雨ノチ晴レ 22歳のハロー。ワーク
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2006年02月25日(土)



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ライブドア株暴落 子供投資家も想定外 授業の合間、一喜一憂

 ライブドア株暴落のショックが証券市場を揺るがすなか、中学、高校生の未成年投資家たちも打撃を被っている。ライブドア前社長、堀江貴文容疑者(33)の影響で株投資を始めたという中学一年生は、同社グループ企業の株売買で資金の半分を失った。「子供投資家」たちが売買を始めた時期は、一昨年から昨年にかけてが多く、脚光を浴びたライブドアの躍進がマネーゲームの低年齢化をもたらしたようだ。あこがれだった堀江容疑者の逮捕で「幻滅した」と語る高校生もいる。(伊藤真呂武) 
 子供投資家に窓口を設けているマネックス証券によると、未成年の投資家は昨年秋ごろから増加傾向で、小中学生の口座開設数は約二千三百件。開設には保護者の同意確認だけで、取引額の制限などはない。
 ▼株のがっこう
 同社は一月六日、小学五年生から中学三年生までを対象にしたセミナー「株のがっこう」を開講。約六百六十通の応募の中から、二十八組の親子が参加した。
 松本大社長は「自分にお金があったら、どのように使うか、想像力を養ってもらいたい」とあいさつ。ライブドアのニッポン放送買収劇を例に、株取引の仕組みを解説し、オンライントレードの方法まで指導した。
 参加した子供は同社のモニター用の口座に入金された十万円を元手に、三カ月間、株取引を行ってリポートを提出する。
 インターネット上ではブログ(日記風サイト)などで、子供投資家が日々の収支を報告し、オススメの銘柄などの情報交換が行われている。
 ある女子高校生のブログでは一月十六日に「やっと、四十万円になりました」。十七日にライブドアの強制捜査が待っているとは夢にも思わず、上機嫌の様子だ。
 十七日は「前日比マイナス三万円」、十八日は「ヤバイです。ストップ安です」と悲痛な叫びに変わっていく。二十一日には「昨日はショックすぎてパソコンやれませんでした。株って本当に怖いですね」。
 別の女子高校生は十七日に「暴落のときに何回もデイトレーディングして結構もうかりました」との書き込み。ライブドア騒動を逆手にとって約四万円の利益を手にした。
 二十六日にはライブドア株にもチャレンジ。この日は約二十九万円のマイナスだったが、翌日はマイナス約二万円まで回復し、「ライブドアがようやく反発。かなりうれしいです」と一喜一憂している。
 ▼学生起業家へ
 堀江容疑者の著書を読んで学生起業家になるのが夢になったという長野県岡谷市の男子中学一年生(13)は、そのための勉強として昨年十二月に株投資を開始。ライブドア、ライブドアマーケティングなど四銘柄を約五万円分買ったが、暴落で二万七千円の損失が出た。堀江容疑者について「合法と違法のすれすれをいく手法は賛成でしたが、法を犯してはだめです」とメールでの取材に回答した。
 青森市の高校三年の女子生徒(18)は「三十代で配当生活のトレーダーになるのが夢」。
 昨年、親から誕生日プレゼントとして売買口座と資金をもらい、売買をスタート。よく行くカラオケ店や洋服店など身近な企業の業績を調べて投資し、資金を増やしたが、一月の全面安で売り時を逸し、マイナスになったという。
 「株投資に母は賛成、父は反対でしたが、自己責任の範囲という条件で許された。相場のチェックなど株に一日五時間は費やし、授業の合間にネットで値動きを見て売買することも。授業中は気が気じゃありませんでした」という。
 ▼正直がっかり
 神奈川県の男子高校三年生(17)は、二年前から小遣いなどをつぎこんで売買してきた。投機的銘柄が中心だったので、赤字が続いていたが、ライブドアショックで損失が膨らんだという。「堀江さんは時価総額七千億円の会社をつくり、本当にすごいと思ったが、粉飾決算で投資家をだましていたと知り、正直がっかりでした」
 大阪府の中学二年生(14)は、ライブドア事件の影響で値を下げたM&A関連の銘柄をすかさず買った。「一年生のときから親を説得し続け、昨年十一月に初めてダイエー株を買った。現在は二銘柄を保有し、四十五万円の資金が十万円増えた」という。
 昨年開設されたサイト「小学生でも株投資できるもん!」の運営者は小学生の女児。父親は「今のところ娘が株を購入したことはありません。株は余裕資金でやるものだと教えています」としている。
     ◇
 ■子供の株、勧めない
 経済ジャーナリスト、森永卓郎氏の話「子供が株をやることはあまり勧めない。お金の役割を勉強することは必要だが、お金がお金を生むことを子供たちに見せてしまうのは好ましくない。株式市場の役割は本来、リスクのある事業に投資者が出資し、うまくいったら配当を受けるもので、株の売買でもうけるのは本来の姿ではない。堀江容疑者のやり方はマルチ商法に極めて近かったと思う。一昔前はメンコやビー玉など遊びの中にお金の要素が組み込まれていたが、今はそういう遊びがなくなり、教育しなくてはならなくなった。子供たちは一度味をしめてしまうと、真面目に働くことができなくなってしまう。そういう意味で今回の事件はいい教訓を残した。もう二度と堀江容疑者を作り出してはいけない」
(産経新聞) - 2月5日2時38分更新

