最近 私の頭の中でチラチラすること。
パートしてた時の友達と毎年ではないが市民公園でお花見をしてたが、この春は私の足の調子も悪かったので不参加を申し出たら、他にも転んだり少し前まで入院してたとか、みんなそこそこのお年だから体調不良者が多くて花見は止めて食事会になった。 そしてこれからも、もうお花見は止めて食事だけにしてお喋りしようということになった。
その時 去年乳がんの手術をうけた人が、私の両足人工関節のことを聞いて 「貴女のほうがマシやわ」と言った。 確かに・・・私には命の危険はない・・・寝たきりになるかもしれない人よりは高い確率があるだけのことだから。。。 でも寝たきりになりたくないから人工関節にしたんだけれど、私の場合膝血腫というやっかいなクセがある。 あの激痛はとても言葉にはできない。 それでも がん患者から見たら命の危険がない私の疾病はマシなのか。。。
情けないことに また特発性膝血腫で入院した。 2月の再来である。まさしく悪夢。 2月は夕方で主治医が在院してたからすぐに治療してもらえたが 今回は夜のことで膝に穿刺できる医師がおらず、近隣の病院も人工関節内への穿刺を嫌ったため、そのままキツイ痛み止めの処方をして入院し、翌日血腫を抜いてもらった。 21日から感じていたこわばりが血腫になってしまったのだ。 よく膝に水が溜まるというけれど、私の場合は血液で、人工関節をしたものが感染症だとか転んだとかの外科的要因がないのに血腫を起こすなんて珍しいのだそうだ。 やはり私の膝は爆弾そのもの。
昨夜は4日ぶりの自分のベッドなのに3時過ぎまで眠れなくて、5時にはもう目覚めた。 私の入院中に聞いた上の弟の病状も気になって仕方ない。 8月29日、30日の二度の手術以降、まだ口から食事が取れないとか。 腹膜播種が小腸にあってそれが食事の通過を妨げてるとかで、抗がん剤治療を優先することにしたらしい。 まずは48時間点滴で2週間休むというものらしいが、今頃そろそろ始めているのだろうか。
2016年09月21日(水) |
あふれかえる中国人と足の強張り |
プールの帰りにお墓参りに行った。 出掛けは別にどうということなかったのに、お寺を出た途端に足が強張ってきた。 ヤバイと思ったけれど、お寺で一服させてもらうわけにもいかないので足を引きずって電車に乗って何とか家に帰ってきた。 その帰りの電車・・・東大阪のある駅で人身事故があったとかで大幅にダイヤが乱れていて、乗換をする駅は長蛇の列だった。 足が強張ってる時に何という不運かと思ったけれど、それでも何とか家に帰ることが出来た。 驚いたのはその乗換駅で臨時電車に乗ったのだが、何故か若い学生風の人たちが多くて、それがほとんど中国人だった。 確かに最近は中国人の観光客が多くて、相互乗り入れをしている阪神電車の三宮から来る電車はスーツケースを持った観光客であふれかえっている。 近鉄奈良駅などでは中国語のアナウンスも聞かれるようになったもの。 でも きょう乗った満員電車のような臨時電車は、私の側で中国語が飛び交った。 中国人も韓国人も日本人もほとんど見分けがつかないけれど、今日のように混んだ車内でたっぷり中国語を聞かせられてちょっとコワかった。
いま 午後8時前・・・まだ足は強張っている。 明日は治ってくれよ!!!
