愚痴日記

2002年10月29日(火) 痛かった


 ここしばらく膝が痛んで気が滅入っていた
 夜 布団にはいっても脚が疲れて寝付けなかった
 少し腫れてもいたのでたぶん水がたまっているのだろ
 9月の改装から 変なシフトでまいっていた
 昼飯ぬきの4時間シフトや8時間シフト
 パートに7時間や8時間シフトなんて考えられなかったのに
 いつのまにやら うまいこと使われている
 二人いる社員のひとりが長休
 もう一人は二人目の妊娠発覚で流産の危機
 バイトのひとりが骨折
 そこに大きなセールのチラシ
 そんなこんなで売り場は大混乱
 もともと 私は膝が悪いのでよけいな負担がかかってピンチ
 まぁ 水を抜いてもらえばずいぶん楽になる
 けれど 痛い!
 今回は35ccたまっていた
 多い人は100ccも抜く人があるらしい
 私はこわがりの痛がりのあかんたれ!
 終わった時は じっとり汗をかいている
 ふうっ・・・

 パートなんてやめてしまえばいいのだけれど
 パート仲間との交流が楽しい
 いろいろな家庭があって
 いろいろな考えもあって それを知るだけでも勉強になる
 たかがスーパーの買い物にさえ 大げさに言えば人間性も見える
 ほんとうにいろいろなお客様がおられます!
 しみじみ実感しています!
 
 
 



2002年10月26日(土) 覚悟

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 なぜ 私はここにいるのか・・・
 でも ここが何処なのかはよく分かっている
 そう 娘の部屋
 ドラえもんの どこでもドアがあったわけでもないのに
 なぜか私は今 娘の部屋にいる
 まるで 泥棒に入ったみたいに心臓が大きく高鳴り
 この部屋の特徴を見逃すまいと必死になっている
 見覚えのあるものはほとんどないけれど
 懐かしい娘の体臭がかすかにして
 この部屋が娘の部屋であることは間違いない
 娘は少女趣味ではなかったはずなのに
 なぜかかわいい小物であふれていた
 そのくせ ふとんカバーだけは薄いダークブルーの渋い色あいのものだ
 冷蔵庫の中には こまめに料理をしているらしく
 ラップのかかった皿や小さい野菜の切れ端があった
 
 でも 早くこの部屋を出て行かなければ・・・
 どうしてこの部屋に入ったのか分からないし、鍵も持っていない
 とりあえず白いドアを開けて外に出たら
 まるで どこかのブチィックのような感じで
 白いペンキを塗った椅子があり アートフラワーが飾られている
 場違いのところにいるとまどいを感じていたら・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 目覚ましが現実に引き戻した
 私の願望がけったいな夢になった

 私が日常的に感じている寂しさをきっと、きっと娘も感じていると思う
 でも あの子はそんな感情には気が付かないふりをして
 なにくそ!という気持ちや
 親を恨む気持ちに置き換えていると思う・・・
 
 中里恒子著「中納言秀家夫人の生涯」という本を思い出している
 戦国時代 宇喜多秀家夫人で前田利家の娘だった豪姫
 15歳で結婚して 33歳のとき八丈島に流刑になった夫と
 生涯生き別れのまま 61歳で歿している
 その豪姫の臨終の折の心残りを慰めるため
 前田家が代々、八丈島へ米、衣類、金子を送り続けた
 それは明治の恩赦まで続けられた
 私は自分の身に置き換えて
 それこそ20年先か、30年先か
 「最後にもう一度 娘の顔がみたい!」と 死ねずにいる
 頭がおかしいと言われそうな
 たとえようもない話だから 誰にも話せないが
 それくらいの覚悟が娘にあるように思えてならない








 
 



2002年10月25日(金) スピリチュアル


 ここ3日ほどはよく働いた
 パートのお仕事の話
 社員が長休に入ったのでチラシ準備がかかってきた
 いつもすることはするのだけれど
 パートだから時間までできるだけやっておいて
 時間がきたら全部できましたとか、これがまだですのでよろしくと
 いうように引き継いで帰っていた
 でも 今週は社員がいないので責任がある
 チラシにのる脚付きベッドが未入荷だったり
 シングルはあるけれどダブルがなかったりと、ちょっとあわてた
 P0Pもつけてなんとか終了! よかった!

