2012年01月28日(土) |
ジーン・ワルツ 海堂尊 |
海堂尊 新潮文庫 2010
STORY: 帝華大学医学部の曾根崎理恵は、閉院間近のマリア・クリニックで最後の患者を見ることに。その中には自分のために代理母出産を決意した母も含まれていて…。
感想: この本はドラマ「マドンナ・ヴェルデ」の原作の1つで、先にもう1つの「マドンナ・ヴェルデ」を読んだのだけれど、こちらの方がなかなか回って来なくって…。かなり時間が経ってからこちらを読むことになってしまった。
「マドンナ・ヴェルデ」は母のみどりの視点で描かれており、こちらは理恵の視点で描かれている。だから、2冊を続けて読むとわかりやすいんだと思う。
すでに知っていることを読んでいるから、まあそれなりに楽しめるのだが、やっぱりどちらかというと、理恵視点よりもみどり視点のほうが面白かったような…。
改めてドラマはわかりやすく面白く作られていたなーと思った。
2012年01月19日(木) |
2011年 本のベスト・テン |
育児に追われながら、少しずつ本を読む時間を取るようにしたので、前年よりは本を読めたかも。
全部で62冊。そのうち本は45冊。月に平均すると約3.7冊だから、1週間ちょっとで1冊の計算?
ということで、2011年によかった10冊を選んでみた。
★ちょっとコメディ系 ・七人の敵がいる 加納朋子 1月 ・オケ老人! 荒木源 2月 ・ブラック・ジャック・キッド 久保寺健彦 11月
★ほのぼの系 ・四十九日のレシピ 伊吹有喜 1月 ・静子の日常 井上荒野 7月 ・つるかめ助産院 小川糸 9月
★考えさせられる系 ・下流の宴 林真理子 5月
★重い系 ・ツリーハウス 角田光代 6月 ・白夜行 東野圭吾 7月
★不思議系 ・人質の朗読会 11月
★ミステリー ・さよならドビュッシー 中山七里 12月
以上。
2012年01月15日(日) |
てるてるあした 加納朋子 |
加納朋子 幻冬舎 2005
STORY: 両親が借金を残して夜逃げしたため、予定していた高校進学を断念、遠い親戚を訪ねた照代は、田舎町佐々良で新しい生活を始めることになるが…。
感想: 以前読んだ「ささらさや」の姉妹編という感じ。前から気になって読みたいとは思っていたけれど、機会を逃し続け、すごく時間が経ってしまったため、「ささらさや」の内容をあんまり覚えていないという…。
でも、完全に続編とかではないし、主人公も違うので、「ささらさや」を読んでいなくても大丈夫。
それなりに面白い作品にはなっていたかな…。
視聴率が40%を超えるドラマだったそうで…。
それも納得の面白さだった。
続きが気になる、家政婦のミタ(松嶋菜々子)の過去が気になる…崩壊寸前の阿須田家の行方が気になる…。
最初の方はお父さん(長谷川博己)のダメダメさがすごかったしね…。
それと、隣のおばさん一家もすごいね。結局こちらの家庭は最後も崩壊したまま? 何かもう少し希望を持てる展開のラストを用意してあげてもよかったような気もするけど…。あのおばさんもすごいひどいけど、ちょっと同乗の余地もある…。(お父さんがあきらめるなみたいなことは言ってたけど…)
子供たちの演技もみんな上手だったし、それなりに良いラストだったのでは?
脚本が本当によかったのかも…。
NHKの夜ドラだそうで。
アラフォーの3人組、市子(りょう)、まり(和久井映見)、奈津(鈴木砂羽)はそれぞれ39歳の誕生日を迎える。市子は恋人の耕太朗(袴田吉彦)と別れていたが、偶然再会、まりは年下の恋人旭(忍成修吾)を家から追い出し、奈津は夫の憲吾(カンニング竹山)が失踪し、小学6年生の娘・美月(荒川ちか)と2人残されてしまう。
お互いに困難な状況にありながら、日々を生きていく様子がよく描かれていて、音楽も好きだったし、大人のドラマでよかった。
んだけど…、息子の相手をしながらで、なかなかじっくり見られず、もっとじっくり見たかったと残念。
美月役の荒川ちかさん…すごい大人っぽいね…。背も高くて今時の小学生ってすごい成熟しているなー。
子供の頃、「南極越冬記」という新書みたいなのを読んだ覚えがあって、ちょっとそれを思い出せるかと見てみたのだが、なんだか期待外れだった。
それでも最後まで見てしまったわけだが、やっぱり面白くなくて、見るんじゃなかったかもと思った。
最後はそれぞれの人の現在みたいな感じだったが、キムタクの現在はよくわからなかった。綾瀬はるかはどうしてしまったんだろうか?
まあ、私も段々どうでもよくなって、息子の相手とか家事をしながら、落ち着かない中での鑑賞だったので、細かいところを見逃してしまったのかもしれないが…。
脚本が悪かったのかな。登場人物も誰がどれで…ってわかりにくかったし…。
貴重な時間がちょっともったいなかったかも…。
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