4254.0516の日記

2005年11月27日(日) ふたり。


 ぼぉーっとしている。

 土曜日が仕事だったせいだと思う。
 気が抜けたのと。
 疲れたのと。


 そして、ぼやぼやとした気分のまま、足を運ぶ。
 足取りは重くて、結局時間もぎりぎり。
 というか、時間を間違えていて、遅れた…。

 あーあ、こんなのってなんだかなぁ。


 今日もあの香りは健在で、隣をふっと行き過ぎるあの人から、同じ香りが
 漂った。

 香りってどういうわけか、触れた瞬間はあんなに強烈に、瞬時に色んなことを
 思い出すのに。
 何もないところでその香りを思い出すことはできない。


 ぼぉーっと、ただ時間が経つのを待っていただけのようだったわたしだけれど、
 その瞬間だけは違った。

 ふたりが静かに、何かを背負って歩いてきた時は、訳もなく涙が出そうだった。
 そして、その場にはわたししかいなかったことも。

 ようやくそこまで辿り着いた“ふたり”と。
 これからどんどん離れていくであろう“ふたり”。


 そして、闇雲に鬩ぎ合うふたりには、容赦なく胸が痛んだし。
 居たたまれなくて、その場から逃げ出したいような気持ちがした。
 とにかく、その戦況を張り裂けそうな気持ちで見つめていた。
 何だかひたすらに哀しかった。

 きっと色んなものが混ぜこぜになって、わたしの想いになって吐き出された
 ことだろう。
 思わずキッと睨んでしまったあの人への視線。
 わたしはいつでも本気だ。


 とりあえず、買い物を済ませてしまおうと、その場を飛び出す。

 RMKのファンデーションがなくなりそうだったので、購入しに行く。
 いつ、こうやって買い物に来るかもわからなかったし。
 あの場にひとりで残ることをどうしても避けたかったから。

 お店では、きれいな色の顔をしたお姉さんに色合わせをしてもらう。
 …つもりが、色んな手ほどきを受け、指摘を受ける。
 冬になって目立ち始めた乾燥と、口角のシワ。
 眉根をしかめてcareの重要性を訴えられて、すいませんという気持ちしきり。

 自分への日常のrelaxということで、一緒にジェルを購入。
 とってもいい香りだし、家でささやかにできるご褒美、ってことで。
 毎週日曜日にやることにしようっと。


 そして、リポDを購入して、舞い戻る。
 帰っちゃえばいいのに、と囁く自分が、重ねて「ばっかみたい」と言い捨てる。

 自分だってそう思う…。


 駅で遊び人で太目のあの子とすれ違う。
 よかった。
 まだ、間に合ったみたい。

 間に合ったものの、かなりギリギリだったようで、着いた時にはもう、わたしの
 大キライなモードに突入していた。
 ああなると、わたしは足が竦んでしまう。
 動かなくなる。

 とりあえず、何とかひと言かけるだけで精一杯だった。
 もう、とんでもなく遠くへ行っちゃったみたいな気がした。


 帰りがけに話した大切なあの人も、わたしと話すことが少し哀しそうだった。
 わたしが感じた、同じ哀しさだったように見えた。


 途中でごはんを食べる気にもならず、一目散に家に帰る。
 家にあったうどんを、もう寝静まった家で、ひとり作って食べる。


 <イチモンイットウ>
 トイ:最近ちょっとうれしかったこと。
 コタエ:なぜかblogのカウンタが、2日間だけぐぐっと上がったこと。


 ♪BGM/BoA AL.『LOVE & HONESTY』



2005年11月26日(土) Happy☆還暦。


 ◆父'S BIRTHDAY。


 還暦を迎える父への贈り物として、姉妹で10万円分の旅行券を贈ることに
 決めていた。

 お金に余裕のない妹たちの分を立て替える形で、わたしが先に支払った。
 金券はcardが使えないということで、現金で。
 20万を支払った“あの時”に次ぐ大金。
 どきどきする。


 父は今日は、実家に行ってしまったので、おばあちゃんに託して、込み入った
 作戦で、渡してもらうことにしたのだけれど。


 …作戦失敗。


 ややボケかけているおばあちゃんは、そんな小細工がよくわからなかった
 らしく、自分のものだと思ったよう。
 足が悪くて歩き回ることができないのに、旅行券なんて送るわけないのに…。

