4254.0516の日記

2004年02月28日(土) そうだ、日光へ行こう!


 今日はハヤオキ。

 大学の学部生の皆さんに誘ってもらって、日光の合宿に同行した。
 6人に混ざって、電車でのんびりと。

 今回は、私が今年度から働くことになっている職場の話をして欲しいとの要望があって
 それもかねての参加となった。
 そのために、なんと費用を皆様が持ってくれるという。
 ちょっとした講師扱いで、何とも申し訳ない。

 大学の3年生のかわいい女の子達(ほぼ初対面)ばかりで、何とも華やかな感じ。
 一応指導教官が同じってことで、みんな“先輩”と呼んでくれる。
 ちょっと照れくさく、ちょっと馴染まない。

 いつも強迫的に勉強に勤しむ(のが好きな)大学時代のゼミと違い、公式なスケジュール
 が、“東照宮観光”のみだというゆるさ抜群のもの。
 先生の子どもの無邪気なかわいさに心を奪われつつも、10年ぶりくらいの東照宮を
 堪能。
 やっぱりああいう渋好みの観光spotは、大人になってからの方が楽しめる。


 ここぞとばかりに、“健康祈願”した。


 何が楽しかったって、夜の飲み会。
 先生が子どもを寝かしつけて、初めて飲みながら腹を割って話せた。
 いつもは、飲み会なんて参加できないから…。

 職業的、学問的な話から恋愛の話へ。
 ちょっと謎めいている先生のprivateが少しずつ垣間見える。

 
 “いい恋愛をしなさい!”…先生が最後に教えてくれたことは、これだった。
 
 きっと私の姿に自分を重ねてる部分もあるのだと思う。
 不器用で、研究に突っ走る私の姿が。
 強くて、大抵のことには音を上げない私の心持ちを。
 人としての相性に優れた師弟関係であることに感謝する。

 これから私が歩むであろう道筋に、先生という人が光を照らしていてくれるから、
 私は安心して試行錯誤できると思う。
 “どうにかしようと思えば、どうとでもなる”という価値観が、本当に私の気持ちに
 馴染んで、あたたかかった。


 私はあの時間に出会うために、日光まで行ったのだと確信した。

 あぁ、あまりにもオカルティな発言…。
 偏ってるなぁ。
 面白いほどに。

 ♪BGM/J−WAVE



2004年02月24日(火) ユーモアの泉。


 ■実習。(児相。)

 昔から桜味のものが好き。

 ice cream・candy・drink…。
 手当たり次第味わってみる。

 特にこの季節、春がやってくる高揚感と共に欠かせないitem。


 昨日お酒を控えて臨んだケースも、キャンセルにて断念となった。
 責任感と共に必死で起床したので、富みに残念…。
 結局今日はやることもなく、大半を読書で過ごす。
 今日は行った意味があったのかな…。
 でも職員の人たちも忙しそうで、こんな日があっても仕方ない。

 私が来年配置されるpositionは、今年度まで勤務していた人の穴を譲り受けたもの。
 手続き上の都合で、職安の募集を行なった関係で、わんさか応募があったらしい。
 実は、人員は決まってる…。

 でも、履歴書を送ってきた人の中には、経験をたくさんしている人や即戦力になりそうな
 人もいたようで、その話しを役立たず丸出しの私の前でしていて、ちょっといづらかった。
 “来年はあの方法を使おう”とまで言われ、私の職業人生活も来年までか…。
 頑張って2年くらいは使ってもらいたいんだけどなぁ。

 ちょっぴりショック。
 そして、気疲れした。

 
 
