道元さん、道元さん
どうしてあなたは、この世の世界に戻ってこられて、禅宗を人々に伝えようとお考えになったのでしょうか
あなたはどうして、悟りの境地からこの世に救いをもたらすために、阿弥陀様のようになられたのでしょうか
『易経』に云う
「天行は健なり 君子は自ら彊(つと)めて息(や)まず」
命の本質は、仏教の本質は悟りへの努めて止まない方向にあるはずです
どうして教団をお創りになったのか、教団の弊害を知っていらっしゃったでしょうに
どうして知識で魂を磨くのではなく、所作で磨こうとされたのか
そして何よりも、どうしてこの世の人々を努めて止まない方向へと導かれるのか
私は独りでいるだけです
ここにもう少しとどまってみるつもりでいます
絶対的自我に飲み込まれながら
「(二礼二拍手)
硫黄島の英霊の皆様、英霊の皆様、今日も1日を下さり有り難う御座いました。
(一礼)
(二礼二拍手)
八百万の神様、今日もこうして眠ることが出来ます。有り難う御座います。
(一礼)
今日も、(家族の全員の名を呼称)が無事に元気です。有り難う御座います。
温かい布団の中で寝ることが出来ます。有り難う御座います。
雨風を防いでくれる家の中で寝ることが出来ます。有り難う御座います。
今日も三食腹いっぱい食べることが出来ました。有り難う御座います。」
布団の中での毎日の習慣
絶対的自我を誤魔化すための、所作
道元の偉大さを実感する。道元と時空間を共有できることへの感謝。有り難う御座います。