 「ありがとう」とお礼の電話がかかってきたのだけれど、その場で否定する
 ことができなかった。
 でも、そんな高額のものを勘違いされたまま、というわけにもいかないので、
 母に事情を説明してもらうことにする。

 まぁ、仕方ない。


 今日は、月イチの仕事の日。

 今日ようやくわかった。
 大変なのは、今日までの時間だということを。
 いつも、仕事の日がくるのが怖くて仕方がなかったのだけれど、現場では
 作ったものをこなすだけ。
 当日にうまく回すためには、それまでの念入りなplan作りが効いてくる。
 ようやくわかった。

 今日の課題はかなりlevelが高かったけれど、子どもたちがぐったりするほど
 頑張ってくれ、地力があるなぁ、と感動させられた。
 そして、わたしがmissを連発していたのをよそに、それを冷静に指摘して
 くるあたり、さすが!の成長振りだった。
 教えてるわたしより少しキャリアのある子どもたち。
 教えられたことがよーく身についている。


 仕事が終わると、沿線の友人とcafeの会。

 小洒落たcafeなんて無縁…と思っていたその地で、かわいいcafeを開拓しよう
 というのが狙い。
 …と思ったら、行こうと思っていたcafeは貸切。
 2件目に考えていたところが見つからない。
 適当に歩き出そうとしたら、そこにあった。
 Lucky☆

 最初に行こうと思っていたcafeよりちんまりと佇んでいて、一軒家風の素敵な
 ところだった。
 出てくるもの出てくるものがお洒落で、みんなで“味いちもんめ”かと思う
 ほど薀蓄を傾けあった。

 同居し始めた友人ふたりも、何となく馴染んできて、それが無理やりじゃない
 といいなぁ、と思う反面。
 取り込まれてしまったような気がして淋しい気もした。

 手作りのアクセサリーが売られていて、かなり格安で、前々から欲しかった
 皮のブレスをget。
 いい色で、くたくたになるまで使いたい。

 美味しかったけれど、思ったほど盛り上がらず、かなり早々に退散した。


 連絡したくなくて、ずるずるしていたあの人からもメールが来た。
 そういうことを確かめたいわけじゃないのに、結果的にそうしている自分に
 苛立つ。
 ちょっと、不本意。
 行きたくもないところへ迷い込もうとしている。


 <イチモンイットウ>
 トイ:最近のhappy☆
 コタエ:友人ふたりの出産(それぞれ男の子と女の子でした)。


 ♪BGM/J-WAVE



2005年11月23日(水) 美味しい一日。

 やったー。
 お休みだ。
 週の真ん中がお休みってうれしい。


 急遽友人と呑みに行くことになって、久しぶりに外へ出かける。
 篭ってたからなあ…このごろ。

 “地元”というにふさわしい場所で呑む。

 イルミネーションの輝く街は、どこもここもつがいだらけ。
 こんなにカップル多かったっけ???
 もしくは、幼子を連れた家族連れ。
 子ども相手にいらいらしたお母さんには、負けずにこちらもぐったりして
 しまう。

 待ち合わせ場所には、友人がひとりぽつん。
 ひとりで待ってる人なんて皆無で笑った。


 ふたりとも無言であのbeer barに向かうことに決めていたのだけれど、あまり
 にも時間が早かったので、少し時間を潰すことにする。


 そして、スタバで。
 今年“初・ジンジャー”☆

 毎年“ジンジャー・ブレッドラテ”が登場すると、途端にスタバへ通うように
 なる。
 日常のちょっとしたご褒美にうってつけ。

 今年も美味しい味で戻ってきてくれてありがとう。


 店がまだあるかどうか、やや(わたしは)危惧していたのだけれど、ちゃんと
 そこにあって。
 美味しいベルギービールをたんまり整えていた。

 わたしはいつものように変り種を。
 友人は、どんどんおっさんのようなstandardを。
 それぞれ頼んでいく。

 でも、ビールって何だか相性が悪いのか、あんまり量が飲めない。
 きっと炭酸で胃が膨れちゃうからだろう。
 いつも以上に食べ物も入らなくなる。
 でも、二日酔いが怖いので、無理やり口にする。
 かぴかぴになったチーズとかを。

 いつものように仕事の話やお互いの信念。
 美しいものたちの話。
 そして、友人がどれほど不倫に向いているかなどについて話す。
 うれしくない冠だろうが、ピカイチ似合ってる。