 今週、彼のbirthdayがあり、手料理を振舞うことを約束しているので、練習も兼ねて
 夕飯を作ってみる。

 おいしい☆☆☆

 全体的にcafeのプレートみたいな風情で作ってみたけれど、本当においしかった♪
 この調子で作れば、何とか食べれることでしょう。


 本日の哀川翔。
 “金持ちA様”に御出演でした。

 あまりに誠実で、真面目で、でもゆとりあるおしゃべりに、げらげら笑った。
 最近、私は哀川翔ネタでしか笑っていない気がするというほど。
 彼は私のユーモアの泉。

 ♪BGM/J−WAVE



2004年02月23日(月) I wanna be free。


 たまらなくうっとうしくなるのはなぜだろう…。
 どうして寛容になれないのだろう…。

 彼といると時々そう思う。
 なぜだか、消えて欲しい気持ちに駆られる。
 破壊せんばかりの憤りをどこにぶつけたらいいのだろう。

 私は、誰かの所有物になれない。
 自由という言葉を、本当に愛しているから。
 飛び立てないような気持ちになって、暴力的な気持ちになる。
 そして、そういう自分に気がついてまた傷つく。


 紹介された彼の友人は、とてもかっこよくてびっくりする。
 はぁ、あんなにかっこいい人と飲むのは初めてだ。

 職業的、生育史的背景は全く違うのだけれど、その顔の良い彼はこころの底から
 言葉が通じて、驚いてしまう。
 彼がどういう感覚で、祖の言葉を選択しているのかが良くわかった。
 その不器用さも。
 傷つきやすさも。
 強さも。
 みんな手にとるようにわかる、私自身の感覚だ。

 こういう人にで会うと、学歴や性別なんてものがただの区分に過ぎないことを思い
 知らされる。
 理解できないのは学歴のせいじゃない。
 性別のせいでもない。
 ただ物事や世界を捉える姿勢が異なっていることの積み重ねだ。

 思わず言ってしまった“ひとりの方が絶対楽しいもん!”という捨て身の言葉が、
 本当に伝わっていてくれることを祈りたい。
 居心地の良すぎる場所は、毒されていることに気づかなくっちゃ。



 自由でいたい。
 その気持ちと日々向き合って、闘っている。

 ♪BGM/J-WAVE



2004年02月22日(日) 弱気でわがままな彼女の片鱗。


 妹の引越しが近づいている…。

 22年間一緒に暮らしてきた妹だ。
 しかも、部屋がずっと一緒だった。
 思春期に入って、妹の家族に対する感情が複雑になってきてからは、深い話は
 しなくなったけれど、仲の良い姉妹であると思っている。
 もうひとり妹はいるのだけれど、三姉妹が欠けるという感じを強烈に植え付けられる。

 そして父親の寂しそうな姿が日に日に増してくる。
 まだ、いなくなってからの生活が始まっていないだけに、その想いは複雑なのだと
 思う。

 両親と妹が近所のお風呂屋さんから帰ってきた声を、ぼんやり布団の中で聞いていた。

 今日は久々に、あの場所へ出かける。
 今年初だ。
 そして、今後の見通しも予定も立っていない。

 久々の彼女は何も変わらず、穏やかでぼんやりしていて、時々鋭かった。
 そして私はそんな彼女を見て、“あぁ、会いたかったなぁ”と心から思ってしまう。
 私にとって、彼女はそういう人だ。

 試合そのものは、私が満足できるものではなかったけれど、全体を通して見れば、
 ここに来てよかったと思わせてくれた。

 終わると、彼女は満面の笑みで私を見つける。
 遠くにいても、ためらいもせずに。
 そしてそこに「あいつ」がいても。
 目もくれない姿を、思う存分見せつける。

 私はとても気持ちがいいけれど、逆だったら心の底から傷ついたと思う…。

 毎回地道に足を運んでいる「あいつ」は、いないも同然だった。
 そこにいない「あいつ」より、遠くでふざけている私のほうが彼女の関心を引いて
 しまった事実…。
 重いけれど、それが私“たち”の6年間。

 久し振りに話す彼女は、とてもrelaxしていて、それが私をまた喜ばせる。
 誰も間に挟ませない。
 彼女も。
 私も。

 弱気でわがままな彼女の片鱗は、きっと他の誰も知らない顔。
 そして私が誰よりわかっていて、強烈に支えたいと思う部分。
 それは、間があいても、他の誰かが私たちの中に登場してきても、決して変わることは
 ないし、色褪せない。

