20年前に一度、西国三十三カ所めぐりを達成しているけれど いろいろ思うことありで再度、挑戦してみようかと思っている。 ほんとうは四国八十八カ所めぐりをしてみたいのだけれど ダンナが「60過ぎてからゆっくり行こう」と言うのに逆らうこともできずにいるので、西国三十三カ所のおさらいをしようと思う。 と、いうことで 二番札所の紀三井寺と三番札所の粉河寺に行ってきた。 一番札所である青岸渡寺のご朱印は何年か前に勝浦温泉に行ったとき頂いている。 きょう行った紀三井寺と粉河寺はともに桜の名所だ。 和歌山という土地柄、早咲きで有名できのうネットで調べたら五分咲きということだったけれど、結構花びらはほころんでいて人出も多かった。
数年前には見向きもしなかった桜の美しさは、今の私には悲しみが伴う。
明日はもう四月・・。
月日は誰の断りもなしに過ぎ行く・・。
鬼の霍乱ならぬ豚の沈没か
腰痛でパート休んでます
腰が痛くて伏せっているのに
県会や市会の立候補者がよろしく!の電話をかけてくる
私、あんたらの後援会に入ったおぼえなんかないよ
また、義兄のところが仕事がらみで入会したんだろうけれど
これって個人情報の違反になるんとちがうの
義兄は おいらが大将 だからそんなことなど露ほども考えないで
弟夫婦の個人情報を教えたんだろうなぁ
ダンナがヒツウチの電話はとるな、と うるさいくらいに言うけれど
私にすれば もし、もしかして・・・からなんて
期待をこめてナンバーディスプレイの登録だけにしているけれど
こんな生活いつまで続くのやら・・
娘をもった母親なら 娘が幸せな結婚をして そして 妊娠したならお産の手助けをしてやりたいと きっと そう思っていると思う 私も静かに深くそう思っている それを考えたとき 息子のお嫁さんはまだ妊娠はしていないけれど 19日に亡くなられたお母さんの気持ちを思うと悔しいというしかない まだ58歳だ 長患いではなかったからキレイなお顔で彼岸に浄土へ旅立たれた 親族として息子とお嫁さんと二人並んだ姿を見て これから・・もし・・もしも・・嫁と姑という問題にぶつかりそうになったとき、 今日という日とお母さんの果たせなかった気持ちを思い出そうと思った
きょうは もう眠れない・・
息子のお嫁さんのお母さんが亡くなられた
「今 T子から電話があって お母さんが亡くならはった 今からT子の実家に行ってくる 詳しいことはまだ何もわからんから また連絡する とりあえず・・」
寝入りばなにかかってきた息子からの電話が頭の中でぐるぐる回る
寒いなぁ・・
このところの寒さのせいもあるかもしれないが 何気に気持ちが沈んでどうしようもない
ホントにエエ年をしてるのに 修行が足りないのか パート仲間に「どないしたん・・体調悪い?」とまで言われてしまった 身体はしんどくないが こころはしんどい・・
きのうのテレビではないけれど 人は自分を否定されたり 認めてもらえないことにも弱いのだ 一月にご主人のガン告知で仕事を辞めたパート仲間からご主人の訃報が届いた まだ61歳 パート仲間だった人は54歳
人生にはいくつの山があるのだろう 今の私の状況はまだまだ超えられるはず・・ でも 何故か力が沸いてこない・・
よく子はかすがいと言うけれど 母親から見たら 亭主と子どものどちらが大切か? 反対に父親から見たら 妻と子どものどちらかを選べと言われたら・・ 戦国時代じゃあるまいし こんなことを考えるのも変だと思うけれど 娘にはからっきし甘くてベタベタの父親がいたり とても仲のよい母と娘のことを一卵性親子といった言い方をする 私の周りにいるパート仲間の多くは息子、娘の区別なく亭主より子どものほうが可愛いと言う人が圧倒的に多数だ 何たって母親から子どもをみたら分身だと言うのがその理由だ だけど年金生活者が多いジム仲間は本音としたら子どものほうが可愛いけれど、亭主に死なれたら娘はともかく息子はあんまり優しくないので、亭主を大事にして長生きしてもらったほうがいいと言う でもこれは仲のいい夫婦に限られるだろうと思う 高齢化が進んで、定年後の夫婦のあり方は難しい
よくテレビドラマなんかで夫婦喧嘩した妻が 「実家に帰らせていただきます」というのがある 私は一度でいいからあのせりふを言ってみたかった だけどそんなことを言ったらダンナの性格からして二度と元に戻れないことが分っていたから、そのせりふは心の中で呟いて封印してきた でも親が亡くなってしまった今は実家も無いのでそれももう言えない 先に某テレビで放送もされた『魂萌え』で主人公はプチ家出として、カプセルホテルに泊まったことをふと思い出した 今の私はそんな気分でいるけれど、悲しいかな身に沁みた主婦根性がそんなお金ももったいないと思ってしまう あぁ情けない・・・
先ごろ 読んだ 折口信夫の『死者の書』で こころに残っていることがある
折しも ウグイスの初音が聞かれる季節だけれど ウグイスは ホーホケキョ、ホケキョ、法華経と鳴く 折口信夫はウグイスの泣き声を・・法華経・・と聞くのだ
