7時まで職場への居残りを余儀なくされた私はいつになく急いで帰宅。 8時半には長男の塾のお迎えがあるし9時には来客予定だから。 でも最寄駅到着は8時20分。 一旦帰宅して車で迎えに出るとどう考えても間に合わないからそのまま長男を駅で待ってタクシーで帰宅。 来訪予定の客人と玄関前で遭遇しちゃって一緒に夕食を摂ることになっちゃったけど。 で、今夜の来客は鉄骨メーカーの営業さん。 義父が亡くなって新居構想も行き詰まるかと思っていたけど 過去を引きずっても仕方がないって旦那の意見で深く密かに行動してたんだし。 お葬儀の後の慌しさの中でも数度に渡る打合せ。 とは言っても義父の逝去直後から私の主張した木造は結局不採用。 私が妥協したって言うか鉄骨を受け入れたからなんだけど。 構造体と言う基本部分で平行線って現状に疲れて来たこともあって何とか打破したかったし 私にとって何より大きな妥協点となったのは設計士さんとの相性って言うか。 鉄骨メーカーのお抱え設計士さんじゃなかったら個人的にお願いしたいって思えたんだし。 とにかく私の妥協を受けて鉄骨メーカー1本との打合せ。 義父の存命中にほとんど設計上では家としての形が出来上がってたんだけど 1人減ったんだし生活設計も変わってくるんだから設計変更もあり得るはずって。 でも旦那ったら親父と約束したことだからって感じで3階建て・総タイル・屋上利用ありって基本線を譲らず。 構造体で妥協しちゃった私にはこれ以上の妥協はないんだからこうなったら少しでも予算を減らしたいって。 旦那みたいに理想ばかりじゃ現実的に生活なんかできないって。 何しろ旦那の意見を聞いていたらお金がいくらあっても足りやしない。 1階と2階に「女性なら自分の城を持ちたいはずだから」ってキッチン。 しかも5人家族になったのにどちらにも5人用の食洗器とか浄水機とか。 1階のお風呂場は1.5坪だし2階にもサブの浴室。 全ての階にウォシュレット付きのトイレを設けてって。 それでいて当初案では1階にあった義父母の部屋なのに 義母が淋しいだろうからって理由で2階に部屋を設けることにしたから 1階は8畳の和室とやたらに広いLDKとお風呂と収納だけ。 その和室に仏壇ならぬ信徒壇を飾って義父の遺影なんかを置くんだけど 旦那ったらなるべく義父を家の中心に置きたいってかなり感傷的だったし。 結局これまでの調整で旦那の意見が不採用になった部分もあるんだけど。 それでも建坪70を越す大邸宅。 おそらく仕様は展示場のモデルハウス並かそれ以上。 もちろんこれからも必要かどうかって部分で紆余曲折があるんだろうけど。 でもいつもながら月末に当たる今日の時点でとりあえず契約ってことに。 転職を重ねてる旦那は借金できる身分じゃないから発注者は旦那と私の共同で。 一通り図面と見積書を確認してから契約って段取り。 だけど旦那ったら木造メーカーさんと仮契約を交わしてるくせにお断りの連絡を入れてない。 この期に及んで優柔不断。 私に連絡しておけって言うけど重要案件の処理なんだから旦那の仕事。 双方と契約って偽りを続けることもできないから今夜ついにお知らせをして。 で、いよいよ鉄骨メーカーさんと契約。 義父の死去で予想外の出費があったことを考慮してくれたから内金は100万円だけ。 何枚かの書類に旦那と私の署名捺印をして終了となったけど。 これから借金の段取りとか返済計画なんかも考えなくちゃいけないんだけど 現実を直視しようとしない旦那とはまだまだ色々あるんだろうなぁ。 契約したものの途中で挫折なんてならないように着実に頑張ろうっと。
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