 本当に実感した…。

 次は1ヵ月後だ。
 行けるかどうかわからないけれど。
 まずは文通から始めますか…。

 ♪BGM/スガシカオ 『Best AL.』



2004年02月21日(土) 哀川翔熱病。


 ■バイト。(resouce room非常勤講師。)

 朝から仕事。

 猛烈な倦怠感のため、休む言い訳をぎりぎりまで考える。
 しかし、来年度以降の自分の姿がよぎって、気合一発布団を出る…。
 一度起き上がれば、何とか動き出すことはできる。

 結局1年間(とは言っても、休みまくりだったけれど)自己嫌悪ばかりの現場だった。
 自分が何をすればいいのかイマイチわからなかったし、そのことで反省ばかりを
 抱えてた。
 するべき反省だったのかどうなのかも、よくわからない。

 ただ、現場の仕事の中から課題を見つけて、自分なりに考えられた“時間”については
 良い経験になったと思う。
 その中身については、どの程度力になってくれるものだかわからない。

 結局わからないことだらけの現場だったんだ…。

 今日も子ども達は大荒れで、神経をぴりぴりと尖らせていた。
 うまく叱れない自分。
 うまく支援できない自分。
 タイミングが図れない。
 巻き込まれる。
 本当に成長できてない…。

 来年度の契約についての話はもう既に終わっているらしい。
 私には話はなかった。
 …当たり前か。
 一応就職するという名目があるけれど、Staffはみんな就職してるしね。

 残すところあと1回。
 頑張ってやろう。

 そう思いつつ、2日前(日付変わってたから1日前か)に会った友人と、今日は“ゼブラーマン”
 を見に行く。
 私が声を潜めて“哀川翔が好きだぁ!”と言った熱が、彼女にうつったらしい。
 2人で話が盛り上がり、再び再会。

 いやー、かっこいいわぁ☆☆☆
 あまりにもかっこよすぎる!!!!!
 完全に私のheartは哀川翔に奪われました…。

 売り切れてしまったパンフレットに後ろ髪引かれつつ、もう一度見に行くことを
 心に誓う。

 クドカンの微妙な笑いも面白くて、げらげら笑ってしまった。
 映画を見て笑うなんていつ振りだろう。
 まるで哀川翔がバラエティに出ている時並みに、大笑いをした。

 その後は2人でイタリアンのお店へ。
 酒好きの面目躍如で、1杯だけおいしくワインをいただく☆
 おいしいものを食べながら、大好きな友人と楽しい話をすることは、人生における
 大きな喜びだ。

 彼女にはなぜだか何でも話せる。
 臆面もなく大好きだと思える。
 自分のこころがすっきりする。

 大学院で同学年(同じ今年卒業組)の彼女とは、突如海外旅行の話が持ち上がる。
 行き先はNY!!!
 絶対に実現させたい。
 楽しくならないわけがない。

 私が人を大好きだと言えるのは、その人が同じくらい私を好きだと知っているから。
 バランスの取れない人とは、同じ言葉は使えない。
 “大好き”はあくまでも私の感覚。
 その感覚が違う人には、言葉を尽くしても伝わらないものがある。

 ♪BGM/スガシカオ 『Best AL.』



2004年02月19日(木) 大好きな友人。


 ◆あっこ’s birthday。

 春眠に突入しつつある。
 でも、4月から仕事人になる自覚と現状の怠惰に、昼近くの起床を許している。

 今日は友人とYaikoのLIVEに出かける。

 東京なのに超穴場で、なんと駐車場代がタダ。
 そんなことがあっていいのか!?
 以前同じ友人と“山崎まさよし”を見に行った場所。
 近いし、道も慣れているので気に入っている。

 ただ、渋すぎる場所のせいか盛り上がりがイマイチな感じがするのは気のせいか…。

 一緒に出かける友人は、私の友人の中でもとっても大好きな人。
 美しい顔も大好き。
 そして、物事の捉え方は全然違うのに、取り組み方や向かい合い方がとても似ている
 と感じられる貴重な貴重な人。

 思い出すなぁ…初対面の自己紹介。
 あまりに個性的なしゃべり口と、今より垢抜けない地味な風貌に引きまくっていた。
 きっと、彼女も“何だあの人は”…そう思っていたことだろう。

 いつの間に仲良くなったんだろうなぁ…。
 よくわからないけれど。

 1年位前までは、同じゼミであったにも関わらず、mailも知らないくらいだった。
 でも、私にとって友達ってそういうもの。
 連絡手段があるから、友達としての形態を取ってるっていうのはただの錯覚。
 友達だからこそ、あらゆる連絡手段が活きてくる。

 とっさの予習が効いたのか、初めてのYaikoはとても楽しめた☆
 唄もうまいし、好きな曲もやってくれたし。
 talkもかわいくて、誘ってもらえたことに感謝!