今 『千の風になって』が何かと話題に上る
わたしのお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません
と いうものだけれど 私の父は 「墓なんか いらん」と よく言っていた そして父の遺骨の一部分は父の希望通りに海に流した 父は 千の風になって大きな空を吹き渡りたかったわけではないだろうが 大きな海を洋々と漂っているだろう・・とは思う
もうじき 春の彼岸 お寺からの案内で 父を思った
今までは本当にほったらかしだったのに 一,二年くらい前からパートに対する態度が変わってきた まずは組合への加入 社員になるための資格試験への誘い 103万円を超えて働くことの申告受付 そして 社員教育の実施 この社員教育は講義、実践のあと理解度を知るための試験がある 1ヶ月前に受けた講義の復習も兼ねて、今日試験が実施された 平均点は41点で私は46点 60点くらいは取れるだろう・・と高をくくっていたが平均点すれすれ・・ 答案を書くのに漢字が出てこない 辺と作りを勝手にあわせておかしな漢字を作ってみたりして 頭が錆びているのを身をもって実感した みんなの点数があまり良くないので これは今後の課題ですって・・
副店長をお客に見立ててのロールプレイング(接客訓練)はほめてもらったけれど 久々の学習は冷や汗ものだ この店内教育で高得点を取れば 店代表として接客コンクールに出れるんだって、そんなのゴメンです だけど今までのように 「私はただのパートです」って逃げられない状況になってきてる これも時代の流れだろうけれど 着いていけるかどうか大いに疑問です
私には母を思わせる沈丁花が満開で 雪柳もぽつぽつ咲きだして 確実に季節は移ろう 言葉にならない思いを抱いて 人を恋うる どんな思いで入院されているだろう・・としきりに思われる そんな思いの日々は沈丁花のかおりに涙している・・
関西では奈良のお水取りがすんだら春が来ると信じている お水取りがすんだら春の彼岸もすぐだし 毎年 お水取りを冬から春への橋渡しのように思っている 今では観光行事のようになっているけれど (いにしえより伝わるこの行事は今年、1256回目を迎える) 表向きのメインの行事であるお松明を私は見たことがなかった それはダンナも同じことで それこそ日本中からわざわざ見物に来られる人も多いのに 地元に住まいしながら 恥ずかしいことであった まだまだ経済的にも働かないといけないので 現役と言えばそれに間違いはないだろうけれど 最近はダンナも私も夫婦二人の暮らしを老後と思うようなふしがある ならば いつ何時どうなるかわからないので 冥土の土産のつもりでお松明を見に行ってきた 今年は暖冬ゆえに比較的楽な見物だろうと思うけれど あまりの観客の多さにびっくりした お松明が始まったら あちこちでどよめきが起こり 降りかかる火の粉に感嘆の拍手さえ沸いていた 毎年 テレビで放映されていたあの場面そのものだった 私の後ろにいた年配の婦人が 「来たい、来たいと思っていたお水取りにやっと来れたわ」と 話されていたけれど、それはそのまま私の気持ちで 目に焼きついたお松明の炎は 「生きていりゃこそ・・」と感じた
お水取り 火の粉をあびて どよめきや
気がかりが いくつかあれど ひな祭り
大阪市内の某所へ自社商品の展示会に行く 商品部のディスプレィをお手本にしようとデジカメに撮った が ここに陳列してあるのは最大のパターンなので 即 私の店の参考になるかはまだ分からない 誘われて 食料品の試食に回ったら おなか一杯になった だのにお弁当も支給されてこれはお持ち帰りにした これは おばちゃんそのままの行為だけど とても捨てるなんてできないもの 今まではこういった展示会は社員だけのものだったけれど パートの数が社員をはるかに上回るのだから 当たり前のことだろう 展示会だけなら面白くてまた来たいと思ったけれど 報告書やらディスカッションやら やっぱり求められることも多い
きょうから3月 息子のお嫁さんのお母さんは新薬なのか特効薬なのか 少ない確率だったけれど効果が出てきたようで 一条の光が差してきた 「私には奇跡が起きたように思います」、と話されているようだ お母さんが入院されている病院は 私が子どもの頃に原因不明の難聴の検査に通ったところだ 45年くらい前のことで病院のことは何も覚えていないけれど 母が私と幼い二人の弟を連れて あまり生活も楽でなかったはずだから 交通費やら医療費やらお金の苦労がふと思われた 自分がいろんな場面に当たらないかぎり 親の苦労を思いやることができない そうやって人は成長していくのだろうけれど やっぱりいろんな意味で生きていくのはしんどい・・
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