サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
かいが朝起きるなり「じたばたしよう」というので何かと思ったら、トランプの「スピード」のことだった。昨日ママから教わったのだという。「ドタバタ」とも言うので、ママが言っているのを「じたばた」と覚えたのだろうが、1字違うだけで笑える。
昨日始めたばかりだというのに、やった結果は、最後に僕が1枚、かいが2枚残ってかろうじて僕の勝ち。子供の反射神経対大人の経験、という勝負だった。
続いてみーともやって、こちらは差をつけて僕の勝ち。ふてくされるかと思いきや、「あーあ、負けちゃった。よし、パパに勝てるように練習だ!」といってかいとやりだした。すがすがしいね。
帰りが遅くなるときのお約束電話。 これを忘れると、みーが泣いて大変なのである。
僕 「お父さんだよ〜」 みー 「あっお父さん、今日何時?」 僕 「10時くらいかな。」 みー 「わかった。おにいちゃんに代わるね〜」 かい 「お父さん、今日何時?」 僕 「10時くらいかな。」 かい 「わかった。あーちゃんに代わるね。」 あー 「おとうさん。」 僕 「あーちゃん、元気かい。」 あー 「あーちゃん、げんき。ばいばい。」 僕 「バイバイ」
かけないと大変な割には、かけるとこのようにあっけなく済む。
かいが「眠れない」と言うので、「じゃあ聖書読んだら」と言ってみたら、ほんとに起きて聖書を開いて読む気配。教会学校以外、自分で聖書を開いて読んだことは、まだない。
「ねえねえ、聖書ってどこがおもしろい?」 「そうだなあ、ヨセフのとこかな。でも少し長いからなあ。じゃあ、ノアの箱舟にしたら。」 「うん、じゃあそうする。」
ほんとに読み始める。 僕はその脇で夕食をとる。 かい、黙々と読む。
「ねえ、『いのちの息のあるもの』ってなに?」 「生き物のことだよ。」 「ふーん」
ふたたび読みに没頭。 僕、食べ終わる。 かい、読み終わる。
「ずいぶん熱心に読んでたね。」 「面白くてやめられなくなったんだよ。」
自力で聖書の長い箇所を読みきった。記念すべき夜となった。
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