Dance日記帳
モクジキノウヨクジツ


2007年01月30日(火) 三ヶ月謝辞

日曜日は最終リハーサルだった。
次に全メンバーが顔を合わせるのは本番の朝だ。

其のような緊張感には程遠い倦怠感たっぷりの状態。
普段通りの仕事のうえにリハーサル、そしてレッスン、さらには衣装を作成したり、各係の仕事があったりと、溜め込んだ疲労も臨界点に達しようとしている。

最後の最後まで元気を貫いているのは、矢張り、インストラクターばかり。
リハーサルの後のレッスンでも教えて、踊り、レッスンのあとのリハーサルもフルアウト。
決して疲れ知らずというわけではない。
体感で体力のコントロール方法を知っているのだ。
体力だけではない、本番に向けてのモチベーションのあげかたもよく知っている。
リハーサルが終わりに近づくにつけ、気合いが入り、周囲のムードを盛り上げ、ますますフルアウトで踊りあげる。(フルアウトしすぎて足を痛めた某氏もいるが…)
自分が何時、どのようなタイミングで大輪の花を咲かすか、きちんと把握できているのだ。
早咲きも遅咲きも舞台では無意味な代物。幾ら大輪だろうと、貴重な品種だろうと。

私は、本番よりもリハーサルが好きだ。
できあがったものよりも、創る過程が何よりも楽しい。(苦しいとも言うが…)
学校のように、毎週集まり準備をしていくこと、そのものがワクワクする。
過去、一度も「早く本番にならないかな?」と思ったことはない。
小さい頃から、毎回「いつまでも本番にならず、毎日がリハーサルだったら良いのに。」と思っているのだ。
同じメンバーで同じ作品を踊る。
限りある風景。其れがせつなくて、本番が近づくとブルーになるのだ。

もう来週には今のメンバー全員が一同に集まることはないと思うと、悲しくなってくる。
兎に角、この3ヶ月、ありがとう。


2007年01月25日(木) 来場者への注意と警告

昨日はどうにかオススメ曲紹介をメインに日記を書いたけれども、このように「携帯版」でもご覧頂けるテキスト中心の日記を書くのは本当に本当に久しぶり。
通勤時に携帯で日記を読むのを楽しみにしてくださる皆様、本当にお待たせしました。

さて、『踊堂結社』の公演も来週末に押し迫りました。
直前になり、スケジュールの見通しもきいたという友達や知り合いから「チケットない?」というメールを頂いて非常に嬉しいのですが、広報担当によるとほぼ完売になっているとのこと。
残り僅かなキャンセル分のチケットや、当日立ち見券(←確定ではない…)の争奪戦になりそうな様子。有り難いような、申し訳ないような。
もしかして、叩けばキャンセル分が出てくるかもしれませんから、今になって「都合がつきそう!チケットちょうだい!」という人はダメもとで連絡ください。

既にチケットを入手されたというラッキーな方へ、広報からのお知らせがあります。注意というか。忘れず読んでおいてください。
【全てのお客さまへのご案内】*************************
・開場は開演30分前です
・会場内にトイレはありません
・一時間くらいの公演となり、途中休憩はありません
・全席自由ですが、桟敷席(座布団)にお座り頂く可能性もあるので、座りやす
い服装でお越しください
・当日は満席を予定しております。小さい会場のため、一人でも多くのお客さ
まにお座り頂けるよう、手荷物はなるべく小さめにまとめて頂きますようお願
いします
・開演後は基本的に途中入場できません。

【お子さん連れの方・妊娠中の方へのご案内】***************
・当日は出入口に近い椅子席を親子席としてご用意する予定です。受付でお知
り合いのメンバー名とお客さまのお名前をスタッフまでお伝え下さい
・親子席ご案内予定の皆さまには開演10分前までにはご来場いただきますよう
お願いいたします
(基本的には全席自由席のため、開演10分前を過ぎても空いている席は、他のお
客さまにご案内させていただく予定です)
・チケットをお持ちでないお子様はひざの上に抱いて頂きますようお願いしま

・もしお子様が公演中にむずかってしまった場合は申し訳ないのですが、付き
添いの方と共にご退出をお願いいたします
・会場内には女性スタッフが待機しておりますので、妊娠中の方で気分が悪く
なられた方はお近くのスタッフまで遠慮なくお声をかけてください
------------------------------------------------
前回この会場で公演をやった時、途中で尿意をもよおし、幼稚園以来の「漏らすかも!」という恐怖を味わった方がいらっしゃったようです。
途中で退場したくても場内は満員エレベータ並になっているかもしれませんので、念のために直前にお手洗いは済ませてください。

複数回見に来られる方は、初回は後方の座席でゆったり鑑賞、その次は舞台目の前の「かぶりつき」のお席がお勧めです。
初めてダンス公演を見られる方は、中央後ろよりのお席がベストかもしれません。
特定のファンの方は、遠慮なく最前列へ!汗もホコリも飛んできます。

