きよこの日記

2002年02月28日(木) 彼氏ができた

彼氏ができた
もうさようなら
って いえたらどんなにいいだろう

好きじゃなくなった
もう電話しない
っていえたらどんなにいいだろう

どっちつかずの二人の間
つなぎとめているのは ただ私の気持ちだけ

Sincerely I want to be yours

私はあなたの肋骨の一本からつくられたイブなのです。
ほかの誰かじゃしっくりこない


・・・今日は詩が浮かんだので突然ポエマーです。






2002年02月27日(水) また逢う日まで

明日は卒業式なのです。
卒業式にのぞむ3年生はどうしてあんなに立派に見えるのでしょう?
私が彼女たちに何をしてあげたということはないのだけど、胸を張り、目を輝かせて微笑む彼女たちをみていると、私もとても誇らしい気持ちになります。
卒業式の最後に歌う讃美歌。
この私の気持ちにぴったりで大好きなんだけど、いつも泣いちゃってちゃんと歌えないのです。
明日はちゃんと歌えますように。

♪ 神ともにいまして 行く道を護り

天(あめ)の御糧(みかて)もて 力を与えませ

また逢う日まで また逢う日まで

神の護り 汝(な)が身を離れざれ


荒れ野を行く時も 嵐吹くときも

行く手を示して 絶えず導きませ

また逢う日まで また逢う日まで

神の護り 汝が身を離れざれ






2002年02月26日(火) ことばを与える

いきなりすごい題をつけてしまった。
でも、私が生業としている「国語教師」という仕事、「ことばを与える」ことが何より重要じゃないかな、と思っています。
(それは単純に漢字を覚えさせたり、慣用句を教えたりということに限らず、思想、概念を深めることでもあります)

今年、私は中学3年生に国語を教えました。
小さな小さな中学校です。
中3は8人。
そして、去年も私はこの8人に国語を教えました。

週に5時間、1年間で175時間、2年で350時間。
膨大な時間をともに過ごしました。

そして、今日は、最後の授業。

13歳から15歳までの一番多感で、脳みそがぴちぴちのときに、ことばの世界の扉を開く。
これはまったく、責任重大な任務だと思います。

「ことばって不思議!」
「表現するのが好き」
「とにかく本がないと夜も日も明けない」
こんな感覚を持ってもらえたら、大成功。

それがかなわなくても、いつか、興味を持つ日のために、国語嫌いにだけはしないように、と思ってかかわってきました。

思いは強く持っていたのですが、さて、どうなのでしょう?
私の技術が未熟だったのが、本当に申し訳なく思います。

でも、私は彼女たちを2年間教えることができて、とても幸せでした。いまどき珍しいぐらい素朴で、まっすぐで、素直で、彼女たちのおかげで私は何度も「教師っていいな」と思うことができました。







2002年02月25日(月) 『センセイの鞄』

とくに何もないこんな日は、人にしゃべらずにはいられない!というくらい面白かった本について書きましょう。

それは『センセイの鞄』川上弘美著

「むしょーに恋愛もの読みてー!」
「恋愛もの読んであったかい気持ちにひたりてー!」
というさもしい気持ちになったときにぴったりです。
・・・・私がさもしい気持ちになってこの本を手に取ったかどうかはまた別の話ですよ。

わりと淡々と物語は始まります。
読みはじめてすぐに、「高校時代のセンセイと再会して、好きになっちゃう話」と、見当がつくので、こちらも淡々と、読んでいきます。
淡々とした、大人の女性なんです。仕事帰りに行き付けの居酒屋で静かに一杯ひっかけちゃうような。
そして、センセイとはその居酒屋でときおり一緒になったときには少し話す。そんな関係です。

それがどうしちゃったんでしょうねえ。
だんだんと、センセイと会いたい、約束したい気持ちが表れてきて、それまではぜんぜん平気だった「ひとり」に違和感が・・・。

うーん、たまりませんな。
どれくらいたまらないかというと、最後の一ページを読み終えて、ぎゅっと本を抱きしめちゃうくらい。
残り10ページぐらいでだいたいエンディングが見えてくるんだけど、「そんなことないよね」「そうでありませんように」でぐいぐいひっぱられて、ラスト一ページの急展開で号泣。

いやあ、けっこうなお手前でございました。



2002年02月24日(日) もとめよさらば救われん

こじゃれた美容院へ。
今日は小春日和、とおりに面した南向きの大きな窓からは、さんさんと暖かな日差しがさしこんできます。
・・・なんてオシャレな日曜の午後かしら。

今日のオーダーはストレートパーマ。
ちゃーっとまっすぐになるやつ。
なんで真っ直ぐになるかというと、高温でスチームを発するこて状のもので、はさんじゃ伸ばし、伸ばしてはまたはさんでいくのです。スラックス専用のアイロンの小さいのを想像してもらうといいと思います。
そんなわけで、まな板の鯛よろしく、美容師さんに伸ばされていく私のくせ毛を見ていると、不思議な感慨が浮かんできました。

「もとめよ、さらば救われん。
扉をたたけ。さらば開かれん。」

時にメデューサ、時にのびきったうどん。
あんなに変幻自在の姿を見せて、毎朝私を悩ませていた、わがくせ毛が、美容師さんに小型アイロンをあてられた瞬間!そう、瞬間に。輝くようなまっすぐな黒髪に!!
すげー。まじすげー。
私の悪戦苦闘は何だったんだ。
こんなに簡単なことならばもっと早くやればよかったよ。



2002年02月23日(土) 書き起こしにあたりまして

一念発起して日記を書いてみるであります。
でも、書き始める前に、いくつかきまりを。

一つ 思いつきで書く!
一つ 誰に読まれてもいい、むしろ、読め!ぐらいのいきおいで書く。
一つ 悪口はつつしむ(なるべく・・・)

ネクラな、もとい、内向的な娘だったもんで、かつてちまちま日記を書いておりました。
その日一日あったことをめんめんと、えんえんと。
そして悪口の数々。
そんなもんはぜっっったいに誰にも見せられないので、「鍵つき日記帳」に書く念の入れよう。

ちっとは大人になりまして、今までの日記の反省を込めて・・・。
もっと軽い気持ちで書きたいわ。読ませたいわ。と思うのです。


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