サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
みーが、夜の車の中で眠そうなので、ママが「寝ていいんだよ。」というと、
「寝たいけど寝れない。」
と言う。
「みーちゃんが寝て、ママも寝ちゃったら、パパがひとりでうんてんしなくちゃいけないじゃん。」
5歳なのにそんなことを考えてくれるのか・・・。(ママが信用されてないっていうのもおかしいが)
★
ママ方のおばあちゃんが福島から上京し、数日泊まっていった。(孫に会いたくなったらしい)
かいは、遊びに行った先から桜の花びらを持ってきて、
「おばあちゃんがよろこぶから、きれいな花びらをあつめてきた」
だって。
ママが、みーのことを「チェ・ジウに似てるでしょ。」と言っている。
かいは「永井大」、 あーは「小林聡美」
だそうだ。
・・・まあ、その3人挙げて、どれが誰かと言われれば、そうならざるを得まい。
2006年03月27日(月) |
ティッシュ入れ/将棋 |
かいと僕がバトミントンをしている間、みーは地べたに座り込んで、長いこと何やらやっていた。
「できたー!」
と叫んで見せてくれたのが、ハンカチで作った「ティッシュ入れ」。真ん中からティッシュが入れられるように分かれていて、サイズも園児用のミニサイズぴったり。自分であーでもない、こーでもないと考えて作っていたのか。なんか、じーんとくるものがあるね。
★
3月に入ってから、かいは友達の影響で将棋をやり始めた。駒の漢字もなんのその、たちまち動かし方を覚えた。もちろん、まだまだ先を読む力はないので、僕が飛車、角行、香車、桂馬を抜いて相手をしながらアドバイスする(ときどきは銀だけで攻め入って、父への尊敬の維持に努めている)。
みーも、僕らのを見ていて一通りマスター。
「おにいちゃん、それ『2ふ』だよ。」
とか言って口を挟む(恐るべし、みー)
かいと指した後は、みーもやりたがるので相手をする。写真はみーが僕を詰んだところ。
2006年03月25日(土) |
ナルニアどんでん返し/がんばった土曜日 |
今日は、教会学校のファミリーたちと「ナルニア国物語」の日。かいがママと一緒に行く・・・ハズだったのだが。
かいには、ナルニアを観に行くことは話していたが、いつかというのは知らせていなかった。みーがうらやましがるのも構わずにはしゃぐことは目に見えているので、
ところが、それが災いしたのか、かいは今日、僕とバトミントンをする気でいた。
「今日はママとナルニア観に行くんだよ。」と言っても、「バトミントンする」の一点張り。
「せっかくハル休みなのに、パパとあそべないんじゃつまらないじゃん」 「でも、バトミントンは明日でもできるけど、ナルニアは今日しかないんだぞ。」 「いいもん。」
・・・・まあ、無理して観ることはないけど、どうするんだよ、前売りチケット。
すると、その場にいたみーが、「じゃあ、みーちゃんが行くよ。」と言い出した。
えええー? で、結局ママとみーで行くことに。そんなどんでん返しが起こるとは、さすがに予想していなかった。でも大丈夫かなあ。途中で退出することになるんじゃないか、夢でうなされるんじゃないか、と心配が募る。
帰ってきたみーの感想は
「まあまあかな。」
大丈夫だったのか・・・?
ママに聞いたら、途中オオカミに追いかけられるところで5分間出ただけで、最後まで観たとのこと。もっとも、ドキドキシーンでは耳をふさいでママに顔をうずめ、「大丈夫なところになったら教えて」と言いながら、それでもちらっちらっと観ていたらしい。「かわいかったよ。」とママ。
がんばったねえ。 ・・・映画観るのにがんばる必要もないが、映画館まで電車に乗って、歩いて、よくがんばった。
★
なお、留守番の2人もがんばってました。写真初登場。
かいのバトミントン。まだ2、3回目だが、今日は僕と、最高4往復のラリーができた。
あーが巨石でできた滑り台の段を登っているところ。かなり登りにくい構造なのに、泣きながら、最後には一人で登れるように。
「なんしょれ?」 何それ。
「どうして?」 どうして?
「パパ、だーじょうぶ?」 大丈夫?