 その後は、帰り道のファミレスで日付明けるまで語る。

 彼女には、わたしの使う言葉の感覚の細部まで伝わっているという信頼感があるので、
 本当に話すことが尽きない。
 人としては欠陥の多い私たちだけれど、この世界で必死に生きている。

 悲壮感はない。
 だけど、苦しみは体感している。
 未来は明るい。
 けれど、戸惑いは消えない。
 どうにも生きづらい世の中だ…。

 そうは言いつつも、頼んだハンバーグに乗ってた卵がズレてることに大笑いしたり、
 旅行の予定に想いを馳せたり、あくまでもおきらくな私たち。
 必死なのに切羽詰まったり、澱んだりしないのが強みだ。

 話し過ぎたなぁ…。
 微弱な嫌悪感をお供にして、家路を急ぐ。
 この後悔は、彼女が好きだからだろうなぁ。

 ♪BGM/J−WAVE



2004年02月17日(火) 恋する人々。


 ■実習。(児相。)

 久し振りの実習。

 仕事も兼ねているので、最近はやることを頼まれることも多くなった。
 職員の人たちとも、何だか話しやすくなった。
 私と入れ替わりで辞めてしまう人からも、親切にいろいろと教えてもらえている。

 細かい仕事のひとつひとつを聴きに行く気苦労や、新しい環境に慣れることで精一杯な
 fleshmanの時期を、快適に過ごせることの心地良さを改めて感じる。
 あそこで働けることは、確実に+になると思う。

 しかも仕事は9:30〜16:15までだということが発覚。
 割のいい仕事だなぁ。
 家庭教師も続けられそう。

 今日は職場まで原付で行って、帰りは大学時代のバイト仲間と飲む約束。
 もうやめてだいぶ経つのだけれど、地元が一緒だということもあって、つながりは強固。
 楽しく働いていた思い出が甦る。

 最初に飲もうと話した友人とは、同期でありふたつ年下のかわいい女の子。
 そこに、なんと生徒として教えていた後輩(その後同僚になった)を誘って飲むこと
 となる。
 バイト仲間とは、男女混合・大人数で集まることが多い中、女子3人でのささやかな
 飲み会ははじめて。

 生徒だった後輩からすると、私は本当に“先輩”という存在。
 でもこうして酒を酌み交わせることになるとは、本当に楽しい☆

 同期の友人とは、あまりにも恋愛観が違っていて、2人でその話を繰り広げていると
 面白い。
 私の恋愛観は、あまりにも正規分布を外れているので、日頃変人扱いされて久しいが、
 彼女もなかなか。

 彼女は彼が全て。
 私は全ての中に彼がいる。
 “恋”を取り巻く、余りにも違う価値観に驚きつつも発見する。

 私たちが女である以上、きっとうまくやっていけるのは彼女の方。
 行き場を無くした私の想いは、こうやって理解してくれる人の前でのみ活きてくる…。

 結局飲みに飲んで、AM2:00頃まで居酒屋に留まる。
 これからも地元の力を生かして、頻繁に集まることを誓って別れる。

 今度は“冴えない”、“パッとしない”、“女いなそう”と散々な言われようだった
 男衆も混在する予定。

 カッコ悪いわけじゃないんだけどねぇ…。
 女のいない男は魅力的じゃない。
 女の存在を感じられない男は、いきいきとした感じがないからかなぁ。

 やっぱせめて恋くらいしてないと枯れるな、私も…。

 ♪BGM/J−WAVE



2004年02月16日(月) やさしい気持ち。


 ■バイト。(家庭教師。)