 終電間近になるまで呑んで、少し空気の冷たくなった道をふらふらしながら
 帰る。
 いつも思うけど、あの帰り道は気持ちがいい。
 人通りが少ないからかな。
 道が広いからかな。

 駅へ戻ると、さすがにたくさんのつがいたちも、やや少なくなっていた。
 でも、クリスマスって何だかいいかも。
 今年はちょっと良く思える。


 今日誕生日だったあの人へは、結局連絡をしなかった。
 しないでおこう、と決めたから。
 まだ、決意が必要な私には、何度も何度もそれを言い聞かせなくちゃならない。

 いつかきっと、それが普通の日常になる日を、じっくり待とう。


 <イチモンイットウ>
 トイ:気になるモチーフ。
 コタエ:rose(アクセサリーとか柄とかが気になっている)。


 ♪BGM/J-WAVE



2005年11月20日(日) 闇に滑り込む。


 会いたいなぁ、と思ったら、会えた。
 やっぱり夢で。


 ダイレクトだったなぁ。
 眠る前に考えていた、「いやだなぁ」というシチュエーションで出てきた。

 あの人は、華もなく、ぼんやりうす暗ーいオーラに包まれて、いつものように
 楽器を弾いていてた。
 何となく虫の好かないあの人の後ろで。


 朝から父の友人が遊びに来たので、とりあえず早めに起き、部屋の中でうろうろ
 していた。
 とりあえず、アイロンはかけた。


 時間が来たので、準備を整えて出かける。
 準備といっても、お気に入りのMDを準備するくらい。
 とりあえず、ガソリンもありそうだし、そのまま出かける。


 寒ーい。
 あまりにも寒い。
 一昨年買った黒いニットショールをブローチで留めて着る方法を考案。
 アシンメトリー好きのわたしには、黒いニットもGETしたような感じ。
 気に入ったコートがないので、しばらく車移動の時はこれで凌げそう。

 もう、行く度行く度面倒で、面倒で、面倒で…。
 だるーい気持ちになる。
 でも、もう何のためなのか、誰のためなのかもよくわからないまま、行き続ける。

 そして、見る度見る度眩しさは増して、遠さも実感する。
 あの人はわたしの知っているあの人だろうか、と思う。
 最近ますますそう思う。
 うれしいけれど、怖くて近寄りがたくなる。


 暗闇の中で、誰かがわたしの隣に滑り込んできた。
 本当の暗闇で、全く姿かたちは見えなかったけれど、はっきりと確信的に
 わかってしまった。
 あの人だって。


 それは、その場に香る、確かにあの人を思い起こさせる香水。


 香りでわかっちゃうなんて、何だかいやらしいなぁ、と思った。
 けど、仕方がない。
 だって、わかっちゃったんだもん。


 久しぶりに会った笑顔のほっとするあの人は、すっかりよそよそしく、離れた
 時間を見せ付けられる結果になった。
 でも相変わらず、ほっとする笑顔だった。


 最後の最後のsurpriseは、自分の中の“興奮”が一気に駆け巡るような、
 わーっとする力が働いた。
 こういうわーっとする感じ。
 湧き出す感じ。
 すごく大切な感覚だと思う。


 寒い中、環境破壊をしつつ、車の中で待っている。

 大急ぎでやってくるあの人を見て、足が竦んでしまい。
 連れの人がいたからなおさら。
 なぜか遠くから見つめていると、そのまま車に乗り込んで、走り去る。
 何だか情けなくて、それでもいいかぁ、と思ってしまう自分がいた。

 だけど、ちょうどUターンをするときに、連れのあの人かあの人自身なのか
 どっちなのかわからないけれど、気がついてわたしのところで車を横付けする。


 「あっちに回ってきてくれればよかったのに。」
 ごもっとも…。
 そうだよね。


 結局、連れの人に聞かれていることと、わたし自身も何だか動揺してしまって、
 「いいよ、もう行って…」と何度も言わずにいられなかった。
 話したいのに、話したくないみたいだった。


 久しぶりに悔しかった。
 というか、情けなかった。
 自分が大事なものを忘れてしまったような気がして、いたたまれなかった…。


 帰り道、Hikkiを熱唱していたら、あまりにも腹式呼吸過ぎて、目の前がぐるぐる
 回った。
 ああ、情けなや。
 呼吸って意味でも、ヨガっていいんだろうなぁ…。


 <イチモンイットウ>
 トイ:思い出深い学校行事。
 コタエ:高校の修学旅行(沖縄)。
     (クラスの好きな男の子への熱が猛烈に高まり、数日後に告白
     した。)


