2005年12月28日(水) |
三谷幸喜のありふれた生活 三谷幸喜 |
三谷幸喜 朝日新聞社 2002
三谷幸喜が朝日新聞に連載していたエッセイをまとめた第一冊目。
独身時代は朝日新聞だったので、よく読んでいた。この本にまとめられているものも、読んだことがあったものもあった。毎回読んでいたわけではない。というのは、やっぱり映画とか劇の話になると、見ていないものはわからないので、あまり興味がわかなかったからだ。
今になって読んでみたら、ちょうど『みんなのいえ』の製作のときだったみたいで、そのことが書いてあった。そして、たまたま先日、矢木亜希子さんを近くで見る機会があったのだけれど、この映画に出ていたことを知ってびっくり。映画はテレビで何となく見たので大体はわかっているのだけれど。
エッセイで好きなのは愛犬とびの話と奥さまのお話。気づいたら何冊も出ているようなので、このあともちびちび読んでいく予定。
『鬼嫁日記』
原作本はすでに読んでいた。その上でドラマを見たわけだが、最初のうちはちょっとゴリのドタバタぶりにやりすぎなような気がした。
鬼嫁=観月ありさに怒られたくないばっかりに、あざといごまかしに奔走した挙句、最後には結局そのごまかしを見破られてしまう。だったら最初からごまかさないで素直に謝ってしまったほうがいいのでは?って思ってしまって・・・。
でも、回を進めるにしたがって、なかなかいい味かなとも思えてきた。特に東幹久が一番受けたかな。すごくなりきっていた。なんかシリアスなイメージが強かったので、こういうのをやると面白いなぁと。多分本人も楽しんでやってたんじゃないかな・・・。
★原作本は『実録鬼嫁日記』
2005年12月26日(月) |
野ブタ。をプロデュース(ドラマ) |
野ブタ。をプロデュース
原作を読んでいたけれど、原作とは違う感じに仕上がっていた。3人の友情もよかったし、あやしいテイストも割りに好きだった。
ただ最後の1話は不要だったかな。私としてはその前の話で完結でもいいくらいだった。だから、最後の1話はあんまりちゃんと見てない・・・。
柊瑠美が大きくなって出ていてびっくり。最初はやさしい子なのかと思ったら、恐ろしい女でそれもびっくり! このまま女優の道を進むのかしら・・・。
堀北真希の野ブタのしゃべり方とか笑い方が最高にうまかった。
それとエンディングテーマ『青春アミーゴ』が好きだった。かなり売れたらしいけれど、頷ける。
★原作は『野ブタ。をプロデュース』
2005年12月25日(日) |
ミーナの行進 小川洋子 |
読売新聞土曜日朝刊連載小説
STORY: 芦屋のいとこミーナの家に預けられることになった朋子。お金持ちの家の何もかもにわくわくしていたが、次第に家の複雑な状況も見えてきて・・・。
感想: 毎週楽しみにしていた作品が終わってしまった。舞台は1972年。芦屋のお金持ちのおじさんの家に預けられることになった朋子。いとこの病弱なミーナとともに過ごす毎日について語られる。
お金持ちの家がどういう風なのか、ゴージャスな感じにわくわくしたり、またミーナが通学に使うコビトカバや過去にあったという動物園の話、フレッシーという飲み物は一体どういうものなのかとか、マッチ箱を届けてくれるお兄さんや、図書館のお兄さんとの淡い恋・・・なんだかすごくわくわくしつつも、昔を思い起こされるような、郷愁を誘うような、不思議な味わいの作品だった。
二人の少女の成長がよく描かれていて、本当に毎週楽しみだった。挿絵もすごくキレイでこのお話によく合っていたと思う。
本になったらぜひもう一度読みたい作品だ。
NHKの夜ドラ。
なんと今回でこの枠のドラマはおしまいなんだそうだ・・・。好評だったんじゃなかったの? NHKの不祥事のせいで、番組改編が行われその影響だと聞いたんだけど・・・。ずっと見てきただけに残念。朝ドラとは違う短いスパンで色々な話が楽しめ、毎日15分という短さがよかったのに・・・。
「どんまい!」は最初のうちは面白かったが、最後の方はちょっとどうでもよくなってきた。終わらせ方もなんだこりゃ?って感じ。「どんまい!」って全部言わせておけばそれでOKみたいな・・・。まあ、明るい感じでよかったけれど・・・。
特に印象に残っているのは、2週目だったかのタンゴ教師の息子役小林隆。この方の怪演はすごかった! マザコン男ここにあり! この回が一番インパクトがあったかな。
あとはサッカー少女の話も結構好きだった。
三宅裕司も面白かったし、やっぱり淡路恵子がかっこよかったかな。
それにしても、夜ドラ終わっちゃうのは残念・・・。楽しみが一つ減った・・・。
2005年12月17日(土) |
あいのうた (ネタバレあり) |
菅野美穂が好きなので思わず見てしまった。
