ここで文を書く上で、体調の悪さや己の趣向を話題にしないように、と気を付けてきた
他人はそんなに私自身に興味がない、と思って来たからだ
何かをすれば「ありがとう」と言ってくれるし、
自分の趣向、例えば性、ゲーム、本などを伝えれば「なるほど」と言ってくれるし、
こちらが「私に興味があるの?」と色々な形で問いかければ「興味あるよ」と言ってくれるし、
でも、そんなに心の奥底まで入らない、と思っているからだ
なぜって、私がそんなに興味がない、他人の体調の悪さや趣向に。
それらを乗り越えた地平、例えば死の苦しみ、例えば生きる高揚、絶望などでは共通の視点が持てると思っている。
だって、ホラー映画ってみんな怖いもの。
そういう文をここでは書いていきたい
初夢は、京都大学の先生になるっていることだった
けれど、どこが居心地が悪かった
焦っている、じりじりと苦しかった
自分の名誉欲を満たすだけだったからだ
ハッとして目が覚めた
後味の悪い夢だった
いまから努力すればなれるだろう、名誉欲を肯定する
文系は理系のように論理的明快さがないから目指さなくていい、逃げ口上を肯定する
どうせ何時か人類は崩壊するし死後の世界などない、やけっぱちを肯定する
目の前の幸せな家庭と余分な仕事をしなくてすむ、見ざる聞かざる言わざるの保守性を肯定する
どれだけ現状を肯定しても、後味の悪い夢を見るだろう
ハッと飛び起きる夢を見るだろう
見なくなった時、生存にもがかなくなった時、本当の死に包まれる