西加奈子 文藝春秋 2011
STORY: 大家族の末っ子・琴子は小学3年生。親友のぽっさんや級友たち、大家族に揉まれながら、大人の階段を一歩ずつ登って行く。
感想: 琴子がユニークで面白い。
自分が小学生の頃、どうだったかなーと思う。こんなだったっけな…。
西加奈子の話は何がどう面白いのかよくわからないけど、なんか引き込まれて面白い。
夏休みのある体験で、琴子は一気に人生観が変わってしまう。それは大人への階段を一気に数段ぐらい登ってしまったような…。
琴子のこれからがどうなるのか、琴子一家がどんなふうになっていくのかが気になりつつ、あっさり終わってしまったのが少し残念なような。
2014年01月15日(水) |
2013年 今年の10冊 |
今年もなかなか本を読む時間が取れなかった。どこかへ出かけるときの移動中とか、夜に子供が寝てしまい、夫も好きなことをやりだした後の時間とか…。
もともと移動中に本を読むタイプだったから、家で本を読む時間ってなかなか捻出できない。
今年の総読書数は50冊。マンガが1冊、本が49冊。
本の中には育児本とかドキュメンタリー、健康本とかも含まれている。
ということで、今年の10冊。
★何となく印象に残る本 ・ことり 小川洋子 1月
★その道のことがわかって面白い本 ・55歳からのハローライフ 村上龍 3月 ・ヤッさん 原宏一 5月 ・スタート! 中山七里 6月 ・神去なあなあ夜話 三浦しをん 9月
★青春感動系 ・あと少し、もう少し 瀬尾まいこ 6月 ・天翔る 村山由佳 12月
★女性の生き方を考えさせられる本 ・アニバーサリー 窪美澄 7月 ・モンスター 百田尚樹 9月 ・逃避行 篠田節子 12月
2014年はどんな本に出会えるかな…。
子供と一緒に吹き替え版を見に行く。
「カーズ」の姉妹版みたいな話らしいんだけど、「カーズ」は見たことがない。どうも人間はいなくて、人間にあたるものが車? ちょっとよくわからない世界観だ。
農薬散布機のダスティが、仲間たちや退役軍用機のスキッパーの力を得て、世界一周レースに挑戦する。
予選ではほかの飛行機たちに笑われながらも、6位の成績。5位までしかレースには出場できないのだが、上位の飛行機にドーピングが発覚し、繰り上げでレースに出場できることになる。
世界一周レースでは、高所恐怖症なので、低空飛行を続けながら、上位に食い込み出すダスティ。それを面白く思わない上位の飛行機に妨害されたり、飛行機同士の恋愛模様が繰り広げられたり…。
特に日本の飛行機サクラはメキシコの飛行機から求愛されていて面白かったかも。
スピード感あふれる動画は結構刺激的で、私はいまいちそういうのが好きじゃないので、力が入ってしまったな。
あとはやはり子供向け映画なので、映画館は子供でいっぱいなわけで、ざわざわした雰囲気。後ろの親子連れに椅子を蹴ったり頭をつかまれたりするし…で、ちょっと落ち着いて見られないのは残念。(親は申し訳なさそうにしていたので、こちらも何も言わなかった)
もちろん我が家の子供のことも気になるしね…。子供と一緒に行くと、どうしても気持ちがそっちにそがれて映画に集中はできない…。
東野圭吾原作の「新参者」の加賀刑事を主人公にして繰り広げられるバレエ団での殺人事件の捜査模様。
Kバレエ団のダンサーも出演・協力ということで、楽しみながら見た。
バレエシーンがどれも美しい。舞台だけでなく、レッスンのシーンも…。
それでいて、ストーリーも練られているし。
バレエシーンが素晴らしかったので、それだけで大満足。
2014年01月08日(水) |
ローカル線で行こう! 真保裕一 |
STORY: 廃線の危機にさらされているもりはら鉄道を救うために新社長に抜擢されたのは、新幹線でものすごい売り上げをあげていた女性・亜佐美だった。県庁から派遣さえている哲夫は亜佐美とともに働くことになり…。
感想: 年明け1冊目の本がこれだった。
いや、ちょっとお正月ボケしたというか、ゆっくり休みたい頭にはちょっと小難しい話で、なかなか進まなかったな。
「下町ロケット」なんかは同じ企業ものでも面白く読めたんだけど。何が違うのかな。(作者違いますが)
まあ、もしかしたら「半沢直樹」の原作本(こちらも作者違いますが)なんて読んだら、難解でわからないのかもしれないし…。
先が気になって、面白いんだけど、ノリノリで進めなかったという感じだった。
スケートのドラマであるのと、本田望結ちゃんが出ているということで見てみた。
姉の葉子(小芝風花)は将来を嘱望されたフィギュアスケーター。母(安田成美)の期待を一身に背負って生きてきた。
ところが、不慮の事故から失明してしまい、フィギュアスケートの道は断念せざるを得なくなる。
母は自分の夢を押し付けてしまったことを後悔し、妹の紗綾(本田望結)が姉の夢をかなえるためにスケートをやりたいと言い出したことに猛反対する。
父(別所哲也)はかつて自分が野球でドラフト6位という指名を受けながら、家業のうなぎ屋を継いだことが心に引っかかるものがあったのだが、紗綾が才能を開花させていくのを見るにつれて、考えが変わっていく。
紗綾の才能をつぶすことはできない。周りの援助をうけながら、紗綾はめきめきと頭角を現し…。
話ができすぎている感は否めなかった。特に失明した姉がいい人すぎた。けど、まあ、安心して見ていられる内容だった。
望結ちゃんのスケートがすごかったな。これから応援しちゃおう!
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