感想メモ

2008年04月30日(水) 独りでできるもん(2)  森下えみこ


森下えみこ メディアファクトリー 2007

 1巻と3巻を先に読んでしまったが、2巻をようやく読んだ。

 自虐的なネタが多かったかな。

 でも、面白いので、3冊続けて読むのがオススメ。



2008年04月29日(火) Χωρα(ホーラ) ─死都─  篠田節子


篠田節子 文藝春秋 2008

STORY:
 不倫相手の聡史とヨーロッパ旅行に行った亜紀。聡史から女性の顔が掘られたバイオリンをプレゼントされ、2人は誰にも連絡がつかないギリシャの島へ向かうが。

感想:
 久しぶりの篠田節子の本。ジャンル的にはミステリーなのかファンタジーなのか? でも、不倫の心情なんかはリアルな感じ…。

 お互いに家庭を持ちながらも、何年も関係を続けてきた2人の逃避行。それはほんの少しの時間のはずだったが、島に着くと不思議な都市の廃墟に引き寄せられる。そして、事故が起こり、天候が悪化し、2人は帰ることができなくなってしまう。

 不倫に対する心の葛藤とかが丹念に描かれていて、不思議な出来事が起こらなくても十分に面白いかも…。



2008年04月20日(日) 親の品格  坂東眞理子


坂東眞理子 PHP新書 2008

 『女性の品格』がベストセラーになった著者が親の品格について書いた本。

 『女性の品格』は読んでない。でも、こっちが気になったので読んでみた。

 なかなか面白かった。子供がいない私が読むのも何なんだけど…。

 小さい頃のしつけから、思春期以降の子供との付き合い方までを網羅。参考にはなるのかも。

 でも、実際に子育てすると、なかなか思い通りにはいかないものなのだろうなぁ…。



2008年04月17日(木) カツラ美容室別室  山崎ナオコーラ


山崎ナオコーラ 河出書房新社 2007

STORY:
 友人の梅田に美容室を経営するカツラをつけた桂さん、そして、そこで働くエリ、桃井さんを紹介された淳之介。彼らの不思議な交流を描く。

感想:
 タイトルが面白そうと思い、読んでみたが、私の苦手なタイプの作品だったかも。

 淳之介がエリに恋をしたかもと思いつつも、それ以上の関係に踏み込めないでいるのと同様に、桂さんとエリの関係も恋愛ではないけど、ただの友情ともちょっと違うような気もしたりして…。

 でも、特に何が起こるわけでもなく終わってしまうので、うん? 何が言いたかったんだろう…とちょっと思ってしまう。

 やっぱりこういう作品はいまいちダメなのかも…。



2008年04月16日(水) 冷蔵庫のうえの人生/アリス カイパース


アリス・カイパース 八木明子訳 文藝春秋 2007

STORY:
 離婚して母娘2人暮らしの15歳のクレア。母は産婦人科医として忙しく働いているため、すれ違いばかり。そんな二人をつなぎとめているのは冷蔵庫の上に貼られるメモだった。

感想:
 母と娘の冷蔵庫に貼られたメモだけで物語が進んでいく。忙しくてすれ違いばかりの2人。時にはすれ違い、喧嘩をし、でも、お互いに愛し合っている。

 そんなときに襲った母の病。2人はメモを通して絆を深めていくが…。

 最後は涙なくしては読めない。医者って忙しくて、自分の体はおろそかになるのかしら…。医者の不養生とはいうけれど…。ちょっと悲しい結末。



2008年04月15日(火) 被取締役新入社員 (ドラマ)

 面白そうだったので、見てみた。

 何をやってもドジばかりの鈴木信男(森山未來)は、入社試験でのドジっぷりに超一流広告会社の会長(宇津井健)から目をかけられる。他の社員に怒られたり、批判されたりするような存在(つまりはけ口)になる役員としての入社を請われる。信男は羽ケ口と名前を変え、新入社員として広告部に配属されるが…。

 展開がどんどん変わって、なるほどなぁ〜と思ったのであるが、「ダメ人間」というような言葉を連呼するような場面がちょっとなぁ…といった感じ…。

 面白くないわけじゃなかったんだけど…。

↓原作本



2008年04月14日(月) 独りでできるもん3  森下えみこ


森下えみこ メディアファクトリー 2007

 以前面白かった「独りでできるもん」の3巻目。2巻より先に3巻を読んでしまった。

 一応3巻で完結らしいのだけれど、まだまだ独身…。続編も出るかも?