 ♪BGM/J-WAVE



2005年11月19日(土) グーたら。

 やっぱり…。


 目覚める直前、いくつかの夢を見た。
 そのうちのひとつ。

 地元を歩いていたら、職場の人たちが、ばらばらといっせいに歩いてくる。
 ばったり。
 はっとする。
 わたしは、思わず近くにあった水飲み場で水を飲んで、とっさに顔を隠す。
 無事行過ぎる。
 その後、意外な方向に向かって歩いていったら、なぜか部長が方向転換をして、
 わたしの後ろを歩いてくる。
 追いつくことはない。


 やっぱり…。
 昨日の出来事を象徴した、そのままの夢じゃないか…。


 今日も、昼をとうに過ぎた夕方近くに起きだして、作り置きしてあった焼きそば
 とミルクティーを食べる。
 TVに木村多江が出ていたので、それを見ながらだらだらと。

 木村多江さんは、本当にきれいなものが出ているなぁ、という人だった。
 使う言葉のひとつひとつがとってもかわいらしいし、人柄を表したような
 言葉ばかり。
 表情も、何もかもがぴかぴかと輝いている。


 夕方まで、ネットをしたり、ためてあったビデオを見たり、本を読んだり、
 本当にグーたら過ごす。
 ここ最近の週末の過ごし方は、こればっかり。
 出かける予定があるときはまだしも、それすら繋ぐ気力のない時は、家から
 一歩も出ずにオーディオ三昧。

 このメリハリのなさが、翌週につながってしまうのではないかと、危惧する。


 “チャングム”が面白い。
 面白い面白いとは思ってたけれど、ここ最近は出不精も相まって、ちゃんと
 real timeにTVの前に座って、家族と共に見るのが定番。
 ハンサングン様と、ちびっ子時代のヨンセンが大好きだった☆
 ますますハマりそう。


 あ、“危険なアネキ”も見たんだった…。


 明日はとりあえず出かける用事があるので、久しぶりに外へ。
 友人Mにも心配されていたあの場所だ。
 せめて仕事でも片付けて、アイロンでもかけてから、行こう。


 <イチモンイットウ>
 トイ:好きな楽器。
 コタエ:ピアノ(6年ほど習っていたし、jazzピアノが好きなので)。


 ♪BGM/J-WAVE




2005年11月18日(金) 仕事…。


 仕事を休んでしまった…。
 何も言わずに。

 あーあ。
 意気消沈。
 自己嫌悪。

 近頃こんなことがなかったので、本当に凹んだ。

 ひとまず、わたし自身の予定は何もなかったし、迷惑はかけなかっただろう
 と思う。
 どちらにせよ、休もうとは思ってたし。
 でも。
 でも。


 とりあえず、もともと休みの予定だった、と言い張ろう。
 そして、そのことについては謝ろう。


 こういう日があると、いろんなことが目に付いて仕方ない。
 negativeに…。

 あの人とあの人の関係、とか。
 自分のことについて、とか。
 これからのこと、とか。
 いやーな感じに、思いを巡らす。


 あの人に、会いたいなーと思う。

 今日発覚した衝撃の事実。
 わたしが今一番熱く聴いているあのmusicianと共演してた!!!!!
 すごーい。
 すごすぎる。

 音楽自体はやめないで、ひっそりと自分の好きなように続けていることが
 わかってほっとした。
 手紙でも出そうかなー、と思っていたけれど、そんなことは取り越し苦労、
 というか空気に合わないことだと思った。

 黙って見ているしかないのかな。
 でも、それって何も変わらないような。


 仕事も溜まってるしなー。
 お金もないしなー。
 いやな感じ…。


 <イチモンイットウ>
 トイ:カラオケでマスターしたいartist。
 コタエ:ユーミン(荒井時代)。


 ♪BGM/J-WAVE



2005年11月13日(日) 『NANA』鑑賞。


 昨日はなんとpm4:30まで眠りこけてしまったので、今日はちょっとだけ早めに
 起きる。


 今日は友人(&彼)と“NANA”を見に行く予定。


 待ち合わせは夕方だったので、だらだらしたり、借りてきたVIDEOを見たりして
 過ごす。

 『贅沢な骨』
 麻生久美子・つぐみ・長瀬正敏出演。

 麻生久美子が大好きなのに、映画は見たことがなくって、かなり期待して見た。

 最初に画面に映った瞬間に、あまりにかわいすぎてびっくりした。
 かわいいオーラが、ほよーんと出ていた。
 みずみずしくて、エロくて、透明で。
 わたしが好きな女の人の要素をすべて満たしていた。
 声が意外と太くて、たどたどしいのも良かった。

