2006年07月29日(土) |
となりのトトロ (テレビ) |
この作品、何となくやっていると見てしまう。まあ、しっかり見ているというわけではなく、色々やりながら見るのにちょうどいいという感じなのだけれど。
これを最初に見たときは、『ナウシカ』や『ラピュタ』みたいなのを想像していたのに全然違うテイストであまり面白くないと思った。
でも、今これを見ると、なぜか泣けるのだ。特に最後のところ・・・。
なんでかと言ったら、きっと大人になったからだ。最初の頃はまだ子供だったから、どっちかというと子供の視点で見ていたのだけれど、今は大人になり、ついつい大人の目線で見てしまう。
そうすると、メイが小さい体で大きなとうもろこしを持ってお母さんに届けてあげようとするというそれだけでも泣けるし、いなくなってしまった妹を探す姉の必死さ、辛さとかもすごくわかって・・・。
それで、最後におばあちゃんと会ったときには、よかったねぇ・・・と泣けてしまうのであった・・・。
何度か見てみると印象が変わる映画なのか、とちょっとびっくりする・・・。
2006年07月28日(金) |
下駄ばきでスキップ 群ようこ |
下駄ばきでスキップ 文春文庫 1990
群ようこのエッセイ。
1990年という時代の流行り物を追いかけるような文章が多く、さすがにそれから16年経った現在読んでみると、あぁ、こんなのあったかもなー・・・くらいな感じで、興味がない内容だと全く面白く感じず、選択を間違えたような気がした。
こうした流行を追いかけるような文章は、やはりその当時に読まないと厳しいものがあるのかもしれない。
NHKの土曜ドラマ。全3回。
1回目は戦争時代。フランス料理のシェフとして修業をする信太郎だが、召集され、戦地に赴く。その場で死に掛けていた戦友が「パイナップルが食べたい」とつぶやき、ある材料でパイナップルもどきを作り、戦友は「うまい、うまい」とそれを食べる。シベリアに抑留され戻ってきた信太郎はいとこと結婚。信太郎を叱咤激励してくれるよい妻であった。
2回目。信太郎はパリに留学する。フランス人のいじめにあいながら、がんばりぬく。日本に帰ってきたら、今度は先輩シェフたちのねたみにあう。バイキングを日本に定着させることに成功した信太郎は、「きょうの料理」というテレビの料理番組に出ることを命じられる。初めは反発したものの、ある日食材の値段などを知ったことから、家庭で安くおいしくフランス料理を食べられるように工夫をすることを考え付く。視聴者には好評で、たくさんのお礼の手紙をもらう。
最終回。信太郎はオリンピックの選手村の総料理長になる。たくさんの食材を確保するため、冷凍食品を解凍する技術を編み出す。しかし、選手に料理は不評でフランスから専属シェフを呼ぶと言われてしまう。工夫を凝らしオリンピックを成功させ、信太郎はついに総料理長となる。そして、現在、信太郎は新しい人物に総料理長の座を渡す。
と、こんな感じなのだが、1回目、2回目と感動シーンが満載で、涙なくしては見られない感じだった。それに比べると最終回はあまり感動シーンがなく、またこんなに長い人生を3回だけで描くことに無理があったのかとも思った。
ここでは省いたが、これに現在の話が交錯し、人間関係をつかむのがちょっと難しい。唐突に現在になったり、過去になったりするのと、今までに出てきていない人物が突然出てきたりすることで、今が現在なのか過去なのかがわからなかったりというのもあり、構成的にちょっと難点があったような気がした。
でも、人物が繋がったときには、ちょっとおお〜っという感動があったりしたので、まあよし?? でも、もう少し脚本に工夫があるとわかりやすかったのかもしれない。
村上信夫氏の半生を元にしたドラマは、食の大切さということについて考えさせるよいドラマになっていた。もう少し掘り下げて全6回くらいでやってもらえたらなおよかったような気がする。
2006年07月25日(火) |
八日目の蝉 角田光代 |
角田光代 読売新聞 2006
STORY: 不倫相手の赤ちゃんを連れ出し、そのまま逃亡を図る女性と女に育てられた子供。ある日、警察に捕まり血の繋がらない親子は引き裂かれるが・・・。
感想: 読売新聞に連載されていた夕刊小説。毎日面白く読んだ。
連れ去られた子供は本当の親子のように育てられ、ある日引き裂かれる。その後が細かく描かれるわけではないが、悲惨な毎日だったことがよくわかる。
最後に二人の人生が交錯しそうになり、しないまま終わるが、その後、二人が再会することもあるような、そんな希望がある終わり方だった。
2006年07月21日(金) |
ハウルの動く城 (テレビ) |
テレビで2回目の鑑賞。
やっぱりよくわからない部分が多いような・・・。
嫌いというわけではないけれど、やっぱりちょっと失敗だったような気もする。
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