大腸がんで入院している上の弟のお見舞いに行った。
私の足の悪いのを思ってお見舞いは不要だと言っていたけれど、下の弟と私が病室に行ったら 「会いたかったんや、ホンマに会いたかったんや、よう来てくれたなぁ」と 涙声になって声を詰まらせた。 いつも屁理屈をこねてむっつりした顔ばかり見せていた弟だけにびっくりした。 8月29日の人工肛門になった手術と、翌日の深夜に癒着で緊急手術になってICUに入った顛末を話してくれた。 大体のことは弟のお嫁さんから報告は受けていたけれど、本人の体験談は真に迫っていた。 そして・・・話のネタにと人工肛門を見せてもらった。 2回目の手術からは栄養剤の点滴だけで、まだ口から食事を取っていないとか。 食事ができるようになれば退院して、抗がん剤治療をする診療科に移るらしい。 今回は命の限りあることを直に感じたからか、 「姉ちゃん、生きたいんや、まだ死にたくないんや」と言う。
私が降圧剤を処方してもらってるかかりつけ医に腹膜播種のことを訊ねたら、 かなり厳しいです、覚悟しておいたほうがいい、と話してくださった。 でも今はいい抗がん剤があってひところに比べたら副作用も軽減されてるし、延命も年単位になってます、ということだった。
病院に行く車の中では下の弟が自分は幼くて知らなかった父方の祖父母のことを私に訊ねる。 私もおぼろげな記憶しかないけれど、60歳になったばかりの下の弟も最近行く末とか来し方を強く思うらしい。
そして・・・きょうは敬老の日。 全人口のうち65歳以上の高齢者が占める割合は28%とか。 正にどうするわたし・・・どうする日本・・・
「毎日 パソコン開いてて、足が悪いから行くところ決まってるし、ゲームは嫌いやから今の携帯で充分やろ。わざわざスマホを持つ理由なんてあらへん。」 これは娘の弁。
「やりたい事したらええんや。ゲームとかせんでもスマホの扱い知っててもええんちゃう。検索も簡単やしテレビも見れるし。」 これは息子の弁。
今の携帯のままでいいか、スマホを持ってみたい気もあるし・・・と、ここ何か月かずっと思案していた。
さんざん 考えたあげく楽々ホンというかシンプルホンから始めてみることにした。 今の携帯と比べたら孫の写真なんかも勝手にアルバムみたくなっていて、これはなかなかイイわ♪ アナログ人間だから どこまで使いこなせるかは分からないけれど、とにかく冥土の土産はひとつ増えたってことね。
2016年09月08日(木) |
韓ドラ 『 未生(ミセン)』 |
韓ドラ 『 未生(ミセン)』を見た。
会社物語というか大手商社の職場物語。
子供の頃から囲碁の研修生としてその世界しか知らなかった主人公がプロ試験に合格できず、コネで会社員になった。 でも囲碁に夢中だったから大学も出ていなくて、商社で働くには学歴がなく契約社員としてのスタートだった。 最初からちょっと浮いた存在だったけれど、それでも営業という職種につきもののプレゼンなども順調にこなして実績を出していったが、所詮学歴が物言う社会で契約社員として終了するしかなかった。
物語の途中ではカリスマ社員がいたり、袖の下やワイロや女性蔑視もありワーキングマザーも登場した。 日本のドラマなら社内恋愛や不倫も盛り込むのだろうが、この物語は純粋に会社物語だった。
未生(ミセン)という意味が分からなかったけれど、ドラマの途中で 「俺たちは 未生(弱い石)なんだ」 と 主人公の上司のセリフがあった。
そして・・・ 先週 手術をした息子は今日からまた仕事に行ってる。 その ミセンというドラマに、営業職の息子を重ねて見ていた。。。
そして・・・ 上の弟は抗がん剤治療が始まるらしい。。。 手術より これからのほうが苦しいだろうって。。。
以前・・・慶応大学の近藤誠医師の『患者よ、ガンと闘うな』という本が話題になったことがある。 これは ガン患者がガンではなく抗がん剤と闘っているのが現状だ、というものだった。 弟は、いろんな意味でまだ現状が受け入れられないようだ。。。
息子が5泊6日の入院を終えて退院した。 胆嚢ポリープと胆石で胆嚢摘出手術を受けた。 手術は全身麻酔だったものの夕方には歩行が許されて、そろろそろりとトイレに行った。 歩くと痛みがあるらしく、孫の肩を借りての歩行となった。 孫は小1でもうたいていのことは訳が分かっているから、父親が手術を受けて自分の肩を借りて歩いているという状況に緊張しているのがはっきり見えていた。 もう木曜日には会社に復帰するらしく、当たり前だけれど大黒柱としての責任感に老いた母は胸をつかれる思いでいる。 でも 胆嚢って盲腸に次ぐなくてもいい臓器らしいことを知ったけれど、そうは言っても・・・ねえ。。。
そして 父の祥月命日に手術した上の弟の大腸がん。 開腹してみたら かなりの腹膜播種があったようで、人工肛門になってしまった。 ステージも4ということで、弟にはかなりなショックだったようだ。 今すぐにはどうこういうことはないらしいけれど、遅くに出来た子供はこの春大学入学したばかり。
私も今日は足の強張りがきつくてプールを休んだ。 それにしても・・・ 病気は千も万もあるけれど健康はひとつしかないのだと・・・いまさらに。。。
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