このところ、毎日どんなに眠くても半身浴を欠かさないようにしています。
ゲルマ系の入浴剤を入れて、少し高めの温度で浸かり、汗をたっぷり出してから眠る。
そして、半身浴に欠かせないのが雑誌や本。
今日も雑誌を抱えて入浴。しかし、この季節、もう意識は「バレンタインデー」なんですね。
4日に公演があって、そこに意識が集中しちゃっている私にはすっかり忘れ去られていた「バレンタインデー」。しかも、ダイエッターにとっては非常に目の毒な美味しそうなスィーツの広告ばかり。
半身浴しながら、汗だけじゃなくてヨダレまで垂らしそうになってしまいました。

そうそう、楽屋へ差し入れをくださるという心優しき皆様、ご注意申し上げます。
現在『踊堂結社』の私を含めたメンバーの数名が「お砂糖」「甘味料」「炭水化物」などを排除したダイエットをしておりますので、もしご持参いただいても頂けないという悲しいことになってしまいます。
「出演者の皆さんで」というお心遣い、大変嬉しく思うのですが、実際は毎度楽屋では終演後お菓子類の押し付け合いが繰り広げられます。「ねー、誰かー、シュークリームもってってよー」「えーっ、こっちにクッキーが山盛り残ってるんだよ。誰かこれももって行って!」「もういらないよー、食べられない〜」という悲鳴が毎年聞こえるのです。
どうぞ手ぶらで会場にいらしてください。
差し入れのお菓子のかわりに、大きな拍手と声援を頂ければ何よりです。
そして、もし一言でもメールで良いから感想などを聞かせていただければ、そのほうが何倍も嬉しかったりします。
それでも、どうしても何か差し入れたいとおっしゃるようでしたら、お花やタオルなどのほうが出演者は喜ぶと思います。

先日も当日手伝ってくださるスタッフが下見をしにリハーサルに来た時に、それはそれは美味しそうな差し入れをたっぷりともって来てくれたのですが…
それを横目に「ああ、食べたい。でも食べられない。」という地獄を味わいました。
しまいには「舞台目の前にしてダイエットとか頑張ってるんだから、こういうの持って来るって意地悪〜〜〜〜〜!」なんて思ってしまうくらい気分が捻くれました(笑)

少しでもより良い姿で舞台にあがり、皆様にお会いしようと思うがための苦心です。
頑張ってますので、どうか応援を!


2007年01月09日(火) 人真似小猿

親しい友達が美しくなってゆく。
其れをどう感じるか。

一昔前の私だったら、羨ましく、妬ましく、腹立ちさえ覚えたことだろう。
不思議なことに今の私は違う。
羨ましく思うのは同じではあるが、率直に「いいな。私も真似たい。」と思うのだ。
そして、友人の変貌を誇りにさえ思うのだ。
本人に向かって図々しくも「ねえ、どうしたら貴女のように成れるの?」と聞いてしまう。
本当に美しい人は、そのコツや方法をいとも簡単に教えてくれる。
此処でまた感激してしまうのだ。外見だけの美貌ではないのだと。

私はもともと他人の影響をよく受けるほうだ。
節操がないと思うほど、人から影響を受けるのが好きだ。
今回も、こうして彼女から多大な影響を受け、ほんの少しでも今よりも素敵に成れたらと思う。

歳をとり、だんだんと固定化してゆく自己の価値観。
このように新しい視界を与えてくれる友人に感謝する。


2007年01月01日(月) 雪下出麦

新年明けまして御目出度う御座います。

去年は平穏に見えながらも、彼是と落ち着かぬ日々を過ごし、自覚のない侭に1年を終えてしまったという次第です。
皆様は如何でしたか?

さて、怒濤のようにやっつけの「大掃除」を大晦日に済ませ、年越しそばを喰らい、紅白を見ながら洗濯ものを片付け、頼まれものを買いに出たり、お使いに走ったりして気付けばあっという間に新年に変わってしまっていました。

幼少の頃、まだまだバレエ少女だった私は、将来どうしてもプリマバレリーナになりたくて、毎年のように新年に変わる瞬間はトゥシューズを履き、ポワント(つま先立ち:ルルベではなくトゥで立つことです)で迎えました。其れは、或る意味、少女の私にとっては「今年より、また来年、ひとつ上手になってプリマに近づけますように」という願いをこめた神聖な儀式だった。

今はジャズシューズを履いて新年を迎えているか?
否。申し訳ないが、そんなセンチメンタルな部分は疾うの昔に失ったようだ。
良い言い方をすれば「間違いなく新年も私は踊りとともに1年を過ごすのだろう」という確信があるのだろう。
子供の頃のように学校の成績が悪くなれば「バレエのレッスン辞めさせるわよ!」という脅しがなくなった分、不安はないのだろうし、自分が続けたいと思い続ける限り失うことはないからだ。

しかし!
来年は其れが覆るかもしれない。厭、覆す予定だ。えっ、えっと、、覆したいと願っているのだ。
「わたし、踊りよりも結婚をとるわ。」
嗚呼、一度は叫んでみたい台詞。今年こそ!
ということで、初詣ではしっかりと「良縁」を願うことにしよう。
もしかしたら、皆さんが私のレッスンを受けられるのも今年一杯になるかもしれませんよ。
今のうち、悔いのないようにレッスンしておいてくださいね。

兎にも角にも…

皆様にとって今年が素晴らしき1年になるよう、心から願っております。


MONIE |MAILHomePage

My追加