月。
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2004年06月30日(水) 一週間。

この一週間
ほとんど毎日
ふたりでゴハンを食べた

一緒に居ると
ドキドキするというよりは
包まれているような気がして安心する

ただ手をつないでいたい
その手のぬくもりをたいせつにしたい

いまはこの気持ちだけで満たされていて
そのひとを欲しいと思うことはないけれど

もしもこれから先
どうしても欲しいと思ってしまったら
終わらせるしかないことも知っている

だからこそ
誰にも知られたくない
此処にたいせつに仕舞っておきたい


2004年06月29日(火) 電話。

会社を抜け出して母に電話した
早口なのはいつも通り

私は苦笑しつつ
 あわてなくてもいいよ
と言うのもいつも通り

一昨年の秋 父が長年勤めた会社をリタイヤして
去年の冬 兄が結婚して 実家の近所に新居を構えて
いま 父と母は ふたりきりでのんびり暮らしている

ふたりが仲良しなのは私の自慢

離れて暮らしている私は
それほどの強い意志を持って
此処で暮らしているかと考えるとそうでもなくて
ほんとうに好き勝手やらせてもらっている

両親の期待にこたえられないまま
まだ何処にもゆけないまま


2004年06月26日(土) 安心。

くちびるに 触れてみて
安心するなんて おかしい?

いや 初めて言われた

あたたかな手
思ったよりごつごつした手
この手をつかまえてもいいのか迷っているけれど
気持ちはもう動き始めている


2004年06月22日(火) 元気ですか。

音信不通のあなたに
メールをしようと思いました

でも
何を書いていいのか
わからなくなってしまって
そのままメールを閉じました


2004年06月21日(月) 何もなかった。

何もなかった

あのひとと私の間には
何もなかった

メールの遣り取りもしなかったし
私の誕生日も祝ってもらわなかったし
抱き締めて眠ったこともなかったし
エレベーターの下で抱き締めてももらわなかった

もともと気まぐれでしかなかったと
そんなこととうにわかっていたのに

こころの奥底では期待していた
いつか私を抱き締めてくれる

そう思っていた

何もなかったことにしてしまおう
あのひともそれを望んでいる
それが今日わかってしまったから


2004年06月20日(日) きっと大丈夫。

私は誰かの役に立っているのだろうか
私は誰かに必要とされることはあるのだろうか

これから先
私はずっとひとりなのかも知れない

これから先
私が居なくなっても
誰も気が付かないかも知れない

ためいきをひとつ
深呼吸をひとつ

閉じていた瞳をゆっくりとあけて
まっすぐに前を見据える

生きることが苦しくても
生きてゆくことを選んだのだから
ひとりでも生きてゆける

大丈夫


2004年06月18日(金) 恋していない。

トーン低めのやさしい声
思いがけずごつごつした首の線
見上げるほどの上背

きっと彼は
私を守ってくれる
彼の一生をかけてでも

そう思うのだけれど

踏み込めないし
踏み込まない


2004年06月16日(水) ひかり。

テレビを見ていても本を読んでいても
気が付けばあなたにつながってしまう

どうしても欲しいものが手に入らないとき
ひとはどういう行動に出るのでしょうか?

 あなたの家族になりたかった

声に出してみたら
こころがギュウとなって
涙がこぼれおちた

私は いつか... という希望を
まだ 持ち続けているのだと思う

愚かだと思っているけれど
どうしようもないこともわかっているけれど
気持ちはそう簡単には 変わらないものみたいだ

音信不通になってから一週間

どうか少しは
あなたのもとに
あかるい光が射していますように


2004年06月04日(金) 逃げろ。

他の男呼ぶんだったら
もう呼ばないで

一緒に暮らしてはいるけれど
ここ最近 身体の関係はないよ

そんなこと言われても
それは彼らの都合であって
私には何のイイワケにもならないことだ

自分のことはきれいに棚に上げて
それでも私を必要とする彼

誰とも付き合うつもりはないといいながら
それでも彼を振り払わない私

ただの甘えでしかないのなら
未来を作る気持ちがないのなら

早くその手を振り払って逃げろ


2004年06月01日(火) 秘密の花園。

誰でも持っている
誰にも触れられたくない場所

だけど 誰かに見せたくなる場所

そこを攻撃されたと思ったら
ひとは自分でも思いもよらない行動に
出るのかも知れない

誰も誰かを幸せにも不幸せにも出来ないのに
自分を強く持ってたいせつなものを見失わないように


杏 |MAIL

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