感想メモ

2012年06月30日(土) てのひらの父  大沼紀子


大沼紀子 ポプラ社 2011

STORY:
下宿タマヨハウスに集う柊子、でこちゃん、涼子ちゃんの3人。ある日、大家のタマヨさんが突然アメリカに行ってしまい、代わりにトモミさんをよこす。トモミさんは男性で…。

感想:
 期せずして、大沼紀子が2冊続いてしまった。最初はこっちを読みたいと思っていたのに、先に読んだのが「真夜中のパン屋さん」だった…。

 こっちの方がテーマがあり得そうな感じかな…。現実的というか…。

 トモミさんのキャラがよかったし、とりあえず落ち着いて読んでいられるというか…。

 こういう下宿で暮らしたら楽しいかもなー…。

 また機会があったら別の作品も読んでみてもいいかも…。



2012年06月28日(木) もう一度君に、プロポーズ


 竹野内豊と和久井映見が出ているドラマ。

 脳の手術をして、目覚めたら夫・波留との生活を丸ごと忘れていた妻・可南子。退院後、可南子はどうしても夫との家に戻る気になれず、実家へ。波留は可南子をやさしく見守るのだが、二人の距離はなかなか縮まらなくて…。

 記憶が戻らないのは、波留に対する不満があったせいだと思う弟(山本裕典)。実際のところ、どうして記憶がなくなったのか、そして、今後戻るのかどうかは描かれなかった。今の医学ではわからない分野なのかも。

 なんか結構しんみりと、じんわりとする内容で、波留や可南子を見守る可南子の母(真野響子)、養父(小野寺昭)、波留の職場や可南子の職場の人たち…みんないい感じでよかった。

 でも、視聴率は振るわなかったみたいね…。

 視聴率的には上だった「カエルの王女様」は途中でノリについていけなくなってやめてしまったので、私としてはちょっと残念なような…。

 久々に見た倉科カナが、いい演技をしていた…。



2012年06月05日(火) 真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ  大沼紀子


大沼紀子 ポプラ文庫 2011

STORY:
母が家を出ていき、母に言われた預け先に出向いた希実。その相手は亡くなっていたが、その夫・暮林が家に置いてくれることに。そこは真夜中にだけ営業をするパン屋で…。

感想:
 表紙の絵が少女漫画っぽく、軽いノリの話なのかなーなんて思ったら、一応軽いタッチだけれど、扱う問題は家族との愛とか結構重いテーマでびっくり…みたいな感じだった。

 でも、なかなか面白く読めた。続編も出ているみたい?

 ただ、どうして真夜中だけの営業なのか何の説明もなかったような…。普通に昼間にやるんじゃだめなのかな? それとも、私が読み落としただけかなー?


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