 何だか、映画、見まくってる…。


 夕方になると、友人がかなり早めに到着。
 準備を倍速にして、急いで出る。

 久しぶりに会う友人は、やっぱり気の置けない感じで、姉妹のように気安い。
 色んな空白のエピソードがあっても、ちゃんと今見たかのようなrealさで
 わたしのことをわかっている。
 ちゃんと。
 正しく。

 すごいなぁ…。


 “NANA”のマンガのFANのわたしは、映像のスキマを自分の想像で埋めて、あんな
 エピソードや、こんなエピソードを盛り込みつつ見ていた。

 もーーー、松田龍平素敵☆☆☆

 とっても好きな容貌をしている。
 ちょっと大きな背中も、ぽこんと出気味のおなかも、好き。
 暗くて、怖い、寡黙な感じも。
 声のトーンも。
 coolなようで、ちょっと無邪気さのあるREN役はぴったりだったのでは???
 と思うのだけれど。

 中島美嘉は、ああいう棒読みこそがNANAなのでは…と思う。
 かなりヤンキーテイストなので、ハマッていた。
 風呂場のシーンのすっぴんも、雰囲気出ててよかったなぁ。

 そして、宮崎あおいの、ハチコのあのうっとおしい感じ…。
 「うざい」…って感じが、まさに!だった。
 でも、笑顔がぴかぴかしているところも。

 とりあえずマンガFAN的には、あんなことや、こんなことやが起こる、第2作の
 方が楽しみかも。
 story云々よりも、一人ひとりのキャラが立っていて、その人々が動き出す、
 という感じは、ある意味マンガを忠実に再現しているかもしれない。

 とりあえずREIRAのstylingとかメイクとかをどうにかしてほしい。
 顔も雰囲気もいいのに、どうにもダサ過ぎる。
 もっとゴージャスに、洗練されたカッコにしてほしい。


 終わった後は、3人で食事に行く。


 友人の彼は、「○○ちゃん(わたし)の株が上がったよぉ」と度々言っていたが、
 わたしの言い分を聞いてほしい。
 わたしは全然好みでない、ということを…。

 そういうことを全部ひっくるめて、わたしと友人はあまりにもわかりすぎて
 しまって、ふたりで適当に流していたのがおかしかった。
 さすが10年以上の付き合い。
 タイプや性格ややってることは全然違うのに、腹の中は透明プラスチックのように
 わかる。
 そういう時は。


 「○○(わたし)は、いつもそうやって好きな人がいるからいいよね」…。
 初めて褒められたぁーーー!
 誰に言われるよりうれしいな。


 しかし、身長が148センチくらいかと思った、というのはちょっとショック。
 すっぴん?っていうのも。
 いいように、自分の思うように、わたしをカスタマイズし過ぎ。


 簡単なんだけど、いつも答えに困る質問。
 「どんな仕事してんの???」
 本当に困る…。
 説明できない。
 というか、説明しても、いつもちゃんと説明できていない。
 ちゃんと答えられるフレーズを準備したい。


 また一緒に遊びに行こうっと。

 夜遊びを終えて帰ると、吐く息が白かった。
 もう冬だなぁ。


 <イチモンイットウ>
 トイ:部屋の暖房機器。
 コタエ:ハロゲンヒーター1台、ホット座布団。


 ♪BGM/Craig David AL.『THE STORY GOES』



2005年11月10日(木) 欲情。

 結局昨日も、am2:00ごろまでメッセをしていた。
 ま、休みだからいいけど。
 きっと彼は、合間に誰か外国の人とでもメッセをしていたことだろう…。

 東京にいても、どこにいても、そういう距離感って全然変わらない。
 近くにいても遠いような気がするし。
 遠いのにそばにいるような気もする。
 あっという間に縮まるのに、ずっとずっと遠い。


