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「 福島原発事故の讃美 」
2011年04月15日(金)

 私たちの鎮魂の感覚が日本全国で謳(うた)われ続ける

 「みんなのことを思いやる」

 「身を犠牲にしても」

 「少しでも出来ることを」

 その謳われる讃美歌は、事故原因とそっくりだというのに

 「原発は日本のみんなのことを思いやって導入しました」

 「私たちが原発内部で被曝しても続けていきます」

 「自主エネルギーのために少しでも原発を増やしましょう」

 私たちを事故にたたき落とした讃美歌を、今現在も聞きつづけている

 その歌詞は替れども、旋律は変わらず、今も真実から眼を逸らし続けている

 讃美歌は魂を慰めはするが、決して真実を明らかにはしないのだから

 もう、この雑音の中で真理の冷厳を求める人々はいないのだろうか

 

「 福島原発事故の鎮魂 」
2011年04月01日(金)


 美しき 誠に美しき

 尊き 至誠に尊き

 その思いやり

 私たちは事故の中にそれを観た

 実際に荒廃した人身が犯罪行為を行っていても それを観た

 私たちが「民のかまど」の神話を受け継いで来たように それを観た

 その思いやりが私たち全員の心を慰(なぐさ)めるように それを観た

 


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