 昨日1日歩き回ったからか、今日は疲れ気味。
 そんなこともあろうかと、ここ最近は月曜日を休みに据えているため午前中いっぱい
 休む。

 午後から水道管の清掃の人が来る予定になっていたため、そそくさと目を覚ます。
 顔を洗ったり、布団を畳んだりしていると、Livingに荷物が届いていた。
 私への荷物だった。

 差出人を見てみると、昔付き合っていた男。
 中を明けると就職祝いだった。

 もう7年も前に付き合っていた人で、6つも年上の人だった。
 今では仲の良い友人で、ふたりならではの親密さから共通の友人を挟む余地がなく、
 いつも2人で会ってはお酒を飲んでいた。

 昨年末に彼は結婚し、奥様の実家がある京都へと移り住んでいった。
 何でも奥様のお母さんの具合が良くないらしく、お世話をする人がいなくて、彼も
 そっちへ行くことなった。

 彼女はとても良い人で、彼の結婚がとても嬉しい。
 でも、言い様のない寂しさがあった。
 そして、夫となった彼は遠くに旅立っていった。
 離れていてもその信頼は変わらないけれど、遠くに行ったのだなという空虚感が
 残った。

 そのようなわけで、贈り物は“一澤帆布”のカバンで、京都らしい一品だった。
 そして、それを選んでくれた彼の思いや優しさを感じて胸がいっぱいになった。
 彼と付き合っていた頃、私はまだまだ子どもで、そんな子どもの私が大人然とすることを
 本当に喜んでいることが感じられた。

 最近こういう人のあたたかさに触れっぱなしだ。
 恵まれている自分を誇らしく思い、胸が詰まる。
 そして、自分の周りにいる人々を思い、例えようもなく優しい気持ちになる。

 私を愛してくれてありがとう、と感謝する。

 結婚祝と引っ越し祝い、そして遅れた彼の誕生日のために贈り物を選びに行こうと
 思う。

 ♪BGM/J−WAVE



2004年02月15日(日) re六本人。


 結婚式熱病も終わり、久々の日曜日。

 ちょっと風邪気味だけれど、大切な週末…。
 もう既に社会人のように、休みの日は外に出て行きたくて仕方ない。
 バレンタインを1日過ぎ、彼にチョコを渡すため約束をする。

 はっきり言って、バレンタインなんて全然興味はないのだけれど、まだ若い彼が
 喜ぶだろうとチョコレートを準備する。
 ここ最近生徒たちやお父さんにあげるのみだったので、お祭り気分が実感できない。

 やっぱり昼間に出かけるって嬉しい☆
 駅まで向かう道、自転車をこいでいるだけでわくわくしてくる。

 どこに行くか全然決めていなかったのだけれど、彼の“六本木ヒルズ”という一声で
 決定!
 …でも、内心私も考えてた。
 そんで、映画でも見ようかなぁと。

 すごい!!!
 以心伝心…!?

 都会の消費に対する執着は、時に病的だと思うけれど、ここもまさにそうだった。
 楽しいけれど、何だか別世界。
 きっとお金を落としていかない人は平等に楽しめない場所…。

 でも、J-WAVEのケヤキ坂スタジオやいつも馴染みの場所がたくさん出てきて嬉しかった。
 “ここかぁ…”って思う存分納得。

 最近TVを賑わせている人と私が同姓同名だってことで、昔の男が続々とメールを
 くれる。
 揃いも揃って付き合っていた人ばかり。
 そういう意味では、何か共通した波を持っていた人だったのかもしれない。
 それぞれ久し振りのメールだったので、なおのこと驚いた。

 ヒルズで、“ミスティック・リバー”を見た。
 ショーン・ペンがいいと話題になっていたし、前々から気になっていたから。

 …重すぎた。

 あまりの重苦しさに、息が詰まる。
 出来事の深刻さ以上に、それに翻弄されていく人たちがあまりに真実を映しすぎて。
 ああいうことって本当にある。
 そして、あの出来事には有無を言わせぬくらい人の人生を狂わせる破壊力がある。
 それがあまりに本当過ぎて、もはや具合が悪くなりそうだった。