 そして、わたしは今日の勉強会に向けて資料を作っていた。
 削りに削ったけれど、全然短くなってくれなかった。
 もはや、何が大切なのか、当事者にはさっぱりわからない、という感じ。


 正直、先月のidentity揺さぶられショックからは立ち直っておらず。
 部長の温かなまなざしと、色々な問いかけに答える機会を得たことで、何とか
 足場は固まってきた。
 色々と答えながら、自分を確認できた。
 どちらかというと、あの会では見せたくないなぁ、という気持ちが強かった。
 かなり及び腰。


 でも、仕方ない。
 と、やるだけやって腹を括った。
 いつもの通り。
 そういう乗り越え方しかできない。


 どうやって始めようかなぁ、と思ったけれど、一応軽く心持ちだけは吐露して
 おいた。
 負担にならない程度に。
 一応。
 そうしなければ、始められなかった。


 先生が、『○○(わたし)さんらしい』と言ってくれたことで、救われた。
 あれは確かにわたしらしさだし、逆に言うとわたしにしかできないことだ。
 そこを認めてくれたという事実は、あの日から先生なりにいろいろ考えてくれて
 いたということを示してくれたのだと思う。
 そして矢継ぎ早に色々言ってくれたことは、かなり個人的な感じで嬉しかった。

 周りの人たちも、色々とコメントしてくれて、それはそれで救われた。
 やっぱり思うのは、わたしには“絶対的に”欠けているものがあるなぁ、
 ということ。
 それは部分的なものではなくて、欠落といえるほど、完全に、ない。
 それがあったらいいなぁ、と思うけれど、今のわたしはそれが“なかった”
 からこそ形作られた、という気がする。

 意志のない言葉、動きはプロの仕事として失格だと思うけれど、『たった
 ひと言』が、どれほどの土台を基にして紡がれるかを思い知らされて、愕然と
 した。
 あんなに言いたかったことがどうしてもいえなかった…それって、こんな
 大きな大きなところから出発していたんだな。


 才能と仕事のsizeが合っていない…。
 最高の賛辞だし、叱咤だったと思う。


 何となく吹っ切れて、その場を出る。
 久しぶりに清々しかった。


 その後、移動して映画館へ。
 早い回のが見られそうな時間。
 ZARA(初めて行ったのだけれど、かなりかわいかった。知らなくて損した…)や
 UNIQLOを見て回り、cafeで腹ごしらえをする。
 すると、あの人からメールが。

 一緒に映画を見るつもりだったみたい。
 全然わからなかった。
 とりあえず、映画の後に合流することにする。


 『メゾン・ド・ヒミコ』

 間違いなく、わたしが今まで見たどの映画よりも好きだった。
 特にオダギリジョー。
 あまりの色気に完全にやられて、すぐにでも押し倒してその体温を感じたい、
 という欲情に駆られた。
 圧倒的で、全部が持っていかれるような力。
 男の人を見て、即、欲情に繋がるなんて味わったことがなかったので、どき
 どきした。
 その、深い深い孤独がたまらなくセクシーだった。

 そして、出ている人たちがみんなみんな魅力的で、淋しくて、必死で、ばかみたい
 で、とにかくじんわりじんわり味わった。

 全然涙は出てこないのに、心の中ではずーっと泣いているような気がした。

 やっぱりゲイの人が好きみたいだ…。
 ゲイ、というより、そういう人たちが背負っているものの重さ、そしてそういう
 ものを背負ってもなお求めようとする、世界を諦めきれないという感じ。
 人を、生きることを捨てられないみたいな逞しさが好きだ。
 そして、わたしも、確実にそういう場所にいつもいる。


 そして、欲情したまま彼と合流。

 よっぽど「寝てください」とでも言おうと思ったが、きっとオダギリジョー熱に
 浮かされてしまって、言えなかった。
 だって、オダギリジョーの方が何百倍もセクシーだったから。
 でも、それにしても、KISSくらいしとくんだった…。
 惜しいことをした。


