|
|
■■■
■■
■ 踊る大捜査線THE MOVIE2(ネタバレ)
というわけでネタバレ感想をつらつらと。例によって主観まるだし思った順ですのであしからず。
全体の感想としては、なんというか、期待通りという感じ。求めていたものをもらえたというか。私の思っていた、これこそ「踊る」の醍醐味! というものはすべて詰め込んでくれてました。でも逆にいうと、すべてに「見覚えがある」という感じも否めない。大怪我ネタも真下君、青島に続いて3回目ですし、ガチガチのキャリアのせいで捜査が混乱するのも、青島が現場で突っ走るのも、ラストになって室井さんが出張ってくるのも。どれもこれも見せてくれなきゃ「踊る」じゃない! と憤っていたでしょうけれど、それ以上のプラスアルファもなかったかな。「踊る大捜査線」としては素敵、でも、ひとつの映画としては、少しだけ物足りないかなと。贅沢なんですけどね。面白かったしさ。 マイナス評価はまあ、つらつら書いても仕方ないのでこの先は愛を叫びます。皆さま覚悟してね?(笑)
さて最初の叫びはやっぱり「むーろーいーさあああん!!」(ハァト) 素敵です。可愛いです。もう大好きです。貴男にめろめろ。某王子の次くらいに映画キャラとしてめろめろ(笑) いろいろ良かったんですがまずは自動販売機! ほんとに販売機ごと返しやがった! 自費なのか公費なのかがちと気になるところですが(笑)自販機のとこでの会話も、もうおなじみになりましたねえ。しかし青島「まだ管理官なんすか」はないだろう。たぶんあんたのせいだ。 かっこえー! と思ったのは当然、地下の監視室を出て特捜本部に入り指揮をとるまでの一連のシーンですね。正式に権限を得るより先に、飛び出してしまう貴男が好き。最初は歩いてるのが、だんだん早足になって、ついには走り出してしまうのよね〜あのしかめっ面で! いけ室井さん! と叫んでました、心の中で。新城とすれちがうときの新城の「本部を頼みます」これも良かったなあ。新城氏は前作ラストで変わりましたよね。なんていうか、立場も考えも違うけれども認めているって感じ。彼自身は上の不興を買わずに器用に動けるタイプだから、不器用にしか立ち回れない室井さんがもどかしいんじゃないかしら、なんてのは深読みでしょうか。 捜査本部に入っての第一声「捜査を立て直す」以下の室井さんの各台詞はほんと、しびれます。ええ。あんなふうに信頼されたら、きっと持ってる力全部注がずにいられない。あれでいきなりすべてがうまくいくのは理想というか幻想というか、ですけれども、だからこそ理想として見せてほしいんだ、私は。 解決後の病院での青島との会話も素敵でした。上に引用? しましたけど、「しびれるような命令を、ありがとうございました」「よくやってくれた」この会話が好き! 悶えた!! もう完全にガッチリ信頼関係築いてますよね。ご多分に漏れずこういう男同士の絆っての好きです。かっこええ。こういうとき男性が羨ましいなあ……。てかきちっと病院に来る室井さんに愛。 ここでの、和久さんの長ゼリフ。良かったですよね。欲を言えば和久さんが去るシーン、敬礼で送ってほしかったぞ! 前作とかぶるからやらなかったのかしらと思いますが、ここは敬礼だと思うんですよぅ。残念。 そして表彰式。笑顔で東北弁。ああんかわいい……。40近いおじさん(禁句)が可愛くてどうするのって感じですが可愛いんだから仕方ないじゃんー。ところであの東北弁はなんだったんだろう。もう少ししたらネットで情報あさってみようと思います。
賛否両論いちばんありそうなのは沖田管理官でしょうか。個人的には、女として不愉快ではあったけれども、あれも現実のひとつのデフォルメと思います。広告塔を志願するのも高圧的になるのも女を強調するのも、男性社会を生き抜くために彼女がえらんだ武装なわけで。その選択は私は好きではないし沖田という女性も好きになれなかったけど、他人事じゃないなあ……と。必死になってる姿は滑稽さすらあって、身につまされます。
ところで真下君ですが、活躍してるんだかしてないんだか微妙ですな(笑)青島ばっかり目立ちますが真下君の推理とか情報ってのはいつも操作を進める鍵になってたりするんですよね。沖田氏のキッツイいやみを平然〜と受け流してるところとか、雪乃さんに対してはとことんへたれなとことか(プロポーズで子供つくろうはないだろう。ってかすみれさんの心配はひとこともなしかい)真下君らしくて好きですよ私。しかしネゴシエイターか……専門のほうへ行くっていうのは出世街道的にはどうなんでしょうか。管理職方面でない気がしますが、でも彼には似合ってるようにも思えます。
長いなあ。なんだかほかにも語りたかったことがあったような気もしますがこのへんでー。
2003年08月28日(木)
|
|
|