 あぁ、仕事がまた苦しくなるぅ…。

 帰り道にケヤキ坂のイルミネーションを見て帰った。
 桜を思わせる薄紫やピンクのライト。
 上品でかわいい光だった。
 しかも、クリスマスより寒くないし、人も少ないのでお薦め☆

 道を歩いている人たちが、口々に“発光ダイオード”の話をしていておかしかった。
 発光ダイオードのおかげで、あの美しい色彩を表現できているのだけれど、何だか
 現実的で…。

 段々彼が私の中で確実に根付いていくのがわかる。
 とてもいい子だし、優しい。
 もっと近づきたいと思う。

 夜も深くなり、終電間近で最寄り駅に到着。
 自転車を漕いでいると自宅からTELが入る。
 かけ直すより、帰ってしまったほうが早いので、そのまま漕ぎ続ける。

 家に帰ってみるとその電話は妹がかけてきたことが発覚。
 自宅近くで事故があり、私が事故を起こしたのかと心配した妹がかけてくれたらしい。

 何だか嬉しかった…。

 ♪BGM/J-WAVE



2004年02月13日(金) 安堵…。


 ■バイト。(家庭教師。)

 修論発表から一夜明けて、私に残ったものは安堵…。

 本当に本当に2年間が終わった。
 長いようで短く、あっという間のようで気が遠くなるほどの時間だった。
 とりあえず卒業は決まり!?…かな。

 2月に入ってからは本当につらかった。

 就職が決まり、研修が入るようになった上、Big Eventである結婚式のため奔走し、
 さらに、発表会のための構想を練っていた。
 睡眠を不得手とする私も、布団に入るとばったり倒れる日々が続いた。

 けど、最後の最後で満足できる評価をもらえてよかった。
 自分なりにはもう少し課題もあるし、ツメの甘さは否めない。
 でも、後輩が“姐さん!!!(アニキ)”と感動しながら感想を述べてくれたし、
 同期も褒めてくれた。
 何より御大I先生が、“学会誌に投稿しなさい”と言ってくれたことが何よりの救い。

 研究は苦しくて胃に穴をあけるほどのものだけど、やはり私が自分を1番表現できる
 もの。
 自分の怒りや喜びや悲しみ、主張を全て取り込んで表現できる媒体。
 そういう意味では間違いなく向いている。

 しかし、人のことはあまり言いたくないけれど…。
 うちの院生はだらしない。
 あれを本気で研究だと思っているのなら、井の中の蛙もいいところだ。

 少なくとも私は、自分の研究が穴だらけだってことをわかってる。
 そしてその穴がどこにあるのかも。

 とりあえず、寝ても覚めても一緒にいた論文は、本当の意味で私の手を離れた。

 結婚式以来、本当に安定した日々を送っている。
 男との付き合い方も変わった。
 何が大切なのかもわかった。
 どう生きていけばいいのかも(前より少しだけ)わかった気がする。

 人がいて私がいる。

 ♪BGM/J-WAVE



2004年02月10日(火) いらいら。


 昨日朝から研修に出ていたおかげさまか、週末の祭り疲れが祟ったのか、猛烈に
 疲れている。
 気力も萎えているし、作業が思ったように(全然)はかどらない。

 精神的な意味での原因はわかってる。
 気持ちの収め場所をどこにすればいいのかわからないからだ。
 どうにか乗り切らなきゃいけない場面だってのはわかってる。
 けど、それがどこにあるのかわからない。

 こうしてる間にも作業が山のように押し寄せてくる。
 それが進まないことにもいらいら。
 集中できなくて、くだらないものしか思いつかない自分にもいらいら。

 私の人生において、First priorityは確実に“友情”や“信頼”だ。
 もうこれは間違いない。
 紛れもなく、厳然と、そこにある。
 今まではそれを認めさせてくれなかった。
 認めまいと足掻いていた。

 でも今はわかる。
 私が常に求め、心を寄せているのは“恋愛”ではない。
 “恋愛”では補い得ないものを埋めてくれるものが、確実に心の中で形作られている。
 だから、もういい加減認めようと思う。
 あるものをないものとして見ないフリをするのはもうやめた…。