最初の方はすごく感動できるシーンが多かったし、エピソードとかも面白かったのだけれど、洋子(=愛ちゃん)が心を開き始めるところまでだったかも。
玉置さんを不治の病という設定にしている。すでに玉置の前妻も病気で死去しており、3人の子がいる。この不治の病という設定がどうにもこうにも腑に落ちない。
洋子が心を開いていく様子だけを描いてもよかったと思うし、それでも十分ドラマになりえた。なのに、あえて不治の病という設定にした割には、最後に死ぬ場面もなければ、その後はご想像にお任せしますというような感じでうやむやに終わってしまったので、欲求不満だし、なんのためにわざわざ不治の病の設定にしたのか?と思ってしまった。
すでにある素材だけで十分だったのに、不治の病にするのは、何か意味があるのか?と思ったけれど、そうでもないような・・・。確かにひねくれて自殺を考えた人が、「死とは自ら選ばなくても訪れるものだ」というのを悟るにはよいのかもしれないけれど、幼い子供が3人もいて、というのを考えても、もっと幸せなラストになったほうが、ドラマを見ている方としては救われたような気がした。
最初の方は洋子が心を開いていく様子に泣けてたまらなかったけれど、最後は不治の病で泣かそうというのがあざといような気もしたりして、泣けなかった。
最終回は時間がずれているのを忘れていて、途中が見られなかったりしてしまった。でも、あんまりおしいと思わなかったので、やっぱり途中までで私の中では話は終わってたのかもしれない。
2005年12月14日(水) |
鬼嫁婚のススメ 藤原千尋 |
藤原千尋 アメーバブックス 2005
『実録鬼嫁日記』がブログ、本だけでなく、ドラマ、そして映画でもやるみたい。「鬼嫁」というのがちょっと流行っている(?)のか、このような本が出たらしい。
色々なタイプの鬼嫁を紹介し、愛される鬼嫁と離婚されるような最悪な鬼嫁の例を出しながら、解説し、最後にはどうやったら愛される鬼嫁になれるかの技を伝授・・・という感じの本。
でも、あんまり面白くなかったのが正直なところ。文章が多すぎたのか、わかりにくかったからなのか・・・。特に最後に行くに従い、段々読むのがつらくなってきた。
夫婦には色々あるし、やっぱり無理があるのか? まあ、気晴らしに読むには悪くないけれど、その割には文字が多すぎるので、娯楽本としてもちょっと中途半端なのかも。もう少し絵を多くするとか漫画を入れるとかすると軽めになるんだろうけど・・・。
2005年12月05日(月) |
奥さまはマリナーゼ ほしのゆみ |
ほしのゆみ 作・画 宙出版 2005
千葉県浦安に住んでいる奥さまのことをマリナーゼというらしい。マリナーゼの奥さまがブログで日常を絵日記にしていたものをまとめた本。子供のいない夫婦二人の生活が結構面白い。
が、1時間くらいで読み終わり、それで終わりになってしまうというところが・・・。買うのはもったいないような気もしてしまう。でも、ちょっと面白いものを読みたいなー、軽いものがいいなーというときには、オススメ。
2005年12月04日(日) |
毎日かあさん 西原理恵子 |
西原理恵子 <カニ母編> 毎日新聞社 2004
西原理恵子 <お入学編> 毎日新聞社 2005
話題のまんがだったので、読んでみた。私はやはりあまりこの人のまんがのノリが好きじゃないみたい。特に<カニ母編>はそう思ったが、続けて読んでいくうちに、こういう味わいもあるのかな・・・という気にさせられた。
裁判っぽくなっていたみたいだけれど、あの話はどうなったのかな?
寺門琢己 幻冬舎 2005
大人気の本らしい。骨盤を矯正して美しいスタイルを手に入れよう・・・という類の本である。
色々なテストがあって、自分の骨盤のタイプがわかる。私はやはり「ひらき傾向」「ニュートラル」「内ももが使えていない」タイプのよう・・・。
バレエをやっていて内ももが使えていないってどうなんだろうという気もするが、長くやっていてもよくわからないものってある・・・。
ということで、内ももを鍛える動きというのをやってみたが・・・できない。腹筋がなさすぎて足を床から離すことができない。無理にやっていたら呼吸が止まり、脳が酸欠状態になったか、頭痛がしてきた・・・。
まずは腹筋をつけないと難しいようで。足を上げないでやっても効果は同じなのだろうか・・・。
毎日少しずつ簡単な体操で・・・とあったけれど、そんな簡単らしい動きもできず、挫折・・・。
そのほかにも色々な体操が載っているけれど、多分毎日続けるのも難しいし(私にはだけど)、きっと数日後にはすっかり忘れてしまいそうな気がする・・・。
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