっきりしてる。姉弟が遊んでるの眺めながら、なんか、家族を増やせる女性(母体)って、すごいなあと思いました。私、産みたくないけどコドモは欲しいです(笑)

さて、男がいっぱい出ている割にカップリング萌え要素があまりなかった(私的に)「新選組!」ですが、浪士隊結成してからのトシは明らかにカッちゃん狙いですよね(笑) 絶対襲い受で夜這いかけそう。なんせ「俺があんたを男にしてやる」ですからねっ!(笑) なんとなーくそんな気もしたけど、きっと昔からカッちゃんのこと好きだったんだろうな。邪魔な女房子供を離れて、やっと自分がカッちゃん独り占めできるってか。「あんたのためになら、俺は鬼になる」(笑)



2004年04月01日(木) 絢爛舞踏祭ザ・マーズデイブレイク

そのケレンのある文字列には、見覚えがあった。木曜夕方6:30というお子様アニメ時間にこんな単語をぶち上げるのは、あの会社しかありえない。熊本の青い会社。「ガンパレード・マーチ」と「式神の城」で私を世界の謎へと誘った、アルファシステム。
疑いは、見ているうちに確信へと変わる。
「矢上アリアン」
「士翼号」
思わず、画面の前で壮絶に血を吐いて倒れた。ここにいたのか、矢上さん。七つの世界にかけて約束をしたのは、この人なのだろうか? これは第6世界か? 夜明けを呼ぶ騒々しい足音。世界を移動する存在。青い人々。ガンプ・オーマは、Aは何を求めているのか?
意味不明な人にはとことん戯言。しかし、私はもうこのアニメから目が離せない。

コアな話はともかく、単に、未来の火星を舞台にしたヒーローロボットアニメとしても面白い作品になりそうです。海賊ものである、アルファシステムである、と二つ揃ったら、見るしかありません!


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琳 [MAIL]