The color of empty sky
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部屋に閉じこもって昔のことを思い出している。 今まで何も積み重ねて来なかったしこれからの先何も残す予定はない。 いつでも消えられるのだと思うと少し気持ちが落ち着いてまだもう少し頑張れそうな気になる。
遠くまで車を走らせて、知らない景色の中を通り過ぎながら、ぼんやりとする。 この景色は現実なんだろうか?
この頃たまに、自分の現実と非現実の境界が曖昧になることがある。 十代の頃は生きるのが辛かったし、二十代の前半は酷い生活をしていたし、後半も楽しい日々ではなかった。 思い返したくない気持ちが、過去の記憶と空想を歪めて繋げてしまっているんだろうか。 辛い事を思い出さない代わりに、今を生きている実感も感じなくなってしまった。
知ってるようで知らない街を車で通り過ぎながら、いつこの夢が終わるのだろうかとぼんやり考えている。 死にたくないけど生きたくもないまま、どこまで行くんだろう。
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