 2巻も読みたいけど、続編も期待したい。



2008年04月11日(金) プロポーズ大作戦SP


 遅ればせながら、「プロポーズ大作戦SP」を見た。

 気になるラストだったから、続きを見たかったが、あのあとどうなったかがわかってちょっと満足かも。

 ただやっぱり連ドラで見ていたときと同じく、レイ(長澤まさみ)とケンゾー(山下智久)の2人は、微妙に結婚する感じじゃないんだよなぁ…とは思った。喧嘩ばっかりだし、結婚してもなんだかそんなことの繰り返しで、お互いにすれ違ってばかりになりそうな…とでもいうのかなぁ…。

 エリ(榮倉奈々)とツル(濱田岳)の結婚式が行われることになって、ハワイに行く仲間たち。ところがエリがツルのことを置いたまま日本に帰ってしまって…。

 ここでケンゾーはあのときのことを思い出す。ツルやエリの両親の様子を見て、自分がしてしまったことの大きさを改めて痛感する…。

 というような流れは、なかなかいい感じだった。

 ラストもいい感じで、とりあえずうまく決着がついてよかったのではないかな…。

 ただ、やっぱり多田先生(藤木直人)と結婚していた方が円満家庭を築けていたような気がするんだけどねぇ…個人的には…。



2008年04月10日(木) ダーリンは外国人with BABY  小栗左央里&トニー・ラズロ


小栗左央里&トニー・ラズロ メディアファクトリー 2008

 あのトニーの家にトニーニョという赤ちゃんが生まれた。妊娠した頃から育児中の様子などを綴っている。

 妊娠・出産・育児に興味がある人や外国人と結婚した場合の子育てとはどんな感じか…というのに興味がある人には面白い内容だと思う。

 特にトニーニョちゃんがどういう風に育っていくかに興味があるかも。トニーはトリリンガルにしたいみたいだけれど、どうなるのかな…。

 あとやはり仲がよい夫婦でも子供が生まれると、子供のことで意見が合わずに喧嘩になったりするのねーというのは、ちょっと面白い気がした。



2008年04月08日(火) 夢をかなえるゾウ  水野敬也


水野敬也 飛鳥新社 2007

STORY:
 毎日だらだらとした日々を送る男の前にガネーシャと名乗る神様が現れ、成功の秘訣を教えてやると言い出す。男は半信半疑だったが、言われたことをこなすうちに…。

感想:
 成功法則の本なんか、いくらでも巷に出回っているけれど、頭に入ってこなかったり、読んでも何も変わらなかったり…。

 そんな人にとっては、軽いノリで読める本ではある。

 でも、この本に関しても同じことが言えて、やっぱり読むだけじゃダメなんだろう。実践しないと…。

 そして、自分は読んでもやっぱり実践まではいたってなかったりして…。



2008年04月06日(日) ウォッチメイカー  ジェフリー・ディーヴァー


ジェフリー・ディーヴァー 池田真紀子訳 文藝春秋 (2006) 2007

STORY:
 殺害現場に不気味な時計を置いていくという連続殺人事件が発生。それと同時に自殺とされた親族から殺人の調査をしてほしいという依頼が。2つの事件は別の事件のようでいながら実はつながっていて…。

感想:
 なんだかとっても面白いという噂で、読もうと思ったら、ものすごい分厚い本であった…。そして、読み終わってから知った…。実はシリーズものの最新刊だったようだ…。なんか失敗??

 シリーズものだから、最初から読んでいる人には登場人物のつながりもよくわかるのだろうが、人物が多くてなかなかつかめなかった。

 というのも、本を読む時間があまりなくて、ものすごく飛び飛びで読んでしまったこともあるだろう…。あと最近なんとなく翻訳ものがすんなり頭に入ってこなくなった。日本の作品ばかり読んでいたら、なぜか翻訳ものがダメになってきた…。年なのかな…。

 確かにどんでん返しとか謎が深まったりとか、面白くないわけではないのだけれど、いまいちしっくりこなかったかな…。

 ああ、やっぱりシリーズなら最初から読みたかった…。そうしたら絶対違った印象になったと思う。残念…。


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