 最近 パート仲間に借りて
 スピリチュアル子育て という本を読んだ
 江原啓之という人の著書でスピリチュアルとは魂のことらしい
 それによると 子供は自分で親を選んで生まれてくるらしい
 この親のもとで修行しようと生まれてくるらしい
 でも魂は所詮生まれ変わりだから 子供の魂の方が立派というか
 子供の魂の方が上という場合もあるらしい
 親からみた場合 相性が合わないこともあるらしい
 でも 子供が親を選ぶというのに私はとても救われた
 たしかに 人は今の自分の立場しか分からない
 先のことは当然理解しないけれど
 過ぎたことは都合よく忘れていることが多い
 覚えていたとしても先に弁解の気持ちが走る
 なんと勝手な生き物だろうか
 相手の立場を理解しながら自分の気持ちを伝える
 あぁ やっぱりこの世は魂の道場!



2002年10月21日(月) コーヒー

 コーヒーが大好き

 人にはコーヒー派と紅茶派があるようだけれど私はコーヒー派!
 インスタントの方が多いけれどたまにはドリップ
 お砂糖は入れずにミルクを少しだけ入れる
 頭の程度とあわせてアメリカンで飲む
 辛いとき
 悲しいとき
 寂しいとき
 そして ちょっぴりうれしいとき
 私の精神安定剤になっている
 湯の沸くのを待ちかねて、カップ一杯のコーヒーを飲み終えたら
 ホッとしてたいていのことは まっいいか! って気になれる
 
 久しぶりに会った人と喫茶店で飲むコーヒーもおいしい
 たまに帰ってきた息子が
 おかん コーヒー入れてや と言って
 いっしょに飲むコーヒーのおいしいこと
 (娘がいればもっとおいしいのに・・・)
 
 今日も早いシフトで帰されたので、ひとりでしみじみしながら
 たまにはドリップで飲もうか。
 



2002年10月17日(木) 万引き


 スーパーで働いていて気になることがある

 それは万引きが結構多いこと
 小・中学生に限らず大人にも多い
 うちのスーパーから駅に向かうところに、私鉄系列のデパートがあって
 そこで万引きが捕まって調べたらうちの商品がどっさりあったらしい
 布団のような大きい物でもどうどうと持って行く
 一人、別のお客様を接客していて
 敷き布団を持って行く人が見えたけれど
 よそのレジにいくものと思い接客を続けた
 あとで 大きいものだしよそのレジにお礼に行ったら
 みんな知らないと言う
 電気売り場では作業着を着て業者のような顔をして持って行く
 家具売り場のような人気のないところには
 ゲームやおもちゃの外箱だけ目立たないように捨ててある
 靴売り場にも履きつぶした汚い靴がおいてある
 女ものの下着や化粧品なんかも、ディスプレイしてあるケースごと。
 カバンなんかも上手に値札を取って持って行く
 
 イヤだなあと思うのは捕まった人を見かけた時。
 ある おばあちゃんが
 孫にやりたかったと言ってキャラクターのピロケースを盗ったときなんか
 哀れだなぁと言葉もなかった
 退社するとき 保安室の横を通るのだけれど
 私くらいの主婦が総務課長の前でワンワン泣いていた
 いつまでも泣き続けることもできないだろうに・・・
 ある時は 中学生の子供を連れてお父さんが
 子供が万引きをしたようだが、今後のためにもあやまりに来ました と。
 
 うちのスーパーでは万引きのことを
 ブラックとかリスナーとか言ってます
 普通のお客さんのように店内をまわって
 万引きを見つける保安員もいたのだけれども
 人件費の節減とかで今はいません
 そんな人件費を削って その何倍もの万引きを許している
 働く私たちにも 気分の悪い重い問題です
 



2002年10月15日(火) 息子

 連休を利用して息子が帰ってきた

 先週の金曜日に市の水道局から電話があった
 水道の使用量がかなり減っていますが何かございましたでしょうか?
 私もあれれ!と思っていたところだった
 2ヶ月毎の検針でだいたい40tくらいの使用量が8tに減っていた
 娘ひとりがいなくなっただけでこんなにも違うものだろうか
 娘は私たちの入った湯船につかるのがいやなのか
 いつの頃からだったのか、シャワーだけですますようになった
 外出する時はかならずシャワーをする
 近くのコンビニに行くだけでもシャワーをする
 30分以上は水を出しっぱなしの状態だ
 真冬の寒い時でも 湯温を上げて決して湯船にはつからない
 洗濯も少量でもこまめに洗濯機をまわしていた

 そんな話を息子にしたら
 その分を あいつは自分で払っていかなあかんのや
 なんのかんの言っても 全部自分にかえってくるんや
 そこのところをあいつはわからなあかん
 こんどの事であいつに同情はできん
 自分が今までとっていた態度を棚に上げたらあかん
 