「おにーしゃんが、じょじょじょしたー(泣)」 (お兄ちゃんにいじめられたらしい)
・・・言葉はみーより半年くらい遅いようだ。でも、このたどたどしさや、柔らかい声の調子が、かわいい。
2006年03月22日(水) |
おべんとうの歌byあー |
とれったいの おめんとあとに おににー おににー こっとちゅめて しょーしょま うーって
にんじんしゃん しゃくらんぼしゃん しーしゃしゃん ごぼーしゃん あなーのあいた げんこんしゃん しゅじーのほーった ふーち
by あー (2)
2人ともタミフルを処方されているのだが、かいが飲んだ後もだえ苦しんでいるので、少々慌てた。ヘンな薬と間違えてるのかと思った。ちょっと舐めてみると、確かに苦い。後を引く苦さ。薬局に確認したら「苦くても必ず飲ませてください」了解。 なぜみーは大丈夫だったのかというと、一緒に出された抗生剤に甘いシロップが入っていたようだ。かいは、なし。
シュークリームに混ぜれば大丈夫だと思ったのだが、これが最悪だった。単に「苦いシュークリーム」になっただけ。 かい、一口ほおばった途端、
「なんか、苦いね。・・・・くすり、まぜたの?」 「(隠し切れないと思い)うん、そうだよ。」 「ふーん、くふうしてくれたんだね。」
わかってくれてるなと思ったまではよかったが、全然進まない。でも最後まで食べさせた。なだめたりすかしたり、最後にはキレて強制的に口に入れようとしたり、散々だった。食べるまで1時間かかったんだよ・・(T_T) 大失敗だ。ほんと、こんなマズイものを食べさせるなんて、ひどい父親だ。ひどく落ち込んだ。
教会で話したところ、薬を飲むときに使うチョコレートゼリーがあるという話を聞いた。
さっそく買って帰る。
一口ゼリーみたいのをイメージしていたのだが、10秒チャージみたいなアルミ袋に入っている。 ・・・しかし、小学生なのにこんなものに頼っていていいのかと思いつつ、とにかく直すのが先、と妥協する。 (オブラートも考えたのだが、喉が狭いから飲み込めないと思ったのだ)
ゼリーを器に入れ、薬を真ん中に入れてゼリーで包むようにする。かい、こわごわ口に入れる。
「おいしい! ぜんぜん苦くない」
そして、飲み終わった後
「くすり入れないで味見したい」
それが調子に乗ってるというんだ!
水曜日にみーが発熱。A型インフルエンザだった。 今日、かいも発熱。同じくA型インフルエンザだった。
予防接種を2回受けてるんだが、なる時はなるんだな。医者は「免疫がちゃんとできるのは8割」と言っていたが、5人に一人もかかるわけ・・・?
でも、2人とも大して症状が重くないのは、やっぱり効果があったのだろう。夜は熱が上がるが、昼間は割りと調子がいい。
みーはおとなしくしているのは苦痛でないようで、ずっと家の中にいても静かに本を読んでいる。もうだいぶよくなって、あと咳が収まればOKとのこと。
かいは、「静かにしていろ」と言っても3分後には走っている。おとなしくしていなければならない理由か理解できないようだ。説明しても、聞いてるんだかないんだか。何回ママに怒鳴られてることか。オセロで1位になるくらいなんだから、わからんか?
かい、児童館のオセロ大会で優勝!
何回か連続で1位になっている「女王ナナ」を破っての1位だ。 勝ち抜きで、優勝まで4回勝ったというから、16人はいたわけだ。
これには驚いた。
「かい、優勝したんだって? すごいねえ。」というと、かいは、はしゃぐでもなく、自信に満ちた顔で静かに
「うん。」
と返事をした。
・・・カッコいいぞ、かい。
2006年03月14日(火) |
ナルニア問題(解決編) |
かいが予告編映像にビビッて、映画に行くのをやめると言い出した翌日・・・
かいのクラスのひーくんが、ナルニアを観にいったそうだ。
「で、どうだったって?」 「すっごく大きいがめんで、音がすっごく大きくて、みみふさいでもだめなんだって」
・・・なるほど、初めて映画館に行った初々しい感想だ。
「で、こわかったって?」 「うん、こわかったって。」
うーん、そうだろうなあ。でも、一応聞いてみる。
「で、かいはどうする?」 「ぼくもみにいくんだよっていったの。」
ほーーお。
友の力は偉大だねえ。
ついに始まった映画「ナルニア国物語」、教会学校のみんなで観に行く企画が持ち上がった。
(※作者のC.S.ルイスは有名な信仰者で、「ナルニア」も聖書をモチーフにしていると言われている。)
中には幼稚園前の子供たちを連れて行くファミリーもいるんだけど、我が家は、到底みーは耐えられまいと思ったので、ママとかいだけで行かせることにした。みーってば、アニメの動物に追っかけられるくらいのシーンで泣き出すくらいだから。 ちなみに、僕は我が家の偵察隊として会社帰りに観に行ったのだが、やはりみーにはきついという結論。とにかく、みーは「ドキドキする」のがダメなのだ。(それを別にすれば、原作のイメージを損なうことのない出来栄えで、なかなか素晴らしかった。)
が、企画を聞きつけたみーは、当然「みーちゃんも行きたい」と言い張る。
それで、予告編を見せてちょっとビビらせようと考えた。(予告編もかなりドキドキもの。)
パソコンの前にかいとみーを呼び、「こういうやつなんだよ。」と、サイトにある予告編映像を全画面モードにして観せた。2回繰り返して。
その結果・・・・
かいまでビビって、行かないと言い出した。 え、えええー??
