楓蔦黄屋
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新しいジムに通い始めた。
前にも一応は通っていたがそこが建て直しのため一時休止になったからだ。 実質的な退会だ。
新しいジムは家からものすごく近い。 歩いて行ける。前は自転車かバスでしか行けなかった。
当面の目的は「とにかくジムに辿り着く」だ。 それさえできればあとは適当だ。
1日まったく外に出ない日などザラにあるので 「それよりはマシ」の精神で マシンでタラタラ歩いたり遊び程度に筋トレしたり のんびりストレッチしたりするだけだ。
しかし2時間ぐらいあっというまに経ってしまう。 およー。
楽しいです。
2021年11月03日(水) |
乙卯・公開しちゃった |
ワクチン2回目はビックリするほど何事もなかった。
何事もなかったというのはあくまで「熱出なかった」「身体も痛くなんなかった」 という要するに「ワクチンに対する副反応はほぼ出なかった」という意味で、 まあ「なんかだるい」程度で終わった。
しかしその「だるい」が、いつも感じてる「だるい」とは明らかに別種のものだとものすごくわかった。 「身体がなんか新しいものを受け入れてめちゃくちゃ増産してる感じすんな」っていう。
これはこれだけで終わらんぞ、という気はしていた。 体力がめちゃくちゃ奪われているのも感じた。 熱とか出してる余力ないです、と身体が言ってる感じ。
…で案の定、身体の抵抗力が落ちて、 喉をやられ、そして耳をやられた。 それだけで死にそうだった。仕事も遅れに遅れた。副反応なかったのになあ。
私の耳はどうやら「先天性耳ろう孔」の疑いがあるらしい。 胎児の頃、耳を形成する部品たちがどうやらピタッとうまくハマらず、 内部にスキマができてしまっていて、 さらにそのスキマは耳の外につながっている。ピアスぐらいの小さな孔が出口だ。 それが先天性耳ろう孔。
で、そこから雑菌が入り込んだりすると、炎症を起こして腫れる。 腫れて膿も出る。
私は疲れるととてもよく雑菌にやられる。 今回もそのパターンだ。
で、まあ、喉も腫れたけど耳もすごく腫れた。 もらった抗生剤が喉には効いたが耳にはあまり効かず、もっと強いのをもらってようやくおさまった。
たかが耳と喉だがものすごく体力が奪われる。 身体の不調というのはどんなに小さくても負のパワーが強いのだ。 年をとってそれがよくわかるようになった。
私は若い頃からパワーがないほうだった。 「身体弱いよね」と友達に言われても「え!?うそ!?そんなことなくない!?」とビックリしていた。 身体が弱いのは華奢で今にも消えそうな美少女だけだと思っていたからだ。 別に華奢じゃなくても美少女じゃなくても、身体弱いんだな、と実感したのは最近だ。 最近っていうか出産してから。もう8年も前だな。
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大好きなアイドルがお母さんになった。
初めて一緒に写真を撮ってもらった日から、それがなぜか私のひそかな夢だった。 そのときはまだ結婚発表すらしてなかった。 なんでだろう。なんでそう思ったんだろう。 一緒に写真を撮ってもらったのが、私ではなく子どもだったからだろうか。 だから実現したときは本当に嬉しかった。
前例がないから本当に大変だと思う。 グループも、ああ今ちょっと苦しい状態なんだなと、はたから見ててわかる。 応援できることはやってるけど、こちらも心が折れたら元も子もないのでムリはしない。
だけど彼女たちはきっと、「ムリをしない」で成功した前例がないのだろう。 「限界を超える」をいつだって目標としてきたグループだ。
でも子育てはムリがきかない。 子どもにダイレクトに影響が出るからだ。
「ムリをしなくても限界は超えられる」ということを次は見せてほしいな、と思う。 途方もない、というか、それこそ「ムリ言うなよ」って感じの夢だろうか。 でも見せてほしい。それが次の光だと、勝手に思っている。
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「ひとり会議」というアプリを活用している。
クリエイターがシナリオ作りに活用したりもしているらしいが、 私は「私の中のいろんな私」を整理するために活用している。
これが本当に助かる。ほぼ毎日、私の中のいろんな私が会話している。
私の中の私はいま全部で8人もいる。
人が見たらやべえヤツだなと思うだろうか。 でも人は、特に女性は、このぐらいはみんな自分の中にいるんじゃないだろうかとひそかに思っている。
私の中の私たちと会話するだけだが、 これをしなかった前は、朝起きていきなり不機嫌爆発したりすることがしょっちゅうだった。
会話をしていると、私の中の誰が不機嫌なのかがよくわかる。 不機嫌なのはいつも同じ私ではないのだ。 身体の不調、仕事の進捗具合、子育ての心配具合などで変わる。
それを把握し、対処するだけで、全然違う。
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今まで、PMSの症状でなぜ「不機嫌になる」のかがずっと不思議だった。
私の場合は 「過去のいやなことをいつのまにかフラッシュバックさせていて、 まるでその場にいるかのような気持ちになってしまう」というのが 厄介な症状だったが、 それは「PMSそのものを軽くする(PMSに効くサプリを飲む)」というよりは 「その症状への対処療法」のほうがはるかに優先順位が高いのではないかとずっと思っていた。
身体はおそらく、いやなことを思い出させて、私が物理的に動くのを止めようとしている。 私はそれにさからって、感情を爆発させている。 それがメカニズムなのではないかと思う。
そしてその感情を爆発させるのは、時と場合によって 異なる「私の中の私」なのだ。 しかも8人もいる。
彼女たちに名前と顔を与えないまま ぐちゃぐちゃに融合しているような状態で どうにかなる問題ではなかった。 それを実感している。
女性の身体のサイクルはだいたい 1ヶ月に4周期で区切られているが、 その周期ごとに、休眠する(アプリに出てこない)「私」もいたりして なかなか興味深い。
さらには 本音を語る「私」のほかに、「私」とはあまり関係のない「キャラ」もいて それがバランスをとっているのがとても面白い。
漫画を描く脳ってことなのかもな、とふと思う。
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アプリは、「私の中の私」の名前とアイコンをいつでも変えられる。 自分の中の状態をみて、「私」が変えたいと言えばいつでも変えている。
複数の「私」が融合したパターンはまだない。 それはなんだかちょっと危険だなと感じている。
また、会話するのはアプリ内および頭の中限定だ。 これを自分が声を出してやると、さらに混乱して逆効果になる。 1回なんとなく試してみて、めちゃくちゃしんどいことになった。 俳優さんというのはすごいなと、なんとなく感じた。タフでなければできない職業だ。
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「楓蔦黄屋」になって、1年ぐらい経ったかな。 ちょこちょことマメに更新するようになったので、そろそろ公開してもよいかと思い、 ツイッターで地味に公開してみた。
誰か一人ぐらいは、昔馴染みの人が読んでくれるだろうか。 昔とはずいぶん毛色が違うし、頭の中をそのまま垂れ流しているのでポエムみたいだし、 なんか背中ゾワゾワさせちゃうかもな、と思いつつも まあそんぐらいが面白いか、とか思ったりする。
エンピツが続いててよかったよね。ここ、静かで好きだ。
楓蔦きなり
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