砂肝

2007年04月08日(日) 映画とか

最近見た映画は「パフューム」(公式ページ)と「悪夢探偵」(公式ページ)です。

「パフューム」は究極の香水を作ろうとした、18世紀のある天才調香士の話。ずっとまえに原作読んでたのですが、だいぶん忘れてたなあ…。あの処刑台の辺りは結構衝撃的でした。

原作では主人公がすごい醜男で、とりえは臭覚だけという設定だったのが、まともな顔の人になってて良かったなあとは思いました。しかし、表情で偏執狂的な性格をよく表現してるなあとは思いました。しかし主人公を売った人がのきなみ悲惨な目に遭っているというのは、実は主人公は座敷童みたいなものなのかなあともちょっと思いました。まあ主人公のやってることは相当非道いのだけど。
音楽と美術なんかもすごく合っていて良かったです。
狙われる少女ローラも赤い髪が印象的で、美しかったです。あのローラの父ちゃんは日本人の誰かに似てる気がするんですが…。

「悪夢探偵」は人の夢の中に入れる青年が、謎の連続殺人を探る話。
悪夢探偵は松田龍平がやっていて、怪しいコートが似合っていました。適役なんじゃないでしょうか。シリーズ化もするようだし。
映画初出演だというhitomiも女刑事役を熱演していて良かったです。そして塚本監督自身が、ある役で出てきたワケですが。凄いなあ、俳優と撮影と監督と脚本ともう一つ何かやってて。一人5役。あの監督のささやくような声と怪しい動きが凄く印象的で忘れられません。
しかし私が観た回は、私以外見てる人がいなくて吃驚。
松田龍平っちの「ああいやだ…いやだ、いやだ」って呟く様が見れるだけでも楽しいのになあ。

しかし2本ともちょっと人を選ぶ映画ではありました。グロいところもあるし。でも面白いので、変わった映画が観たいならオススメです。


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夏野 [MAIL] [HOMEPAGE]

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