 だからいらいらする。
 彼になのか、彼に象徴される何かになのかはわからない。
 だけど、彼といるその空間を確実に嫌悪する気持ちがあった。

 だから八つ当たり。
 だけど、私たちふたりのことなのだから、大切に考えなければならないこと。

 私はただの人で、だらしない女だ。
 そんな私が唯一ちゃんと背筋を伸ばしていられるのが仕事をしている時。
 その瞬間があるから、9割の時間を自堕落に過ごせる。
 けどそれはすごいことでも何でもなくて、ただの方法。
 単なる生きる術。

 “私はあなたの先生じゃない”…それが言えたことで少しすっきりした。
 あなたと同じ地面に立って、同じ時を生きている。
 それを過大評価されたくない。
 私とあなたを形作っているものは、何一つ違わないのだから…。

 どうなるのかわからない。
 先行き不透明なこれから…。

 あぁぁ、きっとこれはHikkiには入れなかったことへの八つ当たりだな。
 完全に。

 ♪BGM/J-WAVE



2004年02月08日(日) 一夜明け…。


 ◆スギヤマ's birthday。

 終わってしまった。
 素晴らしく幸福で、泣きたいくらい素晴らしい時間が…。

 準備に準備を重ね、ようやく迎えた結婚式…あっという間に終わってしまった。
 happyの渦があちこちに巻き起こり、ともに過ごした人たちがモレなく笑顔になって
 しまうような圧倒的な空気感。
 本当に本当に夢のような時間だった☆

 結婚式だというのに寝坊から始まり、慌てて美容院に駆け込み、寝ぼけ頭でもわかる
 イメージの異なる髪形に仕上げられる。
 重いプロジェクターを抱え、待ち合わせの場所に行くと彼は遅刻。
 ひとりえっちらおっちら会場に入る。

 映像のチェックを行なって、続々と出席者が集まってくる。

 はじめでこそ緊張を隠し切れない私だったけれど、やはり場慣れしているせいか、
 人前でも楽しめるほどrelax。
 序盤からはアドリブでいろいろ話せるようになったほど、その場を楽しんだ。

 とにかくみんな笑顔で、その幸福感がそこここに伝播していく感じが本当に心地
 良かった。
 予想通り、みんなとその瞬間をともにできる嬉しさで、異常にhighになってしまう私。
 大変だなどという思いはどこ吹く風、1番enjoyしたのは私だと思う。

 surprise企画のビデオも、驚くほどみんなに注目して見てもらえて、私たちの心配は
 杞憂に終わった。
 やはり私たちは、createすることに対する熱が高いのだと思う。
 あまりに厳しく、妥協がない。
 でも、それをみんなあっけらかんと楽しんでやっているところが“才能だなあ”と
 改めて感じる。

 場内の感嘆の声にも満足したけれど、何より新婦が見事にどっきりしてくれて、
 私たちの意図をしっかり受け止めてくれたことが嬉しかった。
 明るく楽しくその場にいた新婦は、その場面でだけほろりと泣いていた。

 私も本当に胸がいっぱいになってしまって、うまく言葉が出てこなかった…。
 みんなの優しさと、お互いを尊重しあう寛容さ。
 人のせいにしない強さを本当に愛している。

 師匠O先生も狙い通りのコメントを発してくれて、ある意味彼の想像を上回る集団に
 なってきたのだと感じる。
 あの先生に“何をしでかすかわからない”と思われるのは、至難の業だ。
 つくづく将来性のある人間たちだなぁ。

 そのあとは、式で食事ができなかった鬱憤を晴らそうと意気込んだけれど、やはり
 安堵の気持ちと興奮で食事が思うようにのどを通らない。
 みんなが本当に労いつつ食べ物を勧めてくれたのだけれど、思うように食べられなくて
 申し訳ない…。
 Alchoも久々なせいか廻りが早くて、ペースが上がらない。