2006年02月04日(土)



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ニュースプリズム:「回らない」風力発電で監査請求 揺らぐ“理想の事業” /茨城

 つくば市が、04年度から3カ年計画で市内の小・中学校全52校に小型風車75基を設置する「まほろば事業」で、期待していた発電量を得られていないとして、市民団体が市原健一市長らに事業費約3億円の弁済を求める監査請求を起こした。環境教育と、消費電力の削減の両面を持つ理想の事業が、大きく揺れている。【栗本優】
 ◇つくば市と早大は説明を
 ■事業破たん
 「回っていない風車を、児童に何と説明すればいいのか」。風車のそばで、児童が無邪気に遊ぶ傍ら、市内のある学校の教諭は頭を抱える。風力発電の一部を売電し、地域通貨として発行することで、児童らの環境教育として使う「草のNeco2チップ」事業は、事実上、止まったままだ。教諭は「児童らは地域通貨を楽しみにしていた。市は児童にもわかりやすい説明をしてほしい」と訴える。
 まほろば事業は、総事業費が約7億5000万円。04年度予算の約3億円のうち、国は約1億8500万円、市が残りの約1億2000万円を負担し、市内小・中学校19校に計23基の風車を設置した。全52校に計75基の風車が設置されて機能すれば、全校の年間消費電力の1割をまかなえ、一部を環境教育に充てることができるはずだった。
 ところが、市民団体「市井ランダム倶楽部」が調査したところ、稼働した昨年7月から11月の発電量は、見込んでいた6万キロワットの0・002%しかない103キロワット。風車は当初からほとんど回らなかった。市は環境省と協議し、2カ所に風速計を設置して、風量などの調査を開始せざるを得ない事態になった。
 ■ずさんな計画
 同倶楽部の亀山大二郎さんは「風車の設置前に早稲田大に依頼して作成された報告書に問題があった」と指摘する。
 市は、04年10月に委託先の早大に1750万円で事業調査を依頼したが、報告書に記載された年間発電量は、実際に設置された小型風車の3倍の巨大風車で算出されていた。小型風車では市の計画する年間発電量を到底見込めなかった。
 市は「報告書が提出されたのは05年3月と遅く、すでに工事の入札が始まり、事業を早急に進めなければならなかった。早大を信頼しきり、まさか架空の風車で算出しているとは夢にも思わなかった」と弁解する。
 ■説明責任
 市原健一市長は現在、「十分調査をして、年度内に機種変更や中止の結論を出す」として、05年度以降の事業を一時凍結している。市エネルギー推進室は、「早大に対し、すでに設置した風車に対する改善策と報告書の問題点の回答を徹底的に要望していく」と話す。
 市によると、1月18日に市が早大で事情を聴いたところ、早大理工学総合研究センター副所長の橋詰匠教授は「発電量の計算に使った風車は、机上の計算でつくり出した架空のもので、製作したことがないので性能は確認されていない」と虚偽の報告をしたことを認めたが、「詳細は調査中」といきさつの明言は避けたという。市民団体の一人は「風車が設置され、環境教育を楽しみにしていた児童らに、市と早大はきちんと説明すべきだ」と訴えている。

2月3日朝刊

2006年02月02日(木)
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