 小さい時から兄妹の仲もよくなかった
 娘 いわく お兄ちゃんがよくいじめた
 たしかにそんな事もあっただろう
 でもそれは小さい頃の話だからいつまでも恨んだらあかんよ
 と 何回も娘に言って聞かせたけれども
 そんならいじめた者が正しいんか  とくってかかる
 世間でも上が下をいじめることはままあると思うのだけれど
 娘には許しがたいことなのだろう
 そういう考えが娘の基本にあって
 娘より亭主をとった母親が許せないのだろう
 しがらみから抜け出せない母親を軽蔑しているのかも・・・

 息子が帰ってきたらダンナは無口になる
 昔 義母が息子であるダンナにかいがいしいので
 義父がやきもちというか機嫌が悪くなることがあった
 同じことが繰り返されようとしている
 息子はそんな父親の気持ちを察しているのか
 ここはいいから おとんの側にいとけと言う
 私も娘のいない寂しさを息子に向けてはいけないと思う
 



2002年10月11日(金) 秋はつるべ落とし


 日の暮れるのがずいぶん早くなった

 秋の夕暮れは何故か人恋しい・・・

 昼間はあんなに暑かったのに、今はセーターを着込んでいる

 夕方のテレビで おでんの特集をやっていたけれど
 ほんとうに そんな季節になってしまった
 
 ななめ向かいのお宅のコスモスがとてもきれい
 
 真向かいのお宅は金木犀がよく匂ってる

 私の家は・・・
 思いもかけずに夫婦ふたりになってしまい ほんとに秋の夜長・・・
 人生に例えても やっぱり秋かなぁ
 季節は巡るけれども
 もう 私には春は訪れないだろうなぁ
 それならば せめて静かな冬がひっそりと・・・ひっそりと・・・
 いや! 
 激しい寒波が一瞬のうちにあたりの景色をすっかり変えてしまう
 そのほうがよかったりして・・・



2002年10月10日(木) 10月10日

 今日 10月10日は義父の命日

 12年まえの今日、ちょうど今頃 朝6時30分に亡くなった
 直接の死因は肺炎だったけれども 老衰のような感じだった
 やせて 木が音もなく枯れるような折れるような・・・
 極端に注射を嫌ったし 食べ物の好みも激しい人だった
 点滴もなにもしなかったので 自宅で看取った
 私もパートを1ヶ月まるまる休んで 義姉と付き添った
 元気な頃は 舅ということもあって とても怖い人で
 女は家の道具だから黙って仕事をしていればいい  と公言して
 はばからなかったけれど 最後の日々はおだやかだった
 だから 義父に関して私は何の後悔もないけれども 
 血が思わせるのか実父のことは かなりの悔いが残っている
 あの時は仕方がなかったんだ
 なにせ 意識不明の母とダブルブッキングしていたんだもの
 まして別々の病院で・・・
 でも 泣き言もいわず苦しさを訴えることもなく
 父らしい最期だったと 私は褒めてあげたい気持ちだ
 いつも言っていた
「所詮 人間なんてひとり
 人を頼りにしたらあかん!」
 お父ちゃん 私も弱虫だけど元気に生きていくネ

 

 きのう 新聞でみつけた瀬戸内寂聴さんの言葉
 
 いま、つらい人は我慢しなさい
 必ずラクになるときがきます
 うまくいっている人は用心しなさい
 そして、他人の悲しみ、苦しみがわかる人になってくださいね

 私もそこそこ元気でご飯がおいしいことに感謝して!



2002年10月09日(水) 人の悪口はいけませんが・・・

 私 パートに行ってるスーパーの店長が大嫌いです
 店内巡回に来た時なんか、本当は後ろから石でも投げたいくらい!
 パートのおばちゃんはみんな似た感情をもっている
 若い社員の女の子でも
 また あほが歩いてる って言う
 確かに上の立場の人は うっとおしいものだけれど
 そういうんじゃなしに尊敬ができない
 この店に赴任して約1年半くらいかな
 最初 店に来た時なんか私らパートが朝の挨拶しても
 目が合っているにもかかわらず返事をしない
 あるパートが返事をもらうまで
 「店長 おはようございます!」 って言ってた
 でも こういう時代だからせめて お客様に挨拶だけは
 しっかりしようと 挨拶運動が全社的にきまったとたん
 全従業員にうるさいくらい強要するようになった
 でも 店長自身が挨拶しているのかしていないのかわからないので
 盛り上がりには欠いていた
 そのうち ミステリーショッパーという名目で
 他店から審査がくると決まったとたん本気になった
 ひんぱんに朝礼をして、ゲキを飛ばしていた
 それでも 1回めの審査で点が低かったため
 心を入れ替えたのか 朝 選挙でもあるまいに
 従業員の通用口に立って出勤してくる私たちに挨拶しだした
 店内巡回もまめにして お客様にもやっと挨拶していた
 おかげで82点という合格点をもらってミステリーショッパーも
 無事 終了した  とたんに店長の声も小さくなった
 ひとつ例を挙げるとこういうことだけれど
 ほかにもいろいろ 人間として矛盾を感じることが多い
 私の売り場は寝具だけれども、産休明けの社員を配置した
 保育園の送迎があるので、基本給を減額するかわりに
 10時から16時のシフトで合意したはずなのに
 いつの間にか閉店(午後9時)までのシフトに変えていた
 減額したままで・・・
 その人が店長に直訴したけれども
 「まぁ がんばってください」 という返事だったそうだ
 これって 労働基準法違反じゃないの・・・
 その人は会社を辞めたくないので 事を荒立てることはしないで
 2重の保育園で乗り来っている
 店長にすれば やれば出来るじゃないの ってとこかしら
 まぁ こんなこと世の中蔓延していて
 働くお母さんはみんな頑張っているんだろうな