 結局4次会までいて、一日を十分楽しんだ。

 遠くから来てくれた人たちや、数年振りに話す人たちとあのHappy vibesの中で
 話せたことは、とてもしあわせな時間だった☆
 特に男衆とは、のんびり語れた。
 思った以上に私のことをわかってくれていて、理解しようと努めてくれていることに
 感激した。

 あんな大勢の前で、自分の男を紹介するという前代未聞のこともやってのけた。
 廻りがあまりにも盛り上がっていたので、完全に戸惑った。
 もっと自然な話題のフリ方はないのか…。

 みんな大好き☆
 世界で1番好きだなぁと改めて思う。
 そして、そんな人々と出会えたLucky☆に本当に感謝した1日だった…。

 じわじわと喜びが溢れてくることだろう。

 ♪BGM/J−WAVE



2004年02月01日(日) あたたかさと心強さと。


 論文が終わったというのに、突っ走っている。

 昨日参加できなかった撮影の編集作業をすべく、友人宅に向かう。
 朝早く集合だったのを遅刻気味で向かう。
 途中で友人を拾い、編集作業場についた時には、ほぼお昼。

 結局集まったのは7人。
 いつもいつも集まりがいいなぁ。

 完成したところを見せてもらうも、あまりのできの素晴らしさに脱帽。
 一体あなたは何なの!?
 プロさながらの映像テクに、みんなが最大限の賛辞を送る。

 家主が用事で外出することになるも、快く御厚意で家を貸してくれる。
 その間も黙々とアイデアを積み重ね、どんどんと映像が仕上がっていく。

 編集請負人の手間を省くためにも、ある程度の形が出来上がるまで帰れないと、
 結局日付が変わるくらいまで残る。
 翌日仕事のあるメンバーが次々と帰っていく中、最終的に3人が残った。

 編集を行なってくれた友人とは長い間犬と猿だった。
 彼を人として信じられなかったし、自分の人生に関わる場所にいて欲しくなかったほど
 嫌悪していた。
 けど、今回の件では本当にその不信感を払拭。
 笑顔で語り合う私たちの姿を見て、周囲の友人は内心どきどきしつつも変化を実感
 してくれたと思う。

 お互いの想いが新たなideaをinspireする…。
 その流れるようなやり取りは、本当に刺激的だった。
 集中した、洗練された考えをさらにもう一段上に昇華させる。
 それは、お互いがお互いを助けているからだって実感した。
 誰がすごいわけでもない。
 “私たち”が一緒にいる強みだ。

 こんなに魂を注いで映像を作ってくれた彼は、本番には出席できない。
 だけど、本当に心からの信頼と賛辞を送る。
 彼がいなければ、私たちの想いを結実させることはできなかったと思う。
 貴重な作業の担い手だった。

 疲れていてもさほど弱音を吐かず、諦めない。
 そして家を提供してくれた友人への配慮まで忘れなかった彼は、本当に今までとは
 別人のようだ。

 そうは言いながらも、作業過程ではおなかがよじれるほど笑い、くだらなさにほっとし、
 愛情溢れるアプローチに和む。
 ただの真剣勝負じゃなくて、それを思いっきりenjoyしているところが素晴らしい。

 最終作業を編集請負人に託し、みんなでする作業はこれで最後。
 あとは1週間後に迫った本番を待つのみ。

 企画から2週間…あっという間に出来上がった(編集請負人の力は果てしなく大きいが)。
 それぞれが楽しんで作業に関わり、結局電話による出演も含め、全員が参加した
 ビデオができあがった。

 お互いがお互いを思いやり、精一杯敬意を表す。
 新婦の新たな旅立ちを、最大限の祝福を持って見送る。
 気持ちを伝えようとする賢明なまでの想い。
 それら全てがいとおしくて、あたたかくて、心強くて…あまりにしあわせで涙が
 出そうになった。

 特に今日12時間にもわたって編集を黙々と続けてくれた友人には、何を持って感謝
 すればいいのか、その言葉すら見当たらない…。
 私が生きていけるのはこの場があるから。
 確信できた日々だった。

 司会の台本も見事完成!
 あとは着々と本番を迎えるのみ。

 ♪BGM/J−WAVE


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