感想兼日記
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2004年05月31日(月) 本因坊戦第二局 と第三局 とダービー

 やたらに暑い。
 先々週末23日の最高気温は、確か14℃だったかと。きのうは30℃超えていた。日が落ちてしばらくたっても室温30℃を下らないので、今年初めて冷房をつけた。
 まだ5月だというのに。今日も真夏日だったらしいし、早、夏バテが心配だー。

 本因坊戦二局目。24, 25日だった。ちょうど風邪ぎみでのどが痛かったので、25日ちょっとだけ早引けした。BSの中継に間に合いそう、と急いで帰ってTVをつけたら、ジャズの演奏が……テロップで「本因坊戦が早く終了した為、ジャズ番組をお送りしている(意訳)」と。

 ……がっっくり………っ!! 
 そのショックが後を引いて、夜のダイジェストまで見そこねる。
 ダブルがっくり。

 先週末土曜「囲碁将棋ジャーナル」録画して、ようやく第二局見られた。
 張栩本因坊の中押し勝ちで二勝目。すごいや! 

 そして今日明日と第三局。どうなってるんだろう。あしたは早退できないし。


 きのうは暑い日射しと熱い声援のもと、ダービーだった。
 キングカメハメハ勝利! 力強かったなー。気持ちいい走りっぷりだった。
 安藤騎手もおめでとうございます! 

18:40


2004年05月16日(日) 「帝王の殻」感想つづき

 神林長平氏著「帝王の殻」感想続き。
 なんでもっと早く神林作品に出会ってなかったのか、くやしく思えるほどだったけれど、いや雪風アニメを見なかったら、もしかしたら全然知らないままだったかもしれないと思い直して、アニメーション関係諸氏に改めて感謝。

 少し軽めの感想。
 機械人のアミシャダイと地球人の梶野少佐がえらくかっこいい。
 迷いの多い主人公と周辺から、一歩離れた距離を取りつつ、なおかつ力になってくれる。真摯で誠実で聡明。
 神林作品は、そういえば救いがある。
 いわゆるハッピーエンドとは違うと思うけれど、生きていてよかった、人生捨てたもんじゃないなと感じさせてくれる。振り返ってわたし自身の甘さを投影してしまっている点を反省するにしても。
 わたしは読書量少ないが、その昔(おそらく二十年以上前)読んだSF「東キャナル文書」を対照的に思い出す。光瀬龍氏著だったか。確か暗澹とした物語だったと記憶している。

11:44

2004(H16) 5/18 (火) 19:05 追記
「暗澹とした」とはいわないか。「暗澹たる」か。


2004年05月15日(土) テレビ囲碁アジア選手権 と「帝王の殻」

 5月11〜14日、第16回テレビ囲碁アジア選手権。
 BS放映されていることにはじめ気付かず、初日見逃す。ぬかった。
 三日目の趙 治勲九段と兪 斌九段との一局、生中継で途中から見られた。解説銘エン九段じゃないか…! 録画すればよかった。ぬかった……っ。
 検討時、銘エン九段が中国語(北京語かな)と日本語を自在に操って、趙九段、兪九段と話しておられたのがかっこよかったなああ。ホレボレ。
 返す返すも録画すればよかったよー………!! 


 神林長平氏著の「帝王の殻」読了。
 なんていうか。これが、この作品が、一人の人間の頭の中から書き著されたというのが驚異だ、と思った。
 神林作品はどれも好きなのだけれど、とりわけ「雪風」の二冊とこのシリーズ「あなたの魂に安らぎあれ」「帝王の殻」には揺さぶられる。持ってかれる感じ。すごいよ。

 作中の細かいことを指摘すれば、疑問に思う点もある。けどそれらもひっくるめて作品の、文章の、言葉の持つ力に、直接がっしりつかまれた。
 面白かった。

14:17


2004年05月09日(日) 本因坊戦 第一局

 本因坊挑戦手合、第一局。
 張栩本因坊の半目勝ち……! 

 ぎょえーーすごいーー……。
 連休疲れですっかり頭が留守になってたところ、がつんとかつを入れられた気がする。

 十段挑戦手合では断然立誠十段応援だったのだけれど、本因坊戦では張栩本因坊持ちで観戦させていただく所存。
 ネットの本因坊観戦記が去年と同様面白い。ネット配信で見られる棋戦の中では一番面白いなー。NHK囲碁講座のテキストで、今期の囲碁講座聞き手をされている、石井妙子氏のプロフィールに‘本因坊観戦記を書いている’、とあったような。毎日新聞購読したくなっちゃうよ……。

 棋戦があると、日々張りあいがあっていいな! 第二局もとても楽しみ。


 一方日本棋院では、理事長辞任や八十周年記念事業があって、転換期を感じさせる。
 種々困難はあると拝察しますが、どうか乗り切って未来に囲碁をつなげてください。期待して応援します。

0:34


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