 でも、彼はあまりにも彼で、いつもわたしと同じような空気感で生きていて、
 その苦労も、悲しみも、楽しさも、みんなみんな同じっていう気がした。



 何だかいろんなことが繋がって、シンクロして、大きくひとつにまとまった
 気がした日だった…。


 <イチモンイットウ>
 トイ:最近の余暇活動。
 コタエ:DVD鑑賞(邦画)。



2005年11月06日(日) 気ままな生活。


 結局4連休は無駄にして、ずーーーーーっと家に引きこもっていた。
 本当に、家にいた。
 家にしかいなかった。

 毎週水曜日が近所のレンタルショップの割引day(邦画)なので、借りてくる。
 引きこもりにはたまらないitemだ。
 『トニー滝谷』。
 『珈琲時光』。

 『トニー滝谷』は、好きな感じだった。
 映像の色彩が淡くて、川内倫子さんの写真のような色合い。
 原作は、もちろんムラカミなので、大好きだし。
 宮沢りえが、はっとするほどのかわいさだった。
 イッセー尾形は無理があるだろう、設定に、と思ったが、見ていると違和感も
 薄れてくる。
 何より良かったのは、ナレーターの西島秀俊。
 存在感あるなぁ。

 『珈琲時光』は、期待度大だった割に、あまりよくわからなかった。
 窈ちゃんのかわいさもイマイチわからなかったし。
 storyもよくわからなくて、終わった後パッケージを見直した。
 残念。

 部屋を暗くしてみた。
 ちょっと映画館みたいで良かった。


 こんな生活していると、本当にこのまま月日が経っていく気がする。
 遊ぶ人もだんだん少なくなって(特に女子だし)、時間はどんどん増える
 気がする。
 お金もそこそこで済むし。
 でも、気ままな生活も飽きてきた…。


 <イチモンイットウ>
 トイ:行ってみたい場所。
 コタエ:ディズニーランド(ここ5年くらい行っていないので、久しぶりに)。


 ♪BGM/J-WAVE



2005年11月03日(木) ベタな仲良しこよしだった頃…。


 3日前に、病院で薬をもらった。
 風邪だろうな、というのはわかってたので、薬を処方してもらうために。

 お医者さんから、「ちょうど1年前も風邪引いてますね。引きやすい時期みたい
 ですよ」と言われる。
 確かにそうかも。

 昨日、職場を出る時にみんなから「ゆっくり休んでおいでね」と言われたのは
 (特にお偉いさん方ばかり〉、本当に心温まった。
 いい職場だ。


 そんなわけで、今日の日程は、ぎりぎりに決めた。
 正直言うと、友人とあまり顔を合わせたくないなぁ、という思いがあったことも
 確か。

 あんなに一緒にいたのにね…。
 あの場所は、わたしの中では聖域なので、その場所には一緒にいたくない。

 結局頼んだ割に来ないことが決定し、その埋め合わせをすべく風邪引きの
 身体を引きずって出かける。
 あまりにも体調悪いなぁ。
 無理しないようにしようっと。

 近いからか、どうでもいいからか、気は緩み、到着すると、既に始まっている。
 あったかストールを巻きつけたまま、その場に座る。
 半分寝ながら、その場にいる。
 あぁ、どんどん興味がなくなっていくなぁ。
 というか、興味が限定されていく。

 いろんな意味で、心が痛くて、いたたまれない気持ちになる。
 そこまでぶつけ合えるのは、お互いを信頼しているからだろうし、それはわかる。
 そういう人とがつがつやることよりも、そういう人がいないことの方がよっぽど
 不幸だってこともわかる。
 だけどわたしは、いつまでも子どもの頃のような、ベタな仲良しこよしで
 いて欲しかったし。
 甘い幻想だと言われようと、そういうものに包まれていたかった。

 どんどん遠くなっていくような気がして。
 そして、その距離はどんどん広がっていくような気がして。
 とてつもなくかなしくなる。
 そのかなしさは、表現しなければ、伝えなければ、どうしようもないほどに
 大きくなってきた。

 それに引き換えあの人は、やっぱり穏やかで自分勝手で、いつものように
 わたしの前に現れた。
 ほっこりと、あたたかい。
 いつものふたりの雰囲気。
 わたしは風邪引きのせいか、全然話を聞いていなかった。
 噛み合わないまま、別れる。


 わたしが良く聴いているJ-WAVEのprogram、“JAM THE WORLD”のコンセプトは、
 『NEWSを読み取る感性を伝える』というものらしい…。
 感性を伝える…何となく、好きなsenseだ。


 明日も仕事は休み。
 何の予定もないまま、4連休に突入。
 とりあえず、風邪を治そう。


 <イチモンイットウ>
 トイ:好みの首回り。
 コタエ:Vネック。(セーターはVネックばかり。)


 ♪BGM/J-WAVE


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