ビデオ出てから、家で観るか。みんなで。
みーが、添い寝する僕の腕にすがって言う。
「パパあ、みーちゃんねえ、ときどきパパがいないと、あいたくなって、ないちゃうんだあ。」
それから僕の肩に耳をくっつけて
「・・・あれえ、ドキドキしてないよお。」
「ドキドキはこっちだよ。」
で、今度は胸に耳をくっつけて
「・・・あー、ドキドキしてるね。」
「生きてるからだよ。」
「ふーん、いきてるからドキドキするのかあ。」
そして、幸せそうに眠りに入った。 僕も幸せになった。
もうすぐ年中さんも終わりだね。
あーは、言うことをききたくないとき、「ぷいっ」と顔を背けて地べたに突っ伏す。
駄々こねるでもなく、泣くでもなく、そうしてただ固まっている。 すごく演技っぽい。「さあどうする、パパ?」みたいな無言の圧力を感じる。
誰の真似だ・・・?
昨日教会で、あーが、もう一人のアーちゃん(2)と向かい合って、何やらごにょごにょと「話し」をしていた。アーちゃんは多少しゃべれるが、あーは最近3語文がやっとできたくらい。2人がコミュニケーションをとっていたことは、まだない(モノの取り合いはあるが)。
ママたちは、「あれで、会話してるつもりなんだね〜」と、2人をニコニコしながら見ていた。
すると、2人は手をつなぎながら本棚の前に行き、再びごにょごにょと言い合いながら、アーちゃんが上のほうを指差している。
するとあーが、背伸びして本を取って、アーちゃんに渡した。アーちゃんは「ありがと」と言って、ママのところに戻った。
うおおー、ほんとに会話してたんじゃないか。みんなしてびっくりしたのであった。
ピアノの発表会の舞台は、近くの市の施設で、こじんまりとした(100席くらいかな?)ホール。グランドピアノも、子供たちにとっては初めての体験になる。
もっとあっけなく終わるかと思っていたのに、ケンちゃんママによる絵本の読み聞かせに始まり、みんなで歌を歌ったり、模範演奏があったりで、とてもほのぼのとしたいい時間だった。
一人ひとり、まず先生と向き合って、これから弾く曲を一緒に歌ってから、ピアノに向かう。これは子供にとっても、自分がこれからすることをイメージすることができるし、安心感も与えるいい導き方だと思う。
とはいえ、みーは一番手だったので、始まる前の記念撮影のときから少し緊張気味。慎重に、いち音いち音確かめるように弾いていた。
かいは最後だったが、男の子らしく音がしっかりとしていた。
絵本も、歌も、手作りの編み物アクセサリーをあしらったプログラムも、ピアノの周りに置かれた花かごも、そしてキク先生の温かさ溢れる司会進行も、思いがけず聴きに来てくれた友達たちも、みんな織り重なって、この小さな発表会をほのぼのとしたものに作り上げていた気がする。
あるパパは、演奏が始まった途端、「お母さんたち、がんばったんだなあ。」と涙ぐんでしまったそうだ。
またあるおばあちゃんは、感激して子供たちにソフトクリーム、パパたちにまでコーヒーをごちそうしてくれた。
ママは、一応主催者気分なのか、朝からずーっと気をもみ続けて楽しむどころではなかったようだが、帰ってから3時間近く昼寝し、その後、ようやく感動が沸いてきたとか。
小さな成長、大きな感動。早くも来年が楽しみだ。
みなさん、お疲れ様。
2006年03月03日(金) |
続ボコボコ/明日は発表会 |
昨日、校庭ランニングの話を書いたが、かいは昨日でゴールしてしまった。しかもケンちゃんに続く2位で。
背は小さいけど、がんばりは大きい子に負けてないぞ。すごいすごい。
かいをボコボコにするはずだった旧2位の子は、油断したのか5位に転落。ボコボコにしなければならない相手が増えたせいか、何事も起こらなかった。
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いよいよピアノの発表会は明日。 でも、生徒たちの出来がいまいちなので、今日は補習レッスンになった。
で、プログラムを見たら、開演から終了まで、わずか20分間だった。
6人しかいないからねえ・・・
かいの小学校では、校庭を100周するノルマがあるようだ。休み時間など、自分が好きなときに走って記録していく。誰が何周したかもお互いにわかるらしい。
かいは2月中旬時点であと50周残っていて、ママが「このままじゃ1年生のうちに終わらないよ!」とはっぱをかけた。
かいはその後、猛然とがんばりだし、あれよあれよと3位まで順位を上げた。1位はケンちゃんで、既に100周終わっている。が、2位を抜かすかどうかというところで、その2位の子に「おれをぬかしたら、ボコボコにするからな」と言われてしまったそうだ。
・・・どうする、かい。
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