 もうひとつ気になるのは ズボン
 若い子じゃあるまいに もうちょっと上ではいてよ
 なんでそんなに下でベルトしめるの
 引きずってるよ 足も短かく見えるよ
 それに 店内巡回のとき書籍売り場で立ち読みするなよ
 パートはみんな あんたの行動よく見てるよ
 おたがい気をつけようね
 



2002年10月07日(月) 後悔


 まだ 自分の人生を清算するのは少し早い気はするけれど
 50を過ぎて思うのは、反省と後悔することばかり
 反省と後悔はどう違うのか
 反省は
 自分の過去の言動をかえりみて可否を考えること
 後悔とは
 あとで悔やむこと

 じゃぁ   やっぱり後悔だ
 
 自分に経済力をつけなかったこと
 若い頃 たしか今でいうキャリアウーマンになりたかったはず
 それなのに なぜか専業主婦に
 そして今では不平不満だらけのパートのおばちゃん
 
 もうひとつの後悔は運転免許を取らなかったこと
 私は生まれつき左耳が全く聴こえないので
 事故がこわくて断念した
 音はいつも右からしか入ってこない
 人から呼ばれて 方向がわからないから
 キョロキョロして笑われたことは数かぎりない
 そして 夫・子供も認める運動神経ゼロ
 自分ではゼロどころかマイナスぐらいに思っている
 でもこの間 テレビで五体不満足の乙武洋匡さんが
 運転免許を取得して車の運転をしていた
 正直 えらいなぁ!と素直に思った
 それにひきかえ 私は何をしただろう
 最初からあきらめて、ダメだと決めつけていた
 じゃぁ 今からでも取れば・・・
 私なら 追試、追試の繰り返しで教習所も喜こんでくれるかも・・・
 でも 最近は気力がなくなって以前ほど頑張れない
 
 あ〜あ また後悔だ
 



2002年10月03日(木) 魂の道場


 人間 誰だって自分が中心
  
 自分の感じた気持ちが正しいと思っている
 人に対して感じた気持ちも、直感的に鵜呑みにしている
 この人は怖そう
 この人は暗い
 この人は賢こそう・・・等等
 つまり 第一印象がかなりのウエイトをしめる
 男とか女という感情で見なければ、あとあとまでその気持ちは残る
 そこそこの付き合いならば、そこからの進展は少ない
 第一印象が悪ければ もうそこで引いてしまうことも多いと思う
 性格や生活環境が影響することもあるだろうけれど
 見た目の印象って かなりこわいものがあると思う
 私自身のことを振り返ったとき
 ちょっと世間をすねて、よその人を羨んで
 なんの取り柄も自信も持たない中年のおばはんは 
 何の印象も残さないただの物体だろうか?

 1週間前 美輪明宏さんと瀬戸内寂聴さんのトークを聞きに行ってきた
 この世は魂の再生の場所だそうだ
 人は何回でも再生するらしい
 ただ 今、日本人だから次も日本人という訳ではないらしい
 黒人のこともあるし、とうぜん犬や狐ということもありえる
 人間に再生したとして
 その中でやさしい人、おだやかな人、明るい人というのは
 何回も再生してきた人で、次はもうひとつ上の階層に行けるらしい
 そしてこの世は、魂の道場でもあるらしい

 落ち込まないために 私はどうしたらいいのだろう
 人の気持ちも考えて、自分も安らかでいるためには・・・
 
 
 


 < 過去  INDEX  未来 >


孫二人 [MAIL]

My追加